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2023年3月

2023年3月31日 (金)

子供たちの運命

センセー、ウクライナは勝ってるっていってたのに、なんでイギリスは“れっかウランだん”を供与するっていいだしたんですか。
タンクだけじゃ勝てないんですか。
訊かれた先生だって困るよな。

最初、戦車さえあればといっていたウクライナは、なんとかそれを手に入れた。
しかし数に限りがあり、ポンコツ戦車も含まれるようでは、戦車同士の戦いに勝ち目がないからと、英国は劣化ウラン弾を供与することにした。
しかしウラン弾そのものはロシアも持っているし、なんといっても制空権はロシアのものだから、戦闘ヘリにでも攻撃されたら戦車ではとてもかなわない。
いまでもヘリに対抗するための、歩兵がひとりで運べる軽便なミサイルはあるけど、歩兵を駆逐するためにロシアは航空機による絨毯爆撃をするだろう。
これはあかんと、ウクライナはさらに、航空機に対抗するために航空機をくれと言い出す。
ここまで来たら乗りかかった船だというわけで、たぶんまた英国あたりが音頭をとって戦闘機を供与するかも知れない。
もう順調に核兵器供与への道をひた走ってんな。

1154a

だれかがどこかで止めなければいけないのに、だれもそうしようとしない。
今日もわたしの花壇のまえを近所の保育園の子供たちが、保育士に連れられてぞろぞろ通る。
センセー、きれいな花が咲いてるよーと子供たち。
あの子たちの運命も先が見えてるのかと気のドクになってしまう。
もう散々生きてきた団塊の世代は、ベッドの上で念仏でもとなえていればいいけど、子供たちを核戦争のまきぞえにするに忍びないのだ。

それにしても戦争が終わったあと、今度は日本が肩代わりさせられて、中国との戦争にひきずりこまれる可能性があると警告するメディアがひとつもないね。
みんな目先のウクライナの戦況に一喜一憂するだけで、台湾の若者たち(と、ひょっとすると日本の若者たち)がどれだけ犠牲になるかということを考えてないみたいだ。
日本人にとってはそっちのほうがずっと憂慮すべき問題なんだけど。

そういう心配をしているのはわたしのブログだけだから、今度は台湾人にも読んでもらうために中国語のブログも出そうかしら。
いや、わたしの語学力じゃ無理だろうなあ。
救いがあるとすれば、蔡英文さんが米国を訪問したら、米国にも中国と台湾の対立を望まないデモ隊がいたこと。
中国に金でやとわれた連中だと台湾はいってるけど、部外者のわたしだって、このままアメリカべったりの姿勢が続けば、台湾の将来に不安を感じるけどね。

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2023年3月30日 (木)

俳句5つ

昨日のNHKのプロパガンダ。
ロシアで反戦の絵を描いた少女が施設に送られたとか。
これをもってロシアは自由な発言も許されない非道な国家だというんだけど、相手の立場でものを考えてみなされ。
戦争になって自国の兵士が大勢死んでいる最中に、敵国の応援をする人間を放置しておけるかどうか。
いまはまだ戦争になってないからいいけど、日本と中国が本格的な戦争を始めて、わたしが今度は中国の擁護でもした日には、あいつを精神病院に入れちまえという声がちまたに氾濫するに決まっている(アクセスカウンターの件で、恨みをつのらせているココログから密告されるかも知れない)。
早く死んでしまわないと、わたしの人生、お先まっ暗だね。

英国が劣化ウラン弾を供与するなんていいだしたので、ロシアはベラルーシに核兵器を配備するといいだした。
冷静に考えてほしいけど、先にアクションするのはつねに西側で、相手が対抗策をとると、今度はそれをネタに相手を責める。
わたしが何度も指摘してきた西側のやり方だ。
こういうのを欺瞞の見本というんだということを、若いもんはおぼえておきなされ。
まごまごしていると台湾戦争に引きずり込まれて、君らの未来もまっ暗だぞ。

いやなことばかりだから、昨日はまた清瀬市の中里緑地保全地区まで出かけてみた。
たまには詩人になって、この時期にしか見ることのできない花でもながめて、精神を浄化させなくっちゃと、ここにはカタクリの群生地があるのである。

ボランティアのおじさんが盗掘を見張っているくらいだから、カタクリはまだまだ満開で、写真をバシャバシャ。
毎年おなじみの写真だけど、今年は俳句つき。
いきなり書いても意味がわからないという人も多いだろうし、わたしも添え書きをつけておかないと、どういう意味だったのか忘れてしまう可能性がある。
一句入魂なんて、ヒマつぶし俳句のわたしには似合わないのだ。

1153a最初の句は、この写真だけべつの日のもの。
下向きの花というのは、いつもうつむいて生きているわたしの象徴だ。

1153b2番目は、撮った写真の印象から。

1153c3番目は、カタクリの意外と派手な花びらの模様から、ウクライナ戦争に思いを馳せて。

1153d4番目は、足もとに咲いた四つのカタクリの印象から。

1153e5番目は、後ろからながめたカタクリから、芸者さんのうなじを連想して。

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2023年3月29日 (水)

ホウキグサ

カレル・チャペックの「園芸家12カ月」に、雨を待ち望んでやきもきする園芸家が出てくるけど、その気持がすこしわかるようになった。
2日間も雨が降るとほっとする。
花も雑草も手ぐすね引いて地面に顔を出す日を待っているんだろうなと、ヘタな園芸でも、実感として感じられるようになったから。

1152a2

去年、花壇に人からもらったホウキグサを植えた。
うれしいくらい手間のかからない植物で、植えっぱなしで世話もしないのに、無事に成長して、最初緑色だったものがみごとに紅葉し、実をつけて枯れるという植物の生涯をまっとうした。

1152b

完璧に枯れてしまったあと、そのままゴミ箱行きにするのも気のドクなので、枯れ枝をせせって、その場に実をばらまいておいた。
最近になってその場所に、小さな植物の苗が無数に生えてきたのに気がついた。
これはとうぜんホウキグサにちがいない。
さてどうしよう。
全部の苗が成長したら、それはそれで壮観だけど、そんなにうまく行くだろうか。
いくらか間引きするか、よそに植え替えて分散化したほうがいいかも知れない。
あまり手間をかけたくないわたしは、うーんと思案中。

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2023年3月28日 (火)

気をつけなはれ

昨夜はニュース9がもの足りないので国際報道を観てみた。
そう、カワイ子ちゃんの髙𣘺彩アナが出ているやつ。
ここで彼女の、いや、NHKの言い分に耳を傾けてみよう。

ロシアがベラルーシに戦術核を配備するのはケシカランけど、英国が劣化ウラン弾をウクライナに配備したことによる報復だろうと、これはまあ、そのとおりだろう。
ケシカランのはお互い様だから、NHKもなかなかものわかりがよくなったなと思う。
どういうわけかアメリカは、ロシアに核兵器移動の兆候はないと、ロシア寄りの姿勢だ。
これはバイデンさんやネオコンの意思が統一できておらず、ウクライナ戦争の落とし前をどうつけるかで、方針がぐらぐら揺れているってことかも知れないね。

中国はウクライナ戦争を終わらせる義務があるともいう。
しかしゼレンスキーさんが領土を全部返せと言い張って、自分の主張をかたくなに曲げないのだから和平の道は遠い。
それはプーチンも一緒だ。
これまではらった犠牲を思えば、ロシアが手ぶらで撤退できるわけもないし、これでは戦争がやむはずはない。
ということで、これもどっちもケシカラン。

中国がウクライナ寄りでロシアを説得することは金輪際あり得ない。
なぜならウクライナが有利なままで戦争が終われば、アメリカは安心して台湾有事を持ち出し、いよいよ本気で中国だけを標的にケンカを売ることは必至だからだ。
このままでは確実に経済や科学の部門で中国に追い越されてしまうと、あせるアメリカには時間が残されてないのだ。
こうしているあいだにも国際情勢は刻一刻と変わり、ホンジュラスが中国の傘下に入り、台湾ではもと総裁の馬英九さんが中国訪問だ。
これからは途上国を食いものにする西側先進国より、グローバルサウスの時代だとホンジュラスは思ったかも知れないし、ウクライナ戦争をじっと注視していた台湾人は、アメリカの言いなりになったら、今度は自分たちがウクライナの二の舞になるだけだと気がついたかも知れない。
それより将来の発展も洋々たるもので、もともと気心の知れた中国につくほうがなんぼいいことか。

台湾人が自主的にそう思い出したら、もはやアメリカがケンカをふっかける理由はなくなってしまう。
日本のネオコンたちはヤケになって、中国が金で釣ったというだろうけど、そのころにはアメリカは国内問題で手いっぱいで、日本はハシゴをはずされる。
アメリカにとっては、日本が主役になって中国とドンパチを始めてくれるのがいちばん都合がいい。
日本のなかにもオレたちで中国をぶんなぐってやろうと考える手合いが多いし、最近のNHKの姿勢は、日本人をそうやって戦争に加担させるための地ならしかも知れない。
せいぜい気をつけなされ。
未来をしょって立つ若い者たちは。

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2023年3月27日 (月)

ああ、ICC

まだネット上にプーチンの逮捕状を本気にしている報道がチラホラ。
日本人なら似たような状況に思い当たるんじゃないか。
韓国は慰安婦や徴用工で、日本と正式に議論したわけでもないのに、自分の国だけで勝手に裁判をして、日本が有罪と決めつけた。
本来なら、そもそも慰安婦や徴用工というものが、じっさいにあったかどうかということから議論をしなければいけないはず。
プーチンの場合も同じで、子供を誘拐したという事実があったかどうかを議論しなければいけないのに、自分たちだけで勝手に決めつけて、指名手配だなんて、これはいったいナンダ。

ウクライナは慈善団体に頼んで子供たちを取り戻した(そうである)。
べつに子供たちが危害を加えられていたわけでもないし、ドンパチをしたあげくに取り戻したわけでもない。
一時的に保護されていただけと見るほうが確かなのに、なんでこれが誘拐になるのだ。
ICCというのは公平な組織だというんじゃないよね。
不公平なところもあるからって、アメリカでさえ加盟していないし、ICPOと混同している人が多いんじゃないか。
わたしも間違えたことがあるからエラそうなこといえないけど。

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有名人Hさん

土曜日(25日)はいつものニュース9ではなく、サタデーウォッチ9というニュース番組を観た。
番組にはきれいなモデルさんと、またNHKの御用解説者である防衛研究所のHさんが出てきた。
ここでは悪口をいうつもりなので名前をイニシャルにしておくけど、Hさんというのは、顔を見ればいろんな放送局に出演してロシアをけなしている、だれでも知っている有名人だ。
彼のいうことは決まっているので、いやしくも報道番組なら、たまにはほかの人間を出して、もっと多様な意見に耳を傾けるべきだと思うんだけどね。
NHKの影響力を思うと、つくづくうんざりするよ。

今回はこのHさんの意見を吟味してみよう。
出てくるたびに、弁舌さわやかにまくしたてるところは、吃音ぎみのわたしにはうらやましいけど、徹底的にNHKに都合のいいことしかいわないので、わたしはこの人の意見に反感を持っているのだ。
でも感情でものをいってはいけない。
例を挙げよう、具体的な例を。

