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2022年12月

2022年12月31日 (土)

ストーンズ2015

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ローリング・ストーンズのライブ映像を観た。
NHKのBSで放映された2015年のロサンゼルスで収録されたやつ。
じつはわたしはDVD時代から、ストーンズのライブ放映があるたびに録画してディスクに焼いているし、ほかに市販されているDVDも持っている。
そういうわけでわたしの部屋には、「ハイドパークのコンサート」から、ロサンゼルスまで、ライブ演奏のディスクだけで6枚はあるし、CDもロンドン時代からのものを5、6枚持っている。
さらにストーンズの演奏はYouTubeにもたくさんアップされているから、タブレットがあれば映像を持ち歩いているようなもので、さすがにゲップが出そう。

ところがこのロサンゼルス版を観たら、ちとおもしろいと思った。
意外としぶい選曲で、ストーンズなら定番になっている「悪魔を憐れむ歌」だとか「ホンキー・トンク・ウイメン」、「サティスファクション」などの演奏がなく、「Dead Flower」、「Sister Morphine」、「You Gotta Move」といった、あまり馴染みのない曲が多いのである。
ストーンズの別の一面を見たような感じで、おかげでまたブルーレイに焼いてしまった(これはネット上で見つけたイラスト利用の、世界でゆいいつといっていいわたし専用のディスクだ)。

ついでに以前録画して、ゲップのせいであまり熱心に観てなかった「Shine a Light」を見返してみた。
これはマーティン・スコセッシ監督の作品だそうで、出来のよさにあらためて感心した。
撮影技術の向上や、わたしがストーンズ好きというせいでもないだろうけど、ライブ演奏のドキュメンタリーとしては、ひさしぶりに興奮する作品だ。
ただ、ドラマーのチャーリー・ワッツが永遠に見られなくなったことを思い出して悲しい。

というわけで大晦日の今日は部屋でストーンズづくし。
ひとり者にとって年末年始は恐怖だそうだけど、わたしにとってはとてもやっかましい年末だ。

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2022年12月30日 (金)

ステーキを食う

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昨日は知り合いといっしょに、クリスマスと大晦日と新年を、ぜんぶまとめて祝っちゃえとステーキを食いにいった。
めったに食えるもんじゃないから、年金暮らしのじいさんはこのくらい合理的にやらないといけんのよ。
使いなれないナイフやフォークを落っことすと恥ずかしいから、わたしの場合、いつもあらかじめひと口サイズに裁断してあるサイコロステーキだ。

そういえばウクライナじゃロシアと一緒じゃイヤだというんで、クリスマスを西洋と同じ12月25日に変えたんだってね。
そんなことしたって戦況に影響があるわけでもなし、かって日本が鬼畜米英なんていって、敵国の言語を使うのも禁止したのと同じ、ただの負け惜しみにしか聞こえないヨ。

年末はブログ更新もお休みってところが多いけど、ウクライナの戦争はまだ続いているのだ。
いまこの瞬間に死んでいく若い兵士もいるだろう。
呑気にステーキなんか食ってちゃ申し訳ないけど、わたしの怒りは年をまたいでまだまだ続くのだ。
覚悟しとけ、NHK。

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2022年12月29日 (木)

ついに

ついに来たか。
というのは今日のヤフーニュースにあったんだけど、ロイター発の報道で「ロシア軍、ウクライナ南部に砲撃、東部でも攻勢強化」という記事。
ロイターというは英国の通信社で、これまで捏造もしくは誇張じゃないかと思えるくらい徹底的にウクライナの肩を持ち、ロシアの敗北近しとか、プーチンはもうすぐ失脚するなんてプロパガンダを流し続けてきたところだ。
それがいくらかでもロシア攻勢のニュースを流すということは、じっさいには報道以上にウクライナが劣勢に追い込まれているということだろう。
戦争はもうすぐ終わると思うよ。
このつぎはゼレンスキーさんの運命について考えてみよう。

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2022年12月28日 (水)

本日の戦況

あいかわらずYouTubeにはロシアが劣勢だというサイトが多いね。
なかには著名人らしき人が顔と名前を出して投稿しているものもあり、なんだかわけのわからない情報サイトもある。
こういう人たちって疑問を感じないのだろうか。
フツーに考えてもウクライナ側の損害のほうが大きいはずだし、フツーに考えなくてもまともな頭があればどこかおかしいと気がつくはずだ。
みなさん、おそらくウクライナのプロパガンダを鵜呑みにしているんだろうけど、それならロシアも対抗上もっとプロパガンダをやればいいのに。
まあ、プーチンのことだから、でたらめな宣伝に精を出すより戦争に専念して、結果にモノをいわせようと考えているんじゃないか。
あまりいちどに攻勢をかけてウクライナをぼこぼこにして、また米国などの同情心を呼び覚ましてもまずいし、ほかにもできるだけ無用の犠牲を増やさないようにという配慮もあるのだろう。

それにしても時代は変わる。
テレビや新聞がまったくあてにならなくなってきた。
それは自業自得といえなくもないけど、現代の世論をいちばん誘導しやすいのはyoutubeを始めとするSNSだ。
国家もそれに気がついてきたからこそ、SNSを使ったプロパガンダに力を入れるのだろう(わたしはツィッターやフェイスブックに興味がないのでそっちのことはわからんけど)。
そうなると、YouTubeなんぞはだれが作ったのかわからない無責任な報道ばかりだから、ますますわけがわからなくなる。

こんな時代に真実を知る方法はあるだろうか。
あることはある。
◯◯が優勢だ、ああそうかいじゃなく、その報道をいちどは疑ってみることだ。
たとえば一方の損害しか載ってないなんて、こんなわかりやすい不審点はないじゃないか。

そうやって内容を疑い、書かれたことを吟味して、わたしが信用できると結論づけた「大地舜のブログ」の最新報告がこれだ。
コソボとセルビアの緊張が限度に近づいているというんだけど、このサイトはそれについて早くから警鐘を鳴らしていた。
結果を見ると真実だったことが多いから、大地さんが情報源として使っている「ミリタリーサマリー」や「マーキュリース」という英語サイトは(わたしには聞きとれないけど)正確なようである。

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2022年12月27日 (火)

プーチンの戦略

「プーチン/知られざるガス戦略」という番組を観てまた怒り心頭。
相手には相手の立場があるのに、日本の公共放送はいったいどこまで、わたしの尊敬するプーチン大統領を貶めれば気がすむのか。
おととい録画したこの番組は、プーチンの20年におよぶガス戦略に迫るというサブタイトルで、天然ガスを戦略兵器として利用するプーチンを非難するものだった。
しかし、すくなくとも出てくる映像そのものはデタラメじゃない。
ただそれが解釈やナレーションになると、NHK流の誹謗中傷になってしまうのである。
相手の立場でものを考えれば、同じ映像からまったく正反対の見方もできるのに。
一例をあげよう。

ソ連が崩壊して混乱のきわみにあったとき大統領職を継いだプーチンは、台頭しつつあったオリガルヒ(新興財閥)を招集して、天然ガスの扱いを強制的に国営のガス会社(ガスプロム)に一本化した。
もしも彼がそうしなかったら、ロシアはいまのウクライナと同じ、オリガルヒに食いものにされる破綻国家のままか、あるいは米国のような、ひとにぎりの金持ちが富の大半をにぎる格差社会になっていただろう。
金の成る木を国家が一元的に管理することのどこが悪いのか。
プーチンはオリガルヒの危険性をよく知っており、これはKGBあがりで剛腕といわれた彼だからこそ出来たことである。
しかし日本の独占企業であるNHKは、まるでプーチンが私利私欲のためにガスの利権を独占したかのようにいうのである。

ウクライナがロシアと親密だったころ、ロシアはウクライナを含めた、かってのソ連圏の国々に、安くガスを供給していた。
ところがオレンジ革命が起こって、ウクライナがロシアに離反の動きをみせると、ロシアはガスの供給を調整して、ウクライナを締め上げる。
味方だと思っていた国が敵対関係になれば、優遇策は取り消されるのが当たり前じゃないか。
値段をほかと同じにするだけなら、日本が韓国からホワイト国待遇を取り上げたのと変わらない。

