« 世界の常識 | トップページ | 大胆な憶測 »

2023年1月26日 (木)

アメリカのやり方

デヴィ夫人が・・・・いまの若い人は彼女のことをよく知らないかも知れないけど、団塊の世代ならインドネシアの初代大統領だったスカルノさんの、3番目の奥さんだった日本娘のことを知ってるはず・・・・その彼女がウクライナに視察に行って、ああだこうだといってるけど、彼女もたぶん戦争が始まるまで、ウクライナという国のことも、プーチンがどんな大統領なのかも知らなかったのだろう。
とかくオンナというやつは、と書こうとしたけど、考えてみたら彼女だけじゃないね。
SNSでロシア非難に精を出している輩のほとんどが、彼女と変わらないよな。

昨夜のNHKニュース9を観ていたら、放送を中断してまでドイツがレオパルト戦車をウクライナに供与することにしたという速報だ(それも嬉しくてたまらないように)。
腹が立つと同時に、棺桶に片足突っ込んだわたしにとっては、まだまだ生きがいが続くことになったわけだ。
見てろ、NHK、わたしのいちゃもんはウクライナ戦争が終わるまで続くから。
見てろ、ココログ、わたしのアクセスカウンターの調整をいつまで続けるつもりだ。

ところでNHKのなかにもわたしのブログを読んでいる人間がいるのかも知れないナ。
わたしがウクライナのことを汚職まみれの腐敗国家なんて罵倒するもんだから、すこしは気にしたのか、昨夜のニュースでは汚職官僚が逮捕されたという報道があった。
しかしこれでウクライナのオリガルヒが一掃されたなんてだれも思いやしない。
ゼレンスキーさんは国民の支持というより、オリガルヒに生死までにぎられて、戦争を続けるしかない気のドクな大統領なのだ(大地舜さんのブログを読んでみよ)。

ドイツにしてみれば、ウクライナ戦争の肩代わりをさせられるのはまっぴらだから、アメリカが戦車を出すならと留保的意見を述べた。
これならドイツだけが責任を負うのではなく、アメリカに追従しただけだと言い訳ができるわけだ。
するとやむを得ずアメリカは、ウチもエイブラムスを出すから(数ヶ月先に30台か40台ていど)と言い出す。
そうなるとドイツとしてはひっこみがつかない。
戦車を供与したからってロシアに勝てるわけもなく、ただいたずらに戦争を長引かせ、双方の犠牲者を積み上げるだけで、とどのつまりは核戦争かも知れない。
地球の終末時計があと1分半というのも納得できるよな。

これがアメリカのやり方だ。
相手をほかに方法がないところまで追い込み、相手が対抗措置でもとれば、今度はそれをネタに責める。
しかもアメリカにしてみれば遠いヨーロッパの戦争だ。
ロシアが戦術核でも使ってくれれば、これでロシアの味方をするものはいなくなると、大喜びだろう。

遠い戦争だってことで日本でも無責任な人間が多いけど、日本の若い人たちはこのアメリカの手法を忘れんでおいてくれ。
将来、台湾が代理戦争をやらされることになったら、自衛隊の戦車を出してくれと圧力がかかるかも知れない。
日本人のなかにももっけのさいわい、日本の最新式戦車を実戦でテストするいい機会だなんて言い出す人間がいるかも知れないけど、軍備なんて使わずにすむならそれにこしたことはない。
レオパルトやエイブラムスに匹敵するかどうかは、富士山麓でテストするだけでも、他国にとっては十分に脅威になるものだ。

| |

« 世界の常識 | トップページ | 大胆な憶測 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 世界の常識 | トップページ | 大胆な憶測 »