最新の戦況によると、バフムートでロシア軍の進撃がにぶった、ということはロシア軍も勢いを失っている可能性があるとHさんはいう。
こんなことは過去に何度も聞いた。
ロシアはミサイルが枯渇している、兵士が不足している。
といわれた翌日には、キエフがミサイルの集中攻撃を受けて、市民に多くの被害が出たとか、あちこちの戦線でロシア軍の攻勢が始まったと報じられる。
進撃がにぶった理由は、ほかにいくらでも考えられるのに、つねにウクライナが優勢だからとしかいわない。

ロシアが孤立しているというのもHさんの常套句だけど、ふつうに考えれば中国、インド、ブラジルなどの人口大国に離反されている西側のほうが、孤立という言葉にふさわしいんじゃないかね。
中国は欧米とも取引があるので中立を保ちたいはずだというけど、それはHさんの願望で、いよいよとなればグローバルサウスの大国同士でものを融通しあってちっとも困らないのだ。
むしろ巨大な販売先を失う先進国のほうが困るはず。

そしてあのバカバカしいプーチンへの逮捕状を持ち出す。
アメリカではみけんにしわのブリンケン長官でさえ、プーチンが訪米しても逮捕はしないといってるのに、なんでそんなことで騒ぐのか。
解説者であるなら、NHKの凡庸な視聴者にそのへんの事情を説明してやったらどうなのだ。
仕方がないさ、戦略研究所は防衛庁に属する組織だろう、そういうところがロシアの味方なんかできるはずはないと、わたしまで同情してしまう。

たまたま時期が重なったばかりだから、Hさんは日本の首相のウクライナ訪問と、中国の主席のロシア訪問を比較していた。
岸田クンの訪ウは成功で、習近平さんの訪ロはろくな成果をもたらさなかったと、Hさんもそういう意見だ。
しかし習近平さんのほうは、アメリカの挑発に乗らず、そのくせロシア支持を明確にするというむずかしい立場だ。
もしも中国が兵器の支援にまで踏み込めば、待ってましたというアメリカとの戦争になりかねない。
そうさせず、しかも経済的にはこれからもロシアを支え続ける、プーチンの再任も支持するということを明言して、アメリカにつけ入るスキを与えなかったのだから、中国にとってはみごとな成果といっていい。
必勝祈願のおしゃもじを土産に持参して、立憲民主からも戦争をあおるのかと皮肉られていた岸田クンとは大違いじゃないか。

“殺傷能力のない支援”という名目でお金をばらまいたことは、劣化ウラン弾の購入費に充てられるから、岸田クンからすれば成功だったかも知れない。
たとえそうだとしても、これは戦争をますますエスカレートさせるだけだ。
名古屋市では幼児がふたり、マンションの7階から転落して亡くなったけど、HさんとNHKのやっていることは、世界を二極化させ、全世界の何億という子供たちを破滅に導く危険な行為ではないのか。

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2023年3月26日 (日)

今年のサクラ

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ここんところわたしのブログのアクセスが低調だ。
昨日なんて、わたしの親戚や知り合いでブログを読んでいると思われる人をのぞいたら、アクセスがたったの20くらいだよ。
笑っちゃう。
なーんで、世界でもめずらしいロシア擁護派のわたしのブログのアクセスがこれっぽっちなのか。
だれかが数字をコントロールしているのではないか。
そのへんをじっくり推察してみたら、またしても欺瞞が浮かび上がってきた。
しかも今度はアメリカやNHKではなく、ほかならぬココログのものだ。

そんなはずはないという人がいるかも知れない。
アクセスはコンピュータによる自動集計で、いちいち他人が調整なんてできるわけがない。
そりゃ単純におまえのブログがつまらないせいだ。
と思う人は、そもそもわたしのブログを読んでくれなくてエエわ。

ココログには「人気ブログ」と「人気記事」というコーナーがある。
どんなブログが選ばれているのか、それを研究すればココログの思想傾向を把握できて、ひょっとするとアクセスを増やせるかも知れない。
そう考えてこのふたつのコーナーをのぞいてみたんだけどね。

ある日の「人気ブログ」の順位を調べてみたら、1位から30位までのブログの大半は、個人の体験やその日の出来事などをつづった、ありきたりの(つまらない)ブログだったけど、中にいくつかアンチ・ロシアのブログがあった。
ロシアに味方するものはひとつもない。
もうこれだけでココログの姿勢というものがわかってくるけど、もう少し詳しく見てみよう。

人気ブログの上位30位の中にAさんという人のブログがあった。
これは地球温暖化なんぞあるわけがないという非科学的なブログのひとつで、他人のデータやグラフを勝手に引用して、ホッキョクグマは減ってないと主張したり、環境少女のグレタちゃんを揶揄したりするものなので、見かねて以前コメントで注意をしたら、それっきりわたしのコメントを迷惑メール扱いにしてしまったところである。
つまり自分の主張に合わない意見には耳を貸さないブログということだ。
そういう人が口をきわめてロシアを侵略者だとののしる。
そして上位30位に入るのだ。

彼だけじゃない。
30位以内にアンチ・ロシアはほかにもいて、たとえばネットから気に入らないニュースを見つけて、けなすのが専門の人もいる(わたしみたいである)。
本人の名前がブログタイトルになっているから、どんな人なのかと調べてみたら、いちおう作家だそうだ。
作家が頭がよくなければいけないわけではないから、文句をいっても仕方ないけど、西側のプロパガンダを鵜呑みにしているところは作家とは思えない。

わたしのブログで何度か槍玉に挙げられている占い師さんも上位の定連だけど、記事を連続して読むと、この人もアンチ・ロシアであることがわかる。
彼のブログはひじょうに人気があって、1日のアクセスが3万くらい、累積アクセスは40億(!)にせまる勢いなんだそうだ。
ということはココログの読者は、最低でもそのくらいいるということになる。
なのに、なんでわたしのアクセスは20なのよ。
ココログの読者すべてがアンチ・ロシアであるというんだろうか。
すへての読者が、迷信好きのアホばかりというんだろうか(こはこれで問題だ)。

こうやってココログを精査すると、傾向が一目瞭然で、つまりココログ管理者の考えがそういうものなのだろう。
これではロシアを擁護するブログが人気がないはずだ。
アクセスを稼ごうと思ったら、こういう管理者の姿勢を忖度して、徹底的にロシアをけなした記事を書くといいかも知れない。
茶化しているみたいだけど、世間に迎合するだけなら馬鹿にでもできる。
わたしはココログの名誉のためにいってるのだ。

わたしはワープロ通信のころからのニフティサーブのファンで、もちろんそれがインターネットの普及とともに、ココログとなったあとも、きちんと料金を払っている正規の会員である。
それなのに、と書こうとして踏みとどまった。
アクセス数が管理者によって調整されていたとして、それがいったいなんなのだ。
相手は営利目的の私企業であるし、そこが自分の都合でそんなことをしたとしても、いちいち文句をいうべきだろうか。
相手の立場でものを考えるなら、いまの世のなかでロシアを擁護するということは、企業の存続に関わる問題かも知れない。
わたしみたいなロシア擁護のブログを放置しているとなったら、(わたしではなく)ココログのほうに非難が殺到して、ちょうど回転寿司のスシローがひとりの馬鹿のために商売上がったりになったように、ココログも非難の矢面に立たされることになるかも。

これではココログが気のドクだ。
わたしのブログは意見広告みたいなものだから、読んでくれる人がじっさいには1万(盛りすぎ?)いるとすれば、アクセスグラフが20人でもいっこうかまわないではないか。
けっして日ごろお世話になっているココログとケンカをしたいわけじゃないし、このくらいのことをいって文句を引っ込めよう。
アクセス数を励みにしているブログも多いようなので、ここでは、それを正しいものと思うのは危険でありますとだけいっておく。

わたしのブログが面白いかどうかを決めるのは、ココログじゃなくって、これを読んでいるあなたなのだから、わたしのブログと「人気ブログ」のそれらを比較してみて、どっちがおもしろいかあなた自身が判断してくれればよい。
世間とは異なる見方もあることを知りたかったら、せいぜいわたしのブログを読むヨロシ。

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2023年3月25日 (土)

ATM

ああ、またかというのはTicTokへのいやがらせ。
アメリカは他国の製品が人気を得ると、国をあげて蹴落とそうとする。
以前トヨタのプリウスが欠陥車だと因縁をつけられたと同じ構図だし、それ以前も日本の輸出が好調なのが気にくわないと、資本主義の原則を無視して、強引にあたまを押さえつけたプラザ合意の例もある。
民主主義と資本主義の盟主を標榜するアメリカは、いつもこういうことばかりしてるのだ。
しかも今回は中国にケンカを売ろうとして、返り討ちに遭いかかっているところだから、強引さも常識はずれだ。

いまは中国だってベンチャー企業の台頭がめざましく、第2、第3のスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツがしのぎをけずる時代である。
イカサマはできない。
人々のこころを捉えた製品が自然に勝者になる。
それが資本主義の原則だということをいちばんよく知っているはずのアメリカが、不公正なことに手を染める。
これでは米国以外の国からは、世界を制するような企業は出てくるなといってるようなものだ。
議会でつるしあげにあうTicTokの若いCEOが、モリゾウ(豊田章男)クンに重なって仕方がない。

アメリカの言い分は、アプリを利用して米国民の個人情報が中国に筒抜けになるってことだけど、そういうことが可能なら、インターネット最先進国のアメリカだってとっくにやっているんじゃないか。
そういえばわたしもいちどだけ米国に行ったことがあり、そのときネットを使ってESTA申請ということをした。
わたしの個人情報は速攻でFBIやCIAに捕捉されていたわけだ。
ちなみに今日はわたしの誕生日なんだけど、ネットを通じてあちこちからお祝いがわさわさ。
え、てめえら、アタシの個人情報をどこで知ったのさ。

昨夜のニュース9を観ていたら、ヨーロッパで株が大暴落なんて速報が。
わたしは株なんかやったことがないし、理屈はよく知らんけど、まあ、下がることもあれば上がることもあるんでしょと、あまり騒がない。
でもなんだか世間がゴタゴタしてるみたいで、これってアメリカがロシアにケンカをふっかけたことと関係ないのかしら。
ゼレンスキーさんは、お金を順調に出してくれるのが日本しかないとみて、日本の支援に期待するって。
うちは汚職政治家やオリガルヒたちのATMじゃないんだけど。

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2023年3月24日 (金)

タラノメ

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うちの花壇のかたすみにタラノメが生えていて、この季節になると枝の先に新芽が伸びてくる。
八百屋で売っているタラノメはこれのことである。
歩道のわきに無造作に生えているから、そのうちめざとい散歩者が気がついて摘んでいくだろうと思っていた。
ところが都会人はこんな近くにそんなものが生えていると思わないのか、だれも摘もうとしない。
タラノメは成長しすぎると食べられなくなってしまうので、昨日、とうとうわたしが摘んでキッチンへ持ちかえった。
タラノメは元気な木なので、すぐにまたつぎの新芽が伸びてくるはずである。