ロシアとウクライナの関係がゴタゴタすると、ウクライナ経由のガスパイプしかなかったヨーロッパのエネルギー調達にも支障が出る。
ドイツのシュレーダー首相は、天然ガスの安定供給のためにバルト海を使って、ロシアとドイツを直結するノルドストリーム(パイプライン)の建設に同意した。
あとを継いだメルケル首相も同じ路線を踏襲した。
安くて安定供給が見込めるなら、一国の首相として当然のことだ。
まだこのときウクライナ戦争が始まるなんてことはだれも予想してなかったのである。

総じてこの番組は結果論が多すぎる。
戦争が起こらなければ、ロシアとドイツのガスの取引は、ロシアにとって外貨収入のよりどころであり、ドイツにとってはエネルギーの安定供給という、双方にメリットがあることだった。
シュレーダーさんもメルケルさんも、国家間が信頼で(ガスパイプで)結ばれていれば、戦争は起こらないと考えていた。
ガスの輸送が止まればロシアにとっても大損なのだから、ノルドストリームはむしろ平和に貢献するだろう。
ドイツ首相がこう考えたとして、いったいどこが間違っているのか。
日本だってせっせとサハリン1、2につぎ込んでいたじゃないか。

アメリカは欧州(そして日本)とロシアが親密になるのを苦々しい顔で見つめていた。
だいたいプーチンが天然ガスを戦略兵器として使うのがケシカランというなら、アメリカには戦略はなかったのだろうか。
もちろんあったのだ。
アメリカの戦略というのは、つねに自分がNo.1にいて他国にさしずをすることだから、あちらでNATOに所属する一方で、こちらではAPEC(アジア太平洋会議)に鼻をつっこむ。
世界警察に専念するというなら、同盟国には頼もしがられるけど、ほんとうのところは自分の国の価値観を他国に押しつけ、自国の兵器や石油を売りつけるということだった。
No.1を維持するためには、同盟国にも容赦ない米国の姿勢は、プラザ合意が証明している。

ウクライナ戦争はロシアの戦略と米国の戦略のガチンコ勝負だ。
しかしプーチンはロシアの大統領として、なにひとつ悪いことはしてないし、シュレーダー、メルケルと続くドイツの首相も悪くはない。
どうせワイロをもらったんだろうというけちなドイツ国民もいるようだけど、ガスパイプは平和を維持するという、もっと高尚な理念から生まれている。
ノルドストリームを破壊したのは、こうやって見ると米国か英国以外にはあり得ないのに、番組は犯人はわからないで結ばれていた。
相手の立場を押しつけるわたしのことだから、日本の立場ではアメリカに追従しなければならなかったこともわかるけど、姑息な手段を使うのはやめてくれ。
NHKは優秀な人間の集まりであるはずなのに、わたし程度の人間にケチをつけられる報道をして恥ずかしくないのか。
そうか、あまりレベルの高いプロパガンダをやると、肝心の日本国民が理解できないものな。

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2022年12月26日 (月)

わたしの心境

昨夜のテレビ番組「プーチン/知られざるガス戦略」という番組を観たかね。
ここんところ形勢不利なウクライナを支援すべく、NHKは2時間ちかい番組でプロパガンダを仕掛けてきた。
根っからのプーチン・ファンのわたしとしては、またなにか書かないわけにはいかないのだ。

というわけでいま文章をまとめているんだけど、相手が2時間の番組では、まずそれを咀嚼するのに時間がかかる。
で、そのまえにお手軽な話題。

今日のヤフーニュースに中国の駐EU大使の発言として、「ロシアとウクライナはどちらも友人なので選べない」というものがあった。
これは中国政府の現在の考えだろうけど、同時にわたしの心境とも合致している。
わたしもロシア、ウクライナ双方が好きだ。
できればこの兄弟のような国がケンカなんかしてほしくなかった。
だからいちばん悪いのなんとかかんとか理屈をつけて、ケンカをあおり、エスカレートさせた米国、英国、そして日本ということになる。
昨夜の番組でもNHKはプーチン悪いと、なにがなんでもロシアを貶めようとしていたけど、それが悪質なプロパガンダであることを書かないでいられようか。

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2022年12月25日 (日)

師走のある日

おい、もう師走だよ、師走じゃなくてもう年末だよ。
どうすればいいんだとボヤいても仕方がない。
去年もそのまえも同じ、じいさんはベッドの上で念仏でもとなえながら、大晦日を迎えるだけか。
元旦はスーパーが休みのところが多いけど、2日にはもう営業しているところもあるし、あわてて買い出しに行く必要もない。
ひねくれた年寄りのところには年始の客も来ないし、いや、これはかえって好都合だけど、読みたい本もないし、観たい映画もテレビ番組も、聴きたい音楽もとくにない。
行きたいところもないし(パスポートが切れてしまって)、絵を描くことや写真を撮ることや、パソコンで創作本能を満足させる気持ちにもなれないし、興味があるのは、せいぜいウクライナ戦争のなりゆきぐらいか。
毎日毎日、今日の戦況はどうなったかと、これだけは関心があるね。
でも、わたしが参戦できるわけでもないし、どうやら勝負はついたようだし、しかも今日はニュースの少ない日曜日で、戦況がどうなっているのかもわからない。
年末のよく晴れたおだやかな日、ホント、どうしようもないくらい無気力。

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2022年12月24日 (土)

花壇あれこれ

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オキザリス、ガザニア、サクラソウ、プリムラ、キンセンカ、そしてノースポールの苗など、最近わたしが花壇に植えた花だけど、このうちキンセンカだけがへたれてきた。
どこか具合がわるいのか、風邪でもひいたのかというわけで、寒風を避けられるよう、今日は全体をすっぽり透明のビニール袋で覆ってみた。
効果があるかどうか知らないけど、花に対する愛情だけはあるつもり。

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ついでに庭木の剪定に来ていた職人さんたちに、花壇の植木のうち枝が枯れているものを落としてもらった。
以前から目ざわりだったけど、枯れ枝といっても人間の腕くらいあって、年寄りには手が出しにくいものだったのである。
こころよく承知してもらえて、なにしろプロの職人さんだから、エンジンつきのノコギリを使って、ものの5、6分で瞬殺。
おかげでスッキリ、いい歳を迎えられそうだ。

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2022年12月23日 (金)

獅子柚子の甘煮

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先日いただいて、どうしてくんずと考えたものの、いい案が浮かばずにそのまま冷蔵庫に保管してあった獅子柚子だけど、昨夜ついに調理することにした。
できるだけ簡単なものをということで、ネットでいろいろ調べたレシピの中から、「まるごと食べられる獅子柚子の甘煮」というものを選んだ。
材料は目分量、時間は体内時計に従うというもので、けっして他人の参考にはならないことをあらかじめお断りしておきます。
以下はそのてんまつだけど、年金暮らしの老人というものは、いろんなヒマつぶしを見つけるものだ。

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まず柚子を、食べるとき便利なようにひと口サイズに細分して、種の部分は捨てる。
それを大鍋で2度ばかり、煮てはお湯を捨て煮てはお湯を捨てを繰り返す。
3度目は獅子柚子がひたるくらいの水を入れ、砂糖をどっさり入れて、ときどきかきまわしながら弱火で煮る。
砂糖の量は目分量で、だいたい獅子柚子本体と同じくらいにした。
砂糖をケチらないのがコツのようだと、勝手な解釈をしながら。
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煮ながらつぎのブログの下書きをする。
ゼレンスキーさんがアメリカを訪問したそうだから、彼もそうとう困窮しているらしい。
やっぱり正義は最後にかならず勝つものだ・・・・

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あまり煮すぎると型崩れをするという記事もあったので、てきとうなところで火を止める。
そのままさます。
さて、どんなものが出来たかね。
うん、お茶受けぐらいには使えるんじゃないか。
やわらかい金柑を生でかじっているような味わいで、柑橘類特有の味は失われてないし、かたちも崩れたりしなかった。
自家製のお新香と交互に食べるとなかなかうまい。
ただし、食べすぎると糖尿になりそうなのでほどほどにしといたけど。

