今日の戦況
どこかで見た景色だけど、昨日はいまの団地に越してくるまえに住んでいた三鷹のアパート近くまでサイクリングをし、しょっちゅう散歩した野川公園の自然観察園をぶらついてきた。
最初の写真はビジターセンターわきに置かれたテーブルから。
わたしが四半世紀近くのあいだ、ヒマさえあれば通ったところである。
まだほとんど冬景色の観察園のなかでは、ロウバイと、あれま、もうウメが咲いているのを見た。
帰宅して、ここまでサイクリングをするとだいぶ腹がへっこむなと感心したら、朝からコンビニのパン1個しか食べずに、25キロぐらい往復したことになっていた。
夜になるとまたせっせとロシアの戦況研究だ。
ロシア軍の参謀総長が交代した。
これをどうみるかで、NHKとわたしの考えがガチンコ勝負。
もちろん世間は日本を代表する公共放送で、海外の報道にも実績のあるNHKのほうを、しろうとのいちゃもん居士であるわたしの言い分より信用するに決まっている。
しかし蟷螂の鎌であることは百も承知で、わたしはまたいちゃもんを言うのだ。
NHKに出演していた防衛省防衛研究所の兵頭なにがしサンの意見はこうだ。
プーチンは追いつめられている。
その根拠として、彼がテレビに出演して部下の産業貿易相を、航空機の調達が遅いと叱責する映像が流れた。
この場面をみると、産易相は3カ月でやりますと答え、プーチンは1カ月でやりなさいと命じている。
これこそロシアが追いつめられているあきらかな証拠だというんだけど、なんだか出来すぎの映像で、なにかおもわくがあるような気もする。
プーチンはなかなか動かない官僚を動かすために、意識的にテレビで部下を叱責してみせることがあるし、そもそもそんなプロパガンダに利用されそうな映像を、わざわざテレビで公開する必要がどこにあるのか。
参謀総長の交代の件だけど、兵頭サンの説によると、この時期に軍のトップを変えるというのは、最後の切り札を持ち出したということで、これも追いつめられたロシアを象徴しているのだそうだ。
彼の説では、ロシアには三つの問題があるという。
1は「兵力不足」、2は「兵器の枯渇」、3は「指揮命令系統」である。
1と2は最近の戦況をみるとあてにならないし、軍のトップを変えるというのは、この3に対処するためじゃないのか。
ロシアの兵力不足や兵器の枯渇はいうくせに、ウクライナ側がロシアの攻撃で首都キエフまで電力不足、市民は寒さに縮こまっていることなどまるで無視。
ウクライナ軍は兵器も電力も足りているということなのか、それならなんでゼレンスキーさんは必死になって戦車をくれくれと懇願するのか。
兵頭サンの説では、西側の戦車供与でまだまだ戦況はわからないというんだけど、そもそも戦車というのは、近代戦争でどんな働きをするものなのか。
正月のあいだ休んでいた「大地舜のブログ」がまた再開された。
これによると、制空権なしには戦車は効果的に使えないとのこと。
現在は歩兵ひとりが肩にかつぐミサイルで戦車を破壊できる時代だし、制空権うんぬんは軍事しろうとのわたしにもわかる。
ウクライナ戦争の初期に破壊されたロシア軍の戦車の写真が出まわったけど、このころはまだロシア軍には、たかがウクライナという油断もあっただろう。
おかげで黒海艦隊の軍艦まで沈められてしまったくらいだけど、あれから1年近く経ち、ロシア軍は監視衛星まで含め、完全に制空権を確保したはずだ。
こんな状況で戦車をいくら投入したって、みんな航空機やミサイルの餌食になるだけじゃないんですかと、なぜ兵頭サンに訊いてみないのか。
彼は軍事の専門家だからこういうことを知らないはずはないし、やっぱりNHKに出演した時点で、ウクライナに不利になることは絶対にいえないんじゃないか。
安心して、わたしは今日もどこかへサイクリングに行きたいけど・・・・でも天気がイマイチだな。
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