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2023年5月

2023年5月31日 (水)

本日の

わたし同様、ロシアの味方である鈴木宗男さんのニュースがネットに載っていた。
入国管理事務について持論を述べたらしいけど、多様な意見のひとつして、とくに大騒ぎするようなものとは思えない。
要はどんなものにも裏と表、いいところもあれば悪いところもあるってことだ。
ケシカランのはこんなことをおおげさに報道しているソースの「女性自身」で、これは日ごろロシアの味方ばかりしてるのが気にくわんという意趣返しじゃないか。

ああ、偽善というものにぜんぜん気がつかず、自分の意見だけが正しいと信じるバカ者、もとい若者のなんと多いこと!
そういう連中はみんな台湾有事に引っ張り出されて、みごとに戦場の華と散ってこい。

反論でもいちゃもんでもいいから、コメントがつかないかなと思ってるんだけど、どうも最近の若いもんは長文がニガ手のようだ。
いまこそChatGPTの出番ではないか。
ココログにこういう生意気いうやつがいるので、反論はどう書けばいいか、原稿用紙2枚でお願いしますって頼んでみて。

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考えた

あとで考えた。
前項でいちばん悪いのは、こういう映像を観てよろこんでいる単細胞の視聴者だと書いたけど、若いもんに判断できるわけがないよな。
やっぱりいちばん悪いのは、デタラメな映像で金儲けしようってやつらなんだけど、うーむ。
腹が立つのはいっしょ。
これも新時代の立腹案件ということで、去り行く老兵が口を出すことではないのかしらね。

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迎合する

SNSやネットニュースをのぞいてみると、上から下まですべてロシアが悪い、ロシアはケシカランの大合唱だ。
これだけでもロシアが発信しているプロパガンダの少なさがわかる。
わたしが見たところ、ロシアを中傷しているSNSのほとんどは金儲けが目的だ。

たとえばと、わたしがいちばんよく視聴するYouTubeを例にとって考えてみよう。
YouTubeは個人で始めるテレビ局のようなもので、アップされた映像がおもしろければ、チャンネルの登録者が増えて、スポンサー収入が増える仕組みになっている。
将来はユーチューバーになりたいという子供が多いように、人気のあるチャンネルだとこれだけで食っていけるどころか、スタッフをかかえたYouTube専門の会社を立ち上げることさえできるようである。
つまり、それだけ儲かるということで、では儲けるためにはどんな映像を作ればいいか。

もうわかってきただろうけど、ようするに国民に迎合すればいいのである。
国民の大多数がNHKなんかに毒されて、ウクライナが可哀想、ロシアはケシカランと思っているなら、ロシアをおとしめる映像を作ればいいわけだ。
逆にロシアを擁護するような映像を作っても、わたしのブログのように、だれも観てくれないということになる(ホントに観てくれないのか疑問はあるけど)。
そういうわけでYouTubeにはロシアを中傷する映像があふれることになるのだ。

最近、あるYouTubeチャンネルをのぞいてみた。
このユーチューバー氏は初老の、もとジャーナリストという人で、写真で見ると学校教師か定年した市役所の課長みたいで、教養と誠実さを感じさせる人だった。
金儲けなんぞに興味はなさそうに見える。
英語に堪能らしく、あちらの文献やSNSをひきあいに出して、自説をとうとうと述べられると、英語の苦手なわたしには内容の是非を判断できない。
しかしべつの方面からこの人の情報の是非を判断する方法はあるのだ。

この人はたくさんの映像をYouTubeにアップしているから、ほかの映像をいくつか見てみれば、彼の立場や、左翼か右翼か、世論に対してどんな意見を持っている人なのか、みんなわかってしまうのだ。
それによるとNHKとたいして変わらないデタラメとしか思えない映像もあり、やはりこの人も金儲けのためにやっているのかと思わざるを得ない。
そりゃ当然だ、手間ひまかけて金にもならない映像を作るバカはいないといわれてしまいそう。

だから問題は、こういう映像を観てよろこんでいる単細胞の視聴者のほうにある。
こんなものに飛びついて、みすみす制作者を儲けさせるひともひとだよ。
あなたが「いいね!」を押し、登録者に名を連ねるたびに、そういう偏向した人にお金がどさどさ振り込まれるわけだ。
わたしだったらくやしくて眠れないわさ。

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2023年5月30日 (火)

最近の戦況

昨日のニュースをみると、ロシアがキエフに2日連続で猛烈なミサイル攻撃だとか。
ゼレンスキーさんはミサイルの大半を撃墜したというだけで、ほとんどなすすべもないように見える。
これでもまだウクライナが互角に戦っているという人がいるだろうか。
撃墜したという一方で、NHKは病院が攻撃されたなどと被害を強調するのだ。
逆に最近、ウクライナ側がロシア側を攻撃したことがあっただろうか。
自由ロシア軍団が仕掛けたベルゴルドの越境攻撃?
数百人ていどのゲリラ攻撃で、たちまち掃討され、生き残った兵士たちは命からがらウクライナに逃げ戻ったんじゃないか。

それ以前のウクライナの攻勢というと、バフムトの攻防戦ということになるけど、これも長い戦闘のあとにウクライナ軍は敗北せざるを得なかった。
バフムトが一進一退というのは西側がいってるだけで、いきなりウクライナをぼこぼこにすると、西側がどんな反応をするかわからないから、ロシア軍はわざと時間をかけて、確実にウクライナ軍の力をそいでいたのではないかと思ってしまう。
そんなことはないという人がいたら、結果がすべてだといっておく。

いや、見てろ、そのうち西側から供与された戦車で、反転の大攻勢が始まるからという人もいるかも知れない。
しかし最初にいわれていた5月の反攻も、もう30日になるのにぜんぜんその気配がない。
NHKの御用解説者さんがいうような反攻は、最初から勝ち目のない戦艦大和の出撃のようなものだ。
最新のニュースではウクライナの司令官が、我々のものを取り戻す時が来たといったらしいけど、未来形でなく、過去形になってからいってくれんかね。

戦争のしょっぱなには、まさかこんな大きな戦争になるとは思ってなかったロシアに油断があった。
おかげで黒海艦隊の旗艦が沈められ、アメリカの情報や兵器で、ロシア自慢の戦車軍団がぼこられたのは事実である。
しかし最近ではウクライナが優勢だったことはいちどもないように見える。
わたしはロシア軍の損害がいわれるたびに、それじゃウクライナはと、双方の損害を公平に考えることにしていた。
そのていどのこともしないで、嬉しがっている人には真実はわからないものだ。

戦況地図をじっとにらんでみると、ロシアの狙いははっきりする。
クリミア半島と、そこへ陸路でつながる回廊を確保しようということで、ウクライナ全土を占領しようというわけじゃない。
なんでそんなにクリミア半島にこだわるかといえば、ここが黒海をにらむ戦略上の要衝で、そもそもウクライナがロシアと親密だったころに、ウクライナに預けておいたものだという認識がロシアにあるからだ。
ゼレンスキーさんは寸分の土地も渡さないとゴネているけど、これでは要衝をそっくりかかえたまま、NATOに寝返るということになってしまう。

ロシアは上記の土地だけはゼッタイに確保しようと、その境界ぞいにコンクリートの強固な防衛線を築いている。
これは逆にみれば、ロシアもその防衛線から出るのはむずかしいということだから、ウクライナ全土を征服しようという野望のないことがはっきりするだろう。
なにがなんでも土地は渡さないと強情をはり、反転攻勢など仕掛ければ、犠牲は膨大なものになる。
いいかげんに戦争をやめようと思うなら、クリミア半島と回廊をロシアに渡してしまえばいいんだけど、ゼレンスキーさん、の背後にいる何者かがダメだというのだろう。
その何者かに操られて身動きのとれないゼレンスキーさんが哀れである。

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2023年5月29日 (月)

トルコの選挙

トルコでロシアびいきのエルドアンさんが勝利。
わたしはもちろん嬉しいけど、NHK、および世間の大半をしめるロシア嫌いにはおもしろくないだろう。
彼らをプッツンさせたくないから、あまり選挙のことには触れたくないんだけど、ほんのちょっとだけ。

トルコの選挙まで、まるで専制主義国家と自由主義国家の闘いのように考える人が多く、エルドアンさんが落選すれば、たちまちトルコは西側陣営に加わるだろうと期待をしていた人が多かったようだ。
しかし西側の代表であるアメリカは、中東のイスラム国家と戦争ばかりしてきた国であるし、トルコはもちろんイスラム主義の国である。
エルドアンさんの対抗馬クルチダルオールさんが勝ったとしても、絶対にアメリカ寄りになるという保証はなかったのだ。
むしろ決戦投票になって、エルドアンさんの有利があきらかになったあとで、白黒をはっきりさせるためクルチさんは西側寄りを鮮明にした感じだ。
そのため国内にいるクルド族からも票を得ようとして、反発したクルド大きらい党を敵にまわしてしまった。
というのが選挙の結果だったんじゃないか。
あまり信用しなくてもエエ。

感心したのは、トルコにはテロばかりしていて、国民から嫌われているクルド系の政党まであったこと。
支持率は少ないけど、これはトルコが民主的な国であることの証明だろう。
わたしはイスタンブールに行ったことがあるけど、とても素敵な街だった。

世界には少数民族をかかえた国というものがいくつもある。
そういう多民族国家には、日本などうかがい知れぬ複雑な事情があるのだから、なんとか同居しているなら、他人があれやこれやいうべきではない。
おまえはまた中国の味方をするつもりだろうという人がいるかも。
その通りだけど、いまここではなにもいいません。

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2023年5月28日 (日)

パソコン生き返る

モニターの電源が切れていただけだった。
ほんの指先で触れるだけで電源の切入ができるモニターだから、なんかの拍子にスイッチを切ってしまったらしい。
新しいパソコンを申し込むまえに気がついてよかった。

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パソコン死んだ

デスクトップ・パソコンがイカれた。
とつぜん画面がまっ黒になって、ウンともスンとも反応しなくなったのだ。
調べてみたら購入してから4年と少しのパソコンだ。
わたしの経験では、早いもので3年から、遅いもので5年ぐらい(例外的に長持ちしたものがひとつあったけど)で買い替えているから、今回はおおむね標準的な寿命というところ。

さてどうしよう。
過去の経験から、修理するより新しいものを買ってしまえとなる。
そのつもりで最近購入するパソコンはいつも10万円ぐらいの低スペック。
メインで使うのはインターネットのブログ更新で、ゲームはやらんし、あまり凝ったことをするには歳をとりすぎたから、それでいいのである。

頭のなかをぐるぐる旋回した考えはふたつあって、ひとつはいつ死んでもおかしくないじいさんが、新しいパソコンなんか買っても仕方がないというもの。
もうひとつは、いつ死んでもおかしくないじいさんが、パソコン代ぐらいケチっても仕方がないというもの。
この相反する考えが頭のなかで葛藤したけど、なにも映らないモニターを見ていると、目の前にぽっかり穴があいたよう。

決心したらさっさと申し込まないと、また台湾やベトナで組み立て、船便で送られてくるということがあるから、いらいらがつのるだけ(これまで使っていたパソコンは到着まで2週間ぐらいかかった)。
いま安いパソコンをみつくろっているところだ。

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昨日のNHK

20230528

昨夜9時からののNHKニュースはおもしろかった。
また例によってウクライナのプロパガンダ専門局なんだけど、あまりに内容がたわいないというか、人をバカにしてるというか、いちゃもんをつけるほうも楽でよかった。
ひょっとすると土曜日の夜は、若い人たちは遊び歩いていて、テレビなんか観てないだろうと、羽目をはずしちゃったのかも。

あれほどいっている兵頭慎治サンがまたしても出てきて、近くあるであろうというウクライナの大反転攻勢についての解説だ。
ロシアは戦車を阻止するための塹壕、地雷原、竜の歯と呼ばれるコンクリートの障害物など、三重の防衛線を築いて待ち構えているといって、その模型まで作って説明していた。
ウクライナ軍が防衛線を突破するには、仮設の橋を持ち出して戦車に塹壕を乗り越えさせ、特殊軍用車両で兵員を輸送して、地雷と竜の歯を破壊するなどともっともらしいことをいうんだけど、どんなボンクラだっておかしいと思うだろう。
ウクライナ軍が障害物を突破しようといろいろ工作しているとき、ロシア軍はなにをしているのか。
ただぼんやり眺めているというんだろうか。