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2022年12月22日 (木)

イップク

期待している人もいるかもしれないけど、今日はいちゃもんもイップクだよ。
じつは昨日、郷里まで往復して病人を見舞ってきた。
病人というのが、じつはわたしの2歳下の弟で、若いころ道楽者だったせいか、わたしより若いくせにもうへなへなで寝たっきり。
それでも家族がいるからわたしよりマシか。
幼いころ、まだ谷内六郎さん的風景がたくさん残っていた郷里で、この弟とはいろんな思い出がある。
それはまさにウサギ追いしかの山の歌詞どおりの世界・・・・

この調子では弟のほうが先に行きそうだけど、わたしもいつぽっくりいってもおかしくない歳だから、先に行ったらおふくろに謝っておいてくれというのが、いまのわたしの精一杯だった。

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2022年12月21日 (水)

NHKの仕事

先日録画した「混迷の世紀・核兵器」と「映像の世紀・戦場の女たち」というドキュメンタリー番組を観た。
「核兵器」のほうは米国のことは棚に上げて、徹底的にロシアを名指しして、核兵器を使うのではないかと懸念する番組だった。
これだけだれにでもわかるプロパガンダをやられると、もはやNHKを信用する人もいないだろうから、これはまあ、放っておこう。

「女たち」は、第二次世界大戦で名を上げたロシアやナチスドイツの女性兵士を取り上げたもので、終わり近くまでプロパガンダは感じられなかった。
が、最後の最後になってまたしてもプロパガンダが始まった。
NHKが強調したかったのはこの最後の部分ではないか。
この番組の最後は
「いざというときこの国の役に立ちたいのです」
「わたしが戦うのは祖国と、愛する家族を守るためなのです」

という言葉で結ばれているんだけど、これには注意をしなければいけない。
祖国のためとか愛する家族のためにという言葉は、独裁者や軍事政権の口から出る場合もあるし、たとえば北朝鮮の兵士も似たような言葉を信じているだろう。
一聴するとカッコよく聞こえる言葉が、悪魔の呪文である場合もあるのだ。
太平洋戦争末期には、こういう言葉を信じた有為の若者たちが、特攻隊員として大勢戦場で散っていった。
耳ざわりのよい言葉を安易に使うNHKは、同じ轍を踏んで、今度はウクライナの若者を戦場に送り込み、結果的にオリガルヒ(新興財閥)に支配されたワイロ漬け社会を、ウクライナ人にプレゼントしようとしているのだ。

こういう言葉にまどわされないように、わたしたちは指導者の資質と戦争の根本原因をようく理解する必要がある。
もういちど、何度でも繰り返すけど、プーチン大統領はオリガルヒに食いものにされかかっていたロシアを、法治が優先するグローバル国家に変えた愛国者であり、ウクライナはオリガルヒに食いものにされた無法国家だった。
ウソだと思う人は調べてみればよい、自分で勉強してみればよい。
プーチンがどんな大統領だったのか、ウクライナがどんな国だったのか、あなたはほんとうに知っているのか。
ちょっと極端な言い方になるけど、ウクライナ国民にとっては、ロシアと友好国であり続けたほうが幸せになれたとさえ思ってしまう。

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2022年12月20日 (火)

不確実なニュース

わたしが信頼する「大地舜のブログ」の最新の記事に、ちょっと気になるニュースが載っていた。
他人がいったのでは信用できないけど、このブログの情報はなかなか正確なので、ひょっとするとひょっとするかも知れない。
サウジアラビアとイランが和解するかもしれないというのである。

ご存知のとおり、サウジアラビアはパレスチナ問題を抱えた中東で、アメリカにとっては貴重な友好国だった。
人権無視、テロ支援国家ということでイランが制裁されると、サウジも米国と足並みを合わせたくらいだから、イラン、サウジはかたき同士だったのである。
それがここへきて首脳会談という。
アメリカ一辺倒の人たちには、にわかに信じられない出来事である。

これが事実だとすれば原因はなんだろう。
やっぱりウクライナ戦争が影響してるんじゃないか。
サウジアラビアのムハンマド皇太子が、自国のジャーナリストを殺害したことがあって、法治の民主主義国家を標榜するアメリカは、いちどは皇太子を殺人者だとののしっていたくせに、ウクライナ戦争が始まると、手のひらを返したように石油増産のお願いに行っていた。
こんないいかげんな国がウクライナの戦争に負けて、しかもゼレンスキーさんを見殺しにしたとすれば、さすがにサウジもあきれかえるだろう。
こんな国に未来はないと、アメリカに見切りをつけて、サウジが反米で結束する非西洋陣営に加わることにしてももおかしくない。

というのが、わたしがひねくり出したサウジ離反の理由だけど、首脳会談が計画中だというから、まずそれが事実かどうか見極めることだ。
会談が現実になれば、この話もますます現実味をおびてくる。
西側先進国はロシアを孤立させようとやっきになっていたけど、気がついたら孤立していたのは自分たちだったということだ。
やみくもに先進国陣営に参加した日本の運命は、さていかに。
当分石油の値段が安定することはないかも知れないゾ。

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2022年12月19日 (月)

マイヤ

テレビを点けたらたまたま、ロシアの伝説的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの伝記番組をやっていた。
わたしはこのブログで彼女について書いたことがあったので、あわてて録画することにした。
ところが最初に目に飛び込んできたのが、彼女がいかにソ連政府(ロシア)からいじめられたかというもの。
つまりこれもロシアをけなすためのプロパガンダだったのだ。
そうでなければこの時期にプリセツカヤの伝記を放映する理由がわからない。

しかしNHKのアホかげんもここに極まったというか、国際情勢に詳しい人なら、そんな恐ろしいロシアを改革して、現代に通じるグローバル大国に変えたのたは、プーチンの業績だということを知っているはずだ。
ロシアをコワイ国だと印象づけようとして、この番組はかえってプーチンを讃えることになっているんだよ。
もちろんなにも知らない馬鹿どもは、これを観てロシアもソ連もいっしょくたにするだろうけど。

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大本営発表

昨夜のNHKの「軍人スポークスマンの戦争〜大本営発表の真実」という番組を、この時期だからまたプロパガンダなんだろうと、不愉快な気持ちで観た。
まん中へんは飛ばしてしまったけど、ようするに政府と御用放送局の発表は信じてはいけませんよというものらしかった。
ということは、おお、これはウクライナ戦争で大本営発表ばかりしているNHKが、自らを顧みて、反省のつもりの番組なのかも知れない。
最後の結論の部分では作家の保坂正康さんが、ウソやプロパガンダにおぼれるのは日本人の特性かもしれないので、どの情報が正しいのか、発信もとはだれなのかをよくみきわめなくちゃいけないと語っていた。
うん、わたしがいつもいってる通りだ。
NHKもようやくウクライナが負けた場合の言い訳を考え始めたのかも。

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2022年12月18日 (日)

冷静に

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NHKもとうとうヤキがまわったか。
先日のニュースじゃ、プーチンがクリスマス休戦をしないのがケシカランといって、100年もまえ(第1次世界大戦)の写真まで持ち出していた。
え、騎士道はなやかな鎧兜時代の戦争をしているわけじゃないんだよ。
いやいや、ナポレオン時代でさえ、ゴヤの絵を見ればわかるように、捕虜の虐待・殺害ということはいくらでもあった。
そんなに休戦をしたいなら、さっさとゼレンスキーさんをくどいたほうが早そうだけど。

ウクライナではロシア兵の投降を促するためのビデオ映画を作っているそうだ。
投降したらどうなるか、チャップリンの映画じゃないんだぞ。
ウクライナ側にはジョージアの義勇兵も参加していて、かってのISのように、捕虜はその場で首を切っているそうだ。
確証はないけれど、彼らがソ連時代の怨みをはらすつもりで参戦したのなら、おおいにあり得る話だ。

