ホウキグサ
カレル・チャペックの「園芸家12カ月」に、雨を待ち望んでやきもきする園芸家が出てくるけど、その気持がすこしわかるようになった。
2日間も雨が降るとほっとする。
花も雑草も手ぐすね引いて地面に顔を出す日を待っているんだろうなと、ヘタな園芸でも、実感として感じられるようになったから。
去年、花壇に人からもらったホウキグサを植えた。
うれしいくらい手間のかからない植物で、植えっぱなしで世話もしないのに、無事に成長して、最初緑色だったものがみごとに紅葉し、実をつけて枯れるという植物の生涯をまっとうした。
完璧に枯れてしまったあと、そのままゴミ箱行きにするのも気のドクなので、枯れ枝をせせって、その場に実をばらまいておいた。
最近になってその場所に、小さな植物の苗が無数に生えてきたのに気がついた。
これはとうぜんホウキグサにちがいない。
さてどうしよう。
全部の苗が成長したら、それはそれで壮観だけど、そんなにうまく行くだろうか。
いくらか間引きするか、よそに植え替えて分散化したほうがいいかも知れない。
あまり手間をかけたくないわたしは、うーんと思案中。
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