当然ながら対戦車ミサイルをたっぷり用意して、来たか、チョウさん、待ってたホイと待ち構えているだろう。
制裁もまったく効果はなく、そのうち枯渇するといわれていたロシアのミサイルは、順調に製造されているって話だし。
しかもこれは制空権をぜんぜん考慮していないのである。
レオパルトだろうがなんだろうが、襲いかかる爆撃機、戦闘ヘリのまえに地獄が待っているだけだ。

兵頭サンも兵頭サンだよな。
戦争が終わったあとNHKは、うちはただ識者の発言をそのまま報道しただけですと、責任をぜんぶ彼におっかぶせるに決まってる。
そうか。
彼が所属する防衛研究所という組織についてよく知らないけど、防衛庁の職員だとすれば、上からの命令でプロパガンダを話しただけです、でいいのか。

ニュースにはウクライナ大統領府のイエルマク長官という人も出てきて、G7でゼレンスキーさんの最大の功績が、インドのモディさんと会談して、国家間の信頼関係を構築したことですと、トンデモ発言。
眼光するどくゼレンスキーさんをにらみつけていたモディさんの心理を、読み解くだけの能力もNHKにはないらしい。
会っただけでは関係に変化は起こらないと、インドから取材に来た記者もいっていたくらいなのに。

もしかするとG7の席で、ゼレンスキーさんはバイデン大統領から、カッコだけでもいいから反転攻撃をしろと詰問されたのかも。
しかし武器も兵力も足りませんとゼレンスキーさん。
足りなきゃロシアから来ている連中を使えと、スラブ人がいくら死のうと関係のないアメリカ大統領は非情だ。
自由ロシア軍の越境攻撃はそういうことかも知れない。
しかしゲリラたちはあっという間に掃討され、成果らしいものはひとつもなかった。

兵頭サンにいわせると、防衛線は120キロも連なっているから、防備の薄そうな箇所をねらって反転攻撃するかも知れないとのことだけど、人工衛星の能力をあまく見てはいけない。
無数の戦車が移動するのをロシア軍が見逃すはずはないのだ。
ゼレンスキーさんが理性を持っているなら、反転攻勢などぜったいにあり得ない。
それでも西側から、戦車の供与もした、劣化ウラン弾も出した、なんでモタモタしてるんだと強要されて、攻勢をかける可能性はある。
とくにバイデンさんから、オレのほうはケネディ
Jrが出馬してきてケツに火がついてるんだ、このまま尻すぼみじゃオレの再選も危ういとせっつかれているとしたら、ゼレンスキーさんも可哀想である。

こんな幼稚でデタラメな報道をするなんて、NHKはなにを考えているのか。
問題は昨夜のニュースだけじゃないんだ。
こんなデタラメがひとつかふたつあれば、黒海でテロ攻撃があったとか、ベラルーシに核兵器を持たせるとか、すべて相手の言葉尻をこちらの都合よく解釈し、針小棒大に騒いでいるだけじゃないかと、ほかのニュースもあてにされなくなってしまう。
わたしはうすうす感じてるんだけど、ウクライナとゼレンスキーさんが、米国から見放される時期が近いのかも知れない。

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2023年5月27日 (土)

変人

20230526

アメリカなら銃による無差別襲撃になっていたと思われる長野の凶悪事件。
最近あちこちでわけのわからん殺人があるけど、共通してるのは、犯人は無口で人付き合いが悪い・・・・・
わたしも近所からそう思われているんだろうなあ。
肩身がせまいよ。

ええ、わたしゃ人と付き合いませんよ。
部屋にひきこもりですよ。
仕方がないでしょ。
わたしの団地は神棚に手を合わせて嬉しがっているじいさん、ばあさんばかりで、ウクライナ戦争ではロシアが悪いと信じているバカばかりだもん。
わたしみたいな超モダーンじいさんと趣味の合う人はいないし、仲のよかったおじさんは2年まえにコロナでぽっくり逝っちゃったし。

こんな事件があるたび、世間のみなさんはひきこもりに警戒感を持ってしまうだろうけど、しかしいまや世間のトレンドはひきこもりなのだ。
引っ越ししてきたとき、同じ団地の隣り上下に挨拶に行ったけど、みんな迷惑そうな顔。
むかしのように味噌醤油を分け合う近所付き合いなんてどこにもなかったよ(わたしの顔がたまたま凶悪犯に見えたのかも知れないけど)。
現代は付き合いなんて期待するほうが間違ってる時代なのだ。

でもやっぱりこういう凶悪事件があると、いえ、わたしは近所の人に悪口をいわれてるなんて思っちゃいません、猟銃はむろんのこと、サバイバルナイフも持ってません、花を愛するのが趣味の、こころやさしいおじさんですと弁解したくなっちゃう。

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2023年5月26日 (金)

冷静な解釈を

プリゴジンさんがプーチンのことを「クソ馬鹿なジイさんめ」といったそうだ。
またロシア国内が揉めていると喜ぶ輩がいるだろうけど、プリゴジンさんが大統領のプーチンにほんとうにそんなことをいったのか、どうせ一連の不満表明の一部を切り取って、勝手に解釈しているんだろう。

ワグネルはバフムトを制圧したから一時的に休暇をとるといってるだけなのに、また曲解する輩がぞろぞろ。
戦争が続いていれば彼らはまた戻って来る。
終戦まぎわに戦線離脱をすれば、これまではらった膨大な犠牲や、間違いなくもらえるはずの勲章をフイにすることになってしまうではないか。
ものごとはこういうふうに論理的に考えることが必要だ。
こうなってほしいという自分の願望だけで考えてはいけない。

ウクライナ戦争が始まってから、ロシアと中国の関係はそれ以前より強固になってしまった。
そりゃそうだろう。
両国ともアメリカ(西側)から目の敵にされているので、スクラムを組まないほうがおかしい。
アメリカは戦略を間違えたのだ。
わたしがアメリカ大統領なら、中国は世界の工場です、いつもうちのアップルがお世話になってますとゴマをすっておき、中露が必要以上に接近しないよう手を打っておく。
その上でロシアをボコボコにして、その後おもむろに中国にケンカを売る。

しかしバイデンさんはそうしなかった。
まあ、したくてもできなかったんだろうけどね。
薄氷の勝利で大統領になったバイデンさんが、まずやらなければいけなかったのは、ふたつに分裂した米国を、国民共通の敵をつくってひとつにまとめることだった。
だから就任直後から、最初はロシアより脅威の大きい中国に因縁をつけまくって、土俵に引っ張り上げようとした。
ところがしたたかな中国は、どうしてもアメリカの挑発に乗らない。
考えあぐんでいるとき、うまい具合にウクライナへ侵攻してくれたのがロシアだ。
じつはこれはうまい具合ではなく、米露双方がそれ以前から布石はしてあったんだけど、ここではそれに封印しておいて、ウクライナ侵攻から話を続けよう。

国をひとつにまとめればいいのだから、こいつはいいと、バイデンさんは中国からロシアへとケンカの相手を変更する。
かならずしも乗り気ではなかった西側諸国を強引に仲間に引き入れる。
やり方があまりに強引なのと、行き当たりばったりが過ぎたのだ。
これでは中国がロシアと組むのは当然だし、インドや途上国からも呆れられる。
経済制裁がちっとも効果を上げてないことは、ココログの「ロシアは隣の国」を読めばあきらかだ。

このまま時間が経過すれば80歳のバイデンさんは、大統領選挙で76歳のトランプさん、いや、44歳のデサンティスさんに負ける。
なにごとも平常心で、ムリな解釈をしなければ、真実はおのずとわかるものだよ。

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2023年5月25日 (木)

誘拐

NHKの国際報道に、レバノンが経済危機だというニュース。
原因はロシアがウクライナからの穀物を輸出できないようにしているからだというけど、レバノンて先進国なのか。
途上国ならば、ロシアは味方をしてくれるグローバルサウスの国を苦しめたくないはずだから、これはなんのかんのといちゃもんをつけて、ロシアが輸出できない方向に持っていこうという米国の陰謀だろう。
おかげで親から見捨てられた子供たちが、施設に預けられる事例が増えているという。
レバノンの施設もそのうちICCから、子供の誘拐ということで国際手配をされなくちゃいかんな。

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兵頭慎治サン

昨夜のNHKニュース9にまた防衛研究所のHさん、もとい兵藤慎治サンが出てきた。
ウクライナ(か自由ロシア軍かどっちでもいいけど)がロシア領土を侵したって件、彼の説明では、ロシアは東部、南部以外にもうひとつの戦場をかかえることになる。
これはプーチンにとって痛手だろうという。
わたしが何度も、何度もいってきたことをまた繰り返さなくちゃならない。
どうしてロシア側の事情ばかりを説明するのか。
戦線を拡大するのはウクライナにとってもまったく同じこと。
むしろ戦力的におとるウクライナのほうが、兵力を分散するのはツラいはず。
だからウクライナ以外の兵士を使ったのだというのかも知れないけど、武器弾薬を“自由ロシア軍”というのがぜんぶ自前で用意したわけじゃあるまい。

ロシア擁護派か、でなくても公平にものを考えられる人間がNHKのスタジオにいれば、とうぜん兵藤サンにその点を質問しただろう。
しかしNHKの報道には、そういう質問をしそうな人間はまず登場しない。
おかげで昨夜もニュース9はピタリと時間内に収まった。
もういいかげんNHKは彼を出演させるのはやめたらどうなのか。
こういう報道を信じる人間がいるとしたら、NHKの罪は大きい。
兵藤サンから名誉毀損で告訴されてもいいから、だれか彼に、ココログにこんなブログを書くやつがいますよと教えたって。

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奇襲

まえのブログ記事の続きみたいになるけど、ロシアに越境攻撃したゲリラをめぐって、ロシアの国境警備の脆弱性があきらかになったという報道があった。
そりゃゲリラというものは、つねに相手が油断していそうな場所をねらってくるんだから、多少の被害は出るだろう。
それでも警備兵はただちに応戦して・・・・相手はどうなった?
殲滅されたんじゃないか。
これなら脆弱とはいえないでしょ。

上記のニュースのソースは共同通信で、この記事のすぐ下に時事通信の記事もあり、ウクライナの70人を掃討して作戦は終了となっていた。
どこが脆弱なのか。
ウクライナになにか得たものはあるのか。
彼らは犬死ではないか。

いまの若いもんは知らないだろうけど、おとなりの韓国は、過去に何度か北朝鮮のゲリラに侵入されている。
38度線の正面突破がムリだとわかると、北朝鮮の戦術はもっぱら相手の油断をみすました奇襲作戦に変わった。
1968年には大統領府である青瓦台をねらって、ソウルの中心部までゲリラ部隊が侵入した事件もあったし、1996年には北の潜水艦が座礁して、上陸した乗員のゲリラ兵たちと韓国軍が派手に撃ち合う事件もあった。
今回のベルゴルド越境攻撃も、大規模な反転攻勢をカモフラージュする撹乱作戦なら見どころがないわけでもないけど、たんに元気であることを見せつけるための無益な戦闘ショーだった可能性が高い。
ゼレンスキーさんがG7でバイデンさんにせっつかれたのだとしたら罪作りな話だ。

新しいニュースでは、NATOの事務総長が、戦争中のウクライナのNATO加盟はないと明言。
以前は加盟させようとしてわたしに皮肉られていたけど、事務総長も迷いが出てるのか、あれはNHKの誤報だったのか。
ウクライナが見捨てられる時期が近いのかも知れない。

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2023年5月24日 (水)

越境攻撃

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SNSの某チャンネルや昨夜のNHK国際報道に、ロシア領土内でプーチンに抵抗するパルチザンが攻撃を仕掛けたというニュースがあった。
場所はベルゴロド州というところで、ロシアが占領しているクリミア半島と、そこに通じる回廊の上のほうだ(地図参照)。
某チャンネルでは、これがウクライナの反転攻勢かもしれないといっていたけど、ちょっと考えられない話である。

今回の攻撃は、せいぜい数百人が警戒手薄な場所をねらって奇襲を仕掛けたもので、国境警備隊によって、たちまち仕掛けたほうの兵士70人以上が殺害されたという。
こういう戦術は、まともに戦っては勝てそうもない相手に弱い軍隊が仕掛けるもので、北朝鮮がプロパガンダのネタ作りのためによく使っている。
以前にもウクライナ軍のほんの数名が、ドニエプル川をボートで往復して、東岸を占拠したと騒いだことがあった。
ウソは1回つけば十分なので、何度もくり返せばだれも信じなくなる。

ウクライナが影で支援をしていることはほぼ確実だけど、自由ロシア軍団というロシア国内の反体制組織がやったことにするのは、正規軍でロシア領内に攻撃を仕掛けたというと、今度はウクライナがロシアに侵攻したことになって、戦争の質が劇的に変わってしまうからだ。
ウクライナとしては他人のせいにしておかないとまずいのだ。