それにしても劣勢なほうが相手に投降を促すとは。
こういうことはフツー、優勢なほうがやるもんじゃないか。
しかもNHKはそんな茶番を報じる一方で、ロシア軍は来年早々にもふたたび大攻勢をかけるのではないかと心配しているのだ。
こんな矛盾した話を持ち出す時点で、NHKもウクライナの勝ちはなくなったと認めたんだろうねえ。
マスコミやSNSでウクライナ優勢のプロパガンダをしている人は、そろそろ言い訳を考えておいたほうがいいと思うよ。

ジョージア義勇兵の話はロシア擁護派の「大地舜のブログ」で知ったんだけど、これの最新版に、ウクライナの司令官4人がエコノミスト誌に、自分たちの苦戦状況を語ったという記事も出ていた。
エコノミストというのは英国の一流情報誌だから、でたらめならすぐにバレる。
じつはわたしも疑り深い人間だから、ファクトチェックをしてみた。
この雑誌の記事は英語だし、途中から有料記事になってしまったので、最後まで読んでないけど、ウクライナ司令官のくだりはホンモノらしい。
添付したのはネットで見つけた当該記事で、こちらにもリンクを張っておくから、英語が得意で、有料記事に金を払える人は読んでみたらどうか。

「大地」さんのブログに比べると、ウクライナが優勢だというマスコミやSNSはすべてでたらめといっていい。
ロシアのミサイルの80パーセントをウクライナは撃墜したそうだけど、こんなことを信じる人がいるのかね。
フツーに考えてみよう。
ミサイルは現代の戦場のいたるところに飛び交っているけど、いまのウクライナが80パーセントの確率で撃ち落とせるなら、アメリカや日本なら90パーセント以上を落とせるだろう。
これではミサイルの攻撃能力に疑問が生じるばかりか、抜本的な戦略・戦術の見直しを図らなければならないということになってしまう。
細かいところばかり見て、大局的な部分を見ないからこうなるのだ。

似たような疑問は中国にもある。
中国ではゼロコロナを撤回したとたん、国内が大混乱におちいったとか、さらに悪質なウイルスが出まわっているというでたらめな報道がある。
フツーに考えてみよう。
新しい悪質なウイルスが出まわっているなら、ウイルスは韓国経由で伝わってくるかもしれないので、まず日本政府がうろたえ、また観光客の門前払いをしなければならない。
いまのところそんな気配はないようだから、これもガセネタだろう。

こうやって疑問を持ちさえすれば、おかしな報道は腐るほどある。
人騒がせなプロパガンダにだまされることのないよう、どちらさんも冷静であってほしいね。

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2022年12月17日 (土)

軍事費

岸田クン(とNHK)の狙いがはっきりしてきた。
彼は対外攻撃も可能な日本の軍事大国化という、安倍クンにもできなかった政策で、いっきに名宰相としての名を残そうとしているのだろう。
しかし日本は民主国家だから、国民の過半数の理解がないかぎり、増税や法律の改定はできない。
ロシアのウクライナ侵攻は渡りに船だった。
こうやってロシアや中国の危険性をあおりにあおって、国民が恐怖に打ちふるえているあいだに、軍事費増強〜軍事のための増税もやむなしと思わせる。

ま、政治家には国民の安全を保障する義務があるんだから、それはそれでかまわんけど、そんならロシア国民の安全を保障するプーチンの立場もわかってほしかったな。
ということも、いまさらいっても仕方がないからわきに置くとして、ちょっとみなさんに尋ねたい。

こんなことはみんな知っていることだろうけど、ウクライナ戦争についても、相手の立場をぜんぜん理解せずに一方的な見方をする人が多いので、念のため聞いてみたいんだ。
軍事費というのは、いまかりに1万円として、それを2万円に上げればオシマイってものじゃないからね。
こっちが上げれば仮想敵国とされている国も、また日本が世界侵略に目覚めたのではないかと恐れおののいて、当然あちらも上げる。
あちらが上げれば、またこちらも上げないと安心できない。

これを軍拡競争というんだけど、いったん歯止めがなくなると、軍事費というのは際限なく上がっていくものなんだ。
残念なことにいまの日本には、亭主と別れて女手ひとつで子供を育てるオンナの人や、年取った両親や病人を介護する貧乏夫婦、乏しい年金をやりくりしてボロ団地にくすぶるわたしみたいな老人も多いのだ。
軍事費だけじゃなく、そっちにもまわしてくれという声は津々浦々に満ち満ちている。
わかってんだろうねえ。
ほかに手段があるのなら、軍事費ぐらいムダな支出はないといっても過言じゃないんだよ。

それじやほかに手段はあるのだろうか。
考えてほしいのは、プーチン以降のロシアも、鄧小平以降の中国も、これまでのところ他国に侵略したことはいちどもないということだ(ウクライナとベトナムへの侵攻にはそれなりの理由がある)。
日本をとりまく現在の危機は、多分に作られた危機であることも事実だ。
ロシア人も最近の中国人も、国民のほうからみれば日本人を好いている雰囲気すらあるんだから、そのあたりをもっと活用したほうが、軍拡競争なんかするよりよっぽど安上がりのような気がしてならないよ。

こんなことはだれでも知っていることかも知れないから、ホント、ちっと念のため聞いてみただけ。
わたしは将来の危機にまで責任をとれるほど若くはないから、あとの判断は若い人たちにおまかせするけどね。
とにかく最近の日本人は、怒涛のように同じ方向に流されてしまうようで心配だ。

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2022年12月16日 (金)

YouTubeの真実

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ウクライナ戦争でプロパガンダをするのは、NHKとマスコミだけかと思っていたけど、SNSを眺めても、圧倒的にウクライナ優勢というものばかりだ。
ロシアの味方はわたしと、最近見つけた大地舜さんのブログぐらいなものじゃないか(探せばもっとあるかも)。
しかもけっこう有名な政治評論家やタレントまで、ロシアの敗色濃厚というものが多い。
それはまあ、NHKの放送から情報を得ていればそうなるわな。

知識も良識もあるはずの大人たちまで、なんでNHKのプロパガンダに引っかかるのだろうと考えて、そうかと思い当たった。
フェイスブックやツィッターは知らんけど、たとえばYouTubeなどはもはや金儲けの手段なのだ。
いまや猫も杓子もユーチューバーになりたがる。
わたしみたいな年寄りには理解できないそのへんの青っちょろい若者が、これで食っていける時代だ。
そういう時代なのだと無理やり納得しとくけど、商売でやるなら大事なのは顧客の期待に応えることだ。
もうわかったと思うけど、顧客、すなわち日本国民の大半がNHKのプロパガンダを信じていて、横ならび一線でロシアを批判している。
そんなときにロシアの味方をしたって1円にもならんし、わたしのブログのようにアクセス数も伸びないのだ。
わたしのブログが低調なのと、YouTubeにウクライナの味方が多いのは、そういうわけである。
顧客なんか無視するわたしのブログこそ、だれもが自由にものをいえるSNSのあるべき姿だと思うんだけどね。

いいかげんにせい、ココログ。
アクセスを3桁に届かせたいといったら、ここんとこほんとに3桁(の下)ばかりじゃないか。
あ、添付したのは近所のお姉さんからもらったノースポールの苗。
花壇に植えたけど、無事に育つかどうかはまだ運まかせ。

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2022年12月15日 (木)

まだまだウクライナ

最近はウクライナへの関心もうすれてきたようで、ココログにもこれに関する書き込みがぐっと減った。
いまでもウクライナ戦争にゴタゴタいってるのは、わたしのブログぐらいかも知れない。
あいつもしつこいやつだなといわれそうだけど、わたしにいわせれば逆で、どうして戦争のしょっぱなにはあれほどロシア非難に余念のなかった人たちが、ここに来て沈黙してしまったのだろう。
戦争はまだ続いているのだから、いいたいことはいくらでもありそうだけど。
わたしは最初からロシア擁護派だし、NHKのプロパガンダはまだ続いているのだから、戦争が終わるまでゴタゴタいうつもり。

