撤退と奪還
わたしがプーチンだったとする。
ヘルソン市を手放した。
ゼレンスキーさんはまるで戦争に勝利したかのように大喜びだ。
ほうっておけ、われわれの最終目的は要衝のクリミア半島と、そこへ陸路で通じる東部4州の回廊を確保することだ。
ヘルソン市なんてヘルソン州のほんの一部でしかないし、しかも川の向こうにあって防衛するには不利なところだ。
われわれはウクライナ全土を占領しようってわけじゃないのだから、あんな都市のひとつぐらい返してやったって痛くもカユくもない。
それより川のこちら側はがっちり固めよ。
そのうち大反撃をしてもいいんだけど、ちょっとタイミングがむずかしいな。
あまりウクライナをぼこぼこにすると、せっかく中間選挙で、これからもウクライナ支援を続けようかどうかと迷っているアメリカを、また結束させてしまう可能性がある。
ここはエネルギー施設やインフラの攻撃で、ウクライナをじわじわと締め上げるしかないだろう。
そのうち共和党が多数になった米議会から和平の話が出てくるかもしれない。
その場合、クリミア半島とそこへの回廊だけを確保できれば、われわれの勝利といっていいのだから、いまはあまりアメリカを刺激しないようにしよう。
そんなところだと思うんだけど NHKのニュースではぜんぶこちら側に都合のいい解釈ばかり。
その件はたしかな根拠のあるものなのか、ソースはどこなのだということを、つねに目ん玉をかっ開いて注視する必要があります。
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