ヤバイ!
ヤバイ!
とうとうサジを投げたのか、今夜はNHKの7時のニュースにも9時のニュースにも、ウクライナのことがひとつも出てこなかった。
ヤバイよ、ヤバイよ。
でっち上げでもいいからなにか放送しなければ、日本人はウクライナのことを忘れてしまうぞ。
世界から忘れられる、興味を失われるというのが、ウクライナの最大のウイークポイントなのに。
デタラメをメシの種にしているユーチューバーたちにとって、生殺与奪の問題なのに。
え、NHKよ、どうする、どうする、どうするんだよ。
ヤバイ!
とうとうサジを投げたのか、今夜はNHKの7時のニュースにも9時のニュースにも、ウクライナのことがひとつも出てこなかった。
ヤバイよ、ヤバイよ。
でっち上げでもいいからなにか放送しなければ、日本人はウクライナのことを忘れてしまうぞ。
世界から忘れられる、興味を失われるというのが、ウクライナの最大のウイークポイントなのに。
デタラメをメシの種にしているユーチューバーたちにとって、生殺与奪の問題なのに。
え、NHKよ、どうする、どうする、どうするんだよ。
石川解説委員を観ると、わたしはいつも気のドクになってしまう。
彼はロシア取材歴34年だそうで、それだけいたらさぞかしロシアに友人知人が多いだろう。
そういう人がたまたまウクライナ紛争で、官僚主義のNHKにいたのが運の尽き、こころにもないことをいわなければならないのだ。
観ていると彼は手もとの原稿用紙から目をはなさなかった。
おそらくあらかじめ原稿を書いて、上層部のOKが出たものを読むことしか許されてないのだろう。
彼の心境を思うとついつい涙が出てしまう。
なにがなんでもワグネルの乱を活用しようと、もう一件落着したはずなのに、西側メディアはその話題ばかりだ。
プリゴジンさんは、憎んでも余りあるショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長を拘束しようとしたという。
そんなことが可能かどうか考えたことはないか。
夜中にヘリかなんかで急襲するならともかく、国防相らを捕えようとして戦車で行進すれば、相手はさっさと前線の視察にでも行ってしまうだけだわさ。
ロシア軍のスロビキン上級大将が、反乱に同調して逮捕されたとか。
しかし彼とプリゴジンさんの電話の盗聴記録によると、彼はプリゴジンさんの蜂起を、やめたほうがいいと止めたという。
かりに同調したとしても、彼の役割はなんだったのだ。
知ってる人はおまへんか?
このことを報じたのはモスクワタイムズという英語のフリーペーパーで、調べると、英語で書かれた(とうぜんロシアの一般市民は読めない)反露傾向の新聞だそうだ。
これでは共産党の赤旗が、日本政府の悪口をいったようなものじゃないの。
プリゴジンさんとワグネルは、ロシアの一般市民から歓呼の声で迎えられた、だからロシアは分裂しているという報道もある。
しかし、それについてはわたしのブログに書いてある。
ワグネルが騒動を起こすことなく撤退することを知って、ロシア国民は感謝の声を上げたにすぎない。
NHKはこの瞬間の映像を何度も放映しているのに、観てもわかんないのかね。
NHKの国際報道を観ていたら、アップで見る酒井美帆ちゃんの目の下になにやらクマが(あるような感じ)。
そうか、彼女もロシアをおとしめるNHKの欺瞞と、自分の良心のかっとうに悩んでいるなと、美人を見るとつい感情移入をしてしまうわたし。
そんなことはじいさんの余計なお世話かも知れないけど、今日の朝7時のニュースでは、ニューヨークタイムズやウォール・ストリート・ジャーナルの報道として、ワグネルの武装反乱をアメリカはとっくに把握していたという。
把握していたのなら、この機会をとらえてゼレンスキーさんに、それ行けドンドンと反転攻勢を勧めなかったのはなぜか。
だからいったでしょ、ウクライナにそんな余裕はないんだって。
そのあとの国際ニュースでは、プリゴジンさんはロシア軍幹部に蜂起の相談したものの、だれにも相手にされなかったという内容に変わっていた。