タラノメといったらテンプラだ。
しかし高齢者でひとり者のわたしは、火災の心配や手間ヒマがかかるのがいやで、揚げ物料理はしないことにしている。
さて、どうやって食べたらいいだろう。
レシピを調べたらゴマ味噌であえるというものが見つかった。
ゴマ味噌はスーパーに行けば出来合いのものを売っているだろうし、これがお手軽でよさそうだ。
しかし雨の中をスーパーまで行くのもかったるい。
冷蔵庫をのぞいたら、以前ヤマウド用に買った酢味噌が残っていた。
おお、これっこれっというわけで、添付した画像は左から右へ、上から下へ、わたしの胃袋に消えるまでのタラノメの一生だ。

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誘拐の真実

なんかいちゃもんをつける記事はないかと、ネットを閲覧していると、やたらに多いのが「侍ジャパン」を讃える記事だ。
わたしは野球に熱意がないと書いたけど、それでも米国に渡ってからは、他の職業とかけもちの選手ではなく、本物のプロ同士の対戦になって、なかなかおもしろかった。
毎日がヒマなわたしは、朝から生中継を観ていてもだれも文句をいう人がいないのだ。
おかげで米国との決戦が、まるでマンガみたいに出来すぎな結果だったこともリアルタイムで知っていた。

という小市民的話題はこれまで。
ネットに、ウクライナがロシアに誘拐されていた子供17人を取り戻したという記事があった。
スゴイ、激しい戦闘のすえに命がけで取り戻したのかと思ったら、そうではなくて、あいだに慈善団体が入って返してもらったらしい。
わたしが読み解いてみよう。

戦争のさなかに両親を失った子供、あるいは両親とはぐれた子供を、ロシア軍は安全なところに避難させる。
安全なところといえばロシア領内だ。
避難させた場所で学校にも通わせなければいけないから、そうなると、とうぜんロシアの学校ということになる。
そのうち離れ離れになっていた両親が帰ってきて、うちの子供がいないと騒ぐ。
調べてみたらロシア領内に連れて行かれたと。
そこで慈善団体に交渉してもらうと、ロシアもそれなら返すと、そのていどの問題じゃないか。
わたしの解釈になにか無理なところがあるかね。
こんなことまで反露のプロパガンダに使うマスコミにあきれるワ。

もどってきた子供は、そのうちウクライナにもどることになるから、ロシア語の教育は熱心に受けませんでしたといったそうだけど、こんなことを中学生の子どもが自発的にいうか。
学校では大事にしてもらって、せっかく友達になったロシアの子供たちと、また会いたいというほうが自然じゃないか。
え、朝日新聞だよ、ネット朝日だよ、こういうくだらない記事を書いたのは。

問題はこういう些細なことではなくて、こういう記事を読まされてまったく不思議と思わない日本人の民意だよな。
ちょっと考えればほかの理由も考えられることなのに、自分の意に反することは始めっから考えようとしない。
テレビに出てきてもっともらしく、ウクライナ戦争はロシアの負けですなんてほざいている識者たちこそ、こういう傾向が強い。
ロシアは戦車が足りないから旧式の戦車まで倉庫から引っ張り出したなんて報道も見かけたけど、制空権を確保して攻撃ヘリもある戦争で、戦車の多寡が問題になるんかね。
足りないのは、ちょっと頭をひねって、ほかにも理由はないかと考える脳みそだ。

あいかわらずわたしのブログのアクセスは信じられないくらい低いな。
原因がわかってきたので、そのうちココログに公開質問状でも出そうかと考えている。

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2023年3月23日 (木)

明日なき世界

ニュースを観ていたら、習近平さんの訪ロは中露による対米共闘の色合いが濃いなんて、とぼけたことを言っているマスコミがあった。
中国とロシアが共闘するのは当たり前じゃないか。
これまでのアメリカのやり方を見ていれば、ロシアがかたづいたらつぎは中国だという姿勢が見え見えだ。
中国としては傍観しているわけにはいかないし、なんとかして、たとえばロシアと組んで、アメリカの横暴を食い止めようとするに決まっているでしょ。
え、毎日新聞、ネット毎日、あんたのことだよ。
それともなにか、ケンカをふっかけられる者同士が組んじゃいけないっつうのか。
ここでもアメリカお得意の、こっちから無理難題をふっかけて、やむに止まれない相手の対応を引き出し、それを根拠に相手をボコボコにしようという魂胆がうかがえる。

英国はとうとう戦車だけじゃおさまらず、劣化ウラン弾まで支給物資に加えることにしたそうだ。
詳しくは知らないけど、これって戦術核兵器じゃないのか。
と思ってあわてて調べてみたら、目標以外のところにも汚染物質を撒き散らして、周辺の生物を被曝させるというから、戦術核の一種といっても間違いではないようだ。
あれほどロシアが核兵器を使うのではないかと憂慮していた西側が、最初にそれを使うことになるとはね。
全人類がまきぞえをくらって、手をたずさえてあの世へ行進するまであと一歩かもしれない。

岸田クンはいったいなにをしてるんだ。
ウクライナに“殺傷能力のない支援”という但し書きをつけて3000万ドルを支援するそうだけど、あげたものを相手がなにに使おうと相手の勝手だから、それが劣化ウラン弾の購入費に使われても文句はいえない。
まあ、景気のいい西側の代表としては、そのくらいは責務だと思ってガマンしよう。
しかし、あの国がなにしおう汚職国家であることを知ってんのか。
いくらぽっぽに入れるか知らんけど、どうせ強欲なオリガルヒたちは、日本が寄付してくれた金の一部をふところに入れて、とっくに外国に逃げ場を確保しているだろう。

だいたいバイデンさんはどこで何をしてるんだ。
イラク戦争の末期に、大量破壊兵器があると力説してアメリカを戦争に煽り立てたネオコンたちが、そんなものがないとわかると、形勢不利とみてみんな逃げ出して、ひとり残された大統領のブッシュさんが目をパチクリしていたことがあったけど、今回も同じことになりそうだ。
とにかくアメリカのやることは武器を売って儲けるだけ。
今度は台湾で、日本のすぐ近くでドンパチが始まれば、台湾の若者たちが悲惨な目に遭うことになるんだよ。
いまから警戒しておかなければ、またアメリカの思うつぼだ。
わかってんのか、日本のボンクラたちは。

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2023年3月22日 (水)

岸田クンは

岸田クンはウクライナに何をしに行ったのか。
ちょうどお彼岸だったせいか、虐殺があったとされるブチャの街で墓参りをしてきたそうだ。
じっさいに虐殺があったかどうか確認してないのに、残虐な行為に怒りを感じるとのたまっていた。

こんなことを書くと、写真も映像もある、虐殺があったことは間違いがないという人がいるだろう。
しかしこの戦争はプロパガンダ戦争だということを、わたしは早くから指摘してきた。
まともに戦ったのでは勝てそうになく、西側の支援だけが頼りのウクライナにとっては、自分たちは負けてない、ロシアはもうすぐ兵器が枯渇する、ロシア残忍だということを、じっさい以上にホラを吹いて、自分たちの存在を誇示しておく必要があったのだ。

ブチャの虐殺があったかどうかわからないけど、たとえばこのブログに書いた墓地の発掘作業だとか、虐殺の生存者が虐殺について証言するなど、しろうとのわたしでさえ疑問符をつける映像や写真が多かった。
こういう両者の事情を冷静にながめれば、ブチャの虐殺もなかったか、あったとしても虐殺と呼べるものではなかった可能性が高い。
つまり岸田クンはウクライナの宣伝工作にひと役買うつもりで行ったことになる。

岸田クンが列車に乗り込むシーンが映像に撮られて、これは政府による意図的なリークだという人がいる。
それが事実なら彼はわたしのいったように、暗殺覚悟で行ったことになり、いい根性してるなとほめられてもいいけど、じっさいのところは彼もそんなことは起こるはずがないと確信していたのだろう。
どっちにしたってばらまきとへつらい以外になんの役にも立たない訪問だ。
いっそのことウクライナの帰りにロシアにも寄って、プーチンとひざ詰めで談判してくれば、さすがは日本の首相と賞賛されただろうに。

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あのころ

つい最近、塹壕のなかで撃ち合うロシア、ウクライナ双方の兵士の映像を観た。
戦争の大局はわかりにくいけど、局地戦の局地、ようするに塹壕戦のようなところでは、双方の兵士が一歩も引かないことがわかる。
どうして同じスラブ人がそんなに殺し合うのか、たぶん双方とも愛国心という言葉に鼓舞されているんだろうけど、部外者としてはこころが痛む。
こころが痛むのはおまえだけじゃないといわれてしまいそう。

それならわたしの切ない胸のうちもわかってほしいねえ。
わたしだって一方的にウクライナばかりを責めているわけじゃないんだよ。
わたしは変人だから、外国でもアメリカやフランスのような先進国にはあまり興味がない。
どっちかというと、いまグローバルサウスと呼ばれる、いくらか途上国にちかい国のほうに関心があって、そういう国のなんでもない街角をぶらついたりするのが好きだった。
ロシア(ウクライナも含)にはむかしから行ってみたかったんだけど、その夢は中年を過ぎるころにようやくかなえた。
ちなみにアメリカには、ハワイにいちど行ったきりだ。

こういう人間だから、愛する国民がたがいに殺し合うのを見るのはツライ。
その気持ちは、戦争が始まるまで、ウクライナがどんな国なのか知らなかった日本人よりは強いと思う。
このままではロシア人、ウクライナ人のわだかまりは永遠に残ることになってしまう。
そして高笑いをするのはアメリカだけということになる。
わたしが文句をいわなければ、偏向したNHKのプロパガンダを鵜呑みにする日本人は多いのだ。

子供のころ、農家をしていた親戚の家に遊びに行くと、有線放送からよくNHKの「ひるのいこい」というラジオ番組のテーマが流れてきた。
あのころがなつかしい。
NHKよ、あのころにもどってくれ、初心に還ってくれと、せつに願わないわけにはいかない。

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2023年3月21日 (火)

昼のNHK

プーチンへの逮捕状を本気で捉えている人がいるのに驚いた。
ICCだってそんなものになんの効力もないのはわかっているから、安心して発行したんじゃないか。
子供を誘拐したことが犯罪なら、戦争を煽ったバイデンさんや、徹底抗戦を叫んで兵士の死体を積み上げたゼレンスキーさんは、ジェノサイドで告訴されなければならない。
そもそもまだ決着のついてない戦争だ。
ウクライナが負けたら、それでも逮捕状は有効なんだろうか。
負け惜しみにもほどがあるワ。

ロシア人ユーチューバーのあしやさんがこの件でなにかいっていたけど、彼女はいま日本政府にたてつけない境遇にある。
気のドクだからそれ以上のことはいわない。

今日の昼のニュースの70パーセントを占めて、それも同じ映像ばかり繰り返し使って、岸田クンがウクライナを訪問したというNHKニュース。
飛行機もしくは列車がミサイルで攻撃され、日本の首相が死亡すれば、ゼレンスキーさんがロシアのせいにするつもりでやったなと思うところだ。
と書くと、だれだって冗談だと思うだろう。
これでわかるように、つまり岸田クンが攻撃されるかもしれないと心配していたのは、まったくのナンセンスだということだ。
冷静に考えてほしいけど、日本の首相には後釜がいくらでもいるんだから、それを暗殺してロシアにどんなメリットがある?
いっそのこと何時何分の飛行機で、何時何分に◯◯駅を通過と大々的に広報しながら移動したらどうだろう。
さすがは日本の首相だと、世界がその勇気に感心する、ってことはまずないと思う(無視される)。

