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2023年3月24日 (金)

誘拐の真実

なんかいちゃもんをつける記事はないかと、ネットを閲覧していると、やたらに多いのが「侍ジャパン」を讃える記事だ。
わたしは野球に熱意がないと書いたけど、それでも米国に渡ってからは、他の職業とかけもちの選手ではなく、本物のプロ同士の対戦になって、なかなかおもしろかった。
毎日がヒマなわたしは、朝から生中継を観ていてもだれも文句をいう人がいないのだ。
おかげで米国との決戦が、まるでマンガみたいに出来すぎな結果だったこともリアルタイムで知っていた。

という小市民的話題はこれまで。
ネットに、ウクライナがロシアに誘拐されていた子供17人を取り戻したという記事があった。
スゴイ、激しい戦闘のすえに命がけで取り戻したのかと思ったら、そうではなくて、あいだに慈善団体が入って返してもらったらしい。
わたしが読み解いてみよう。

戦争のさなかに両親を失った子供、あるいは両親とはぐれた子供を、ロシア軍は安全なところに避難させる。
安全なところといえばロシア領内だ。
避難させた場所で学校にも通わせなければいけないから、そうなると、とうぜんロシアの学校ということになる。
そのうち離れ離れになっていた両親が帰ってきて、うちの子供がいないと騒ぐ。
調べてみたらロシア領内に連れて行かれたと。
そこで慈善団体に交渉してもらうと、ロシアもそれなら返すと、そのていどの問題じゃないか。
わたしの解釈になにか無理なところがあるかね。
こんなことまで反露のプロパガンダに使うマスコミにあきれるワ。

もどってきた子供は、そのうちウクライナにもどることになるから、ロシア語の教育は熱心に受けませんでしたといったそうだけど、こんなことを中学生の子どもが自発的にいうか。
学校では大事にしてもらって、せっかく友達になったロシアの子供たちと、また会いたいというほうが自然じゃないか。
え、朝日新聞だよ、ネット朝日だよ、こういうくだらない記事を書いたのは。

問題はこういう些細なことではなくて、こういう記事を読まされてまったく不思議と思わない日本人の民意だよな。
ちょっと考えればほかの理由も考えられることなのに、自分の意に反することは始めっから考えようとしない。
テレビに出てきてもっともらしく、ウクライナ戦争はロシアの負けですなんてほざいている識者たちこそ、こういう傾向が強い。
ロシアは戦車が足りないから旧式の戦車まで倉庫から引っ張り出したなんて報道も見かけたけど、制空権を確保して攻撃ヘリもある戦争で、戦車の多寡が問題になるんかね。
足りないのは、ちょっと頭をひねって、ほかにも理由はないかと考える脳みそだ。

あいかわらずわたしのブログのアクセスは信じられないくらい低いな。
原因がわかってきたので、そのうちココログに公開質問状でも出そうかと考えている。

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