つまりロシア正規軍の結束は、一糸も乱れてなかったということだ。
モスクワまで大統領に陳情に行くんだというプリゴジンさんに、幸運を祈るよぐらいはいったかも知れないけど、ロシア軍は分裂してなかったのである。
プリゴジンさんが相談したロシア軍幹部というのは、セルゲイ・スロビキンという人だそうだけど、夕方になったらネットニュースに、彼がプリゴジンさんを支持した罪で逮捕という報道が出てきた。
逮捕されるような支持をしたのかどうか、プリゴジンの反乱でスロビキンさんが果たした役割を知っている人がいるか。
これも無責任な日本のメディアがでっち上げたニュースだろう。
もはやネット上の情報はすべてウソだな。
わたしたちは公共放送すら信じられない世界に生きているわけか。
NHKの報道を観ていると、ウクライナが優勢そうなことをいったすぐあとで、ロシアのミサイルで子供が死んだ、若者が死んだと悲劇を強調する。
そんならゼレンスキーさんはさっさと戦争をやめるべきだというと、日本では政治家のなかにまで、侵略したほうが悪い、なんで悪いほうの言い分を呑まなければいけないのだという人がいる。
わたしはこれ以上子供たちや一般市民を犠牲にしたくないからいってるんだぞ。
太平洋戦争では、どうしても降伏しない日本に手を焼いて、アメリカはついに原爆投下に踏み切らざるを得なかった。
ウクライナ戦争はもう決着した。
どう見たってウクライナのほうが負けている。
というと、デタラメなメディアのせいで、それを信じない人がおり、そういう人たちと言い争っても水掛け論になるだけだ。
だからこそわたしは証拠を積み上げることで、ウクライナが負けていることを証明してるんだけどね。
ウクライナが勝っているなら、どうしていまだにゼレンスキーさんは、支援をくれ、してくれと物乞いをするんだ。
だれか説明してくれ、コメント欄はいつでも空いている。
やれやれ。
こんなことをしたってわたしには1円にもならない。
デタラメな情報をばらまいてアホな人たちを喜ばし、SNSでチャンネル登録を増やして、金儲けをする有名人たちよりずっと良心的なのにね。
事態は収まったと思えるのに、あいかわらずワグネルの件でぐちゃぐちゃいってる報道ばかり。
それがそもそも、ウクライナ戦争から目をそらすためのプロパガンダかも知れないから、わたしはぐちゃぐちゃに目をくれず戦況のほうに注目している。
前項でクラマトルシクという街にウクライナ軍の空挺部隊が降下したと書いたのは、これはNHKのニュースに出てきたことで、戦況を推し量るうえで絶好の材料だからだ。
本当にウクライナ軍の攻撃が成功して、ロシアの防衛線を突破できたなら、このご時世にメディアが大喝采で取り上げないわけがない。
まだ空挺部隊の結果はわからないけど、みなさんも一方的なプロパガンダに踊らされず、こういう事件に注目したらどうか。
優勢なのはどっちなのか、公平な観点から判断できるぞ。
どうも困ったことに、いくらこう力説したって、ロシアの味方をすればするほど、わたしは世間から浮かび上がってしまい、わたしの意見なんぞハナっから読まないという人もいるようだ。
世間には、自分の信ずるところを行く、信じられないものは無視するという人ばかりで嘆かわしいよ、トホホ。
昨夜のNHKニュースに、また御用解説者の兵頭慎治サンが出てきた。
今回の彼はまあまあ、まともな発言。
プリゴジンさんとワグネルが収まるところに収まって、いちゃもんの材料がなくなったのかも。
ワグネルがベラルーシに移動したことについて、いろいろ問題があることはわたしも知っている。
しかしプリゴジンさんがロシアによって暗殺というのは考えられない。
せっかく好意を示してくれたルカシェンコ大統領の顔をつぶすことになるし、この先のなりゆき次第では、まだまだワグネルの出番もあるかも知れないのだ。
だからプリゴジンさんが暗殺されたら、犯人は米国かウクライナを疑ったほうがいい。
プーチンがワグネルのこれまでの支出を洗い直すというのは、どういうつもりなのかわからないな。
