資本主義化
大江健三郎さんが死んだね。
ここんところ有名人の訃報続きだけど、わたしもいつでもOKだかんね。
まあ、花壇に植えたオオツルボと、ウクライナ戦争の行方だけは見届けたいと思ってんだけど。
ところで大江さんについて書くことがないね。
彼の本を読んだことがないし、「砂の女」がそうだったかな、いや、あれは安部公房かというわけで、なにも読んでない作家について書くほどわたしは図々しくない。
それでも作品以外なら、たとえば息子がピアニストであることや、映画監督の伊丹十三が親戚だったってことくらいは知っていた。
ほかに左翼的方向から憲法9条についていろいろ意見を持っている人、ということも知っていたけど、わたしはどっちかというと右派っぽい中道で、政治の話では沖縄にもあまり興味がないし、まして義憤を感じることもないから、ブログに書くネタにはならない。
あらためて本を読んでみようとも思わない。
それよりNHKの欺瞞をあばくほうがおもしろい。
昨日の国際報道を観ていたら、中国の蘭州がニュースに出てきた。
蘭州というとわたしの知り合いが住んでいるところだけど、ここでは不動産投機が加熱して、それが政府の抑止策やコロナの影響で、さんたんたる状況になっているらしい。
わたしの知り合いもひところ景気がよかったみたいだけど、最近メールも来ない。
あれはきっと不動産で大損をくらったに違いない。
しかし投機というのは自己責任だから、日本にいるわたしがなんとかしてやるわけにはいかない。
それより中国もますますアメリカなみの資本主義国、格差社会につき進んでいるなあと、へんなところに感心してしまう。
これから中国は共産主義だからキライという人は、考えを改めなければならないぞ。
NHKはそれみろ、習近平政治の失策だといいたいらしいけど、こんなことは資本主義国ではどこでも起きることだ。
日本だって北海道の夕張みたいに破綻した街もあるし、アメリカじゃ銀行がふたつもつぶれたって大騒ぎしているところじゃないか。
アメリカのほうは、ウクライナ支援なんて余計なことをしたことと関係はないのだろうか。
自由放任主義のアメリカに比べると、中国のほうがまだそれを反面教師にしようという配慮が見える気がするんだけどね。
日本は他国のことを心配している場合じゃない。
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