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2022年12月21日 (水)

NHKの仕事

先日録画した「混迷の世紀・核兵器」と「映像の世紀・戦場の女たち」というドキュメンタリー番組を観た。
「核兵器」のほうは米国のことは棚に上げて、徹底的にロシアを名指しして、核兵器を使うのではないかと懸念する番組だった。
これだけだれにでもわかるプロパガンダをやられると、もはやNHKを信用する人もいないだろうから、これはまあ、放っておこう。

「女たち」は、第二次世界大戦で名を上げたロシアやナチスドイツの女性兵士を取り上げたもので、終わり近くまでプロパガンダは感じられなかった。
が、最後の最後になってまたしてもプロパガンダが始まった。
NHKが強調したかったのはこの最後の部分ではないか。
この番組の最後は
「いざというときこの国の役に立ちたいのです」
「わたしが戦うのは祖国と、愛する家族を守るためなのです」

という言葉で結ばれているんだけど、これには注意をしなければいけない。
祖国のためとか愛する家族のためにという言葉は、独裁者や軍事政権の口から出る場合もあるし、たとえば北朝鮮の兵士も似たような言葉を信じているだろう。
一聴するとカッコよく聞こえる言葉が、悪魔の呪文である場合もあるのだ。
太平洋戦争末期には、こういう言葉を信じた有為の若者たちが、特攻隊員として大勢戦場で散っていった。
耳ざわりのよい言葉を安易に使うNHKは、同じ轍を踏んで、今度はウクライナの若者を戦場に送り込み、結果的にオリガルヒ(新興財閥)に支配されたワイロ漬け社会を、ウクライナ人にプレゼントしようとしているのだ。

こういう言葉にまどわされないように、わたしたちは指導者の資質と戦争の根本原因をようく理解する必要がある。
もういちど、何度でも繰り返すけど、プーチン大統領はオリガルヒに食いものにされかかっていたロシアを、法治が優先するグローバル国家に変えた愛国者であり、ウクライナはオリガルヒに食いものにされた無法国家だった。
ウソだと思う人は調べてみればよい、自分で勉強してみればよい。
プーチンがどんな大統領だったのか、ウクライナがどんな国だったのか、あなたはほんとうに知っているのか。
ちょっと極端な言い方になるけど、ウクライナ国民にとっては、ロシアと友好国であり続けたほうが幸せになれたとさえ思ってしまう。

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