もうすぐG7なのに議長国がウクライナ訪問をしてないのではサマにならないと、先日のバイデンさんの訪ウに押し切られたというのがホントのところだろうな。
だいたい岸田クンはウクライナになにを手土産にする気なのか。
日本は兵器の支援はできないから、インドでばらまいて、またウクライナにもばらまくつもりだろうか。
コロナ以降、税収が増えたって話はあまり聞かないくせに、とにかくここんところの日本はばらまきが多すぎる。
そりゃ首相は気持ちいいだろうけど、大蔵省は大丈夫なのか。
自分たちの将来を心配しなけりゃいけない若者たちが、ウクライナ支援に反対せず、首相のばらまきにものほほんとしてるのはなぜなのか。
日本の赤字がおもてに出て、ドルも基軸通貨でなくなるまで、わたしゃ生きてはおれんからいいけど。

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習さんと岸田クン

習近平さんがロシアを訪問していた。
プーチンと会ってなにを話すかというと、それはもう決まっている。
「主権と独立、領土の一体性は保障されなければならない」
「冷戦思考を捨て、アジア・欧州の平和と安定を」
「ロシア・ウクライナ、直接的対話で全面的な停戦を」
これはたてまえね。
このスバラシイ文言にいちばん反することをしているのがアメリカだし、ウクライナが片づけばつぎは中国が狙われるのは確実なんだから。
だからここでは徹底的に本音でいこう。
わたしのブログはつねに本音ばっかりなのだ。

中露の本音。
習:がんばってくれたまえ、アメリカなんかに負けちゃいけない、うちは最後までロシアの味方だからね。
プ:直接の支援は必要ありませんよ、兵隊やミサイルはロシアだけで十分まかなえます、それよりも石油やガスを輸入して、資金面で支援してほしいですね、ドルが基軸通貨でなくなるのももうひと押しですから。
習:わかってるよ、ところでバイデンはどこで何をしてるんだ。
プ:彼はトランプさんを逮捕する算段で忙しいらしいですよ。

いっぽう、岸田クンはインドを訪問していた。
G7に招待しますよとモディ首相にゴマをすって、あわよくば西側陣営にひきずりこもうという魂胆らしいけど、相手はバイデンさんを手玉にとり、両陣営のふたまたを掛けるベテラン政治家だ。
日本がODAという手土産を持ってくるなら歓迎はするけど、この国を翻意させようというのは、いちもにもなく米国にしがみついていれば安心という、日本の首相には荷が重すぎるんじゃないか。
インドをなめるか、インドになめられるか。
わたしはなめられるほうに賭けるけど、あんたはどっち?

NHKによると、追伸で韓国もG7に招待するそうだ。
やっと日本にふさわしい相手を見つけたなという感じ。

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2023年3月20日 (月)

自治会の総会

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昨日はわたしがこの団地に越してきてから初めての、年に1度の自治会の総会だった。
前の2回はコロナの影響で中止になったのである。
集会とか寄り合いだとかいうもののキライなわたしだけど、同じ団地にどんな美しい未亡人が住んでいるかわからないので、偵察のためにいそいそと出かけてみた。

団地の自治会といっても5階建ての集合住宅が10数棟あるから、住人の数はバカにならない(はずである)。
それが意外と少なかったのは、昨今の風潮どおり、自治会がキライ、あるいは委任状ですませるという人が多いせいらしい。
わたしは独身貴族だからいいけど、家族持ちにとって年会費もコタえるだろう。
世間にあまえた生き方をしているわたしは、極力発言を控えることにした。

女の人はみんなマスクをしているから顔はわからない。
わからないけど、目だけだと美人に見える。
美人に見えるからってどうにかなるわけでもないんだけど。

わたしの団地は貧乏な年寄りが多く、人間は歳をとると頑固になるものだ。
質疑応答になると、そういう頑固じいさんが熱弁をふるう。
最近は自治会に入りたがらない入居者も多いそうで、そういう人にかぎってゴミ出しがなってない、会長さん、なんかハンデを課すわけにはいかんのと、もっともな意見もある。
自治会に入ってくれませんかと、会長さんが新しい住人の部屋を訪ねると、あんた、オレの名前をどこから聞いてきたんだなどと、個人情報の秘守義務を盾にとり、名前も家族構成も明かさない人もいるらしい。
いやな世の中になったよねえ。
人間を超越した人間のわたしは、年金でささやかに暮らしながら、花壇の手入れをしていると幸せなので、この団地で名もなく貧しく終わるつもりだ。

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2023年3月19日 (日)

ああ、NHK

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今日は日曜日で、深夜になるとNHKでプレミアムシアターがある日だ。
今夜のプログラムはなーんだと、番組表を見たら「スパルタカス」!
おお、ロシアの有名なバレエじゃないか、まえから観たかったんだよねと感激のあまり涙がちょびりそう。
でも、待てよ、いまのご時世にNHKがロシアのバレエ?

よく見たら、案の定、同じ「スパルタカス」でも、演るのはオーストラリアのバレエ団の現代版らしい。
わたしが観たいのはグリゴローヴィチが振付けをしたロシア・バレエのオリジナル版なので、期待してガッカリした(いちおう録画はするつもりだけど)。

ほんと、日本はセコいよな。ケチな国になるよな。
中国なんかいくらケンカを吹っかけられても、パンダを返せとはいわないし、つまらないことにこだわらないのが大国というものだ。
バレエもバレリーナも、やっぱりロシアが最高なのに、ウクライナ戦争が終わるまでNHKは決して放映しないだろうと、やっぱり涙がちょびるワ。

わたしはせっせとブログを更新して、この世の不正義を告発しているけど、高市議員やガーシーもと議員や、クレディ・スイスの不正融資や、米国のノルドストリームと気球の捏造や、女性自衛官への強制わいせつ、闇バイト、回転寿司の外食テロのことなどにはあまり興味がない。
世間にはワルイやつがたくさんいて、容認できない事件も多いけど、そんなものはこの歳までイヤというほど見たり聞いたりしてきた。
たとえば国会など、あ、またかというくらい伏魔殿で、集まっているのは詐欺師やゴマスリや強盗まがいが多いと信じてるから、そんなものにいまさら義憤は感じない。

そういうわけで目下のわたしが苦情をいうのはNHKがメインだ。
むかしもいまもわたしはNHKしか観ない人間だけど、それは民放のバカ騒ぎがきらいで、ここだけが落ちついて観られるという信頼感があったからだ。
女性アナもNHKのというだけで、みんな処女に見えてしまっていたのだ。

それがなんだ。
ウクライナ戦争が始まってからは、あまりにバカらしいプロパガンダの押しつけで、もう顔なじみになった識者ばかりを動員して、このあいだまで信頼に足るといっていたロシアの大統領プーチンを、ならず者呼ばわりする始末だ。
信じていてそれが裏切られた場合の怒りは筆舌に尽くしがたい。
ICCによるプーチン告発は、将来新疆ウイグル自治区で同じ手を使おうという布石に違いない。
こういう態度に義憤を感じるからこそ、わたしはせっせとNHKを責めるのである。
「スパルタカス」はYouTubeに上がっているやつで我慢するから、まあ、いいや。

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2023年3月18日 (土)

なんたる迷惑

ポーランドとスロバキアがウクライナにミグ29を提供することにしたそうだ。
なんたる迷惑な!
考えてもみよ、こんな戦闘機に乗らされるパイロットの気持ちを。
ポーランドにしてもスロバキアにしても、次回からは戦闘機はアメリカ製にするそうだ。
ということは、これは旧式戦闘機ということになり、体のいい廃物処理じゃないか。
もとはロシア製だから、弱点はロシアに把握されているだろうし、これでは特攻隊と同じで、パイロットに死んでこいといってるようなものだ。
ウレしがるんじゃないよ、え、NHKは。

東欧の国々はほとんどがロシアを嫌っているけど、長期的には衰退一方のアメリカに乗り換えて、大丈夫かねえ。
腕力だけが頼り、しかも貧乏人をひとにぎりの金持ちの奴隷にしようという国だぜ、アメリカは。
しかし愛国者のプーチンがいなくなったら、ロシアもまたウクライナと同じ、どうしようもない国にもどる可能性もある。

ああ、わからん、わからん。
それまで生きていられない団塊の世代のなんと幸福なことか。
いったいいまの若いモンたちは、どんな世界を生きることになるんだ。
わたしの心配してやることじゃないけど、子供のいないわたしのなんと幸福なことか。
世界の2極化という意味がわかってきた。

今日のヤフーに、ICC(国際刑事裁判所)が、プーチン大統領に逮捕状を出したって信じられないニュース。
ウクライナの子供を誘拐したからだそうだ。
移民が押し寄せて、それでもけっして歓迎しているわけではなく、なんとか追い出す算段の最近のアメリカやヨーロッパは、誘拐罪には問われないのかしら。
親を失った子供たちを引き取る国と、強引にやってきた移民の子供たちを、きちんと面倒もみられない国と。
まあ、ロシアが怒って、ウクライナ(とNHK)がウレしがるところをみると、これもプロパガンダだろうな。

ゼレンスキーさんやバイデンさんに、ジェノサイドの疑いで逮捕状を出さないということは、ICCも旗幟を鮮明にしたらしい。
こういうのは難クセとしかいいようがなく、難クセというのはほかに打つ手のない側が苦し紛れにするものだ。
そんなアホなことをするのではなく、フィリピンに逃亡した広域強盗犯の引き渡しや、国外にいすわるガーシー氏の逮捕のような、だれが見ても公平な仕事だけをしていればよかったのに。
そのうちロシアや中国、第3世界だけの新しいICCが出来ることになる。
広域強盗犯やガーシー氏も、あちらに逃げればこちら側のICCの手は及ばなくなる。
ドルも基軸通貨でなくなる。
あちら側のほうが景気がよさそうだけど・・・・

スイマセン、文章の後半でICCとICPO(国際刑事警察機構)をカン違いしてました。
本質的には変わらないのでこのままにしておきますが、気になる人は訂正しといてください。

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花壇

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ほかに特別の趣味を持たないわたしにとって、春になるとまわりが気になる。
この団地に来てから手を出した園芸の、新シーズンが始まるのだ。
そこで、ウクライナ戦争と並行してときどき書いている園芸について、これまで花壇の花をいくつか紹介してきたけど、その舞台についても説明しておこう。

わたしの住んでいるのはどこにでもある5階建ての公社団地で、共有のせまい庭はあるけど、とくに花壇なんてものはなかった。
庭からネットの垣根を越えたところが、樹木のまばらに植えられた南向きの斜面になっていて、同じ団地に住んでいた老人が、10年がかりでこの場所の雑草を抜き、石を取り除き、さまざまな花を植えて花壇に仕立て直したのである。
この老人のガーデニングの腕は確かなもので、あまりの花壇の見事さに、通りがかりの人が思わず足を止めるほどだった。

