笑ってしまった
なんか笑ってしまったなあ。
2月1日の国際ニュースに、IMFの今年の経済見通しという報道があって、主要国でゆいいつ英国だけが経済縮小なんてことを、グラフを使って報じていた。
グラフをながめると、先進7カ国がいずれも多かれ少なかれプラス成長で、経済制裁を受けているロシアでさえ成長が見込まれているのに、英国だけがダントツのマイナス成長だ。
けっしてロシアの悪質なプロパガンダではなく、これは英国BBCの自虐的ニュースなのである。
景気がよくないのに無理してウクライナ支援なんかするからじゃないかと、つい思ってしまう。
そんなことはどうでもいいけど(よくないか)、なんとなくグラフのほかの部分を見てみたら、グラフのいちばん上に日本もあって、日本は3位のアメリカ、2位のカナダを差し置いて、2023年も怒涛の経済発展を続けるらしい。
日本に住んでいるとそうは思えないんだけど、これじゃ日本に住みたがる欧米の美女が増えるわけだよね。
ちと気が早いけど、2023年のノーベル平和賞がだれになるかというニュースをちらりと見かけた。
下馬評ではウクライナ関連から選ばれる可能性が高いらしく、ヘタすりゃゼレンスキーさんに決まるかもだって。
しかしちょっと考えてほしい。
戦争が終わって、ウクライナの正確な犠牲者数が判明すれば、えっ、こんなに死んでたのか、オレたちを欺していたんだな、アタシの息子を返してーという声が高まり、ゼレンスキーさんは愛国の大統領から、一転して無謀無能な指導者とみなされる可能性だってないわけじゃない。
ふつうはそういう場合、プーチンのほうが憎まれるはずだという人がいるかも知れないけど、ヒトラー、ムッソリーニを始めとして、チャウシェスク、カダフィ、フセイン、金正恩(こちらは将来の候補)など、国民に真実を知られたあとで人生が暗転した指導者は少なくない。
問題はウソをついていたかどうかだ。
戦争中に目いっぱいのプロパガンダを並べて、国民に都合のいいことばかりいっていた指導者と、苦労はしても誠実だった指導者の違いだな。
プーチンはウソはついて国民を引っ張ったわけじゃない。
いよいよ分の悪くなってきたウクライナは、窮地を脱するためになにがなんでもNATOに加盟しようとし始めた。
NATOというのは加盟国のひとつでも他の国から侵略された場合、みんなで助けようという集まりだから、ウクライナがNATOに加盟すれば、最後まで助けてやらないわけにはいかなくなるのだ。
ところがその場合障害になるのが、ウクライナが汚職まみれの腐敗国家だという事実。
以前からNATOやEU入りを希望しているのに、腐敗が原因で門前払いをくらっていたのがウクライナなのである。
そこでうちでは汚職対策もしてるんですよと、必死のキャンペーン。
汚職官僚の逮捕や追放など、いちおう見た目は努力しているように見えるけど、ゼレンスキーさんはなんでいまごろそんなことを始めたのか。
やるならウクライナ戦争のまえから、プーチンのように徹底的にオリガルヒと対決し、国内を浄化するべきだったのだ。
たぶん今回の汚職追放キャンペーンは、そのオリガルヒも納得のうえで、NATO、EU加盟までのその場しのぎなんだろう。
そんなものに同情してもらえるほど世の中あまくない。
と思ったけど、世の中あますぎる。
どうして未だにウクライナに同情して、ロシアをけなす世論が多いのかね。
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