ちっとやそっと無駄遣いをしたって、彼らはみずから血を流してロシアを勝利にみちびいた功労者ではないか。
きついことをいうのは、国軍のショイグ国防相たちに対するポーズかも知れない。
いっぽうでプーチンはワグネルの訴追を取り下げているのだ。
それよりもベラルーシがロシアからワグネルを迎え入れたら、そっちのほうが心配だ。
同盟国とはいえ、ワグネルが大挙してベラルーシに移動してきたら、もともといるベラルーシ軍はおもしろくない。
じっさいテレビで観ると、ルカシェンコ大統領から説明を聞く軍人の不愉快そうな顔。
こういうメンツにこだわる軍人はどこの国にもいるもので、ワグネルとロシア国軍の確執もそれが原因だったようだから。
ルカシェンコ大統領自身、強引な独裁者で、プーチンのようなカリスマ性はないから、いつ国内の造反にあって政権をひっくり返されないともかぎらない。
米国やNATOが、ロシアよりベラルーシのほうが簡単そうだと、こちら方面からひっかきまわしの魔手をのばしてくる可能性もある。
ベラルーシで革命が起きると、ワグネルはまた居場所を失って、さすらいの軍隊ということになるわけだ。
この絶好の反攻の機会に、なんでウクライナ軍は動かないのか。
クラマトルシクという都市にウクライナの空挺部隊が進出したというけど、彼らが無事でいるのか全滅したのか、その続報はなし。
NHKの報道はウクライナ有利の誇張か、そうでなければ無視だったりで、こちらも判断に苦しむよ。
目先の事件だけではなく、つねに戦争の全体から目を離さないようにしよう。
放送局の御用解説者という人たちがいる。
あらかじめ局の趣旨にそった筋書き通りの解説をし、番組を時間内にぴたりと収めてくれる便利な人のことだ。
NHKでよく見かける兵頭慎治サンは防衛研究所の所属で、ここは全体が日本政府の代弁者で、なおかつ、いまの日本のメディアと志を一にするところだから、彼が出てきたら要注意だ。
ほかにもテレビでよく見かける高橋杉雄サン、小泉悠サン、女性でも廣瀬陽子サンや東野篤子サンなどは、みんな代表的な放送局の御用解説者だ。
この人たちはNHKと民放のいずれにも出てくるけど、彼らが出てきたら、その発言の信憑性は50%割り引かなくてはいけない。
べつにわたしがロシア擁護派だからいうわけではなく、発言内容が一方的で、ウクライナの政情や損害を説明することはほとんどなく、しろうとのわたしでさえ無理だと思えるロシアの防衛ラインを、こうすれば突破できると、ロシア軍の反撃はまったく考慮しない説明をしたりする。
問題はそういうものを安易に信じる国民のほうにあるんだけど、金儲けのためにこういう人たちの意見に乗っかるSNSメディアも問題だな。
他人の意見を聞くことは重要だから、SNSを見てまわるくらいは我慢するけど、チャンネル登録なんかすれば、そういうデタラメ・メディアをつけ上がらせるだけだ。
彼らのおかげで戦争はいつまでも終わらず、露ウ両軍の兵士が死に続けていることを忘れるべきではないよ。
バイデンさんは西側は関与してないという。
そりゃそうだ。
アメリカが関与したにしては、結果があっけない。
プリゴジンさん本人が、内戦は望んでないといってお終いだ。
アメリカや西側が関与したのなら、もうすこしはこじれるだろう。
わかりやすくていいや。
いまニュース9を観てるんだけど、今夜の御用解説者は廣瀬陽子サン。
いくら時間ぴったりに終わらせるのに都合がいいとしても、ほんと、たまには公平な見方をする人を出してくれないかねえ。
NHKはワグネル問題を大きくして、前線でウクライナがぼこぼこにされている戦況から、人々の目をそらそうというつもりらしい。
プリゴジンさんの飛行機がベラルーシに到着したそうだ。
ただ本人が乗っていたかどうかわからないという。
以前、日本の岸田クンがウクライナに行ったとき、ロシアに狙われるのではないかと過剰警戒をして、だれが日本の首相を狙うのかいとわたしにからかわれていたけど、プリゴジンさんのほうがその危険性は高い。