世間の話題にならなくなった理由は、NHKのプロパガンダがいくらなんでも過剰だと、だれもが気がついてきたせいじゃないか。
こちら側の報道通りなら、ロシアのミサイルはとっくに枯渇しているはずだし、ウクライナ軍はとっくにドニエプル川を渡河しているはずだし、プーチンはとっくにパーキンソン病で廃人になってなければいけない。
ところがそんなことはなくて、報道されるのはげっそり憔悴したゼレンスキーさんの支援要請ばっかりだ。
ごれじゃあどうみても優勢なのはロシア軍で、オレたちはダマされていたと思うほうがフツーじゃないか。

ところでわたしが見つけた「大地舜のブログ」というサイト、新しい記事ではまた日本のマスコミが報じてないニュースを、ふたつばかり取り上げていた。
ひとつは、ヨーロッパでコソボとセルビアの、第二の代理戦争が始まりそうだというもの。
もうひとつは、中国の環球時報が、メルケルもとドイツ首相の最近の発言を批判したというもの。
いずれも時間が経てば事実かどうかわかるものだから、それによってこのブログの信頼度がわかるだろう。
ただコソボの件はじっさいに戦争が始まらないかぎり、環球時報の件も日本のマスコミが大きく取り上げるようなニュースではないから、注意してないと見逃すかもしれない。

NHKのニュースでは劣勢に追いつめられているロシア軍がと、あいかわらずウクライナのほうが優勢のように報じていたけど、そのうちウ軍の大崩壊が始まったらどう落とし前をつけるのか。

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2022年12月14日 (水)

大地舜のブログ

なんだ、なんだ、この人は。
というのは最近わたしが愛読している「遠隔透視・実践者の苦闘」というブログの運営者のこと。
世間では数少ないめずらしいロシア擁護派のブログだったけど、昨日見たらタイトルが変わっていて、「大地舜のブログ」というものになっていた。
しかもプロフィールをながめると、反骨の奇人・宮武外骨のような、そうとうにブッ飛んだ人のようである。
これではブログの内容も信頼できないんじゃないかと思う人がいるかも知れないけど、これまでのところその記事は、そのへんのマスコミやSNSより正確であることも事実なのである。

たとえば、「実践者の」あらため「大地舜」のブログでは、ロシア軍は黒海艦隊からミサイル攻撃をすると書いてあり、翌日のNHKニュースはじっさいにそのとおりのことが起こったと報じていた。
ウクライナ軍はドニエプロ川の東岸に上陸したという報告は、日本のマスコミも取り上げていたけど、このブログではそんものはデタラメだと書いており、じっさいにデタラメだった(ほんの少数の兵士が東岸まで往復しただけだった)。
EUの女性委員長さんがウクライナ兵の死者数を正直に報告して、ウクライナから文句をいわれ、あわてて数字の部分を取り消したそうだけど、わたしは数字を取り消してないままの映像も見たことがある。
西側がロシア産石油の価格上限を設定という、新しい制裁をロシアにかけたけど、それは失敗だったという記事もあった。
現実にそんなものに効果があるとは、わたしも思わないし、これも大地舜さんの見方のほうが正しいと思う。

12月12日の記事では、ドイツのメルケルもと首相の発言が問題になっているけど、この件は日本ではまったく報道されない。
英国ではファイナンシャルタイムスがようやく取り上げたそうだ。
よっぽど記事に自信がなければ、すぐにバレるようなウソは書けないはずだし、英国のウクライナ報道はウソばかりだと書いていて、これもわたしがずっと思っていたことと合致している。
結果をようく吟味すれば、英国の報道はウソばかりである。

とにかくこちら側の報道では、ロシアは兵士が足りない、ミサイルが枯渇したなどとプーチンの弱みばかりを強調するけど、そのすぐあとに悲痛な顔のゼレンスキーさんが出て、大量のミサイルのせいでウクライナが苦境だと訴える。
こうやって矛盾や対立する結果を並べられると、大地舜さんのブログのほうが正確だと思わないわけにはいかない。
やたらにウクライナが優勢だとばかり書いているサイトは、ほとんどがウクライナ側が発表したプロパガンダだけを参考にしていることも明らかなのである。

昨夜になって彼のブログの新しい更新があったけど、アメリカの実態がどんなものか、皮肉ではなしにかなり辛辣なことが書かれていて、これもだれにでも思い当たることだ。
詳しくはいわないけど、リンクが張ってあるので興味のある人は一読を。

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2022年12月13日 (火)

2万円

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知り合いのオンナの人と話をした。
マイナンバーカード(マイカ)の登録をしたかと聞くから、そういえばそんな書類が来ていたなと返事をすると、ダメじゃないの、あれを使うと2万点ぐらいポイントがつくのにという。
わたしは古い人間なので、カードを使ってポイントを貯めるなんてことに興味がなかったけど、2万点というのは2万円のことらしい。
ホ、ホントかよ!
それだけあったら、ひとつ200円の花の鉢を100個も買えて、わたしの花壇をまた花に埋もれたうるわしの花園にできるではないか。

欲に目のくらんだわたしは、帰宅してさっそくマイカについて研究を始めた。
書類も今日さっそく仕上げて市役所に発送する予定。
マイカについてごちゃごちゃいう人もいるらしいけど、あなた、2万円ですよ、2万円。
金は生きているうち使わなくちゃ、元気なうちにもらわなくちゃ。
先の短いじいさんが、個人情報を政府に管理されるくらいなんだってのさ。
ああ、2万円分の花の鉢・・・・と思ったら目がくらくらしてきたワ。

添付したのは李白さまお手植えのサクラソウ(これはまだ自腹で買ったもの)。

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2022年12月12日 (月)

プリムラ

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わたしは花が好きだけど、それを育てる才能はからっきしないみたいだ。
先日ホームセンターの花屋をのぞいたら、いまは冬の花というわけで、プリムラ(舶来のサクラソウ)の鉢がいくつも並んでいた。
はなやかな色彩が気に入って、以前にも買ったことのある花だけど、高けりゃ買わないのに、見るとひとつ180円ぐらい。
ついついまたふた鉢ばかり購入して、持ち帰ってベランダに出しておいた。
ベランダも花壇も吹きっさらしだから、成育環境は似たようなものだ。
ところがたったひと晩なのに、朝になったらもう葉がげんなり。
あわてて花壇に植え替えて、あとは自立して生きていくよううながしたら、現金なもので、翌日の朝にはもうげんなりしていた葉がしゃっきりしていた。
わたしの部屋は植物にとってディストピアなのかも知れない。

えー、本日の小市民的発言はここまで。
ウクライナのほうは安定期に入ったようで、もはやウクライナの勝利はないだろうし、わたしがロシアの心配してやる必要もないみたい。
プーチンの自信に満ちた顔を見よ。
どうしてさっさとウクライナ軍をぶっつぶしてしまわないのか疑問だけど、わたしがこのブログに書いたように、いきなり派手に大攻勢をかけると、ウクライナを救えとまたアメリカが結束する可能性があるからだろう。
そして人命尊重ということもあるとすれば、いわれているようにロシアは兵士の命を軽んじているわけではないようだ。
いまのウクライナは太平洋戦争末期の日本と同じ状況だ。
あとから考えれば、あのときやめておけばよかったのにという・・・・

添付したのは、野菜かと思うほどしゃっきりしたプリムラ。
むこうに見えるのは赤い種類の同じ花。

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2022年12月11日 (日)

キンセンカ

1129d

夜中に腹がへったのでスパゲティを茹でて食べた。
茹で時間は7分で、一人前というか、ようするに1束だけである。
これがわたしの胃にはちょうどいい分量。
しかるにテーブルの目のまえに、前日に買った食いかけのパンが転がっていた。
パンといっても菓子パンみたいなかたまりで、分量は食パン4〜5枚分には相当したかもしれない。
もったいないというので、これも胃袋に放り込んだ(ちと無理やりに)。

