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2023年1月 4日 (水)

異例

ウクライナ軍のハイマース攻撃でロシア兵63人が死んだそうだ。
これだけの数の兵士がいっぺんに死んだことを、ロシア軍が公表するのは異例だそうである。
NHKやその他のマスコミは喜んでこのニュースに飛びついていたけど、異例ならすこしは疑問を感じないのだろうか。
ロシア軍の死者は公表されたのに、あいかわらずウクライナ軍の損害はぜんぜん公表されない。
わたしの推測では、おそらくゆうにこの3倍倍以上のウクライナ兵が死んでいるだろう。
あまり殺しすぎてはマズイというので、ロシア側は、うちだってたくさん死んでいるんだと弁解するために、異例とも思える死者数の公表に踏み切ったのではないか。
しかもそれがアメリカ供与のハイマースであることを強調しておけば、ロシアだってよその国からの兵器を使う正当な理由になって、一石二鳥だ。
え、自分とこの損害を自分とこが公表するのに疑問は感じないんかい。

追伸/一石二鳥ではなく、一石三鳥じゃないか。
攻撃されて死んだロシア兵は携帯電話を使っていたらしいけど、むかしイラクだったかで、敵の司令官が携帯電話で話をしていたら、電話の発信源を探知するミサイルで攻撃されて爆死したってことがあった。
現代の戦争を知らない若い兵士に、近代戦というのはこういうものだと周知徹底させるには、これほど効果的なものはなかっただろう。

これは無意味な殺し合いだ。
太平洋戦争末期の日本の戦争を、意味のある殺し合いだったといえる人がいるだろうか。
岸田クンが先頭に立って停戦調停に乗り出せば、それだけで彼の株はいっぺんに上がるだろうし、それこそ世界中の国々から見直され、感謝されることだろう。
安倍クンの後継者にふさわしい首相になるチャンスなのに、残念ながら彼にはそんな勇気は、あるはずがない。

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