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わたしがこの団地に越してきたのが2020年の4月のことで、もともと花を見るのが好きだったわたしは、花壇に咲き乱れるシバザクラに息をのんだ。
そのころ咲いていた花を挙げてみよう。
シバザクラ、マツバボタン、マツバギク、サクラソウ、スイセン、スノーフレーク、チューリップ、マーガレット、キンギョソウ、ガザニア、イベリス、カーネーション、ビオラ、パンジー、その他の名前のわからない花などなど。
時期が変わればこれにクロッカス、ノースポール、オニユリ、マリーゴールド、コスモス、ヒガンバナなどが加わる。
各地にある花の名所でも、これほどいろんな花がまとまっているのを見るのはめずらしいんじゃないか。

ところがわたしが越してきて2年目に、ボランティアで花壇の世話をしていた老人が、家庭の事情とかでとつぜん引っ越してしまった。
するとたちまち雑草が目立つようになる。
せっかくの花壇は荒れてくる。
こういうとき、さて、あなたならどうする?
うーんと考えたあげく、これもなにかの縁だとあきらめて、あなたが花壇を引き継ぐんじゃないか。
わたしがまさにそれだったのだ。

じつはわたしは花が好きで、たまに鉢植えの花を買ってくることはあるけど、自分で園芸なんかやったことがない。
買ってきた鉢植えも、部屋に飾ると、たいていはげんなりしてしまうことのほうが多かったから、ほかの才能はないくせに、わたしには花をダメにする才能だけは天賦のものがあるようだった。
しかしわたしがやらなければだれがやる。
こういう高齢者に見込まれた花壇のほうも気のドクだけど、相手がものいわぬ植物だけあって、ヘビやカエルや熱帯魚なんぞを飼うよりは罪の意識はなくて済む。
そのかわりYouTubeに載せてもファンはつきそうにない。
このご時世になんたる無益なことよ、やっぱりわたしってなにをやっても世間から認められないように生まれついたんだなと悲観的になるけど、それでも他人に迷惑をかけないボケ防止の運動と思えば、こんな趣味でも役には立つものだ。

というわけで、またときどきは花壇についても更新しますんで、ヨロシク。

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2023年3月17日 (金)

CG?

昨夜のニュース9に、黒海上空でアメリカの無人偵察機が撮影したという、ロシア戦闘機との接触映像が出てきた。
気球といい、ノルドストリームのガスパイプといい、デタラメばかりいってるアメリカも、さすがに3度目の正直で、なにも出さないわけにはいかなかったのだろう。

映像を観ると、たしかに偵察機の後方からロシアの戦闘機が(燃料だという)ガスのようなものを吐きながら近づき、偵察機のプロペラを損傷させて飛び去ったように見える。
空中で接触するのはパイロットの腕が未熟だと、アメリカはロシア機の操縦士をけなしているけど、ヘタすれば追突してこちらも墜落しかねないし、偵察機のプロペラだけを損傷させるなんて、アクロバット競技の飛行士にも出来ない神ワザじゃないか。
そんな危険なことを安易にするものだろうか。
まあ、張り切りすぎたロシア機が、ぶつけるつもりはないのにぶつけてしまったということはあるかも知れないな。

このブログは世界でもめずらしいロシア擁護派で、わたしはプーチンの味方だから、最初からアメリカの捏造だろうと徹底的に疑惑の目で見ていた。
この接触映像ってCG(コンピュータ・グラフィックス)じゃないのか。
アメリカといえば「スターウォーズ」や「ジュラシックパーク」のようなCG映画の本場だし、ほんの数秒なら「トップガン」の映像を拝借するだけでも間に合いそう。
おまえはホント、疑り深いなといわれそうだけど、疑わなくてもいい問題じゃない。
たとえば車が事故を起こして、主人公を乗せたまま七転八転し、地面に叩きつけられてバラバラになる、それでも主人公は無傷でアクションはまだ続くという映画があれば、こりゃCGに決まっているけれど、それでも作りモノであることを証明しろといわれたら、わたしだって困ってしまう。
現代はそういう時代なのだ。
CG技術は日々進化しており、もはや人間の目ではホンモノかどうかを判断するのはむずかしくなっているのだ。

しかしマリアナ海溝に落ちたわけではないから、ロシアはすでに偵察機の残骸を回収したらしい。
これではCGでないことだけは確かなようだ。
勝手に回収されては困るアメリカは、偵察機内のデータはとっくに消去してあるから大丈夫だなんていっている。
なんか気球のときとは立場が正反対になったような気もするけど、米国から遠くはなれた黒海くんだりまで偵察機を飛ばすこと自体が、アメリカの陰険な謀略を証明している。
それでもいまのところ、この接触映像については米露とも冷静であるようで、NHKもことさら騒ぐようす見られないから、核戦争の危険はなさそう。

興味があったのは、ニュース9ではこの接触映像のすぐあとに、皮肉のつもりなのか、画像生成AIソフトを使った絵の話題が出てきたこと。
最近ではコンピュータが描いた絵も、人間が描いたものと区別がつかないそうで、美術展で入賞した絵が、じつはCGだったということが現実にあった。
ウクライナ戦争ではプロパガンダ用のCGが氾濫しているらしいから、どちらさんもだまされないようにご用心。

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2023年3月16日 (木)

黒海のサーカス

危険だ、ひじょうに危険だよ。
黒海上空でアメリカの無人偵察機とロシア戦闘機が接触したという事件。
前項でも書いたけど、偵察機のプロペラに戦闘機を接触させるなんて神わざだ。
偵察機は無人だからいいけど、ロシア戦闘機にすれば、万が一接近しすぎれば乗員もろとも墜落だ。
パラシュートがあるだろうという人がいるかも知れないけど、金額を考えたって割が合わない。
具体的なことは米軍が映像を公開するらしいから、どんな状況なのかそれを待とうじゃないか。
わたしはたぶん韓国海軍のレーダー照射と同じような捏造になると思うけど。

わたしが危険だというのは、じつは黒海上空のサーカスのことではなく、米国のネオコンたちが危険な賭けに出てきたんじゃないかということだ。
現在の世界情勢をながめると、ウクライナ戦争でロシアの優勢は動かしようがないし、イランとサウジの接近には中国がひと肌脱ぎ、おまけに第三世界から総スカン、しかもウクライナ支援が始まって以来、世界中の経済が混乱し、米国では銀行がばたばた倒産する始末。
これではいままでのように、兵器を売って儲けるというアメリカ式商法も成り立たなくなる。
つまり、さんざん美味しい思いをしてきたネオコンたちも、これから先はそうはいかなくなるわけだ。

わたしがここでネオコンを持ち出すのは、最近のバイデンさんに、停戦させようか、戦争を続けさせようかと、迷走しているような雰囲気があるからだ。
ひょっとすると頼りない大統領を差し置いて、ネオコンたちが戦争を仕切るためにまえに出てきたのかもしれない。

わたしはネオコンたちが核戦争の危険はおかさないだろうと思っていた。
自分までふっ飛んではモトも子もないのだから、戦闘機を供与する一歩手前でウクライナから手を引くだろうと思っていたけど、黒海上空の接触事故は、アメリカが戦闘機の供与にまで踏み込む下準備かも知れない。
商売あがったりでホームレスになるくらいなら、第3次世界大戦になるのを覚悟のうえでとことん突っ張れば、もしかするとロシアのほうが引っ込んでくれるかも知れない。
窮鼠猫を噛むのたとえにあるように、追いつめられたネオコンたちは一か八かの大バクチに出たのかも知れないのだ。
ウクライナ戦争はいよいよ危険な最終局面に入ったのかも。

わたしはむかし読んだカール・セーガンの「コスモス」という本の一節を思い出す。
『なんのために文明を破壊したのか、というやるせない気持ちと、防ぐことができたのに防がなかったという思いと』
“防ぐことができたのに防がなかった”
セーガンは核戦争で絶滅してゆく人類の、悔やんでも悔やみきれない悔恨を書いていたのだ。

わたし?
覚悟はできてるって、何度いったらわかるんだ。
わたしゃもう人生を味わい尽くしたし、これ以上生きていてもお金持ちになるとか、若い娘にちやほやされる可能性もなさそうだし。
ただこれから未来を生きていくはずの若いモンや、子供たちが不憫で、不憫で。

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2023年3月15日 (水)

識者

日本人は肩書きに弱い。
ウクライナ戦争ではテレビやSNSに、顔なじみになった識者が出てきて、あちこちで同じようなことを言っている。
みなさん、いちおう立派な肩書を持ってらっしゃるけど、わたしみたいな素人の、市井のいちゃもん居士から見ても、おかしいと思える発言ばかりなのだ。
もちろんあっちは(いちおう)専門家で、わたしは素人だから、こちらの見立てのほうが間違っているということはあり得る。

メディアでよく見かける人を何人か選んで、みてみよう。
「防衛研究所」の研究員であるHさんとTさん、「東京大学先端科学技術研究センター」の専任講師であるKさん、彼らはNHKでもお馴染みの、局にとっては重宝な人たちばかりである。
日本人は肩書きに弱いから、こういう人たちのいうことは一も二もなく信じてしまう(そしてもちろんわたしみたいな、学歴もない人間のいうことはハナっから信じないのである)。

NHKだけじゃないよ。
TBSもANNも日テレも毎日も日経も、YouTubeを始めとするSNSも、いやもう日本中のすべてのメディアがロシア憎しで声をあわせているようで、とてもじゃないけど、そのひとつひとつに反論しちゃあいられない。
ロシア擁護派に救いがあるとすれば、だれがなにをいおうとかまわない、結果がすべてだと、黙々と戦争に専念するプーチンのおかげで、ロシア軍の攻勢が続いていることだ。
枯渇するといわれていたミサイルをロシアはまだ撃ちまくっているし、そのうち支持を失うはずのプーチンの国内での人気は依然として高く、ゼレンスキーさんの物乞いはあいかわらず続いている。
アメリカや日本がなんとか造反させようとしているのに、中国やインドを始めとするBRICS、グローバルサウスと呼ばれる第三世界のロシア支持も揺らいでいない。
最近では世界平和を主導する中国の動きも、こういう人たちの主張をくつがえすことばかりだ。

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今日のニュースによると、黒海上空で、アメリカの無人偵察機とロシアの戦闘機が衝突したそうだ。
真相はまた藪の中だろうけど、ぶつかった偵察機はこの写真にあるやつだそうだ。
フツーに考えても、人の乗ってない偵察機と有人の戦闘機では、有人のほうが被害は大きいだろうから、わたしの見立てではアメリカの挑発の可能性が高いし、そもそもこれのプロペラが戦闘機とぶつかるというのはどういう状況なんだ?
しかし上記の識者たちが正反対の発言をすることは目に見えている。
いったい彼らは、戦争がウクライナの敗北で終わったらどう弁解する気だろう。
というわけで、いつ死んでもおかしくないわたしは、戦争の結果だけは見てみたいんよね。

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2023年3月14日 (火)

資本主義化

大江健三郎さんが死んだね。
ここんところ有名人の訃報続きだけど、わたしもいつでもOKだかんね。
まあ、花壇に植えたオオツルボと、ウクライナ戦争の行方だけは見届けたいと思ってんだけど。

ところで大江さんについて書くことがないね。
彼の本を読んだことがないし、「砂の女」がそうだったかな、いや、あれは安部公房かというわけで、なにも読んでない作家について書くほどわたしは図々しくない。

