ある義勇兵の死
ウクライナで日本人義勇兵が戦死したってね。
まあ、若気の至りというのは誰にでもあるし、若いころのわたしを振り返れば、あまり他人に説教がましいこともいえない。
残念なのは彼がウクライナの市民が殺されるのに義憤を感じて、戦地におもむいたということ。
彼に相手の立場を理解する気持ちがあり、戦争の原因について自分で勉強しさえすれば、プーチンが愛国者であることや、ウクライナが汚職まみれの破綻国家であること、死んでいくのはロシアの兵士も同じことだと知っただろう。
部外者がどちらか一方に味方していい戦争ではないこともわかったはずだ。
少なくともウクライナまでわざわざ死にに行くことはなかった。
彼の死の責任は、一方的にロシアを残忍非道な国家だと宣伝しまくったマスコミにある。
なにも考えずにそんな宣伝にのって、怒りをあおったSNSにある。
本人は死ぬまで正義に殉じたと思っていたんだろうからかまわないけど、戦争が終わり、人々が冷静さを取り戻せば、こんな死はただの犬死で、笑い話にしかならないんだよ。
みなさんにお願い。
ものごとを表面からしか見ないで、若気の至りに踏み出そうという若者がいたら、わたしのこのブログを読ませたって。
| 固定リンク | 0
コメント