しかしベルゴルド襲撃は本格的な反転攻勢ではあり得ない。
本格的な侵攻なら戦車や兵士を動員しなければならないけど、現代は人工衛星の時代ということを忘れちゃ困る。
大規模に軍隊を移動すればたちまちバレる。
だから今回は、ほかの目的をごまかすための陽動作戦の可能性が高い。
東部か南部で反転攻勢をかけるために、ベルゴルドに目を向けさせようというのだろう。
しかし、わたしみたいな素人でも考えつくことだから、そんなことはとうぜんロシア軍も考えているはずだ。
ウクライナ軍の動きは人工衛星で、逐一把握されている可能性のほうが高く、むしろロシア軍は手ぐすね引いて待ちかまえているというほうが正解ではないか。

ゼレンスキーさんのために、なにか人工衛星の裏をかく方法はないかと考えてみた。
第二次世界大戦のころなら雲の多い日に移動するという手があったけど、現代では赤外線を探知する暗視装置というものがあって、米軍は闇夜でもイラクなんぞでゲリラ兵士を殺しまくった。
軍事技術の進化というのは早いから、ひょっとするとアメリカは衛星から戦車を隠匿する特別な装置でも発明してるかも知れない。
そんなものよりなにより、兵士の犠牲を止めるには戦争をやめればいいんだけどね。

バフムトをウクライナ軍が包囲しようとしているとか、反転攻勢はいつでも始められるという報道もあったけど、もうそんなことは聞き飽きた。
これからは包囲したとか、反転攻勢をしたとか、過去形になってから報道してくれんかい。

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2023年5月23日 (火)

欺瞞がいっぱい

ネットニュースを読んでいたら、「ゼレンスキーさんがインドと会談した」「ロシア包囲網がせばまる」のいうものがあった。
なんじゃこれは。
モディさんは冷酷かつ老獪なリアリストで、会ったぐらいでウクライナの味方になるはずがないことがわかってないのか。
ソースをながめたらANNだった。

もうひとつ、「ロシア高級官僚が帰国途中に急死」という報道もあった。
ロシアは反体制派の人間を暗殺しているといいたいらしいけど、こういうときは死んだ人間がどれだけ影響力を持っているかと考えなければいけない。
ロシア科学・高等教育省の次官という被害者が、ほかの重要人物をさしおいて、暗殺する価値のある人だっただろうか。
ソースをながめたら、こちらは朝日新聞デジタルになっていた。

ANNってどこの放送局だと調べてみたら、テレビ朝日系らしく、朝日デジタルももちろん根っこはアノ朝日新聞だ。
嘆かわしい。
かっての反日精神、反NHK精神はどこへ行った。
インドもグローバルサウスも、ロシアを支援する政策はピクリとも揺らいでないし、なんでNHKも認めてないことを、さっさと報道して日本政府に協力するんだよ。

ケシカランのはこれだけじゃない。
朝日新聞というと目の色を変えて追求する右翼界わいが、ロシアをけなすことになると、とたんに意をひとつにする仲良しグループになってしまう。
ああ、世の中は欺瞞がいっぱいだ。

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G7をふり返る

G7でゼレンスキーさんは、対面して話せばグローバルサウスを取り込めると、本気で考えていたわけじゃあるまい。
ブラジル大統領に会うこともなしにさっさと帰国したということは、会っても自分の主張がとうてい受け入れられないと悟っていたのだろう。

ロシアはクリミア半島とそこへ通じる回廊の確保に戦力を集中しており、ウクライナ全土を占領しようとは思ってないはずだ。
その代わりこの部分だけはがっちりガードを固めているから、戦車や劣化ウラン弾、F16があったとしても、まず攻略は不可能だ(この1年間、ロシアだって遊んでいたわけじゃないのだよ)。
F16の供与を認めさせたゼレンスキーさんも、戦闘機があれば勝てるわけではないことは理解しているだろう。
戦争は条件闘争の段階に入っており、ようするに勝ち負けよりも、いかに相手を困らせて、和平交渉の席で自分たちに有利な条件を呑ませるかという段階になっているのだ。

米国だってウクライナが勝てるとは思ってない。
とにかく徹底的に支援を続けて、ロシアをいつまでも困らせ、どうやって自分たちのメンツが立つ状態で和平に持ち込むかと考えているのだ。
ヘタをすると核戦争になりかねないけど、ヒロシマでしゃあしゃあとして、核兵器のない世界を目指しますなんていっていた日本の首相は、台湾有事を控えているし、アメリカを怒らせたくないから、仲介役なんかするつもりはもちろんない。
NHKもそんな危険性にはぜんぜん触れずに、昨日も英国やフランスがソースの、偏向したニュースばかり流していた。

岸田クンを見ていると、よく田舎の代議士に、冠婚葬祭があると張り切って世話役をやりたがるおじさんがいるけど、あんなタイプに思えて仕方がない。
米国に追従してさえいれば間違いがないという、困った迷信にとらわれた首相なのだ。
アメリカにもいい顔をし、ロシアの顔も立てる、インドのモディさんのしたたかなこと、政治家はこうでなけりゃあね。
爪のアカでも煎じてもらったらどうか。

日本の首相は、ゼレンスキーさんが参加して顔見せさえすれば、途上国を味方にできると思っていたらしいけど、どうしてG7とグローバルサウスは対立するのか、それを考えた人がいるだろうか。
G7のメンバーはよく「力による現状変更は許さない」という。
これはそのまま現在の国際秩序を維持するということで、金持ち国はそのまま、貧乏国もそのままでいろってことだから、途上国が納得するわけがない。
まじめに努力すればどこの国でも大国になれるというなら話もわかるけど、アメリカは自分が永遠にトップであり続けたいから、どんな卑劣な手段を使っても他国の台頭を阻止しようとする。
いま中国と揉めているのはそういうことだ。
岸田クンもそのへんをよく考えないと、いつになってもグローバルサウスの理解は得られまい。

昨夜録画した「映像の世紀」は、第二次世界大戦での独ソ戦をふり返るものだったけど、どうせドイツとロシアの戦争だと、他人ごとに徹するNHKの姿勢に怒りをおぼえる。
台湾有事になれば、この映像に捉えられた残虐なシーンは、そっくり日本の若者にふりかかってくる可能性があるんだよ。

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2023年5月22日 (月)

やっと終わったG7

昨夜9時からのNHKニュースには、防衛研究所の兵藤慎治サンと、慶應義塾大学の廣瀬陽子サンというオンナの人が出てきた。
兵藤サンに小泉悠サン、高橋杉雄サンの3人が、わたしがいうところの御用解説者3羽ガラスで、廣瀬サンはおまけの紅一点というところ。
彼らのいうことは決まっているんだから、たまにはロシアの肩を持つ解説者が登場してもいいのにね。公平な放送局ならば。
これじゃわたしも対抗上ブログに熱が入らざるを得ないや。

彼らの罪というのは戦況の分析をまちがえたことじゃない。
まちがいなら誰にでもある。
そうではなく、ほかにも考えられる理由があっても、ただもう、ひたすらウクライナに都合のいいことしかいわないことだ。
これでは幼いころからNHKを公共放送だからと信じきっている国民は、正しい判断ができない(それが狙いなんだろうけど)。
たまにはべつの人間を出してくんなさいと、NHKには切にお願いしちゃうけど、せっかく手なずけた解説者を使わないわけにはいかないし、いや、ひょっとすると、政府のほうからこれを使えといわれたのかも知れないけど、一視聴者の声なんて届くわけがないしねえ。

ところでG7とはなんだったのか、なにか成果があったのか。
ヒロシマで開催したにもかかわらず、被爆者団体からも失敗ではないかといわれる始末だ。
対面さえすればグローバルサウスを取り込めると考えていたらしいけど、取材に来ていたインドの記者は、ゼレンスキーさんに会ったからといって、インドの政策になにか変化があるとは思えないと冷静な返事。
あいかわらず漠然とした共同声明ばかりで、決定的に戦況を変えるような結論はなにひとつなし。
あったとすれば、第三次世界大戦につながりかねないF16の供与予定ぐらいなものだけど、それが実戦に出てくるのはそうとう先でしょうけどねと、兵藤サンがめずらしくまともなことを。

もちろん顔見せ興行だから、世界の耳目を集める効果はあっただろう。
広島に避難してきているウクライナ人も、ゼレンスキーさんを遠目に拝見して喜んでいたし。
でもそんな中のひとりが、“ウクライナも日本のような平和な国になってほしい”といっていた。
その気持ちはわかるけど、ウクライナ戦争のまえまでウクライナはどんな国だっただろう。
当時はまだプーチンの直接的な干渉があったわけじゃないし、国内に強欲なオリガルヒをかかえて、国民はほんとうに幸せだっただろうか。

まえにこのブログで、野村佑香ちゃんの「ぐるっと黒海4000キロ」というテレビ番組を取り上げたことがあったけど、その中で、ウクライナの農民がしみじみと、儲かるのは都会の人だけで、農民の境遇はロシアから独立するまえとちっとも変わらないと嘆いていた。
これが現実だったんだよ。
戦争さえなければウクライナ人とロシア人は蜜月といっていい仲で、国境もないに等しく、交流も結婚にもまったく制約はなかったんだ。
ウソだという人がいるかね。
みんな戦争が始まってからのことしか知らないんだよね。

先日、鈴木宗男さんのブログをのぞいてみたら、ロシアびいきの政治家だけあってコメントがわさわさ。
わかった、わかった、わかったよ。
わたしと同じ考えの人がけっして少なくないってことが。

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2023年5月21日 (日)

ちょうどいい

ロシア軍がバフムトを攻略したそうだ。
けっきょくワグネルが押し切ったらしい。
プリゴジンさんが正規軍に文句をいっていたときはあれほど騒いでいたメディアが、今度はなにもいわないね。
NHKやウクライナはまだ未練たらしい言い方をしていたけど、プーチンはこれまでの経緯をふりかえっても、デタラメをいう男じゃない。
NHKの御用解説者などは、ちょっとロシア軍がしりぞいただけで、ロシア軍は追いつめられている、ミサイルが枯渇している、プーチンへの造反が始まった、あいつはパーキンソン病だ、ガンだ、アホだ、チョンだなどと散々なことをいっていたけど、ようするに西側の動向や、確実にウクライナ軍を殲滅させるために間合いを測っていただけじゃないか。
プーチンは結果を見せつけることで、勝っているのは自分たちだということを証明してみせたわけだ。

その後の報道でゼレンスキーさんも敗北を認めたそうだ。
「管轄下にない」といっているらしいけど、そのかげでどれだけ多くのウクライナの若者が死地に送られたのかね。
徹底抗戦を叫んだ彼こそ、ジェノサイドの罪でICC(国際刑事裁判所)から告発されていいはずだ。

これでわたしも安眠できる。
あとは西側がヤケになって戦闘機を投入し、第三次世界大戦が始まり、核兵器で世界が滅亡するのを楽しみに待つだけだ。
最近のわたしはあまり体調がよくない。
ちょうどいいや、みんなそろってあの世に行こう。

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G7の客人

バカバカしい田舎芝居。
実質的なことはなにひとつ決められないG7や、ゼレンスキーさん訪日を必要以上に持ち上げて、なにがなんでもロシアに勝たせないというNHKの姿勢は見苦しいのひとこと。
ゼレンスキーさんがサウジアラビア首脳と会見した、明日はインドのモディさんと会うと騒いでいるけど、表面的なことだけではなく、本質的に変わらなければグローバルサウスを取り込めるわけがないのに。
こんなことは、さすがにもう日本中のボンクラでさえ感じていることだろう。
それでももう戦争はやめようという世論にはならないのが不思議。
ウクライナが勝っても負けても日本にはなんの得にもならないのに、なぜかみんなロシアが劣勢と聞くと嬉しそうなのが不思議。

今夜はクアッドの会合も開かれたそうだ。
岸田クンは “国際社会を分断と対立ではなく、協調に導くという目標に” といってるけど、いちばん分断を増長させているのは日本じゃないか、まあ、ぬけぬけとと思っているのは、ええ、わたしじゃなくてインドのモディさんですよ。
岸田クンは顔さえ合わせれば取り込めると考えているみたいだけど、インドの首相は日本の宰相なんぞ比べものにならない策士だからね。

