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2023年2月15日 (水)

夢とロマン

アメリカは撃墜した気球の写真を公開して、情報収集のためのセンサーや、電子機器を発見したといってるけど、いまどきそういうもののついていない観測機器を見つけるほうがむずかしいや。
わたしのブログのいちゃもんを読んだのか、気球でしかできない偵察能力もあるんだなどという反論も出てきたけど、そんならなんでいままで放置しておいて、今年になってから急に騒ぎ始めたんだと訊きたいね。
そう言い放っておいて、今回は気球以外のノーテンキな話題から。

沖縄の離島を購入した中国人女性がいるらしい。
格差がどんどん拡大して、金持ちはとてつもなく金持ちの中国のことだ。
わたしたちがどこか南海の孤島を買って住みたいと思うように、たまたま大金持ちになった女性が、自分の以前からの夢、あら、沖縄の島ってステキねえ、こんなところに住みたいわーと、円安と好景気を頼りにそれを実現しちゃったのだろう。
これもいまオーバーに騒いでいる反中事件のひとつ。
よっぽど金があまっているらしいけど、たんに金持ちが、売りに出ていた日本の小さな島を買っただけでしょ。
冷静に考えればそんなことは不可能なのに、領土を侵犯しやがったとか、中国軍の基地ができるんじゃないかと大騒ぎ。

中国人というのは、どっちかというと、観念的なものより即物的なものを好む傾向があるけど、まえに北海道にあこがれて、その地で自殺した中国人女性がいた。
自殺の原因はわからないけど、わざわざ来日して北海道で海に身を投げたくらいだから、観念的なものにあこがれる少数派の中国人だったのだろう。
白い流氷の海や広大な雪原、エメラルドブルーの珊瑚礁にかこまれた無人島など、美しい日本の風景にあこがれる若い娘は、中国にもけっして少なくないと思われる。
わたしは領土がどうのこうのというより、そういうロマンのほうを尊重するたちだ。

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