中間選挙のゆくえ
アメリカの中間選挙の投票が始まった。
まだ結果はわからないけど、日本の公共放送がアメリカ国内の選挙で、どっちか一方を応援するわけにはいかないから、NHKもさぞかしイライラしていることだろう。
そのあたりを推察してみると、ほんとはこうなって欲しいんだろうなあ、◯◯に勝ってもらいたいんだろうなあ、しかしはっきりとそっちを応援するわけにはいかないし、辛いんだろうねえと思ってしまう。
ホント、わたしってヒトがわるいね。
もしも共和党が優勢になって、自国優先・他国の面倒なんて見られないという政治家たちが、ウクライナ支援を止めることになったら、これまで徹底的にロシア非難を繰り広げてきたNHKには立つ背がない。
だから大きな声ではいえないものの、なんとかして民主党を押そうと、リベラル派の識者を呼んでなにか話してもらおうとする。
一昨日の「クローズアップ現代」には、アメリカの政治に詳しいというふれこみの大学教授が出ていた。
この人はNHKの意を受けたらしく、共和党のトランプ政治について、いくらか批判的な口調。
トランプさんは過去の実績にとらわれている、新しい考えの指導者が必要だというんだけど、オン歳80歳で、いまだに冷戦思考にとらわれているバイデンさんは、トランプさんよりさらに骨董品じゃないか。
もちろんトランプさんがまた大統領になれるかどうかはわからない。
しかしアメリカ全体がポピュリスト大国というべきだから、ひょっとするとそういうことが起こらないという保証はないと、識者であるならそういう点を指摘するべきだった。
民主主義のお膝もと米国でいま広まっている、選挙の結果なんぞ信じられないという途上国のような不信感はどうだ。
民主主義の根幹である選挙制度が揺らいでいるのに、アメリカに詳しいという識者ほど、映画「12人の怒れる男」に描かれたような、かってのアメリカの幻影にしがみついているものだ。
さて選挙(のあとのゴタゴタ)はいかに。
わたしたちは西之島で新しい大地が誕生するさまを、米国の選挙でかっての大国が崩壊するさまを、リアルタイムでながめることになるかも知れない。
あいかわらずわたしって・・・・
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