それでも作品以外なら、たとえば息子がピアニストであることや、映画監督の伊丹十三が親戚だったってことくらいは知っていた。
ほかに左翼的方向から憲法9条についていろいろ意見を持っている人、ということも知っていたけど、わたしはどっちかというと右派っぽい中道で、政治の話では沖縄にもあまり興味がないし、まして義憤を感じることもないから、ブログに書くネタにはならない。
あらためて本を読んでみようとも思わない。

それよりNHKの欺瞞をあばくほうがおもしろい。
昨日の国際報道を観ていたら、中国の蘭州がニュースに出てきた。
蘭州というとわたしの知り合いが住んでいるところだけど、ここでは不動産投機が加熱して、それが政府の抑止策やコロナの影響で、さんたんたる状況になっているらしい。
わたしの知り合いもひところ景気がよかったみたいだけど、最近メールも来ない。
あれはきっと不動産で大損をくらったに違いない。
しかし投機というのは自己責任だから、日本にいるわたしがなんとかしてやるわけにはいかない。
それより中国もますますアメリカなみの資本主義国、格差社会につき進んでいるなあと、へんなところに感心してしまう。
これから中国は共産主義だからキライという人は、考えを改めなければならないぞ。

NHKはそれみろ、習近平政治の失策だといいたいらしいけど、こんなことは資本主義国ではどこでも起きることだ。
日本だって北海道の夕張みたいに破綻した街もあるし、アメリカじゃ銀行がふたつもつぶれたって大騒ぎしているところじゃないか。
アメリカのほうは、ウクライナ支援なんて余計なことをしたことと関係はないのだろうか。
自由放任主義のアメリカに比べると、中国のほうがまだそれを反面教師にしようという配慮が見える気がするんだけどね。
日本は他国のことを心配している場合じゃない。

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2023年3月13日 (月)

日本で就職

以前このブログで、ロシア人ユーチューバーの安涼奈(アリョーナ)さんについて、早くまともな職業についたほうがいいと、余計なアドバイスを書いたことがある。
特別な資格も経験も必要がなく、そのへんのチンピラみたいな若者でもかんたんに始められるYouTubeという仕事を、わたしはまともなものとは思っていないのだ。

わたしの念力が通じたのかどうか、最新の映像に彼女は黒いリクルートスーツで登場し、日本で就職することにしましたという。
なんでも山好きな彼女の趣味を生かせる仕事らしい。
東大出の才女だから仕事先に不自由はしないだろうけど、問題があるとすれば、YouTubeという自由気ままな仕事をしていて、いきなり他人から指図される仕事が務まるかどうかだ。
そういう点では、わたしはすぐネクラな自分にあてはめてしまうからいけない。
彼女の場合は美人だから、まわりからちやほやされて、本人も仕事が楽しくてしようがなく、つぎの仕事のためにキャリアを積んで、将来は順調に女性起業家に転身なんてこともあるかもよ。

そのころにはウクライナ戦争も終わっており、また日本とロシアの関係ももと通りになっているよう祈る。
わたし?
部屋でとっくに孤独死してるんじゃないか。

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2023年3月12日 (日)

3億4千万分の1

わたしのブログは世間に迎合するものではないので、この時期に侍ジャパンには触れない。
というか野球には熱中するほど興味がないもんで。
それでもバカにされるほど無知でもないぞ。
大谷翔平やダルビッシュの衛星中継は、ほかにおもしろいものがなければよく観るし、今回は日系ハーフのヌートバーという選手が人気だということも知っている。

ところで先日、韓国とオーストラリアの試合、日本と中国の試合を連日で観て、たまげた。
外野席を見ると韓国の試合はガラガラ、日本の試合は満員御礼みたいな盛況だ。
いくら日ごろ見られない大谷やダルが見られるからって、わたしみたいなぬるいファンからすると、これが世界一を決める試合かいと首をかしげてしまう。
韓国戦との因縁を騒ぎ立てたり、ヌートバー選手を褒め称えるメディアについても、ちょっと異常としか思えない。
たかが野球じゃないかといったら、怒られるか。
わたしがアメリカ人だったとしたら、日本や韓国人に共通する異常さを見出して、薄気味悪いと思っただろうねえ。
ヌートバー選手本人も、オレは野球選手として当たり前のことをしているだけだぜと、なんとなく白けている感じ。
なにごとも過熱はよくない。
たまには冷静になることも、世間の風潮に流されないために必要だ。

ところで、このブログを読んでいるあなたは、ホントに貴重な人だ。
昨日のこのブログのアクセスは33しかなかった。
ということはあなたは日本人12億のうちの、3千600万分の1ということになる。
これじゃ精子が卵子に到達する可能性より低いんじゃないか。
世界でもめずらしいロシアを擁護するブログがこれって、おかしいでしょ。そう思うでしょ。

でもわたしは気にしないのだ。
韓国人を相手にする場合もそうだけど、気にすると、よけい相手を嬉しがらせることになる。
わたしのブログは、じっさいには読者が千か万の単位はいるはずだけど、謙虚な人間であるわたしは、いまはWBCをしているから、みんなの関心がそっちに行ってしまったのだろうとか、昨日は東日本大震災の記念日だったもんなと考える。
今日はきっと3桁か4桁に復帰間違いなし、ココログさん、見てる?(泣く)

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2023年3月11日 (土)

速報

ゼレンスキーさんが見捨てられる時が来たのかも知れないけど、昨夜はニュース9にウクライナ関連のニュースがひとつもなかった。
考えてみると今日11日が東日本大震災の起こった日なので、特番かなんかでNHKも忙しいのかも知れない。
9がダメなら深夜の国際報道があるというわけで、そっちに注目してみた。

わたしは美人の酒井美帆ちゃんのファンなんだけど、いや、NHKならたいていの女性アナのファンなんだけど、昨夜はニュースが中断して、みじかい速報が飛び込んできた。
イランとサウジアラビアが国交を回復させるって。
ロシアにとってはいいニュースだけど、アメリカや日本にとっては嬉しくないニュースだ。
サウジは王家の権力をふりまわして、本来なら民主主義国とはいえない独裁国家なんだけど、これまではアメリカの肩を持つことで、自国の体制を保障してもらっていた。
中東にあってアメリカのダブルスタンダードを象徴する国だったわけだ。

そんなアメリカべったりのサウジと、西側から制裁をくらっているイランが仲がいいわけがない。
この両者が和解というのは軽んじていいニュースじゃないから、朝になって続報を観た。
和解を仲介したのは中国だそうだ。
アメリカにとって最悪の事態である。
だからいったでしょと、アメリカに追従してさえいれば間違いないという日本の首相に言いたくなってしまう。

サウジがこれからはグローバルサウスの時代だと思ったかどうかは知らんけど、ここへ来て、国内の意思統一もできないくせに税金をウクライナに注ぎ込む米国は、足もとを見限られたといっても過言じゃない。
G7の先進国クラブはますます立場が悪くなってきた。
いまならまだ両方の陣営から嫌われていない日本にできることがありそうな気がするけど、国際情勢をしっかり把握も出来ず、未来のたしかな戦略も持たない岸田クンには無理だろうねえ。

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2023年3月10日 (金)

また今日も

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おとといだったかな、NHKに無抵抗のウクライナ兵士が射殺される映像が出まわっているとの報道。
だからといわれても困る。
戦場ではいろんな場合があり、たとえばスパイが捕まれば、無抵抗かどうかは関係なく、その場で射殺されても文句はいえない。
スパイというのはたったひとりで一個師団を壊滅させる可能性もあるから、ジュネーブ条約でも保護の対象にはならないのだ。
殺された兵士がスパイかどうかはわからないけど、第三者には射殺の背景もわからないのでなんともいえない。

ほかにも射殺の理由は考えられる。
殺された兵士が勇敢な男で、直前にロシア兵を10人ほど射殺したばかりだったらどうだろう。
怒りにもえたロシア兵を常識で制止できるものだろうか。
問題はこのニュースのすぐあとに、ゼレンスキーさんが出てきて、ロシア軍は残忍だ、戦争裁判にかけるなどと発言することだ。
これではプロパガンダと思われても仕方がないではないか。
プロパガンダはほどほどにしないと、オオカミ少年の例えになってしまう。
わたしなんか最近は、NHKのウクライナ関連のニュースが始まると、あ、またかと、ほとんど信頼を置かないもんね。

昨夜のニュース9にはもうすこしわかりやすいニュースもあった。
ロシアのミサイルでザポリージャ原発の電線が切断されたそうだ。
すかさず、これは重大な原発事故につながるというロシア批判の論調だけど、ザポリージャ原発はロシアが占拠している。
自分が占領している地域の原発を危機にさらしてなんの得になるのか。
これはウクライナの自作自演に違いないと即決で決めつけてしまうのは、わたしではなくNHKの責任である。
そんなプロパガンダ一色のNHKから、かってはつねに、いちばん最初に出てきたウクライナの報道がめっきり減った。
これはなにを表しているか、良い子のみなさんにはわかるよね。

今日はまた自転車で片道1時間半ほど走って、ネコ大好きおばさんちのアザラシネコに会ってきた。
アザラシネコというのは、文字通り猫っ可愛がりされて、肥満でアザラシ・スタイルになっちゃったスコティッシュフォールド(添付した写真)のことだ。
1時間半というとなんでもないみたいだけど、アシストパワーのスイッチを切って、人力だけで往復すると、これはキツイ。
オリンピックの競輪選手まであとひと息だ。

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2023年3月 9日 (木)

昨日のNHK

昨日のNHKニュースでは、また笑える報道があった。
ノルドストリームの爆破では、どうみてもアメリカはまっ黒の容疑者だ。
これはちょっと分が悪い、なんとかごまかす方法はないかとアメリカ政府は頭をひねる。
しかしロシアとドイツを結ぶガスパイプを爆破するのは、アメリカか英国、もしくはウクライナしかいない。
ウクライナのせいにしたのでは、ドイツが怒り出すだろうから、これはマズイ。
ロシアのせいに出来ればいちばんいいけど、元栓をひねれば済むことなのに、自分たちが苦労して敷設したものを爆破するバカはいない。

現場の目撃者はいないんだから、とにかくデタラメをでっち上げて、話をこんがらかせて、あとはまたうやむやにしてしまえ。
そういうことででっち上げたのが、ロシア国内にいる反プーチン派のせいにすること。
まるで絵に描いたような理想的なでっち上げじゃないか。
なにか証拠があるのか、いや、そのへんのテロリストに出来る仕事なのかということはまったく無視し、それでも気球といっしょで、このまま押し通して、世間が忘れてくれるのを待つ算段。
笑ってしまうというのは、この程度でも信用する日本人がいるんだろうなということだ。

昨夜のNHKニュースにもうひとつ、またキチガイじみたアメリカの現実が報道されていた。
アメリカではいま特定の本を発禁にする文化戦争が起きているそうである。
たとえば有名な「アンネの日記」は、少女が異性に興味を持つ描写があるから、こんなイヤらしい本は子供たちに読ませるわけにはイカンと、そういうふざけた理由で発禁にされてしまっているのだそうだ
まるで秦の始皇帝の焚書坑儒か、どこかの国のPTAの余計なお節介みたいで、そんな国がいまどきあるのかとにわかに信じられない。
さすがにNHKもそんなことがあっていいのかという扱いだった。