NHKは、アメリカがF16の供与に前向きということも大喜びで取り上げていた。
これは第三次世界大戦のきっかけになるかも知れない危険な行為だということはひとことも触れない。
ウクライナの戦争は、プーチンにとってはロシアの安全保障にかかわる戦争で、ゼレンスキーさんにとっては極悪オリガルヒの利権を守る戦争だ。
プーチンは一歩も引かんだろう。
行く先が核戦争かどうかは、米国のネオコンの度胸ひとつにかかっているのだ。
まあ、わたしみたいなじいさんはベッドで念仏でも・・・・もうこれもマンネリだね。

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2023年5月20日 (土)

エスカレート

日本はG7を利用して、インドやブラジル、インドネシアなど、特別参加しているグローバルサウスの国々を取り込みたいみたいだけど、そりゃ無理な話。
お祭りの主催者という晴れの舞台に、感動してぼうっとなっている岸田クンにはとても無理。
ゼレンスキーさんが直接話したって、こちらも領土のひとかけらも渡さないなどとゴネているようでは無理。
人間心理と同じだ。
日本が思い切ってゼレンスキーさんに、あるていどの領土割譲はやむを得ないと説得するぐらいのことをして、はじめてグローバルサウスを納得させられるだろう。
もちろんウクライナ大統領がウンというわけがないから、これは最初から話にならない顔見せショーだ。
仲良しクラブの親睦会は、自己中心的な結末もを取り決め、てめえたちの願望だけを発表して終わりに決まっとる。フーッ。

米バイデンさんがウクライナにF16を供与することに前向きだそうだ。
バフムトも陥落したようで、いよいよ勝ち目がなくなってきたから、手段を選ばず戦争をエスカレートさせようってのかい。
わたしみたいなじいさんはベッドの上で念仏をとなえていればいいけど、このつぎは核兵器か。
これでもネットにはあいかわらず、もうひと押しでウクライナが勝てそうな情報ばかりだ。
え、そこのカワイ子ちゃん、ぐずぐずしてると処女のまま死ぬことになるんだよ。
キミたちが率先して戦争の真実を見極め、反対の行動を起こさなけりゃ、旦那と子供と家庭を持つという夢は永遠にやってこないぞ。

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またアクセス数

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ウクライナの穀物輸出問題は、わたしのいうとおりの結果になったようだ。
ロシアにすれば西側にいいたいことはあっても、自国の味方をしてくれるグローバルサウスのアフリカ諸国を苦しめたくはないはず。
ということで輸出は2カ月の延長が決まったという。
正確な情報を知りたかったら、NHKよりわたしのブログのほうがアテになるようだ。

昨日のNHK国際報道を観たら、あいかわらずメチャクチャな捏造報道ばかり。
すべてに反論するほどヒマじゃないから、みなさんもNHKニュースを観て、おかしいと思ったらなんでも質問してくれ。
どんなところが捏造なのか、感情論ではなく、論理的に答えようじゃないか。
そもそもこんな単純なプロパガンダに、なんで引っかかる人が多いのかと悩んでしまう。

あまり他人のブログに関心がないので、ネットニュースを見てはじめて気がついたけど、鈴木宗男さんもブログを持ってるんだよね。
ロシアびいきの数少ない政治家だから、いってることはあるていど想像できるけど、それよりわたしが気になったのは、彼の主張に賛同して、コメントを書き込む読者が少なくないこと。
つまり日本にはロシアびいきの人もけっして少ないわけじゃないのだ。

それなのにわたしのブログ・アクセスは、ここんところ2桁の下ばかりだよ(親戚・知り合いをのぞくと)。
え、女の子がパンツをちらりと見せるだけで、すぐに何万もの「いいね」がつく時代に、そんなふざけた話があるか。
これはつまり、宣伝が足りないんだよな。
わたしも宗男さんのブログにコメントをつけて、ブログのアドレスも書き込んで、彼の読者をごっそりこちらに引っ張るか。
いいや、無理だな。
わたしのアクセスは、ココログのほうで勝手に調整されているに決まってるんだから。
証拠?
わたしのブログが、人気ブログの上位にある占い師さんのものよりおもしろくないと思イマスカ?

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2023年5月19日 (金)

抑圧

バイデンさんが日本にやってきた。
岸田クンとげんこを突き合わせて、いかにも親しいんだぞというポーズだったけど、台湾有事はおまかせねといってるみたいで不気味。
ウクライナじゃドイツや英国にぜんぶ丸投げだもんね。
しかも武器を売りまくって、ロシアからヨーロッパへのガスパイプもさっさとぶっ壊して、自分とこが儲けることだけは忘れずに。
あの調子で今度は日本が、中国との戦争の矢面に立ってくれることを期待しているのだろう。

“力による一方的な秩序の変更は許せない”
いま世界のメディアが強調するのがこの言葉。
これは現在の世界秩序を維持しろということで、G7にはありがたいだろうけど、途上国にとってはかたちを変えた奴隷制度を維持しろといわれてるようなものだ。
格差社会のアメリカがいつまでも世界をリードする、そんな世界を維持しろって、これではグローバルサウスが納得するはずはないのにねえ。
メディアにとってはこの一文にしがみついていればいいのだから楽だ。
腹が立つからここはもう、仲良しクラブのお祭りがさっさと終わるのを待つとして、そのあいだにスリランカ女性の問題を取り上げておこう。
もちろんわたしが世間と同じことをいうはずがないのだ。

維新の議員が、ウィシュマさんが亡くなったことについて、私見を述べたらしいけど、問題は一個人の発言をまたみんなで叩こうという日本人の姿勢。
相手の尊厳を踏みにじるのはイカンという、このいかにも正義であるような言い方が、個人の自由な発言を封じてしまわないかと、そっちのほうが心配だ。
結婚式の場や葬式の場でいってはならない言葉というものはもちろんある。
しかし国会議員が国会で、これこれこういう意見を述べるのはケシカランといわれたら、少数意見をすべて押さえ込むことも可能じゃないか。
そう、わたしは台湾有事が既定事実化されて、いちゃもんはいっさい禁止にならないか、それを心配してるんだけど。

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2023年5月18日 (木)

昨日のNHK

「白鯨」という小説のなかに、復讐の鬼と化したエイハブ船長が、乗組員のだれそれに向かって、バカっちゅうもんはいつも機嫌がいいもんじゃわいとつぶやく場面がある。
最近のわたしもおもしろいことがないもんで、いつもエイハブ風の顔をしているから、だんだん顔の筋肉が苦虫を噛みつぶした状態で固まってきてしまってるみたいだ。
ヤバイというので鏡のまえでにたあと微笑んでみたりしてるけど、他人が見たらコワイだろうねえ。

そんなことはどうでもいや。
たとえば朝日新聞という新聞がある
偏向報道ばかりしていると世間からののしられ、あんな新聞は廃刊にしてしまえなどとボロクソにいわれることがある。
しかし世間はわかってない。
朝日新聞が現存して勝手なことをいっているということは、それこそ日本が言論統制のない自由な国であることの証明ではないか。
よくお節介な外国の調査機関が、日本は言論の自由のない国の何番目なんて調査をしてるけど、そんなときは朝日新聞を持ち出して反論してやればよい。
無益に見えることでも役にたつことはあるのである。

ネットニュースで、ロシアではウクライナ戦争が始まってから、国外脱出者が◯万人などという記事を見かけた。
もとはロシアをけなすつもりで書いた記事らしいけど、これもちょっと視点を変えれば、へえ、ロシアってそんなにかんたんに国外脱出ができちゃう国なんだと思わないわけにはいかない。
まして脱出先がバリ島というんじゃ、ロシアって楽しそうと思ってしまうワ。

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話は変わるけど、いえ、NHKを責めるスタンスは変わりませんけど、昨日の国際報道を観ていたら、ウクライナでは長引く戦争のおかげでこころに傷を負い、心理ケアを求める兵士が増えているという。
戦争のあい間にひんぱんにそういう報道があるけど、だったら戦争をやめてしまえばいいというと、ひとかけらの領土も渡さないとつっぱるゼレンスキーさんと、彼に賛同するNHKのおかげでゼッタイにやめられないのだ。

ただ、そんな悲劇を強調するのにもネタがなくなってきたようで、昨日のこころに障害のウクライナ兵はアンドリー・ネポセドフさんといって、どこかで観た顔だなと思ってたら、まったく同じ報道が先月の29日にあった。
つまりこの報道は古いネタだったわけだ。
NHKにいちゃもんをつけようというじいさんは、ニュースを全部録画しているくらいしつこいのだから、ゆめ油断するなかれ、え、髙𣘺彩ちゃん、もとい酒井美帆ちゃん(国際報道のキャスターの美人)。

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チベット問題の2

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中国政府はいままた「ルランガル・ゴンパ」の町を取り壊して、観光地として売り出すためにさまざまな改造を行っている。
4000メートルの高地にあるこの町に、中国政府は新しい道路やホテル、飛行場まで作っていた。
寺院を中心とした観光名所にしようということで、これはお寺の自立を促すということにもなるから、中国政府のやり方が間違っているとはいえない。
神聖な寺院を観光地にするのはケシカランというわからず屋はどこにでもいるけど、長野の善光寺でも京都の清水寺でも浅草の雷門でも、寺院が積極的に観光客を誘致しているのは日本も同じである。
中国はむしろ日本をお手本にしているのかも知れない。

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改造工事中に町を追われる坊さんが出てきた。
企業改革でいきなりリストラさせられたサラリーマンのようなものだ。
強引すぎるという人もいるだろうけど、わたしはタイに旅行に行ったとき、遊ばせておくのはモッタイナイと、若い坊さんが暑いなか、寺の境内で土方仕事をさせられているのを見たことがある。
チベットに坊さんが多いのは、国が貧しかった時代、少しでも多くの人を養うために互助的な考えから生まれたシステムだろう。
むかしの日本でも貧しい農村では、食いぶちを減らすために、子供をお寺に放り込むことはよくあったのだ。
国が豊かになれば無為徒食の坊さんをたくさん抱えるより、仕事をしてもらったほうがいいに決まっているし、町が新しくなれば仕事も増える、だから坊さんも自分で仕事を見つけろというのは、資本主義国ならどこでも見られる光景だ。

番組にはホテルや飛行場だけではなく、チベット仏教の経典や書籍を保存する「印経院」という博物館も出てきた。
世界遺産に相当するような、貴重な経典を後世に伝えるためのものだそうで、じっさいにいまでも手刷りで古い経典が印刷され、土産ものとして売られていた。
中国政府はチベット人のアイデンティティを守る活動もしているのである。

わたしは以前、貧しいことで知られる黄土高原から、農民を集団移住させようという中国政府の試みを、テレビ番組で観たことがある。
住みなれた土地から町に引っ越しさせるのだから、いろいろ問題が生じるけど、行った先に仕事がなければ困るだろうと、中国政府は住人に職業訓練をしたり、年寄りには日本でいうところのシルバー事業のような楽な仕事をあっせんしていた。
こういうものを冷静に、公平にながめれば、国民のすべてに繁栄の分け前を与えようという中国政府の努力は否定できない(習近平さんの写真がやたらに出てくるのが欠点だけど)。

政府が中心になって国家をよく統制し、すべての民族に公平に繁栄の分け前を与える。
とくに中国の場合、放っておくと格差がアメリカなみに拡大する国民性だから、政府の規制があるていどうるさいのも納得できることだ。
いや、なにがなんでもケシカラン、他人の国を占領することだけでも許せないという人もいるかも知れない。
しかし中国には自治区の下に自治県というものもあり、じつに多くの民族が国内に散らばって暮らしている。
民族を特定の地域にきちんと区分けするのが無理な国なら、どうしてみんなが仲良く暮らそうとしないのだろう。

わたしがかって足しげく大陸中国に行っていたころのこと。
あちらではよくタクシーを利用した。
しかし気の弱いわたしは運転手と無言でいるのに耐えきれず、お世辞たらたら世間話をしようとする。
世間話をするには中国語が話せなければならないけど、わたしのボキャブラリーは多くないので、話のきっかけとして「あなたは何族ですか」と聞くことにしていた。
おもしろかったのは、彼らが、オレは漢族だよとか、わしは回族、アタシは朝鮮族、雲南から出稼ぎに来たペー族です、カザフだ、キルギスだと、じつにいろんな民族がいたこと。
彼らが平気で自分の出自を明かすことからして、この国では民族による差別はないなと確信した。

