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2022年12月17日 (土)

軍事費

岸田クン(とNHK)の狙いがはっきりしてきた。
彼は対外攻撃も可能な日本の軍事大国化という、安倍クンにもできなかった政策で、いっきに名宰相としての名を残そうとしているのだろう。
しかし日本は民主国家だから、国民の過半数の理解がないかぎり、増税や法律の改定はできない。
ロシアのウクライナ侵攻は渡りに船だった。
こうやってロシアや中国の危険性をあおりにあおって、国民が恐怖に打ちふるえているあいだに、軍事費増強〜軍事のための増税もやむなしと思わせる。

ま、政治家には国民の安全を保障する義務があるんだから、それはそれでかまわんけど、そんならロシア国民の安全を保障するプーチンの立場もわかってほしかったな。
ということも、いまさらいっても仕方がないからわきに置くとして、ちょっとみなさんに尋ねたい。

こんなことはみんな知っていることだろうけど、ウクライナ戦争についても、相手の立場をぜんぜん理解せずに一方的な見方をする人が多いので、念のため聞いてみたいんだ。
軍事費というのは、いまかりに1万円として、それを2万円に上げればオシマイってものじゃないからね。
こっちが上げれば仮想敵国とされている国も、また日本が世界侵略に目覚めたのではないかと恐れおののいて、当然あちらも上げる。
あちらが上げれば、またこちらも上げないと安心できない。

これを軍拡競争というんだけど、いったん歯止めがなくなると、軍事費というのは際限なく上がっていくものなんだ。
残念なことにいまの日本には、亭主と別れて女手ひとつで子供を育てるオンナの人や、年取った両親や病人を介護する貧乏夫婦、乏しい年金をやりくりしてボロ団地にくすぶるわたしみたいな老人も多いのだ。
軍事費だけじゃなく、そっちにもまわしてくれという声は津々浦々に満ち満ちている。
わかってんだろうねえ。
ほかに手段があるのなら、軍事費ぐらいムダな支出はないといっても過言じゃないんだよ。

それじやほかに手段はあるのだろうか。
考えてほしいのは、プーチン以降のロシアも、鄧小平以降の中国も、これまでのところ他国に侵略したことはいちどもないということだ(ウクライナとベトナムへの侵攻にはそれなりの理由がある)。
日本をとりまく現在の危機は、多分に作られた危機であることも事実だ。
ロシア人も最近の中国人も、国民のほうからみれば日本人を好いている雰囲気すらあるんだから、そのあたりをもっと活用したほうが、軍拡競争なんかするよりよっぽど安上がりのような気がしてならないよ。

こんなことはだれでも知っていることかも知れないから、ホント、ちっと念のため聞いてみただけ。
わたしは将来の危機にまで責任をとれるほど若くはないから、あとの判断は若い人たちにおまかせするけどね。
とにかく最近の日本人は、怒涛のように同じ方向に流されてしまうようで心配だ。

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