幸いなことにアメリカでも半数以上の人がおかしいといってるそうだけど、それでも半数ちかくの人は文句をいってないらしい。
ま、アメリカの異常さはいまに始まったことじゃないから、とくに騒いでも仕方がない。
わたしも若いころから本だけは読んだほうだから、いくらイヤらしくても、暴力的で差別的であっても、さまざまな分野のいろんな本を読むことで、人はその中から常識や善悪を判断する能力を養うものなのだ。
という程度のことはいえるけど、そんなことを書いたって、まともすぎて誰もおもしろがらないだろう。

特定の本を読んではいけないと上から命令すると、お隣りの韓国のヒトみたいになってしまう。
あちらじゃ日本の浮世絵のことも知らない人がたくさんいるそうだ。
でも最近では他国のことはいえない。
日本だってわたしのブログは有害図書だってことで、禁書に指定し、世間に読ませたがらないナニモノかがいるみたいで、昨日のわたしのブログは、親戚・知り合いみんな含めて、アクセスがたったの50ぐらいだった(泣)。
いつも人気ブログの上位にいる占い師さんは、累積のアクセスが3億9千万(!)だって自慢していたよ。

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2023年3月 8日 (水)

いまの惨状

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昨日のNHKニュースを観ていたら、中国がノルドストリーム爆破の話題を1面トップで取り上げているという報道があった。
これはロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプラインのことで、ピュリッツァー賞をもらった米国作家でさえ、爆破犯人はアメリカしかないといっているくらいだから、ただいまアメリカからケンカを売られまくっている中国が、アメリカを批判するのに使うのももっともだ。

アメリカに追従するNHKは、これを否定するのに躍起になっていた。
否定のためにニュースで大きく取り上げているので、なにか新事実でも出たかと思ったけど、ぜんぜんそんなものはなかった。
それどころか中国、ロシアによるプロパガンダ作戦の一環だろうと、話をよそにそらす始末。
これではぜったいに確証のある犯人が、オレはやってないといったら、そのやってないという発言だけが大きく取り上げられるようなものだ。
気球といっしょで、いつのまにかうやむやにしてしまおうという魂胆が見え見え。

だれが見たって犯人はアメリカでしかないものを、でたらめに弁護するくらいなら、なんでゼレンスキーさんのことを心配してやらないのか。
あれほど大騒ぎしていたウクライナの戦況が、ここ数日は熱心に取り上げられなくなった。
もはやウクライナ軍はカバーしてやりたくてもできない惨状に追い込まれているのだろう。

昨夜のニュース9には、バフムートの戦況がすこしだけ出てきたけど、またしてもロシア軍は大きく戦力を失っている“とみられる”、“その可能性がある”と、もう何度聞いたかわからない憶測の文言。
そもそもゼレンスキーさんに軍略や政略なんてものがあるのだろうか。
とりまきにいわせられているのかも知れないけど、徹底抗戦だ、最後まであきらめない、領土の一片も渡さないと繰り返すだけではないか。
太平洋戦争末期の日本軍といっしょだ。
こうしているあいだにも徴用された有為の若者たちの命が失われているのだ。

添付したのは、購入時にはアキラ(オステオスペルマム)といって、もっときれいだった花の現在の惨状。

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2023年3月 7日 (火)

義憤

わたしがなんでそんなにロシアの肩ばかり持つのか、不思議に思っている人がいるかも知れない。
わたしにいわせれば、それは義憤というものなんだけど、今回はそのへんを説明しよう。

「ロシアン・ブラザー」という映画があった。
アメリカ映画によくあるようなヒーローもの映画で、エイゼンシュテインやタルコフスキーを想像するとガッカリしてしまう、ただのギャング映画である。
ゴルバチョフの改革のあと、ロシアには国のプロパガンダではない、西側と同じような娯楽映画が氾濫して、これもそういう映画のひとつ。
主人公を演じたのはセルゲイ・ポロドフJr君という、ギャングらしからぬやさ男だったけど、数本の映画に出演したあと、事故で亡くなった。

映画は1997年の製作なので、プーチン大統領が登場する直前ごろの、ロシアの風俗が描かれていて興味深い。
ナイトクラブにたむろする若者たちや、麻薬におぼれる青少年など、まったくアメリカといっしょで、法の支配がゆるんだ国というのは洋の東西を問わず似たようなものになるらしい。

この中にギャングに牛耳られた市場が出てきた。
市場というものはギャングの利権の温床なので、この映画にも縄張りである市場を見まわるギャングの親分が出てくる。
この親分は敵対するギャングに雇われた殺し屋、つまり主人公に撃たれてあえなくお陀仏になっちゃうんだけど、当時のロシアの市場がどんなものかという参考になる。

ロシアだけじゃない。
ギャングまがいの政治家に牛耳られる国というものは、世界中にけっしてめずらしくない。
ゴルバチョフが登場して、結果的に国が分裂し、それまでロシアの属国のようだった国家群がいっせいに独立したとき、権力移譲をめぐって多くの国が混乱した。
ポーランドやチェコスロバキアのように、まじめに権力移譲が行われた国もあれば、ウクライナやベラルーシ、カザフスタンのように、ロクでもない権力者がトップに居座った国もある。

じつはロシアもそうした国のひとつだったのだ。
分裂したといっても、ロシアには豊富な資源があったから、いきなり到来した自由主義の下で、制約のタガがはずれたオリガルヒ(新興成金)たちがこれを見逃すはずがなかった。
ゴルバチョフのあとを継いだエリツィンは、酒が大好きの呑ん兵衛大統領で、こういう連中を抑えるだけの力はなく、ロシアもギャングまがいのオリガルヒに食いものにされるのは時間の問題と思われた。

そうしたときに登場したのがプーチンである。
彼はオリガルヒのいいなりになるつもりはなかった。
大統領になったプーチンは、オリガルヒたちがにぎっていたエネルギー利権を取り上げ、これは国家で一括して管理することにした。
なにしろKGB上がりの、もと警察官僚のような剛腕大統領だから、抵抗したオリガルヒのなかには刑務所に叩っ込まれた者もいた。
わたしはこういうニュースを胸がすくような気分で眺めていたのだ。

プーチンが偉かったのは、もしそうする気があれば、権力のトップにいる自分が富を独り占めし、北朝鮮のような国民を顧みない独裁者にでもなれたのに、そうしなかったことである。
彼は国民が安心して仕事ができるよう、そのうえでひとしく豊かになれるよう、つまりロシアを、日本やヨーロッパと同じグローバル国家に変貌させたのだ。
ココログのブログに「ロシアは隣の国」という、女の人がやっているものがあるから、参考にしてもらいたい。

わたしはプーチン後のロシアに3回行っている。
入国になにも問題はなかったし、街を自由にぶらついても文句をいわれることもなかった。
わたしの知り合い(の知り合い)は日本製の4輪駆動車に乗って迎えに来て、平気で日本をほめ、ロシアをけなしていた。
サンクトペテルブルクまで往復するために2度もロシアの新幹線を利用したけど、雪の積もった冬の時期なのに、時刻どおりに運行されていたのに驚いた。
日本以外の国で鉄道がまともという国はめずらしいのだ。

とはいっても、まともな国なら鉄道くらいで騒ぐことはない。
わたしは日本のNHKが、それまでは世界に通じる大統領と称賛していたくせに、米国の扇動にのって、手のひらを返すように正反対のことを言い出したことが許せないのだ。
ロシアの大統領はロシアの安全保障に責任があり、看過できない事情もあるのに、そんなものは一顧だにせず、まるでならず者のようにいうのを聞いて我慢ができなくなったのである。

わたしはプーチンという人が好きである。
あの目つきがキライという日本人もいるみたいだけど、彼は黒帯の有段者で、あれは武芸者の目である。
ようするに“バカボンド”の目なのだ。
ロシアがプロパガンダに熱心でないように見えるのも、彼は卑怯な手段をとることを恥とこころえる、侍スピリットを持った人間だからだろう。
日本では右翼や体育会系に好まれるタイプなんだけど、最近はそっちのほうにもろくなのがいないしなあ。
わたしがロシアの肩ばかり持つのはこういうことだ。

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2023年3月 6日 (月)

いいかげんにしろ

ウクライナ戦争について、こまかいことにいちいち文句をいってるヒマがないので、大局からながめた戦況をもういちど振り返ってみよう。
プーチンはウクライナ戦争を見誤ったということがよくいわれる。
戦争の開始まえには、この戦争は3日で終わるといっていたのに、なんだがんだで1年かかってまだ終わらない。

正直にいわせてもらえば、これはプーチンの誤算だったと思う。
彼はヨーロッパとガスパイプで、日本とはサハリン1、2で、エネルギー供給のつながりを作っておくことで、あらかじめ西側の介入を防ぐための工作をしてあった。
戦争になればこういうつながりがパアになる、だからドイツ、フランス、日本はことを荒立てようとは思うまい。
彼らがその気にならなければ、アメリカだっておいそれと介入はできないだろう。
こうした工作をNHKはずる賢いというけど、ロシア大統領がロシアの安全保障のためにすることだから、未来をにらんだ正当な戦略というべきである。

だからとプーチンは楽観視していたはずだ。
しかし彼はアメリカがこれほど執拗に、強力にウクライナの支援をするとは思っていなかった。
米国は自分が世界でゆいいつの超大国であるために、それ以前から謀略をねっており、NATOを利用してロシア包囲網をじわじわと締めつけていた。
しかもトランプさん以降、二つに分裂した国内をまとめるために、国民を結束させる共通の敵の存在が必要だったというグッドタイミング。
バイデンさんが、もっとやれ、大丈夫、オレたちが応援するからとゼレンスキーさんをそそのかしたのは間違いがない。

アメリカが西側の結束を持ち出して、有無をいわせない徹底抗戦を指示すれば、ドイツなんか大いに困ったはずだけど、G7メンバーとしては同調しないわけにはいかない。
アメリカは黒子に徹しているものの、これはロシアとアメリカの総力戦のようなものだから、ロシアだって簡単には勝てない。
こうして短期間で終了するだろうというプーチンのおもわくとは裏腹に、ウクライナ戦争は泥沼にはまりこんでゆく。

それなら軍事侵攻なんぞしなければよかったという人がいるかも知れないけど、だまって見ていればウクライナはほんとうにNATOに加盟していたかもしれない。
アメリカの戦略を見抜いていたプーチンに、傍観や静観という選択肢はなかった。

最初のうちロシア軍がゼレンスキーさんの本気度を見抜けず、本格的な戦争をするかどうか迷っていたことも事実だろう。
おかげで侵攻した戦車群も大量に破壊され、まごまごしているうちに黒海艦隊の旗艦まで沈められてしまった。
これが戦争前半の出来事である。

しかるに昨日のNHKニュースでは、この前半の戦争をひきあいに出して、いかにもウクライナ軍が優勢である、まだまだ戦えるということを強調していた。
しかしロシア軍は体勢を整えたのだ。
いまや戦況は完全に攻守ところを変え、ウクライナ軍が戦争前半のロシア軍と同じ運命にさらされることになった。
いかげんにしろ、NHK。
日本の公共放送がでっち上げをして戦争を引き延ばすおかげで、今日も、この瞬間にも、双方の若者たちが死んでいるかも知れないのだ。
罪は軽くないぞ。

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2023年3月 5日 (日)

