« 黒海のサーカス | トップページ | 花壇 »

2023年3月17日 (金)

CG?

昨夜のニュース9に、黒海上空でアメリカの無人偵察機が撮影したという、ロシア戦闘機との接触映像が出てきた。
気球といい、ノルドストリームのガスパイプといい、デタラメばかりいってるアメリカも、さすがに3度目の正直で、なにも出さないわけにはいかなかったのだろう。

映像を観ると、たしかに偵察機の後方からロシアの戦闘機が(燃料だという)ガスのようなものを吐きながら近づき、偵察機のプロペラを損傷させて飛び去ったように見える。
空中で接触するのはパイロットの腕が未熟だと、アメリカはロシア機の操縦士をけなしているけど、ヘタすれば追突してこちらも墜落しかねないし、偵察機のプロペラだけを損傷させるなんて、アクロバット競技の飛行士にも出来ない神ワザじゃないか。
そんな危険なことを安易にするものだろうか。
まあ、張り切りすぎたロシア機が、ぶつけるつもりはないのにぶつけてしまったということはあるかも知れないな。

このブログは世界でもめずらしいロシア擁護派で、わたしはプーチンの味方だから、最初からアメリカの捏造だろうと徹底的に疑惑の目で見ていた。
この接触映像ってCG(コンピュータ・グラフィックス)じゃないのか。
アメリカといえば「スターウォーズ」や「ジュラシックパーク」のようなCG映画の本場だし、ほんの数秒なら「トップガン」の映像を拝借するだけでも間に合いそう。
おまえはホント、疑り深いなといわれそうだけど、疑わなくてもいい問題じゃない。
たとえば車が事故を起こして、主人公を乗せたまま七転八転し、地面に叩きつけられてバラバラになる、それでも主人公は無傷でアクションはまだ続くという映画があれば、こりゃCGに決まっているけれど、それでも作りモノであることを証明しろといわれたら、わたしだって困ってしまう。
現代はそういう時代なのだ。
CG技術は日々進化しており、もはや人間の目ではホンモノかどうかを判断するのはむずかしくなっているのだ。

しかしマリアナ海溝に落ちたわけではないから、ロシアはすでに偵察機の残骸を回収したらしい。
これではCGでないことだけは確かなようだ。
勝手に回収されては困るアメリカは、偵察機内のデータはとっくに消去してあるから大丈夫だなんていっている。
なんか気球のときとは立場が正反対になったような気もするけど、米国から遠くはなれた黒海くんだりまで偵察機を飛ばすこと自体が、アメリカの陰険な謀略を証明している。
それでもいまのところ、この接触映像については米露とも冷静であるようで、NHKもことさら騒ぐようす見られないから、核戦争の危険はなさそう。

興味があったのは、ニュース9ではこの接触映像のすぐあとに、皮肉のつもりなのか、画像生成AIソフトを使った絵の話題が出てきたこと。
最近ではコンピュータが描いた絵も、人間が描いたものと区別がつかないそうで、美術展で入賞した絵が、じつはCGだったということが現実にあった。
ウクライナ戦争ではプロパガンダ用のCGが氾濫しているらしいから、どちらさんもだまされないようにご用心。

| |

« 黒海のサーカス | トップページ | 花壇 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 黒海のサーカス | トップページ | 花壇 »