シャンシャン
言うんじゃないかと思っていたよ。
おととい中国へ帰ったパンダのこと。
これも日本が難クセの道具として使うんじゃないかと危惧していた。
昨夜の「クローズアップ現代」を観たら、やっぱり、たんに日中友好のシンボルでいいものを、パンダは政治的カードだとか、まるで他国を懐柔するために中国がパンダを貸し出しているという言い方。
どうして罪もない動物にまでそんなことをいうんだろうねえ。
相手が親切で貸してくれたとは考えられないのだろうか。
なかにはパンダの維持費は年間で50万ドルから100万ドルもかかる、パンダ外交は曲がり角に来たなんてしみったれたネット記事も。
たとえ1億円かかろうと、あれだけ多くの日本人に微笑みをもたらしてくれた人気者じゃないか。
シャンシャンを見送るおばさんのなかには涙ぐんでいる人もいた。
いったい日本人はどこまで矮小化すれば気がすむのかい。
ま、これもわかりやすくていいや。
パンダについても中国は、親切で貸していたんだぞとか、最近の日本はケシカランから返せというようなことはひとことも言ってない。
つねに騒いでいるのはこちら側だけという図式。
大国然として、こまかいことに拘泥しない中国が、やっぱりアメリカよりずっとまともな国に見える。
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