わたしは国家権力の暴力というものもよく知っていて、そういうものにもいつも注意をはらっているから、現在の中国政府のやり方が特別にひどすぎるとは思わない。
民主主義も国によっていくつかの方式があっていいと思う。
現在のラルンガル・ゴンパは外国人でも旅行ができるらしいから、ぶつぶついうなら行って見てくればいいではないか。
このドキュメンタリーで気になったのは、かって鳥葬というものがあって、定期的に人間の肉を食べていたハゲワシたちが、観光地化されたラルンガルで(鳥葬も禁止されるだろうから)ひもじい思いをしないかということだ。

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2023年5月17日 (水)

チベット問題の1

ここ数日は4、5日まえに録画した「改善か信仰か/激動チベット」というドキュメンタリー番組を観ていた。
台湾有事をうたって、日本を中国との戦争にひきずりこもうという無責任な輩が、将来またチベットやウイグル人の問題をかつぎだす可能性があるから、わたしはこういう番組につねに注意しているのだ。。
日本にも熱心に“フリーチベット”を叫ぶ人たちがいるけど、そういう人たちはこの番組を観ただろうか。
ロシアとウクライナで戦争が始まったとき、わたしはプーチンやゼレンスキーさんについてなにも知らない人が多いのに驚いた。
ものごとを根っこから知ろうと思ったら、ふだんからこういう番組を観ておくことは大切だ。

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よく知られたチベットの礼拝方法に“5体投地”というものがある。
これはひと足ごとに体を地面に投げ出し、また起き上がって、それをくり返しながら前進するという、まあ、尺取り虫みたいに悠長なお参りの方法である。
日本だってお伊勢参りなんていうものがあったけど、日本の場合は仕事で疲れた体を休める保養が目的で、あれを信仰熱心でやっていたという人がいたら阿保だ。
チベットの場合は本気でやっているみたいなので、本人が好きでやってるものをバカにしちゃいけない。

ここでは宗教よりも、どっちかというと、いろいろいわれている中国の少数民族問題について考えてみようと思うのだ。
番組の舞台は「ラルンガル・ゴンパ」という高地にある町で、びっしりと民家の密集したこの町の俯瞰にまず目をみはった(写真)。
ここは寺院のまわりに民家が集まって自然発生した町だというけど、寺院がはじめてできたころの町の写真も出てきた。
それによると、もともとは何もない山すそみたいなところだったから、中国政府が周辺の遊牧のチベット人を定住させるために、新しく手を加えた町らしかった。
これだけの住人がいまだに谷底まで水汲みに行ってるとか、燃料用のヤクの糞を集めているとは思えないから、水道やガスの設備も備わっているだろう。

番組にはなんとかして中国の政策をおとしめようという空気が感じられるものの、観る者が悪意で観るか好意的に観るかで、同じ映像が180度意味を変えてしまうものだった。
たとえばチベット人の子供を集めて寄宿舎生活をさせ、中国語の教育をほどこす場面があるけど、悪意でとるなら、中国はチベットの民族アイデンティティを奪っているということになるし、好意的にとれば、広い大地にちらばっている遊牧民の子供たちに教育をほどこすには、ほかに方法がないということになる。
ウイグル族の場合もそうだけど、彼らの居住空間はだだっ広いので、子供たちを1カ所に集めて教育するというのはきわめて合理的なのだ。

番組のなかには学習塾のようなかたちで、独自に子どもたちにチベット語を教える僧侶も出てきた。
チベットの伝統言語を絶やさないようにという努力で、彼はチベットの経典を、ネットを使ってチベット語で世界に発信する仕事もしていた。
そういうことをテレビ局がどうどうと取材しているくらいだから、これは中国政府が黙認しているのだろう。
ちなみに僧侶が使っているノートパソコンはアップルだった。
番組の終わりのほうには、もう遊牧なんかしないと親をなげかせる子供も出てくるけど、いったん文明を知ってしまえば、子供たちが遊牧生活よりも、インターネットを使える文明社会を望むのは当然のことだ。

高等教育を受けてテレビ局の副局長に上りつめたチベット人女性も出てきた。
わたしみたいな怠惰な男には想像もできないけど、彼女は貧しい山村から都会に出て、漢族と同じ教育を受け、熱心な向上心でその地位に上りつめたのだという。
努力をすれば報われるということで、これではアメリカン・ドリームならぬチャイニーズ・ドリームではないか。
誰がトップであろうと、本人がどこの民族であろうと、努力すれば報われるのなら、これは公平な社会といっていい。
わたしは断言するけど、中国政府がチベット族を差別、迫害しているというのはウソである。

ちょっと刺激的な言い方になったけど、このラルンガル・ゴンパの町が、いままた中国政府の肝煎で改築されようとしているそうで、長くなるからあとは後編で述べよう。

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2023年5月16日 (火)

昨日の世界

いま中国の少数民族について文章を書いてるんだけど、そのあいだにもつぎつぎと事件が起こるので、反論というか、おちょくるのに忙しい。
あいかわらずNHKはツッコミどころが満載で、ブログのネタに不自由はしない、ったく。

昨日はNHKの世論調査があり、その結果を見て安心した。
岸田クンの支持率が高すぎるのが気にいらないけど、これはまあ、わたしが彼を頼りにしてないせいで、ウクライナ問題やその他の調査結果をみると

G7でウクライナ侵攻に実効性のある議論ができるか、という設問に
 期待できる=28%
 期待できない=66%
核兵器のない世界の機運は高まるか
 期待できる=29%
 期待できない=65%
今後の日韓関係は
 改善に向かう=53%
 改善に向かわない=32%

韓国については“いまの政権が続くかぎりは”という但し書きをつければ、わたしと同じ考えだから、日本国民だってちゃんとわかってるんじゃないか。
その一方、G7というのは仲良しクラブだもんね。
バイデンさんが参加しようがしまいが、お手盛りでシャンシャンとなることは決まっているので、ウクライナについて期待できないという意見が圧倒的なのも納得。
G7会議を広島でやろうが長崎でやろうが、そもそも日本のいってることはダブルスタンダードであることを、日本国民はよくわかっているようだ。
こう考えると変人の代表みたいなわたしの意見も、それほど世間と乖離しているわけじゃない。
ウクライナ戦争でロシアを擁護する人って、わたしの想像より多いかもね。
うん、まだまだ捨てたもんでもないよ、この国は。

おまけ
タイの総選挙の結果が出たようだ。
軍人政党の人気はダントツ(下から)で、ふたつの野党の得票率が152%と141%だったのに、与党の軍人政党は36%だって。
なに、オレたちに都合のわるい政治が行われたら、そのうちまたクーデターでひっくり返せばいいんだと軍人たちは考えているだろう。
でももう国民に慕われていたプミポン国王がいないんだから、この国もミャンマーのような荒っぽい国になる可能性があるな。

トルコの選挙については、決選投票のあとで書こう。

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2023年5月15日 (月)

真実は?

ヤフーのアクセスランキングを見てみたら、1位から5位までがウクライナ関連で、内容はすべてウクライナが優勢だというもの。
そりゃ無理はないや。
プーチンがいちいち反論しないので、西側は勝手なことをいい放題、ヤフーもとうぜん西側のアクセス情報をソースにしてるんだから。

ロシア擁護派のわたしは、知り合いにロシアは負けっこないと吹聴してるんだけど、それにしてはいつになってもカタがつかないね。
1年以上経ってもまだ決着がつかない。
これではわたしも、NHKの御用解説者さんと変わらない無責任者と思われてしまうではないか。

どうしていつまでも決着がつかないのだろう。
ロシアにぜったい勝たせたくない西側は、ウクライナが危なくなると、そのたびに供与する兵器を、さらに強力なものにエスカレートさせる。
国際報道によると、永世中立国のスイスまで巻き込んで、支援をさらにエスカレートさせようとしている。
これじゃどこまで行っても決着はつかんよ。

これでは真実はわからんと、わたしはなんとか公平な見方ができないかと考えてみた。
NHKの御用解説者さんは、開戦以来ずっとウクライナの優勢をいってきたけど、クリミア半島やザポリージャ原発はロシアに占領され、マリウポリでも敗戦し、いまではバフムトをめぐる数キロ以内の攻防になって、わずかの土地を取ったの取られたのという戦いになっている。
これではウクライナが優勢とはとてもいえないし、実質的にウクライナが奪い返した土地があるだろうか。
キエフ?
あそこは徹底抗戦を叫ぶゼレンスキーさんにつきあって、街を灰燼にするのを恐れたプーチンが自ら撤退したものだよ。
証拠?
ウクライナ軍がほんとうに実力でキエフを取り戻したのなら、そこから占領地を広げていって、いまごろは東部各州を取り戻していていいはずだ。

たしかにウクライナ兵士の勇敢さは称賛されていいけど、現在のウクライナは英国から供与されたミサイルでひと息ついている状態。
プーチンも慎重にならざるを得ない。
ウクライナを追い込めば、西側のつぎの支援は戦闘機の供与になるかもしれない。
さらにその先は核兵器ということになるけど、そこまで支援する価値がウクライナにあるだろうか。
かって米国のトランプさんと北朝鮮のぼんぼんがしていたチキンレース、それにいま世界が付き合わされているわけだ。

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2023年5月14日 (日)

またNHK

NHKに文句をいうのも疲れるよ。
朝からニュースを観ていると、ほとんどすべてのニュースの枕に、“ロシアが一方的に侵攻した”という言葉をつけているんだけど、一方的に侵攻せざるを得ないよう仕向けたのはだれなのさ。
破綻国家のウクライナをNATOに取り込んで、ロシアを孤立させようとしたのは。
NHKはロシアをおとしめるために特化した放送局か。

国際報道でキャスターの別府正一郎さんが、これ以上犠牲者を出したくなかったら、ロシアはただちに兵を引き上げるべきとか、穀物輸出の合意延長でも、自分が問題を引き起こしておきながら、ロシアはその解決策にも文句をいってるという。
犠牲を多く出しているのは、いまではウクライナのほうだし、穀物輸出だって文句をいってるのはロシアじゃない。
穀物をアフリカまで送るのがメンドくさいと、経由地のポーランドやハンガリーで売っちまえという、ウクライナの極悪官僚のせいで経由国が悲鳴を上げているのだ。
ロシアはトルコを仲介に立てて、ちゃんと穀物輸出に許可を出し、アフリカ諸国を苦しめないように気をつかっている。

そもそも、西側には西側の論理があるのはわかるけど、ロシアにもロシアの言い分があるのに、あいかわらず一方的な、それもならず者扱いだ。
まあ、順調に勝っているならそこまで不公平な報道をする必要はないわけだから、これこそウクライナが追いつめられているれっきとした証拠だろうと、我慢して観てるんだけどね。
不眠症になってしまうワ。

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2023年5月13日 (土)

ワグネルとNHK

ワグネルのプリゴジンさんの動向がすったもんだしている。
狂犬みたいに大きな声で吠えまくるから目立つんだけど、おかげでメディアにはワグネルが撤退したとか、ロシア軍は敗走したという報道があふれている。
結果はすぐにわかるんだから、そんなことでいちいち騒ぐなといいたいね。
ところで彼がロシア正規軍の幹部にはでっかい声で文句をいうのに、大統領のプーチンへの不満はけっしていわないことに気がついた人はいないだろうか。
それはなぜだろう。
弾薬が届かないというなら、大統領に直訴したほうが早いではないか。
ここからは人間の心理についての問題になるけど、そういうことが考えられない人は小説家にはなれんね。

ならず者ぞろいのワグネルだけど、プリゴジンさんは自分が正規軍の将校と同列の軍人だと信じており、プーチンに対しては信頼できる大統領と心酔しているんじゃないか。
わたしにもプーチンのほうが、バイデンさん、ゼレンスキーさん、日本の岸田クンよりずっと男らしい指導者に見える。
世の中にはそういうふうに、男を魅了する男性というのがよくいるものだ。
残念なのは世間のほうに、表面的な世評におどらされて、そういう男性を理解する人間がどんどんいなくなっていること。

BSで「ウクライナ侵攻に揺れる中国市民」という番組を観た。
30分の短い番組だけど、どうせNHKのプロパガンダだろうとイヤな気分。
中国国内にも反戦映画を制作したり上映したりして、ウクライナを支援しようという運動があるそうだ。
なにしろ14億の国民だから、探せばそういう人間もいるだろう。
観ていて感心したのが、この運動に参加しているのが、毛沢東時代の共産主義を知らないような若者がほとんどだということ。
香港でもそうだったけど、若い人たちは現在の政権に満足するどころか、いきなりアメリカなみの自由を要求する人が多すぎる。

