トルコの選挙
トルコでロシアびいきのエルドアンさんが勝利。
わたしはもちろん嬉しいけど、NHK、および世間の大半をしめるロシア嫌いにはおもしろくないだろう。
彼らをプッツンさせたくないから、あまり選挙のことには触れたくないんだけど、ほんのちょっとだけ。
トルコの選挙まで、まるで専制主義国家と自由主義国家の闘いのように考える人が多く、エルドアンさんが落選すれば、たちまちトルコは西側陣営に加わるだろうと期待をしていた人が多かったようだ。
しかし西側の代表であるアメリカは、中東のイスラム国家と戦争ばかりしてきた国であるし、トルコはもちろんイスラム主義の国である。
エルドアンさんの対抗馬クルチダルオールさんが勝ったとしても、絶対にアメリカ寄りになるという保証はなかったのだ。
むしろ決戦投票になって、エルドアンさんの有利があきらかになったあとで、白黒をはっきりさせるためクルチさんは西側寄りを鮮明にした感じだ。
そのため国内にいるクルド族からも票を得ようとして、反発したクルド大きらい党を敵にまわしてしまった。
というのが選挙の結果だったんじゃないか。
あまり信用しなくてもエエ。
感心したのは、トルコにはテロばかりしていて、国民から嫌われているクルド系の政党まであったこと。
支持率は少ないけど、これはトルコが民主的な国であることの証明だろう。
わたしはイスタンブールに行ったことがあるけど、とても素敵な街だった。
世界には少数民族をかかえた国というものがいくつもある。
そういう多民族国家には、日本などうかがい知れぬ複雑な事情があるのだから、なんとか同居しているなら、他人があれやこれやいうべきではない。
おまえはまた中国の味方をするつもりだろうという人がいるかも。
その通りだけど、いまここではなにもいいません。
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