死せるプーチン
あああ、プーチンが不利だよ。
そりゃそうだ。
これはもはやロシアとアメリカ(ウクライナではないぞ)の戦争で、アメリカといったら年がら年中ケンカの仕方ばかり研究しているところだし、オソロシイことに最先端技術を駆使した凶悪な兵器の所有国なのだ。
先頭に立っているゼレンスキーさんは完全な操り人形で、いくさの仕方もぜんぶアメリカが、こうしろああしろと指揮をしてるにちがいない。
これじゃそんじょそこいらの国には太刀打ちできません。
そこで今日はロシアが敗北した場合について考えてみた。
ロシア軍が効率よく軍隊を動かそうにも、米国はつねに監視衛星で上空から見張っていて、ウクライナ軍に的確な指示を与える。
ロシア側も衛星を持っているけど、戦術兵器としての使用ではどうしてもアメリカに一歩ゆずるから、じりじりとクリミア半島まで追いつめられる。
調子に乗ったゼレンスキーさんは、ロシア軍を完全に海に追い落とすまでは容赦しない。
と、ここまでうまく行くかは、まだ未知数のファクターがあるから確実じゃないけど、とりあえずクリミア半島がウクライナに奪還されたとしよう。
この半島を奪還された時点で、ロシア軍は完全敗北といっていいだろう。
わたしがいちばん気になるのは、戦後のプーチンのことだけど、国際社会が一致して、ニュルンベルクのナチスの指導者を裁いたようにできるかどうか。
ウクライナ側にいわせれば、彼は戦争犯罪に該当することをたくさんしているということになるけど、しかし敗北といってもロシア本土を失ったわけではなく、ロシアという国家はそのまま残っているのだ。
ここまでいけばドイツやフランスが制止するだろうから、ウクライナにも米国にも、ベルリン陥落のさいのヒトラーのようにプーチンを追いつめることはできまい。
ではロシア国民はプーチンのことをどう思っているのだろう。
いくら水に落ちたイヌとはいえ、さすがにロシア国民がプーチンを外国に引き渡すだろうか。
ロシア人がまがりなりにもグローバル大国になれて、マクドナルドを味わい、日本車を乗りまわすようになれたのは、プーチンのおかげだと思えば、ロシア人のすべてが彼を裏切るとは思えない。
しかしただでさえ国内にも敵の多いプーチンを、このさい完璧に抹殺しようと、政敵のオリガルヒたちが台頭してくる可能性はある。
話を進行させるために、ここでは無理やりプーチンを殺してみよう。
敵対するオリガルヒたちが放った刺客によって、プーチンが爆殺されたことにしよう。
さあ、ロシアはまたエリツィン時代に逆戻りだ。
メドベージェフさんのようなプーチンの後継者もいないわけじゃないけど、どうしてもプーチンに比べると力不足だ。
ロシアはふたたび混乱して、30年代のアメリカのような、あるいは現在のウクライナのような、国民の血肉をむさぼるギャングの巣窟と化すのだ。
そのとき初めてロシア人は、プーチンの偉大さを知り、ウクライナ戦争でもっと彼を応援しておけばよかったと思い、彼の時代をなつかしく回顧するに違いない。
え、アメリカ?
そうさな、たぶんバイデンさんは認知症が悪化して、老人ホームで青空をながめているんじゃないか。
え、ゼレンスキーさん?
彼は回顧録を書くだけでミリオネアだし、もともと役者だから、ハリウッドで自作自演の自伝映画でも作っているかもね。
え、日本?
知らんよ、また北方四島を返せとほざいているんじゃないか。
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