それ以上に感心したのが、抑圧だ、自由な発言が禁止だといわれている中国が、けっこう個人の自由な意見や行動を許しているじゃないかということ。
北朝鮮のような独裁国家なら、トップの意思に反するようなことは、機関銃での処刑を覚悟しないかぎりできるわけがない。
まるで学生サークルみたいに好き勝手なことをいう若者たちを観て、じつはこの番組って中国政府が作ったプロパガンダ映像じゃないかと思ってしまったくらいだ。
みなさんの恐れる共産党中国にも、日本やアメリカていどの自由はあるみたいですよ。

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ヨタカの星

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岸田クンがタイムの表紙になって、日本の軍事大国化を推し進める首相と、誉められたのかけなされたのかわからないことを書かれていた。
本人が抗議したといってるし、あちらの雑誌は辛辣だから、これはけなされたんだろうね。
そうかといって、岸田クンひとりをけなすのは気のドクかも知れない。
日本のかっての栄光をとりもどそうというのは、安倍クンもそうだったし、自民党政権の長年の悲願だったのだから。
でも安倍クンは相手(プーチン)の立場も考えただろうし、けっして強引に押し進めることはなかっただろう。
岸田クンは、たまたまウクライナ戦争があって、これは千載一遇のチャンス。
いまなら憲法9条にしがみつく平和ボケした国民も反対しにくいと、自分が先頭になって大国化を仕切ろうという魂胆だ。

岸田クンは広島のG7で、ロシアによる危機を声高に訴えようとしてる。
ところが肝心のバイデンさんが参加に煮え切らない。
アメリカ大統領にすれば、そもそも自分があおって始めた戦争だし、自分が行かなけりゃ西側の結束をみずから乱すようなものだ。
だから直前になって、やっぱり行くワとなるかも知れないけど、そんなことはわたしにもわからない。
わかるのは岸田クンが、バイデン来なけりゃオレがと、張り切っていることぐらい。

いずれにしても全員一致の仲良しグループの集まりに、メンバーが欠けるのどうのといっても仕方がない。
ここでは日本の軍事大国化について考えてみよう。
いったいどうして日本は軍事大国になりたいのだろう。
じつはわたしも右がかった中道派だから、防衛のための軍隊も必要だと思っているけど、見栄を張りたい、世間に大国であることを認めさせたいという一部の国民の考えには賛成できない。
見栄っ張りや意気地のない人間にかぎって、そう、ちょうど北朝鮮のぼんほんのように、強がってみせるものだ。

ここで唐突に宮沢賢治の「よたかの星」という童話を持ち出す。
ヨタカはみっともない姿をしているというので、まわり中からいじめられる(わたしは可愛いと思うんだけどね)。
進退きわまった彼はとうとう死んで星になろうと決心した。
ところが先達にその方法を尋ねると、『話にも何にもならん。星になるには、それ相応の身分でなくちゃいかん。又よほど金もいるのだ』といわれてしまう。
わたしは童話らしからぬこのくだりを読むと、おかしくていつも笑っちゃうんだけど、身分はともかくとして、軍事大国になるにはそうとうにお金が要るのである。

お金がだぶついているときならまだしも、いつコロナのような疫病が蔓延して、また大盤振る舞いなんてことがあるかもしれない。
ほかにもお金の必要な問題、縮小しなければいけない財政赤字は累積しているのに、どうして防衛費に金を使いたがるのか。
今度は唐突にドイツという国を引き合いに出そう。

ドイツの戦後の歩みは日本とよく似ていて、どちらも勤勉な国民と、すぐれた技術力を足場に、経済大国として発展してきた。
EUの代表格でありながら、国連の常任理事国になれないところまで日本に似ている。
ウクライナに供与したレオパルド2戦車でもわかるように、現在のドイツはおもてには出さないけど域内の軍事大国で、たとえばヨーロッパに、この国を相手にケンカを吹っかけようという国があるだろうか。
いまドイツが核兵器なんぞを持てば、周辺国によけいな警戒心をもたらし、それが摩擦となって、かえって戦争を引き起こすことになりかねない。
ドイツ人が現状に満足しているかどうかは知らないけど、まえの大戦の反省から、軍事大国化への欲望は抑制しているようだ。

日本も無理に軍事大国になる必要はないと思う。
少なくともいたずらに敵を作って、軍拡競争に陥るようなことはやめるべきだ。
いまでも日本は、遠い小惑星に探査船をとばして、その先端をゆく技術力で周辺国を震撼とさせており、自衛隊が使っている兵器もその優秀性で、大東亜共栄圏の復活かとアジア諸国をビビらせているのだ。
ヨタカという鳥は飛びながら小さな虫を捉えて食べている平和主義者なので、能ある鷹は爪を隠すというたとえに該当しないけど、あからさまに誇示しなくても実力を示す方法はいくらでもある。
現在の日本はまぎれもなく世界有数の軍事大国だし、いったん軍拡競争になると、それは際限なく上昇し、歯止めの効かないものだということを知っておこう。

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2023年5月12日 (金)

昨日のNHK

またNHKが大喜びをしている。
何事かと思ったら、バフムートでロシア軍が2キロばかり撤退したのだそうだ。
まあ、2キロでも撤退は撤退だ。
でも冷静に考えると、武力や勢いでいまのロシアが負ける要因はないんだから、撤退にはほかの原因があるはずだと考えないんだろうか。
たとえばいま騒いでいるワグネルだ。

ワグネルの指揮官プリゴジンさんは、以前はもっとまともな指揮官かと思っていたけど、最新はよくテレビに顔を出すから、なんか狂犬みたいな人だとわかってきた。
テレビのまえで、あそこがケシカラン、ここが気にいらんと吠えまくる。
しかしあと一歩で落とせる戦勝のほまれを放棄するほどバカじゃあるまい。
弾をくれなきゃ戦線を離脱するとストライキをして、ついでに兵士の休息をして、首尾よく弾丸補給という目的を達したら、また前線に復帰して、ハッキョイ、残ッタ、残ッタの続きが始まるんじゃないか。

ワグネルが囚人を兵士として雇用しているのがケシカランという人もいる。
でも、のぼせながら風呂場で「史記」を読んでいたら、秦の始皇帝が死んだときも中国では囚人を活用していたという話が出てきた。
始皇帝が死んで項羽や劉邦が反乱を起こしたとき、秦は囚人たちを兵士として採用し、戦果を挙げれば罪を減ずるなんて約束をしたものだから、彼らはよく戦った。
戦争はまじめにやらなければいけないなんて寝ぼけたことをいってるのは日本ぐらいで、始皇帝の時代から数えれば、囚人活用には2000年以上の歴史があるんだよ。

とにかくNHKは些細なことでも、ウクライナ優勢という状況にこじつけるのに必死である。
ウクライナが優勢だと報道した翌日には、また元の木阿弥で、ロシア軍の猛攻が始まるという事例が過去に何度もありすぎた。
ゼレンスキーさんは、戦勝記念日までにバフムートを攻略するというロシアの野望を食い止めたと、まるで勝利したみたいなことをいってるけど、わたしが知っているかぎり、プーチンがこの日までに攻略すると約束をしたことはないね。
期待していた人たちには気のドクだけど、どうやら反転攻勢はないようだ。

AFPの記者が死んだというけど、戦争を止めていれば彼が死ぬことはなかった。
戦死した若いウクライナ兵士たちも同じだ。
NHKはウクライナが優勢と報じたあと、すぐにこうした悲劇を強調するけど、いくら強調したって、戦争をやめないかぎり同じ悲劇は繰り返される。
他国のことなのに、領土やメンツにこだわる日本は、戦争引き延ばしのお節介をしているようなものだ。

昨夜のニュースではNHKは、3日後のトルコの大統領選挙も気になるらしかった。
エルドアンさんはロシアの味方ばかりしているから、親が憎ければ子も憎いというやつで、政権交代が起こってほしいと考えているんだろうけど、しかし肝心なのは大統領が変わったとしても、新大統領が西側に加担するかどうかだ。
トルコ駐在のNHK特派員もエルドアン不利といいたいらしかったけど、大統領が変わったからといって、いきなりトルコがグローバルサウスから抜けられるわけではない。
さすがにそれは期待できないというのが特派員クンの見立てだそうだよ。

この戦争がロシアの勝利で終わったとしても、アメリカはウクライナ人のこころに、ロシアに対する永遠の憎しみを植えつけることには成功しただろう。
戦後のプーチンがいくら努力したって、もういちどロシアとウクライナが、かっての蜜月時代にもどるのは容易ではない。
アメリカの高笑いが聞こえるようだ。
しかし彼らもいつまで笑っちゃいられないぞ。

これはただ単にロシアとウクライナの未来にかかわることじゃない。
いまアメリカが抱えている債務の上限問題について、米財務長官が新潟でいってるけど、経済面、金融面で大惨事を招き、多くの人が職を失い、収入も減少し、世界的な景気後退を引き起こすだろうと。
この言葉はそっくり未来世界にあてはまる。
憎しみは過度の警戒感を生み、協調の姿勢がそがれれば、みんながいっしょに豊かになろうという世界経済の発展も阻害される。
阻害されないのは伸びしろが大きく、貧しい者同士でまとまろうというグローバルサウスの国々だけかも知れない。
申し訳ないけど、繁栄の最中に生まれ、繁栄の終わりと同時にいなくなるわたしの世代は、幸運を食い逃げするだけだったとしみじみ思う。

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2023年5月11日 (木)

雨だぞう。

雨が降るとブログの更新ぐらいしかやることがない。
で、今日2度目の更新だ。

フィンランドの首相が離婚したんだって。
フィンランド首相といえばアレじゃん。
ロシアが怖いという妄想にとりつかれて、大慌てでNATOに加盟しちゃったオンナの人。
離婚の原因はわからんけど、旦那にロシア人の親戚でもいたのかも知れない。

こういう粗忽な人は政治家にもよくいて、カナダも米国のネオコンあたりにおだてられて、中国外交官を追放なんかしちゃって。
カナダもノーテンキな国だからね。
まえには首相のトルドーさんが国際会議の場で、習近平さんから、あまり外交上の守秘事項をべらべらしゃべらないほうがいいよと注意されていたし。

フィンランドやカナダの政治家は、風も吹かない、嵐も来ないという、ぜんぜん緊迫感のない自分の国の政治に満足してるんだから、日本はちと彼らに期待しすぎだよな。
それもこういうときだけ。

ついでにもうひとつ更新しておこう。
浜のまさごは尽きるとも、世にブログのネタは尽きまじだねえ。

トランプさんが訴えられて有罪だって。
ま、あの人じゃやりかねないってこともあるけど、相手を見たらさわられて怒るようなウブな人にも見えないし、いったいいつの事件なんだよって二度見をしてしまった。
30年まえのことらしい。
ハレンチ罪って時効がないのか。
なんでヤられたとき訴えなかったんだよ。
そうか、アメリカじゃ金持ちにたてついても裁判で負けるもんな。
いまなら政治がらみで応援してくれる人間もいるから、うまくいけばまじめに働くのがアホに思えるくらいの慰謝料が稼げる、ってことは考えてないと思うけど、わからんね。

これもアメリカの陽の当たるほうの一面なんで、日本の貧乏人がとやかくいうような問題じゃなさそう。
でも時効がないとすれば、わたしも古傷をひっかきまわされる可能性が、あるわけないか。
逆さにしても鼻血も出ない貧乏人だからね、こちとら。

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スケジュール

わたしの1日のスケジュール。
まず早朝の国際報道から始まって、朝7時のニュース、午前中の国際報道、昼のニュース、午後7時のニュース、ニュース9(これすべてNHK)を録画しておいて、どこかデタラメがないか、偏向してる部分はないかと、夜中にまとめて視聴する(昼間は草むしりや買い物などの用事で忙しいのだ)。
そして、順調なら深夜のうちにいちゃもん記事をまとめて、ブログに載せる。
だからおとといのニュースについて今日書くこともあり、速報性ということで、どうしても遅れをとる場合があるけど、やむを得ないのだ。

今日はまず昨日の早朝の国際報道からいちゃもんをつけよう。
いきなりモスクワ支局長の権平サンという人が出てきて、もうめちゃくちゃな偏向報道だ。
プーチンが戦勝記念日に、西欧がロシアを滅ぼそうとしているといったそうだけど、これをま逆な発言だときた。
いったいどこがま逆なのか。
G7が一致してロシアにケンカを売りつけているのは事実ではないか。
本来なら降伏して当然のウクライナに、どこまでも支援を続けて戦争を引き延ばそうというのも事実ではないか。
いまだに侵略するほうが悪いと信じている人は、わたしのブログを開戦のころから読んでみてくれ。

