オオキバナカタバミ
花の少ないこの季節でも、たまに路傍で黄色い花が首をのばしているのを見かけることがある。
黄色い花はたくさんあるから、それだけでは説明不足だ。
わたしがいいたいのは、むかしマルタ島ってところに行ったとき、島中にはびこっていたオオキバナカタバミのことである。
めずらしい花かと思っていたけど、帰国してから、注意をしていると日本にもけっこう多い花であることがわかった。
ただし基本的に園芸種で、河原や草原に自然に咲く花ではないようだ。
この季節によく目立つ派手な花なので、あいつをうちの花壇にも植えたい。
さいわい近所の公園のわきにも咲いていて、その公園をボランティアで世話しているのは顔なじみになったオンナの人だった。
彼女にはうちの花壇のイベリスを、ごそっと根っこごと分けてあげたことがあるから、すこしぐらい頂いても文句は出まい。
ということでオオキバナカタバミの、花のついてない株をふたしゃくいほどスコップですくって、うちの花壇に植えてみた。
うちの花壇にはいろんな種類のカタバミが、しつこい雑草としてはびこっているくらいだから、生育環境がわるいわけではないし、マルタ島で見た感じではそうとうに繁殖力の強い花のようだった。
いつもウクライナのことばかり書いてないで、こうやって園芸のことでも書けば、ココログの覚えめでたく、アクセスも上がるかも知れないし、ひょっとするとカレル・チャペックの「園芸家12カ月」に匹敵するような、おもしろいエッセイになるかも知れない。
あ、チャペックというのは“ロボット”という言葉を造語したチェコの作家で、もちろん知ってる人は知ってる有名な作家のこと。
で、植え替えたオオキバナカタバミだけど、現状は3枚目の写真のとおり。
わたしもずぼらだからなあ。
なんか肥料を与えなくちゃというわけで、最近は台所の生ゴミをせっせと与えてるんだけど。
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