まもなく腹が張ってきて、腹痛が始まって、あぶら汗をにじませながら、なんとかベッドに転がり込んだ。
いっしょに飲んだのは熱いコーヒーだけだから、食あたりではない。
どうもわたしの胃袋はだいぶ縮小してしまっているみたいで、いきなり負担をかけたのがまずかったらしい。
じいさんだからそれは好都合といえなくもないけど、たまに無理に大食すると、こういうことになるのだろう。
胃ガンの恐れもあるけど、そうなったら天命とあきらめて、すみやかにあの世に行こうかと悩んでおります。

添付した写真は、最近花壇に植えたキンセンカ。

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2022年12月10日 (土)

アダルトサイト

ちょっとアダルトサイトに熱中したら、「あなたのデータが盗まれました」というお知らせ。
ウイルスに感染したらしいけど、解決するためにはここをクリックして下さいというので、クリックしたら、ウイルス駆除ソフトの宣伝ページに誘導されてしまった。
フン!だ。
こんなじいさんに盗まれて困るようなナンカがあると思ってんのか。
イヤらしい画像がいくつか溜まってるけど、そんなもの誰のパソコンだってあるでしょ。
というわけで無視することにした。
本日の小市民的話題はこれまで。

遠隔透視・実践者の苦闘」というサイトが引用している「ミリタリーサマリー」や「マーキュリス」の情報ばかり尊重するのは不公平だ。
これはたいていがロシアを擁護する内容なので、一般の日本人からは反感を持たれてしまう。
うーむと考えているうち、ネット上で「Mサマリー」に似た、「スライド一枚で完全理解」というYouTubeサイトを見つけた。
これもグーグルマップを活用した戦況報告だけど、おもしろいことにこちらはウクライナに味方して、ロシアが劣勢だという主張がメインになっていた。
さて、どっちの情報が正しいのだろう。

「スライド1枚」は日本のサイトらしく、冒頭に、“チャンネル登録をお願いします”というセリフが入る。
このセリフを聞くたびに、これは商売でやってるサイトではないかと、わたしはあまりいい感じがしない。
なにごともそうだけど、商売でやってるサイトは出来るだけ多くの視聴者におもねる必要があり、「Mサマリー」のようにロシアの味方をしたって1円にもならないのである。
「スライド1枚」の過去ログをながめてみたら、12月4日の映像にウクライナ軍がドニエプル川を渡ったと説明してあった。
これはほんの数人がプロパガンダ用の映像を撮るために、東岸まで往復してきただけじゃないかと、わたしに揶揄されていた、つまりNHKがいつもやっているデタラメそのものだから、このサイトの制作者もおおかたどこかそのへんの放送局なのだろう。

決定的なのはある戦況報告で、ロシア軍の損害については細かい数字まで挙げているのに、ウクライナ側のそれについては、データがないからわかりませんといっていたことである。
これではウクライナ側の提供する情報だけで構成しているということになる。
EU委員長が正直にウクライナ軍の損害を話したら、ウクライナから口止めをくらったばかりじゃないか。
こんな不公平な情報を信じるわけにはいかない。

昨夜(9日)のNHKニュースでは、ロシア軍はザポリージャ原発から撤退しないと報じていた。
ウクライナ側は不満そうだけど、しかし11月30日に「Mサマリー」は、すでにロシア軍は撤退しないと断言していた。
こんな調子だから、商売にならない報告をたんたんと続けているMサマリー、そしてそれをソースにしている「実践者の」のほうが信用できることになる。
興味のある人は両方を比べて、自分で判断してほしい。

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2022年12月 9日 (金)

獅子柚子と

1130

近所をサイクリングしていたら、道ばたでおばさんが大きな柑橘類の実を落としていた。
なんという実ですかと聞いたらシシ・・・と答えたようだけど、耳の遠いわたしには聞き取れなかった。
帰って調べたら「獅子柚子」というものらしい。
ひとつもらってきたけど、中身は貧弱で、あまり食べるところはないそうだ。
どうしてくんずかと、いま悩んでいるところ。
砂糖漬けの菓子にする手があるらしいけど、だいぶ砂糖を浪費しそうだし。

小市民的話題はこれまで。
最近はウクライナへの関心もうすれてきたようで、ココログにもこれについて書いたブログがほとんど見られなくなった。
わたしだってもういいかげんにしたいところだけど、映画にも文学にもおもしろいものがぜんぜんない昨今としては、現在の国際情勢ぐらい気をひかれるものはないのである。
そういうわけで、わたしの録画機にはウクライナのニュースがどんどん溜まる。
それをながめて、納得したり怒り狂ったりしてるんだから、部屋でやることもなく腐っていくじいさんに比べれば、これほど精神的にいいことはないだろう。
だれに読んでもらわなくてもかまわない。
もはやウクライナ問題は、じいさんのわたしの生きがいになっとるのだ。
ウクライナ戦争が終わらないかぎり、NHKの欺瞞がやまないかぎり、わたしがこの世に生を受けているかぎり、これからも延々とプーチン擁護は続くのだ。

ところで日本では関心が薄れてきたけど、世界ではまだウクライナ戦争に関心を持つ輩も多いとみえて、「遠隔透視・実践者の苦闘」というブログと、そのソースになっている「ミリタリーサマリー」や「マーキュリス」という軍事情報サイトの記事から目をはなせない。

ひとつみなさんに聞くけど、ここにAとBというふたつの報道番組があるとして、内容がまったく正反対だった場合、どっちを信用したらいいだろう。
そういうときはすでに結果のわかっている事件について、どちらが正しい報道をしたかを見ればよい。
たとえばAは、ロシアは捕虜を虐殺するといっていたのに、その捕虜が無事のままぬけぬけと捕虜交換に出てきたり、また虐殺された市民の墓というものも紹介されていたけど、それにしては埋葬の仕方が丁寧すぎる。
しかも遺体を検分するといっておきながら、結果はぜんぜん報告されない。
この場合、Aの報道はあまり信用できないとみなしていいのではないか。

逆にBの報道では、ぜんぜん報道のされなかったウクライナ側の死者数が、EUの委員長さんの発言で、ウクライナの口止めであったことがあきらかになってしまった。
こんなことはBの報道があるまでわたしも知らなかったことである。
この場合、Bの報道は、ほかのものも正しいと思っていいのではないか。
軍事情報がどこから発信されているのかわからないけど、これまでのところNHKよりは「実践者の」のほうが正確である。

昨夜のNHKでは、ロシアを非難するのにピョートル大帝(日本の江戸時代の人)まで引っ張り出して、プーチンもアゾフ海に侵攻を夢見ていたと言い出すし、中国がゼロコロナ政策を緩和すると、ついこのあいだまでそれを非難していたくせに、今度は患者数がまた増加するかもしれない、え、どうする、どうする、どうするんだよと、ホント、どこまで行っても中国のやり方を攻撃する気らしい。
わたしの愛聴するニュース9では、「出征兵士の足取りデジタル・アーカイブ」ということを始めた女子大生が紹介されていたので、おもしろい試みだと感心していたら、またロシアがロシアがというセリフが出てきた。
なんじゃ、この放送局は。
NHKは“日本偏向放送協会”と名称を変えるべきではないか。

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2022年12月 8日 (木)

関係ありません

たまたま気がついたんだけど、ココログのブログのなかに、「春風駘蕩」という、わたしのブログとまぎらわしいタイトルのものがあんのね。
調べてみたら開設はわたしのブログのほうが1年ほど早いから、こっちが元祖だ(べつに優先権は主張しないけど)。
さいわいというか、もうひとつの「春風駘蕩」のほうは、運営しているのがコミックの好きなお姉さん(おばさん?)らしく、読者層はわたしのブログと重ならない。 
わたしのブログは世界でゆいいつ、ロシアに理解をしめすブログとして、あのギネスブックにも登録されてるのだ(ウソ)。
だから同じ世界に似たようなタイトルが両立しても、問題なく住み分けができると思う。
いまさらタイトルを変えて読者を混乱させてもまずいし。
それにいまの団地に引っ越しをしたとき、以前のタイトルが居住地にちなむ名前(大沢村便り)だったので、いちど変更をしているしね。