国際報道に「ナラティブ」という言葉が出てきた。
わざわざ解説してくれたキャスターの別府正一郎さんによると、これは空想的な持論というべきものだそうだ。
つまりロシアの言い分はぜんぶ空想だといいたいらしい。
わたしにはゼレンスキーさんのほうがつねに空想的で、プーチンのほうはひたすら現実の戦争に集中しているように見えるんだけどね。
「ナラティブ」というのはNHKの発言のことじゃないのか。

そして国連のグテーレス事務総長の発言が取り上げられていた。
ロシア領内にはウクライナ軍はいないが、ウクライナ領内にはロシア軍がいる。
侵略した者とされた側の表現として、なかなか文学的に聞こえるけど、これはまったくの詭弁である。
そんな言い方をしたら、朝鮮戦争、ベトナム、イラク、シリアなどの中東の国々における米国はどうなのだ。
第二次世界大戦以降、アメリカがいなかった紛争を探すほうがむずかしいや。

モスクワ支局長の権平サンという人だけど、え、アンタ、どこから中継してんのさ。
後ろにクレムリンが映っているけど、あれは合成した写真でしょ。
アンタがいつも報告してることは、そのままではロシアが許してくれっこないものだから、まさかNHKのスタジオの、写真看板のまえで報道してるわけじゃないよね。
もしほんとうにロシアからの報道としたら、とっくに“ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)”ということで追放されているはず。
しゃあしゃあとしてデタラメをいうはなぜなのかと、訊くだけ野暮か。

NHKニュースには、中央アジアの国々が制裁違反をしているのがケシカラン、先進国と取引ができなくなってもいいんだなと、恐喝まがいの言い方も出てきた。
自主的な意思をもったよその国が、どこの味方をするかはそれぞれの国の自由であるはずで、どうして日ごろアメリカのやり方に反感を持っている国までが、アメリカに追従しなければいけないのか。
そこまでやらないと勝てないのか。
わたしは悩んでしまうよ。
こんなわかりやすいプロパガンダもないのに、最近は銀座の貴金属店で強盗をして、すぐに捕まっちまう輩がいることでもわかるように、常識で推し量れない若者が増えているようで。

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2023年5月10日 (水)

捏造解釈

ロシアの戦勝記念日の映像を、NHKの国際報道とニュース9で観た。
NHKはここぞとばかりの捏造解釈だ。
それがあまりに必死なので、思わず苦笑してしまうくらい。
そんなことをいうと、おまえはロシアびいきだから、おまえこそ必死になって捏造解釈をしてるんだろうという人がいるかも知れない。
うんにゃ、おかしい点、わたしの捏造と思える点があったら、どしどしコメント欄に書きこんでくれたまえ。

前線から離脱するといっていたワグネルが、一転して戦争継続を表明したら、ロシア軍の足並みの乱れだそうだ。
乱れがあったとしても元にもどったのだから、フツーはこういう場合、乱れているとはいわないんだけどね。
離脱すると聞いたとき大喜びをしていたNHKは、それが復帰したと聞いてヤケッパチになっているみたいだ。

ここで防衛研究所のHさん、例のNHK御用解説者が、したり顔で、ワグネルは予定の戦果を上げられなかったから、それをごまかすために離脱を言い出したのだろうという。
しかしワグネルが戦線に復帰すれば、またウクライナ軍ぼこぼこにされるの第二幕だろう。
なんの、バフムートぐらい、ただの地方都市じゃないか、あんなところを奪われても痛くもカユくもないと、負け惜しみをいうメディアもある。
ただの地方都市を守るために、ウクライナはなぜ全滅寸前まで戦い続けたのかという説明は一切ない。
全滅寸前ではないって?
いまでもバフムートではウクライナ軍が善戦しているという人がいたら・・・・馬鹿につける薬はないとしかいいようがないな。

戦勝記念日の式典でも、NHKはなんとかケチをつけようと必死だ。
式典が縮小、各地で中止されたのは、ロシアに余裕がないからといいたいらしいけど、余裕がないかどうか知らん。
知らんけど、昨日もウクライナ各地に25発のミサイルが撃ち込まれたそうじゃないか。
ロシアのミサイルはとうぶん枯渇しそうもないぞ。

旧式の戦車が1台しか参加してなかったともいうけど、映像のなかでロシア市民も、いまは戦争中で戦車が出払っているから仕方がないといっていた。
だいたい戦争中に派手な式典をしなければいけない理由があんのか。
ウクライナのほうでは戦争記念日を変更するそうだけど、こちらは式典なんかやる余裕はまったくないみたいで、つまらないわるあがきしか感じられない。

劣勢のウクライナはドローンを使うゲリラ攻撃に活路を見出したようだ。
今回の戦争はプロパガンダ戦争であると同時に、これまであまりおもてに出てこなかった、ドローンによるゲリラ攻撃という新しい戦術のめだつ戦争になった。
ちょうど北朝鮮のように、ヤケになったウクライナが、手薄な場所を狙ってゲリラ攻撃を仕掛けてこないとも限らない。
式典があちこちで中止になったのは、そういう点を配慮したのだろう。
これをもってロシアは余裕がなくなったというべきかね。

とごろでウクライナの大反攻はあるのだろうか。
御用解説者のHさんはあるという不動の信念らしいけど、ワシントンポストでさえ、反攻の戦果にあまり期待すべきではないと、冷静なことをいいだした。
にもかかわらず、NHKの報道は依然として、ロシアに都合のいいニュースや、ウクライナの被害などをぼかす傾向がある。
事実をねじまげてでも、なにがなんでもロシアをけなしたがる理由を考えたことがあるかな。
真実を知りたい人は、できるだけたくさんの情報に接し、自分の頭で客観的に判断することだよ。

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2023年5月 9日 (火)

悪の花と善の花

「広島サミット、ウクライナ支援に特化した文書採択へ」
今日のネットニュースを見ていたら、こんな記事が。
G20ではなにも決められないくせに、G7だと話が早いのは、この戦争がロシア対G7みたいなもんだから。

今日はロシアの戦勝記念日。
だいぶ縮小されてるって話だけど、盛大にやってもやらなくてもケチをつけられるのはいっしょ。
先日はモスクワでドローン攻撃があったばかりだ。
これについて西側の報道は、あるときはロシアの自作自演だといい、あるときはロシアはドローン攻撃を恐れているという。
ああ、この微妙な使い分け。
ごたごたいうのはつねに西側で、プーチンは反論も言い訳もしないし、つまらないゴタクを述べることもない。
この勝負師としてのすがすがしさ。
ワグネルの指揮官が、正規軍の将官に文句をいうことがあっても、プーチンにはいっさい言わないのは、彼もロシア大統領を崇拝しているのだろう。

世間はウクライナの反転攻勢が始まるのを固唾を呑んで見守っているようだけど、これがウクライナにとって、致命的な敗戦になるんじゃないかと考える人はあまりいないようだ。
いったいどうしてウクライナばかりが有利と考えるのだろう。
西側が供与した戦車があるから?
制空権というのは航空機だけじゃなく、人工衛星も含んでいる。
戦車が群れで移動すれば、上空から監視衛星がすべて把握できる時代なんだけど、そういうことがわかってない人が多いみたいだ。
戦争の始めのころ、ロシアの戦車が盛大にボコられたのも、アメリカが提供した衛星の情報が大きい。
今度はウクライナの戦車群が同じことをやられる番じゃないか。

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先のことを考えると憂鬱になるので、また花壇の話題にしよう。
去年マリーゴールドがびっちり咲いた花壇の一角に、今年もそろそろ芽が出てきていいはずだ。
そう思って観察してるんだけど、同時期に伸びてくるコスモスの芽と、かたちが似ているので区別がむずかしい。
コスモス(キバナコスモス)のほうは乱暴な雑草という感じなので、あまり繁殖してほしくないから、かたっぱしから抜いてしまうことにしているのだ。
じっとにらめば両者のかたちの違いはある。
葉が分岐しているようなのがキバナコスモスで、鋸歯状に見えるのがマリーゴールド。
期待するほど数は多くないけど、マリーゴールドもいくつか伸びてきてはいるようだ。

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2023年5月 8日 (月)

戦場より

ワグネルの創始者プリゴジンさんのことだけど、最初はひとつの軍隊を率いるくらいだから、それなりの人物だろうと思っていた。
ところが今回、顔をゆがめて、口汚くロシア国防省をののしる映像を見て、ああ、やっぱり彼も“恐ロシア”と称される、無鉄砲で乱暴者のロシア人のひとりかと思ってしまった。
わたしがプーチンだったとしても、こういう男にあまり権力を与えすぎるのはよくないと考えるだろう。

ちょっと気になるのは、プリゴジンはロシアの正規軍の将官をののしるくせに、プーチンに対してはあまり過激なことをいってないこと。
そしてバフムートのあと始末はチェチェンの軍人にまかせるという。
これは口ではものすごいことをいうけど、大統領のプーチンには心服しているということじゃないか。
あとを引く継ぐチェチェンの司令官も、長いあごヒゲの戦争大好き人間というイメージだけど、チェチェンといえば以前にイスラム教徒たちが内乱を起こして、ロシアと大いに揉めたところだ。
プーチンはそれを抑え込むと同時に、丸め込んでしまったようにみえる。

じつはいま読んでいる「史記」にも、そんなふうに兵隊やならず者などに、なぜか人気のある武将が登場する。
項羽という武将はケンカに強くて、当たるところ敵なしだった。
彼に対抗する劉邦のほうは、ケンカが強いわけじゃないけど、人心を捉えるのがうまかった。
この両者の覇権争いは、けっきょく垓下の要塞に追いつめられた項羽の死で終わるのである。
わたしにはプーチンが劉邦と重なって仕方がない。

最新の報道によると、バフムートの戦闘はワグネルに替わって、チェチェンのカデイロフという指揮官が引き継ぐことになったという。
ココログでわたしと同じような偏屈の代表である大地舜さんのブログでは、7日の記事でこれに触れていたから、わたしはそのことをメディアが報ずるまえから知っていた。

大地さんは「ミリタリーサマリー(Military Sammary)」というサイトを参照することが多い。
これはパソコンさえあればだれでも観られるサイトだから、わたしも、英語の苦手なわたしも、ネット翻訳の力をかりて内容のいくつかを訳してみた。
それによると、ウクライナにとってあまり芳しいものはないね。
たとえば、以下はネット翻訳によるもので、ちとわかりにくい点もあるけど

Ahkmat(新しくバフムートにつぎこまれるチェチェン軍のことらしい)特別部隊はチェチェンのイスラム教徒です。母なるロシアのキリスト教正教会であるワグネルと協力することは、多宗教グループが共通の利益と目標のためにどのように協力できるかについての世界への良い例です. これはキエフ政権とウクライナ正教会が東方正教会を迫害しているのとは正反対です。

民間軍事会社ワグネルがバフムートで何ヶ月も戦っていた場合、休息と再編成のために部隊の一部を撤退させる必要があるだけかもしれません。Akhmatをバフムートに参戦させることで、プリゴジンは数週間休息するために部隊を後方に移動させることができ、そのあいだ民間軍事会社の他の部分はウクライナ軍との対立を維持しています。プリゴジンが別の部隊に、都市の最後の 10% を占領するという栄光を与えることを許可したとは思えません。

あいかわらずYouTubeなどにはウクライナが優勢だ、ロシアはそのうち負けるという報道が多いけど、こういうのは商売でやってるチャンネルだろう。
商売となると視聴者におもねるのは当然のことで、客観的な立場より、どうしても世間に迎合するようになる。
問題は、「ミリタリーサマリー」はだれでも観られるのに、いまウクライナが優勢というチャンネルの運営者たちは、それをまったく参照してないということ。
金さえ儲かれば事実の確認なんかどうだっていいというのかも知れない。
そんな無責任なサイトの信用を失墜させるのに、わたしのブログがささやかに貢献できればいいなと、よく考える。

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2023年5月 7日 (日)

バレエ/イワン雷帝

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日曜日は夜中にBSでプレミアムシアターがあるはずだから、今夜はバレエかオペラかと期待してテレビ欄を見たら、予定がないね。
ウクライナ戦争のおかげでロシアのバレエを放映できないのかも知れないけど、まったくセコいよな。
芸術と政治は別だなんて、どっかで言ってなかったか。

ウクライナ戦争と関係者ないけど、ちょっと「イワン雷帝」という映画について調べてみたことがあった。
これはエイゼンシュタインの未完の大作で、わたしの部屋にはこれのDVDがあるから、いつでも観ることができるのである。
ロシアの映画事情や、スターリンやソ連時代に詳しい人なら、いろいろいわくつきの映画であることを知っているだろう。