悲劇のキンセンカ

1147a

日本に住んでいるロシア人がいる。
なかでも目立つのは美女の多いユーチューバーだ。
彼女たちのほとんどがロシアのウクライナ侵攻を非難し、プーチンに批判的だ。
わたしは普通とは異なる位置からこの戦争を眺めているので、どうして自国の大統領をけなすのかと、このブログで彼女らのYouTubeに苦言を呈したり、そのうちの2人ばかりに、コメントでやんわりと忠告をしたこともある。

しかしいちどだけで、2度とそんなことはしないつもりである。
彼女たちは日本が好きで、できることならこのまま日本に住み続けたいと思っているのだ。
そんな状況の娘たちがロシアやプーチンを支持すること、つまり日本の民意に反するようなことをいえるはずがない。
だから彼女らの気持ちを斟酌して、これ以上余計なお節介はしないことにしたのである。

彼女たちがロシアに帰れば逮捕されるなんていう人もいる。
しかし不思議なのは、いまでも彼女たち自身やその知り合いなどで、日本とロシアのあいだを往来している者がいることだ。
本国にいる家族もとくに迫害されているわけではなさそうだし、プーチンは小娘の動向ぐらい気にしないのだろう。
むしろ、日本で大きな顔をするな、ロシアに帰れ、ロシア人めがと罵倒する日本人のほうがよっぽど狭量な考えにとらわれている。
え、アンタのことだよ、アンタのと書こうとしたけど、わたしのブログを読んでる人にそんな人はいないよね。

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添付したのは花屋で買ってきたキンセンカで、花壇に植えたら、翌日にはげんなりしてきた。
おどろいて、せっかく植えたものをまた鉢にもどして、ベランダで養生させることにした。
そこでしばらく面倒をみていたけど、葉がしわしわになるばかりで、そのまま枯れてしまいそう。
どうせ枯れるなら自然のなかのほうが幸せだろうと、また花壇に植え替えると、あら、不思議。
絶望だと思っていた花が咲いたよ。
ただし半分だけの戦傷者のような花だった。

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2023年3月 4日 (土)

またプロパガンダ

「ウクライナ大統領府・緊迫の72時間」という番組があった。
腑に落ちないのはウクライナ戦争の開戦72時間以内に、ベラルーシが参戦して、ウクライナを背後から牽制したようなことをいっていたこと。
わたしはこの戦争でプーチンが、けっしてベラルーシの直接支援を受けないことに、彼の矜持のようなものを感じて感心したことがある。
これはプーチンがルカシェンコ(ベラルーシ大統領)のようなタイプが嫌いなせいじゃないかと、以前観たテレビ番組との整合性に納得したものだ。

プーチンはゼレンスキーさんの暗殺を図っていたという。
その試みは13回あったというけれど、すべて実行前に阻止されて、じっさいに爆破があったとか、具体的な襲撃があったという報道はひとつもない。
汚職で失業したと思っていたウクライナ国防相のレズニコフさんが出てきた。
そういえば汚職摘発はどうなったんだ。
これも同情集めにやってみたものの、賄賂太りのマフィア(オリガルヒ)を駆逐するのは、ゼレンスキーさんには無理だと悟り、効果がないというんでもとにもどっちゃったのかしら。

番組のなかにアントノフ空港の監視カメラの映像なるものが出てきたけど、これってテレビゲームの映像じゃないのか。
わたしもSNSでヘリが飛び交う戦闘映像を見たことがあり、あまりにも簡単にロシア軍ヘリが撃墜されるので、よく見たらゲームのCG映像だったということがあった。
これもどうもそんな気がする。

もうめちゃくちゃだな。
ロシアを貶めるならなんでもアリか。
開戦直後の、ウクライナが攻勢、ロシアは兵器が枯渇して追い込まれているという報道は全部でたらめだったのか。
プロパガンダだということは承知しているけど、ここまで単純なのは初めてだ。
もうヤケになったウクライナ、およびNHKの悪あがきとしか思えないワ。

わたしには秘密の情報ソースがあって、というとオーバーだけど、いろんな情報を考察してみると、いよいよウクライナも首がまわらなくなってきたようだ。
もはやウクライナ優勢というプロパガンダも限界にきたようで、今夜のNHKニュースには19時のものにも21時からのものにも、ウクライナの情報はひとつもなし。
あったのはロシアと中国がますます接近しているというつまらないニュース。
ケンカをふっかけられた相手が、同じような境遇にある相手と組むのは不思議じゃないし、つまり原因を作ったのはケンカをふっかけたこちら側にあるのに、ケシカランという。

そうかと思えば脱炭素で日本と中国が主導権争いだという。
なんで協力関係にという発想は出てこないのかねえ。
そんな甘い考えで国際関係をわたっては行けないといわれるかも知れないけど、これは全人類の未来にかかわる問題で、どっちが儲けた損したって問題じゃないと思うんだけど。
まあいいか、わたしってそこまで行くまえに死んでしまうんだから。

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2023年3月 3日 (金)

春の気配

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ゼレンスキーさんがまた強がりをいっている。
ウクライナはこの冬を乗り切った、ウクライナ国民はロシアのミサイル攻撃と、燃料不足のきびしい冬を耐え抜いたって。
春になれば供与された戦車が到着するから、まだ戦局はわからないとも。
さてどうだろう。
強がりや負け惜しみなら北朝鮮の得意わざだ。
そういえば正恩クンもまだ踏ん張っているね。

冬を乗り切ったといっても、このあいだに失われた兵力は膨大なものだったはずだ。
ウクライナの若者たちは海外に脱出する自由もなく、戦場に駆り出され、撃ちてし止まむの掛け声のもとに、意味のない屍をさらしていったのだ。
しかし、もちろんウクライナが発信したニュースにはそんな悲惨な事実は出てこないし、ウクライナからの報道を鵜呑みにした日本のNHK、マスコミ、SNSの報道も然りだ。
バイデンさんはどこでなにをしているのかと思うと、怒りで脳ミソがたぎりそう。

わたしのブログはなかなか役に立つよ。
先日のNHKの国際報道に、あまり積極的でなかったドイツにレオパルト戦車を供与させるため、アメリカがワナをかけたなんてことが出てきた。
わたしがブログに書いたとおりじゃないか。
うちも出すからアンタも出せとそそのかして、責任はドイツに押しつけ、あとは知らん顔。
アメリカのいつもの手だ。

ほかにもウクライナ戦争が長引いているのは、アメリカが効果的な兵器を小出しにしているからだという意見があるらしい。
最初から戦車でも航空機でも供与していれば、ロシアはもっと早く撤退したんじゃないかというんだけど、これって核戦争も辞さずという危険な賭けであることはわかるよね。
だいたい、実質的に戦争を仕切っているアメリカのネオコンそのものが、核戦争になる直前でストップをかけるだろう。
連中は金儲けが好きだけど、自分たちまで吹っ飛んでしまってはモトも子もないもんね。

話がころりと変わるけど、今日は春を求めて自転車でふらふら。
添付したのはその成果の1枚。

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2023年3月 2日 (木)

もっとアホらしく

わたしの居住圏にある図書館は、定期的に時期遅れになった雑誌を放出する。
タダで持っていっていいというんだけど、たいていは何年かまえの時事雑誌なので、そんなものをもらっても役には立たない。
しかし風呂の中で読むのには、汚しても沈没させてもかまわないので重宝だし、人によってはこういう本にも読みどころはあるのだ。

たとえば最近もらってきたのは「世界」という雑誌の2017年1月号だけど、このころはまだだれも、韓国で正義記憶連帯に所属する尹美香という女が、慰安婦を食い物にしていたことなど知らなかった。
この雑誌ではその女の意見が、まっとうな活動家のもののように引用されている。
正体のわかったいまだったらどうだろうと、引用したジャーナリストについて考えてしまうのである。

2017年というど、ちょうど米国でトランプさんが予想外で大統領に選ばれたころだ。
それもあらためて読んでみると、当時のジャーナリズムの困惑ぶりがわかっておもしろい。
トランプ大統領のもとでアメリカはこうなる、ああなるという、いろんな識者の意見や予想があって、それが当たったかどうか、後世のわたしはニヤニヤしながら読む楽しみもあるわけだ。

でもトランプさんについてはこのブログでも何度も書いてきたし、たぶんつぎの目はないだろう。
この本では林香里(かおり)さんという人の意見が、SNSに翻弄される現代社会の予見になっていて興味深かった。
彼女の文章は長いので、とても全部を引用できないから、とりあえずわたしの、とくに合点のいった部分だけを抽出してみると

香里さんはいう。
トランプさんがツィッター愛用者だったように、現在の若者たちは新聞や雑誌などの従来のジャーナリズムよりも、SNSを使って情報を得る傾向が強い。
彼らは1日のうちに何度もスマホやタブレットで情報をチェックするから、できるだけ短く、わかりやすい情報が求められることになる。
従来のジャーナリズムもそういう方向にシフトするから、SNSの先にあるのは、じっくり読ませて考えさせるジャーナリズムの衰退であるとのこと。

それでわかった。
わたしのブログが人気がないのも、アクセスがせんぜん伸びないのも、長ったらしい文章で読者に考えさせてしまうせいだ。
もっとアホらしい文章を書けばよかったのだ。
いまだってそうとうにアホらしいという人がいるかもしれないけど、じいさんのわたしは、精一杯若いモンの話し言葉に近づけるよう努力してんだけどね。

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2023年3月 1日 (水)

どっちが悪らつ

1145

3月になった。
テレビが新しくなったから、NHKも心を入れ替えてプロパガンダをつつしむようになったかというと、なかなかそうはいかないね。
今日もいちにちロシアをけなす番組を観る。
はらわたが煮えくり返りそう。

最新のニュースでは、強がりばかりいっていたゼレンスキーさんが危機を訴え始めた。
だいぶ時間がかかったけど、要塞都市バフムートの陥落も近いようだ。
このブログでときどき引用する大地舜さんが、ウクライナ戦争について自分の考えを書いている。
わたしも以前書いたことがあるけど、アメリカ(およびヨーロッパ)はスラブ人絶滅を図っているのではないか。
そうでなくても、どうせスラブ人同士の戦いだと軽視してるのではないか。
戦争はどちらかが勝ち、どちらかが負ける。
どっちが勝利してもとくに影響のない日本こそ、もうやめるべきだといえるはずなのに。

ところで気球はどうなったのか。
また気球の話を持ち出すと、おまえもしつこいやつだなといわれそう。
どっこい、これほどアメリカの欺瞞ぶりを象徴する事件はないし、世間のいい加減さを告発する事件もないのだ。

軍事用の偵察衛星だという証拠は出たのかい。
とっくに出ているはずだという人は、アメリカのいうことだから間違いがないと、勝手に信じているだけじゃないか。
これまでのところ、太陽光パネルがついていました、偵察機器らしいものがありましたというくらいで、そんなものは証拠にはならない。
それでも勝手に偵察衛星と決めつけて、この件は一件落着になってしまいそう。

気球だけではなく、いつのまにか西側が頬っかむりしてしまうニュースが多すぎる。
ノルドストリームのガスパイプ破壊についても米国は知らん顔だ。
それについて追求する人もいない。
いったいどっちが悪らつなのだ。

わたしは草むしりも本格的に始めなくちゃいけないので忙しいのだよ。
添付したのは、いまの花壇のクロッカス。

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