多摩湖サイクル
昨日はまた多摩湖までサイクリングだ。
多摩湖周遊道路も一周して、そこまで往復するとだいたい3時間ぐらい。
汗をかくのは電動アシストのスイッチを切っているからだ。
アシストパワーは上り坂とか、信号で急発進するときぐらいしか使わないのだ。
帰宅して長湯につかりながら、今日は井伏鱒二の「駅前旅館」を半分くらい読破した。
この本はおもしろかった。
ストーリーではなく、粋だとか人生の機微にふれた部分が、昭和という時代を思い出させてくれて。
こんな健康的な生活ってあるだろうか。
しかし本について書いているヒマがない。
ネット上にはあいかわらずロシアを誹謗するニュースばっかりだ。
わたしがやらなけりゃだれがやるのか。
穀物輸出の合意を破ったのはロシアなのか、ウクライナなのか。
これもまたミステリーのつもりでじいっと考えてみると、どちらの側にも動機がありそうで、結論を出そうとすると水掛け論になってしまいそう。
そういうときは前後の事情から判断すればよい。
たとえば31日のNHKの国際ニュースで、米国のもと国防長官のレオン・パネッタという人にインタビューしていたけど、かれの説明ではロシア軍はウクライナで1万5千人〜2万人を失ったそうである。
それじゃウクライナ側は何人くらい死んだのかと思ったら、そんな数字はひとつも出てこなかった。
あげくの果てに、戦争を終わらせるには、プーチンを軍事的に追いつめることだという。
これでは戦争をいつまでも続けさせようといってるのと同じではないか。
その一方ではアメリカの中間選挙の報道もあって、アメリカではウクライナへの支援はいいかげんにやめろという、ウクライナがいちばんイヤがる声もじょじょに増えているという。
プーチンはじっと中間選挙の結果と、この冬の欧州の反応を確めようとしているのだろう。
それなのにNHKはひたすらロシアの劣勢を伝え、穀物輸出の合意の件も、敗色濃厚なロシアがやけっぱちになっているせいだという。
こんな調子だからミステリーの結論を出すには、とにかくNHKのニュースの反対が正解だと思えばいいのである。
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