そのうち、ふとこの映画はバレエかオペラになってるんじゃないかと思った。
映画「イワン雷帝」の音楽は、作曲をしたのがプロコフィエフだから、そのままクラシックと呼んでもいいものだけど、バレエに興味を持ってからいろんな本を読んだのに、これがバレエになっていると書かれたものはひとつもなかった。
もしもバレエになっていれば、ロシアのバレエはYouTubeで観られるものが多いのである。

ということで探してみたら、図星!
YouTubeに上がっていたのは、クリゴローヴィチの振り付けで、「スパルタクス」のような歴史に題材をとったバレエだった。
わたしが見つけたのは2015年の舞台で、映像の画質もよく、これをでっかいテレビで観ても、NHKの番組を観ているのと遜色はない。
ロシアのバレエだから登場する女性たちは、コール・ド・バレエ(その他大勢組)にしても徹底的に美しい。
おしむらくは日本語の字幕が皆無ということだけど、映画に準じているならおおよそのストーリーはわかるし、バレエというのはもともと字幕なんぞ必要のないものなのだ。

「イワン雷帝」があるなら、「アレクサンドル・ネフスキー」もあるんじゃないかと思ったけど、こちらは舞台にはなってないようだった。
イワンのほうは男女のからみがあるけど、ネフスキーのほうは基本的に男ばかりの映画(これはYouTubeで全編が観られる)だからバレエにしにくかったのかも。
そんなことはどうでもいいけど、わたしのいいたいのは、バレエ・ファンにはNHKだけが救世主じゃないということだ。
いつもプロパガンダばかり見せられていると、こういう舞台はすがすがしい気分で観られるものである。

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2023年5月 6日 (土)

権謀術策

いま司馬遷の「史記」を読んでいる。
おもしろくて目が離せないというほどじゃないけど、人名や出てくる国家の名前などひじょうにややこしくて、風呂のなかで時間つぶしに読むにはふさわしい本だ。

のぼせながらこの本を読んでいるうちに、ウクライナ戦争と共通する要素があるのに気がついた。
アメリカ、ロシア、中国に、日本、EUのような大国から、中堅国家、小国家が入り乱れて、同盟や裏切りが錯綜し、権謀術策のかぎりを尽くす。
こりゃ「史記」の世界だなと思っても不思議じゃない、と思うかどうかは、まあ、個人の勝手だけど。

ワグネルの指揮官が、弾薬をくれないのはケシカラン、これじゃあ戦場から離脱するゾとわめいている。
どうやら狡兎死して走狗煮らる、つまりすばしっこいウサギがいなくなったので、今度は猟犬が煮られる番になったんじゃないか。
これ以上ワグネルに活躍されて、ロシアが勝てたのはオレたちのおかげだなんて言い出されると、あとあとの彼らの処遇が面倒だ。
冷静に戦況をながめていたプーチンは、もはや戦争は正規軍だけで勝てると見きわめ、このへんで彼らの力をそぐ方向に舵を切ったのかも知れない。

血も涙もない冷酷な男だなというべきじゃない。
戦争が終わったあとまで、ロシアという国のなかに、正規軍と民間の軍事会社が並び立っているほうが不自然なのだ。
口には出さないものの、プーチンがそう考えてワグネルを冷遇しているとしたら、やはり彼はロシア国民のことを第一に考える愛国者ではないか。

これはわたしの空想にすぎないけど、そんなことはないといえる人がいるかね。
問題はメディアに出てくる識者という人のなかに、この程度のことでも想像する人がいないということなんだよ。

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2023年5月 5日 (金)

オオツルボ

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ドローンによるモスクワ攻撃はなんとなくロシアの自作自演という気がするけど、お祭りの打ち上げ花火みたいで、なんのためにやったのか、戦況に影響があるのかどうか疑問。

今日の昼のニュースを観てみたら、米国のヘインズ国家情報長官が、ロシアは弾薬不足で年内は大規模攻勢はできないだろうという。
ホントかウソか知らないけど、まえに漏洩した米国の機密文書には、ウクライナ軍の弾薬は5月で枯渇するって書いてあったそうじゃん。
もうなにがなんだかわからんね。

三つの銀行がつぶれたばかりのアメリカじゃ、またひとつ銀行がつぶれそうだって。
いまはネットであっという間に風評被害が拡散する時代だ。
銀行に大金を預けているお方はせいぜいご用心しなせえ。

人生に未練はないけど、去年よそから球根を植え替えたオオツルボの開花と、ウクライナ戦争の結末だけは見届けたいとブログに書いたことがある。
そしてオオツルボだけはついに開花した。
あと見届けたいのはウクライナ戦争だけだ。
さっさと降伏しろ、え、ゼレンスキーさん、ハーグでプーチンを戦争犯罪人呼ばわりしてないで。

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2023年5月 4日 (木)

無聊

今日は、まだ休みみたいだけど、リタイヤしたじいさんに何か特別なことがあるわけでもない。
ウクライナの報道といえば、モスクワにドローン攻撃があったということぐらいだ。
映像を見たものの、なんか打ち上げ花火みたいで、これについて考察しようって気にもなれんかった。

というわけで、いちにち部屋でぼんやりして、さっき徒歩でスーパーまで往復し、いまホヤのむき身で焼酎を呑んでいるところ。
早くゴールデンウィークが終わってほしい。

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憲法記念日

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世間はゴールデンウィークだというので、昨日は自転車で近所をふらついてみた。
どこかに鯉のぼりでも上がってないかと思ったけど、うちの近所は古い農家が多い割には、あまりそういうものは見られなかったねえ。
またひとつ消えていくかな風物詩ってところ。

空掘川を下っていくと、柳瀬川と合流し、清瀬市の金山緑地公園に出る。
ここは河原にバーベキュー場があって、今日は安・近・短で行楽に行こうという人たちでいっぱいだった。
わたしも混雑が大っキライなので、わざわざ混雑しているときに行楽地に出かけざるを得ない人たちに痛く同情してしまう。

偏屈おじさんのぼやきはここまで。
昨日は憲法記念日だったというから、それについて書いてみよう。
NHKの世論調査では、憲法改正に賛成する国民が32パーセント(必要ないは30パーセント、残りはどちらともいえない)だそうだ。
でもこれをすなおに信じてはいけない。
いまはロシアのウクライナ侵攻で世間が沸騰しているときなので、こういうときに世論調査をすれば、結果はわかりきっている。
日本政府(とNHK)が危機を声高に叫ぶのは、こういう事情があったのかということもわかってしまう。

わたしも右寄りの中道派だから、自衛隊の明記くらいはしてもいいと思うけど、この国はえてして行きすぎてしまうことが多いから、他国の紛争をかくれ蓑にして憲法改正をしようというのは気にいらないね。
軍備というのは北朝鮮みたいに、強いんだぞと誇示するより、遠い小惑星に探査機を飛ばして、先端技術の底力を見せつけておくだけで効果があるものだ。
温暖化など、地球がかかえる問題は多い。
日本は相手にとって、なくてはならない国になるほうが、戦場に若者の命をつぎこむよりずっとマシではないか。

アメリカはもはや単独では中国の強国化を止められない。
日本の再軍備を防ごうとアメリカの都合によってつくられた憲法が、いままた尻に火がついてきたアメリカの都合で変えられるのだ。
歴史好きにはちいと感慨があるね。

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2023年5月 3日 (水)

岸田クンの外遊

岸田クンがアフリカを訪問して、えー、なにをするかというと、恒例のバラまきだ。
日本だってやらなければいけない事業や、救済すべき貧乏人がたくさんいるんだぞといいたくなるけど、自分の国さえよければいいというものではない。
こういうのは先進国が途上国に還元するってことで、全地球的試みとしてはかならずしも悪いことではない。
日本の繁栄は途上国の犠牲のうえに成り立っている部分もあるのだから。

もちろんもらう側はどこでも歓迎してくれる。
バラまくほうはついニタニタしたくなるけど、これは日本国民の血税なんだという意識を持って、日本の宰相にはもうちっと苦渋に満ちた顔をしてもらいたいものだ。
今回はグローバルサウスの国々を西側に抱き込もうという下心があるようだけど、それは岸田クンには無理だろうな。

そもそもアメリカが途上国からきらわれるのはなぜなのか。
そのへんをきちんと理解し、是正する覚悟が岸田クンにあるかどうか。
金持ちがとことん金持ちになって、貧乏人を顧みない国がエラそうなことをいうな、オレたちはもう奴隷時代のアフリカじゃないんだぞというアフリカ人の気持ちをちゃんと理解しているんだろうか。
ウクライナ戦争では“世界秩序を乱すのがケシカラン”ということがよく言われるけど、これって世界中がアメリカの考えに追従しろってことか。
世界を西側先進国に有利な状態で固定しろってことか。

こんなアメリカにまっ先に追従した日本の首相がアフリカをまわっても、アフリカ人は腹のなかでせせら笑っているだろう。
いえ、持てる国から持たざる国への富の再分配ということで、岸田クンがバラまくのには反対しませんけどね。

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2023年5月 2日 (火)

反攻アリか

7001

どきどきしちゃうよな。
ええ、ウクライナの反攻があるのかどうかってこと。
ウクライナに味方する人も、ロシアを擁護する人も、いま世界が固唾を呑んで見守っているんだろうねえ。
もちろんわたしにだってわかりませんよ。
ウクライナが供与された戦車で、ロシア軍をぼこぼこにするか、あるいは返り討ちにあって、再起不能になるかなんてこたぁ。
わたしゃメディアの現地特派員じゃないんだから、できるのはいろんな情報を突き合わせて、たぶんこうなんだろうと憶測することぐらい。

ただ、わたしがほかの人と違うのは、西側の情報だけを鵜呑みにしないこと。
たとえばここんところやけに目立つのが、「ワグネルは正規軍に不満をつのらせている」とか、「ワグネルが軍事的反乱を企てる」などという報道。
またかと思いつつソースを確認すると、ニューズウィークだったり、ブルームバーグだったり、BBCだったりする。
つまり全部西側のメディアだ。
もうこれだけで、わたしは身構えてしまうのだよね。

ロシアからの情報は少ないのだから、そんなことをいっていたら何も判断できないという人もいるだろう。
ものごとを冷静に、客観的に見ようという心構えさえあれば、通常のNHKニュースからもいろんなことがわかるんだけどねえ。

たとえば昨夜のニュース9には、東京大学先端科学技術研究センターのKさんという人が出てきた。
この人は防衛研究所のHさんとならぶ、アンチ・ロシアの論客だ。
Kさんの発言に耳を傾けてみよう。
この人がウクライナの攻勢について、留保的な言い方や、あるいは自信のなさそうな言い方をするようになったら、ウクライナ軍はそうとうに悲惨な状況だと思ったほうがいい。

昨夜の彼の発言は
「時間をかけるとロシア軍はますます強大になる」
「秋になると雨が多くなって、攻撃がしにくくなるから、ウクライナはいまの時期に攻勢をかけるのだろう」とのこと。
ロシア軍にも反攻に備える時間は同じだけあったし、雨で攻撃しにくなるのも両軍とも条件は同じなんだけどね。
「正面からぶつかると、ウクライナ軍の犠牲も損害も大きいので、ここで大きな損害を相手に与えて、あるていど領土を取り戻したうえで、和平に持ち込む作戦だろう」ともいう。
そんなことができるならとっくにやってるんじゃないか。
NHKのキャスターも二の句がつげない感じだった。

さて、あなたはこれでもウクライナの反転攻勢があると思うか。
わたしの予想は、いちおうカッコだけは攻勢をかけるけど、なんの成果も上げられずに撤退するだろうというものだ。

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2023年5月 1日 (月)

反発

今日のネットニュースに、ブルガリアの映画監督がモスクワ映画祭の受賞を拒否したというニュースがあった。
あ、ここにも相手の立場を理解せずに、ものごとを表面的に、あるいは教条的にしか見ない人がいるなと、わたしはプーチンに同情してしまう。

相手が有名人だとか、芸術家であっても、わたしはそういう点にはうるさい人間なのだ。
いったいロシアのために、マフィアのようなオリガルヒと闘い、ようやく勝ちを収めて、ロシアという国をグローバル大国にした大統領が、なんで子供、女性、老人を殺す残忍な独裁者であるといわれなくちゃいけないのか。
この映画監督のしたことは、そっくり破綻国家ウクライナのプロパガンダに使われることがわからんのか。

この監督がいうように、プーチンが非道な人間であると信じる人がいたら、ぜひわたしのブログにその旨を書きこんでくれ。
わたしはそんなことはないということを、理論的に説明してやるつもりだ。

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