岸田クンの外遊
岸田クンがアフリカを訪問して、えー、なにをするかというと、恒例のバラまきだ。
日本だってやらなければいけない事業や、救済すべき貧乏人がたくさんいるんだぞといいたくなるけど、自分の国さえよければいいというものではない。
こういうのは先進国が途上国に還元するってことで、全地球的試みとしてはかならずしも悪いことではない。
日本の繁栄は途上国の犠牲のうえに成り立っている部分もあるのだから。
もちろんもらう側はどこでも歓迎してくれる。
バラまくほうはついニタニタしたくなるけど、これは日本国民の血税なんだという意識を持って、日本の宰相にはもうちっと苦渋に満ちた顔をしてもらいたいものだ。
今回はグローバルサウスの国々を西側に抱き込もうという下心があるようだけど、それは岸田クンには無理だろうな。
そもそもアメリカが途上国からきらわれるのはなぜなのか。
そのへんをきちんと理解し、是正する覚悟が岸田クンにあるかどうか。
金持ちがとことん金持ちになって、貧乏人を顧みない国がエラそうなことをいうな、オレたちはもう奴隷時代のアフリカじゃないんだぞというアフリカ人の気持ちをちゃんと理解しているんだろうか。
ウクライナ戦争では“世界秩序を乱すのがケシカラン”ということがよく言われるけど、これって世界中がアメリカの考えに追従しろってことか。
世界を西側先進国に有利な状態で固定しろってことか。
こんなアメリカにまっ先に追従した日本の首相がアフリカをまわっても、アフリカ人は腹のなかでせせら笑っているだろう。
いえ、持てる国から持たざる国への富の再分配ということで、岸田クンがバラまくのには反対しませんけどね。
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