子供たちの運命
センセー、ウクライナは勝ってるっていってたのに、なんでイギリスは“れっかウランだん”を供与するっていいだしたんですか。
タンクだけじゃ勝てないんですか。
訊かれた先生だって困るよな。
最初、戦車さえあればといっていたウクライナは、なんとかそれを手に入れた。
しかし数に限りがあり、ポンコツ戦車も含まれるようでは、戦車同士の戦いに勝ち目がないからと、英国は劣化ウラン弾を供与することにした。
しかしウラン弾そのものはロシアも持っているし、なんといっても制空権はロシアのものだから、戦闘ヘリにでも攻撃されたら戦車ではとてもかなわない。
いまでもヘリに対抗するための、歩兵がひとりで運べる軽便なミサイルはあるけど、歩兵を駆逐するためにロシアは航空機による絨毯爆撃をするだろう。
これはあかんと、ウクライナはさらに、航空機に対抗するために航空機をくれと言い出す。
ここまで来たら乗りかかった船だというわけで、たぶんまた英国あたりが音頭をとって戦闘機を供与するかも知れない。
もう順調に核兵器供与への道をひた走ってんな。
だれかがどこかで止めなければいけないのに、だれもそうしようとしない。
今日もわたしの花壇のまえを近所の保育園の子供たちが、保育士に連れられてぞろぞろ通る。
センセー、きれいな花が咲いてるよーと子供たち。
あの子たちの運命も先が見えてるのかと気のドクになってしまう。
もう散々生きてきた団塊の世代は、ベッドの上で念仏でもとなえていればいいけど、子供たちを核戦争のまきぞえにするに忍びないのだ。
それにしても戦争が終わったあと、今度は日本が肩代わりさせられて、中国との戦争にひきずりこまれる可能性があると警告するメディアがひとつもないね。
みんな目先のウクライナの戦況に一喜一憂するだけで、台湾の若者たち(と、ひょっとすると日本の若者たち)がどれだけ犠牲になるかということを考えてないみたいだ。
日本人にとってはそっちのほうがずっと憂慮すべき問題なんだけど。
そういう心配をしているのはわたしのブログだけだから、今度は台湾人にも読んでもらうために中国語のブログも出そうかしら。
いや、わたしの語学力じゃ無理だろうなあ。
救いがあるとすれば、蔡英文さんが米国を訪問したら、米国にも中国と台湾の対立を望まないデモ隊がいたこと。
中国に金でやとわれた連中だと台湾はいってるけど、部外者のわたしだって、このままアメリカべったりの姿勢が続けば、台湾の将来に不安を感じるけどね。
| 固定リンク | 0
コメント