デヴィ夫人
デヴィ夫人と宗男さんのバトル記事を読んだ。
冷静な高齢者が読めば、宗男さんのほうが理路整然として、感情的でないだけ理解しやすい。
デヴィ夫人のほうはいささか感情的で、典型的な女の論調。
こういう人がウクライナに出かけて、ウクライナに歓待されて(宣伝に使える絶好のカモだ)、ウクライナ側から見せたいものだけを見せられて、納得して帰ってくる。
それだけなら問題ないけど、自分が見てきたものをいかにも真実であるかのように吹聴する、現場を見続けてきた老練の政治家を嘲笑する、世間のバカが大喜びで喝采する。
むかし秋山なんとかいう有名な女性の評論家が、北朝鮮に視察に行って、ものの見事に籠絡され、あちらが書いて欲しい通りのことを、日本に帰ってから発表したってことがあった。
でも秋山さんのほうはまだほかに実績があるけど、デヴィ夫人てなにをする人なの?
わたしから見ると、有名人のパーティや結婚式に参列するのが仕事の、まあまあセレブのひとりってところだけど、宗男さんに向かって「ほんとうに歴史を勉強しているならプーチンのほうがおかしいと気がつかないと」なんてほざいているところをみると、ひょっとすると傑出した歴女(歴史好きのオンナの人)なのかも知れない。
で、なにをもって歴史うんぬんをいってるのかと、そのあたりを重点的に読んでみた。
うーん・・・・よくわからない。
歴史に詳しいなら、せめてプーチンが大統領になって以降のロシアの歴史ぐらい知ってほしいけど、彼女はプーチンがロシアをいまのウクライナのような破綻国家になることから救った、救国の大統領であることも知らないらしい。
銀座のクラブのママさんは、政治家を接待するとき、大急ぎで朝刊ぐらいは読んでくるらしいけど、彼女の知識というのはその程度のように思える。
正直なところ、こんなゴシップ記事まがいの騒動にいちいち触れたくないんだけど、日本のレベルもどんどん下がるよな。
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