みなさんにことわっておくけど、「春風駘蕩」というブログを見つけても、わたしはいまどきのコミックにぜんぜん興味はないし、あちらさんはけっしてわたしと関係のある女性ではないことを承知しておいてほしい。
それにしてもなんでアクセス数が伸びないのだろう。
昨日はかろうじて3桁に届いたくらい。
オカシイ。
ココログにお歳暮でも送ってみるか。

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2022年12月 7日 (水)

明日のNHK

NHKの会長さんが替わるらしい。
すわ偏向がすぎて更迭かと思ったら、定例の任期切れ交代だそうだ。
新しい会長さんは稲葉さんという人らしく、その新任の挨拶があって
痛感したのはデジタル化の大きなうねり
NHKも生き残りをかけた努力が問われている
受信料で成り立っている組織なので国民の信頼が大切だ
公正で公平で誤りのない情報を、国民に提供する
それなくして国民の信頼は勝ちえない

いい傾向だけど、これが大ボラでないことを祈りたいね。
すでに信頼ということでは、わたしみたいな素人にもあきれられているところだ。
報道というのは国民に世の中のことを知らせるべきもので、国民を思う方向にひっぱるものではない。
こういう組織の会長さんというのは、真面目すぎるくらい世間に順応して、当然すぎるくらい政治にも目を配れる人でないと務まらないので、いきなり対ロシア報道の姿勢が変わるとは思えないんだけど、ま、もうすこしやさしく見守ろう。

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2022年12月 6日 (火)

困ったもん

困ったもんだな。
今日はこのままいくと、わたしのブログのアクセスは、親類や知人をのぞけば、ほんの7、8人だよ(午後5時現在)。
多いときは500ぐらい行ったこともあるんだけど、こんなことって考えられる?
ココログってよほど文章を読むのがキライな人の集まりなのか、それともわたしが世間の大勢にさからうことばかり書くからいけないのか。
同じココログの「王朝と猫」のKさんだって、3桁がふつうだって書いてたぞ。
いや、そういえばココログは12月からリニューアルするっていってなかったっけか。
そうか、そうか、そのせいだな。
リニューアル後はわたしのアクセス数も、数字を操作をする人間がいなくなって、毎日数千が確実ということになるにちがいない。

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ネタなし

昨日は日曜日でウクライナ関連のニュースもなし。
夜中に起きてサッカーを見たら、激烈な死闘。
延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦で勝負あり。
わたし、あまりこういうものでナショナリズムを鼓舞されるタイプじゃないもので、人並みにはらはらして、最後は月並みにゴクロウサマくらい。

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2022年12月 5日 (月)

本日のウクライナ

おお、おもしろい、といっちゃなんだけど。
このブログに取り上げた「遠隔透視・実践者の苦闘」の記事と、今日のヤフーニュースの記事が正反対に食いちがった。
「実践者の」のほうでは、ロシア軍はウクライナ軍が奪還したとされるヘルソン州の西部(これはドニエプル川の西岸のことと思われる)に攻撃を仕掛け、ウクライナ軍は戦意を消失しているとのこと。
ヤフーニュースのほうでは、ウクライナ軍はロシア軍が占領しているドニエプル川の東岸に到達して、ウクライナ国旗を掲げたのだそうだ。

これではいったいどっちが優勢なのかさっぱりわからないけど、ウクライナの公開した映像を見たら、小さなモーターボートで数人が上陸して、たまたま岸辺にあったクレーンの上に国旗を掲げただけのようである。
激しい戦闘のあと、一個大隊でも上陸したのならともかく、これではプロパガンダ映像撮影のために、少人数がゲリラ的に東岸まで往復してきただけじゃないか。
ABEMAテレビも、こんなものを速報だって流すなよ。
これまでの経緯と比べても「実践者の」は正確なことばかりなので、これがまたゼレンスキーさんの強がりでないことを祈るばかりだ。

「実践者の」の12月1日の記事に引用された「ミリタリーサマリー」の情報によると、ロシア軍がヘルソン市を手放してドニエプル川の東岸に撤退したのは、ウクライナ軍を徹底的に壊滅させるためのワナだということである。
ここ数日ミサイル攻撃が止んでいるという報道もあり、その理由が思い当たらないんだけど、相手を思い切り引きつけて、一気に決着をつけようとしてるんじゃないのか。
いずれにしてもここ数日のなりゆきを見れば、どっちが優勢かもわかるだろう。
部外者のわたしは、固唾を飲んで戦況を見守るばかりだ。

ウクライナ不利の状況はほかにもある。
悩んでしまえばいいのか、笑ってしまえばいいのか知らんけど、今日のヤフーニュースに「NATOが海底インフラの警戒強化」というものがあった。
ロシアがウクライナのエネルギー網を破壊しているので、また海底のガスパイプラインを破壊されないように、警戒するってことらしい。
常識的に考えると、ロシアのものであるパイプラインの破壊を試みるのは、米国か英国以外にあり得ないので、これを警戒してくれるならロシアとしては大助かりだ。
NATOはどういうつもりでパイプラインの警戒をしようというのか、悩めばいいのか、笑えばいいのかというのはこういうことである。
あるいは西側は、和平交渉を頑として受け入れないゼレンスキーさんに手を焼いて、引導を渡すべく工作しているのではないかとさえ思ってしまう。

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2022年12月 4日 (日)

またNHK

映画はふつう1秒24コマで作られているけど、そのなかにひとコマだけ異質の映像をまぎれこませておくと、人間には正体がはっきりわからなくても、それが潜在意識となって脳に刻み込まれるんだそうだ。
これはむかしカルト宗教が信者の勧誘に使った手だけど、どうせデタラメだろう。
たとえ124秒でも、人間の目はそこになにか混じっているということを認識できるので、映像のじゃまになるものである。

最近国民の目がウクライナから離れてきたので、NHKはしゃにむにこの手を使っているらしい。
とにかくあらゆる番組にプロパガンダを潜り込ませて、日本人の脳みそにウクライナ問題を潜在意識として刻み込もうというつもりのようだ。

先日のニュースに、大戦中にユダヤ人を救った樋口季一郎という日本の軍人が取り上げられていた。
ユダヤ人を救った日本人というと、日本のシンドラーといわれる杉原千畝が有名だけど、ほかにもそういう人がいたのかと感心した。
ところが樋口が軍人としてナチス政権下のドイツを視察し、寒さのなかで餓えに苦しむユダヤ人を見てこころを動かされたという内容を観て、なんだ、これは、ウクライナ戦争のプロパガンダじゃないかと思い当たった。
いまのウクライナでは、これから寒さに向かう時期なのに、一般市民がロシアのエネルギー施設への攻撃で苦しんでいる。
ロシアは非人道的だと、本当はそっちのほうがいいたいらしい。

こんなふうに最近のNHKには、一見しただけではわからないけど、本音はじつは別のところにあるという番組がひじょうに多い。
とにかく、なにがなんでもロシアをけなして、ウクライナを擁護しようというNHKの姿勢は、失望を通り越してあきれかえってしまう。
英国の放送局でさえ、ここまでやらないんじゃないか。
なにも考えずに共産主義はケシカランという人に、プーチン以前と以降で、ロシアがどんなふうに変わったかということを、もういちど考えてほしい。
それを知らないと、カルト宗教まがいのNHKの謀略に引っかかってしまうだけだ。

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2022年12月 3日 (土)

終わりの始まり

前々項でふれた「遠隔透視・実践者の苦闘」というブログの過去ログをながめて、そこに書かれていることがプロパガンダではなく、納得できることばかりなのにひたすら感心している。
いくつか例を挙げてみよう。

ちょっと過去ログをさかのぼるけど、1121日の「実践者の」の記事には、ゼレンスキーさんは超右翼の主戦派に囲まれていて、交渉の道を選んだら殺されるとまで書いている。
真偽を確認できない情報だけど、わたしもそれ以前から、ゼレンスキーさんをとりかこむ環境に不穏なものを感じていた。
彼が和議を口にしたり、徹底抗戦を主張したり、首尾一貫してないのは、こういう事情があったんじゃないか。

11月23日の記事では、ウクライナ軍はロシア軍に追われて森に逃げ込んだけど、その森をロシア軍が焼き払ったので、ウクライナの兵士たちにとっては自殺行為だったとショッキングなことが書いてある。
じっさいにそういう戦いがあったのか、これも真偽をたしかめるすべはないけど、ロシア軍の被害ばかりを強調するこちら側の情報は信用できない。
ふつうに考えるとウクライナもロシアと同等か、それ以上の被害を出していると考えるべきだから、こういう悲劇があってもおかしくない。

この件については、12月1日の記事に納得できる説明があった。
EUの委員長であるファン・デア・ライエンさんが、ロシアを戦争犯罪人として裁こうと、ウクライナでは兵士の死者が10万人も出ていると発表したら、ウクライナから文句をいわれたそうだ。
この数字が正しいかどうかは別にして、おそらく死者の数はロシアよりずっと多く、そんなものがバレたら国内の厭戦気分が高まってしまうので、ウクライナはこれまでも自国の戦死者の数をひた隠しにしてきたのだろう。
どおりでウクライナ側の被害が出てこないはずだ。

ちょっとまえに、プーチンが戦死した兵士の母親たちに面会して、こちら側のマスコミからけなされていたけど、1127日の「実践者の」の記事には、プーチンは母親たちの声に正直に答えて理解を求めたとある。
プーチンの性格はそういうものだとわたしも思っているから、これも納得できることで、母親たちとの面会でプーチンの人気が失墜したという情報はいまのところない。
もちろん不満をもつ母親もいただろうけど、西側のマスコミがそういう少数派の母親の不満だけを拾い上げたことはあきらかだ。

11月29日の記事では、ウクライナでは多くの市民が水も電気も使えない生活を強いられていると書いてあるけど、これはNHKの報道と合致する。
だからロシアは非人道的だというけど、エネルギーのインフラ攻撃は、アメリカやNATOがアフガンやシリア、イラク、コソボなどでまっ先に実施した作戦だった。
これに異論をはさむ余地はないし、最終的にアメリカは、ベトナムでもアフガンでもその国の国民を放り出して逃げ出したと書いていた。
その通りではないか。

すこしまえにネットに、ロシア軍がザポリージャ原発から撤退の兆候があるという報道を見たことがあり、どうして自分たちが掌握している原発から撤退するのかなと不思議に思ったことがあるけど、「実践者の」の1130日の記事は、ロシア軍は原発から撤退しないとはっきり書いている。
そしてじっさいにロシア軍は撤退してないのだ。
これではこのブログ、あるいは「ミリタリーサマリー」のほうが、マスコミの発表より信頼できるということになってしまう。

「ミリタリーサマリー」がどんなサイトなのかわからないので、決定的なことはいえないけど、少なくとも客観的事実に関してデタラメはいってないようで、黒海にいるロシアの軍艦からミサイルが発射されるということは、昨夜(2日)のNHKニュースで裏付けられた。
前述のEU委員長ライエンさんの発言も昨夜のニュースに出てきたけど、なるほど、死者数について触れた部分はなかった。
そして「Mサマリー」によれば、いよいよウクライナ戦争の終わりが始まったそうである。
それが事実かどうか、もうすぐわかるはずだ。

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2022年12月 2日 (金)

江沢民さん

中国で江沢民さんが亡くなった。
水に落ちたイヌは叩かれるのが通例だった中国で、それでも96歳だったというから、あの国も先輩を大切に扱うことが常識になってきたのだろう。
目下、アメリカに追従して中国叩きにも参加しているNHKとしては、また含むところアリの表現だ。
江沢民さんは鄧小平の大国化路線を引き継いだ一方で、靖国問題などで日本を責めることよって、国内をまとめた指導者であったと(余計なことを)付け加える。

しかし考えてもみてくれよ。
彼が指導者であったのは、1989年から2003年にかけてで、その後も日中関係は順調に発展し、たくさんの中国人が来日して、爆買いなんてことをして家電業界をうるおした。
それはみんな江沢民さんの引退後のことなので、彼の姿勢が日中関係に悪影響をおよぼしたとはいえない。
怒涛のように日本にやってきた中国人は、日本の品物はなんでも信用できる、街はきれいだ、人間はやさしい、ラーメンもギョーザも美味しいと日本の素晴らしさに感動した。
上が扇動の旗を振らないかぎり、中国人は韓国人なんかと比べると、ずっとすなおな人々なのである。

ところで現在の中国では、ゼロコロナ政策に不満を持った国民が街頭に繰り出し、デモが頻発しているという。
ひょっとするとこれが中国崩壊の始まりになるかも知れないと、これはもちろんNHKと西側先進国の願望。
また考えてみてくれよ。
自分の国が順調に発展してきて、そのうちアメリカをもしのぐ世界一の大国になろうかというときに、自国の体制をひっくり返してほしいと願う国民がいるかね。
この件では三浦瑠麗さんというきれいなオンナの人が、わたしと同意見だということがわかった。
彼女は女優やタレントではなく、国際政治学者である、なんてことを昨日はじめて知ったワ。

美人を見るとすぐ脱線してしまうわたしだから、そんなことはどうでもいいけど、デモが頻発するのは国民が自由にものをいえる国になったことの証明じゃないか。
逆説的に聞こえるかも知れないけど、中国が強権をふるっているように見える原因は、ことさら中国の脅威をあおった米国や西側にある。
こちらが脅威をあおり、警戒すればするほど、中国人も疑心暗鬼になることがわからんのだろうか。
デモや政権批判にしても、いまこういう時期だから、どうせ西側が反体制派に手をまわして、かげで糸を引いているんだろうと彼ら(とわたし)が思うのは当然だ。
習近平さんの3期目突入にしても、独裁がかたまったなんて悪口をいう人がいるけど、いまは国難のときだというので、中国はほうっておいてもひとつにまとまる可能性のほうが高い。

かっての中国ではトップに座った者が、まわりを自分の支持者で固めるのが当然で、これが西側のつっこみどころになっていた。
またまた考えてみてくれよ。
そんなことは日本でもアメリカでもやっているよ。
江沢民さんや胡錦涛さんを見ればわかるように、失権した者を粛清しなくなっただけでも、中国のグローバル化、まっとうな大国への歩みは進んでいるじゃないか。

わたしは未来を想像するのが好きだけど、アメリカが核戦争でも起こさないかぎり、中国の大国化はだれにも止められないと思う。
自分が生きて新しい大唐帝国の復活を見られないのが残念だ。

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2022年12月 1日 (木)

ミリタリーサマリー

バイデンさんが意気消沈しちゃって、ウクライナ戦争の推移がさっぱりワカランだけど、ココログのブログのなかに興味深いものを見つけた。
遠隔透視・実践者の苦闘」という、わかったようなわからないようなタイトルのブログである。
このブロガーは「ミリタリーサマリー」という、現地からの情報を参考にして記事を書いているらしいけど、この「Mサマリー」というのは、ぜんぶ英語のYouTubeサイトなので、劣等生のわたしにはさっぱり意味がわからない。
しかしなんとなく、ウクライナの戦場からのなまの報告、つまり軍隊同士の連絡や、兵士たちが利用するSNSの会話などから構成されるサイトのようである。
このブログはどちらか一方に味方するつもりではなく、ただ現地のようすをプロパガンダ抜きで知るために「Mサマリー」を利用しているらしいから、これは現在考えられる最良の客観的なウクライナ報告かも知れない。

「実践者の苦闘」によると、ウクライナ軍の戦況はあまりかんばしいものじゃないようだ。
しかも内容はわたしが戦争の初期から考えてきたこととほぼ一致していて、無理なプロパガンダを感じさせないことばかりだ。
そんなことを、ロシアの味方であるわたしがいっても信じられないだろうから、「実践者の苦闘」と「Mサマリー」の両方にリンクを張っておくので、言葉のわかる人はもとネタを読んでみたらどうだろう。

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