SNSにロシアが暗殺するんじゃないかという噂があふれているから、いまならウクライナがプリゴジンさんの飛行機をミサイルで撃墜しても、ぜんぶロシアにおっかぶせることができる。
プリゴジンさんが、米国やウクライナの暗殺におびえるのはもっともなのだ。
それにしても西側はあいかわらずワグネル問題を過大視しすぎる。
プーチンもプリゴジンさんも納得して解決しているのに、なんだ、コレ。
昨夜のNHK国際報道を観ていて、暗い気持ちになった。
和平提案どころか、あいかわらず日本はアメリカといっしょになって、ウクライナの戦争を長引かせる算段。
キャスターの油井秀樹さんにいわせると、米国のもとロシア大使でマクフォールさんという人が、ワグネルの反乱で、わかったことがあるという。
プーチンは追い込まれると妥協するところがある。
だから長射程のミサイルを供与して、ロシアを追い込めばそのうち妥協するだろうとのこと。
じつはこれをすると第三次世界大戦、ひいては核戦争になってしまうからと、バイデンさんさえ抑えてきたことなんだけどね。
追い込まれたウクライナの情報にはまったく触れず、平気でこんなことを報じるNHKはどういうつもりなのか。
日本の若い童貞、処女たちに告ぐ。
わたしはもう海外旅行もしたし、女も抱いたから未練はないけど、NHKのやってることは、キミたちの未来を奪うことなんだよ。
核戦争になって、人生の喜びを体験しないまま、あの世行きになってもいいのか。
どうして偏向しっぱなしの公共放送に文句をいわないのか。
いまならまだ間に合うかも知れないから、自分たちの未来は自分たちで考えてほしい。
ワグネルの蜂起。
やったあと西側は大喜びだ。
ロシアは分裂した、プーチンの人気は失墜した、ウクライナの勝利は間違いない。
ところが一夜明けるとワグネルは撤退し、プリゴジンさんはベラルーシに行くという。
がっかりはしても、西側メディアがこれで引っ込むわけがない。
ロシアの内紛は深刻だ、プーチンの権威は失墜したままだ、プリゴジンさんは暗殺される。
ところがプリゴジンさんが出てきて、内戦をするつもりはなかったという。
またがっかりしても、西側メディアは、プリコジンさんの声はAIで作られたものじゃないかと・・・・
どこまで行ってもへらず口だけは得意だね。
まるでプーチンとプリゴジンさんに遊ばれているみたい。
今朝のニュースでは、プーチンが出てきて演説をしたそうだけど、「反乱正当化でプリゴジン氏処分検討か」だって。
おだやかじゃないねとよく見たら、ソースは産経新聞や朝日新聞だった。
デタラメ宣伝と捏造のコンビだから、あまり本気にしないほうがいいみたいだ。
ワグネルはそもそも、正規軍にできない仕事をやらせるという必要悪から生まれたもので、同じような民間の軍事会社はウクライナにもあるし(アゾフ連隊が有名だ)、米国にだって「ブラックウォーター」という会社があった。
そういう組織はこれからも存在するだろうし、プーチンの演説にはなにかウラがあるような気がするな。
とりあえず、すぐだませる西側の国民をだましておき、そのあいだにもウクライナ軍を再起不能にまでこてんこてんにするとか。
派手にやっつけてまた新兵器の供与だなんてことがないように、べつの話題にひきつけておくという深慮遠謀なのかもしれない。
ま、気をつけなされ、だまされやすい日本国民のみなさまは。
音声メッセージだけど、プリゴジンさんが出てきたらしい。
それもロシアで内戦なんかするつもりはなかったと、ほぼわたしの見立て通り。
べつにわたしが秘密の情報ルートを持っているわけではなく、きわめて常識的に判断しているだけなんだけどね。
西側SNSのデタラメぶりは目に余るけど、これからは先走りをせず、2、3日は結果を見てから判断したほうが恥をかかずにすむ。
考えてみると、反転大攻勢は開始してから2週間ちかく経つのに、あいかわらず数キロを取ったの取られたのとぜんぜん進展はないし、プリゴジンさんは暗殺されるとか、ショイグ国防大臣は左遷だとか、西側の予想はほとんどはずれているよ。
ゼレンスキーさんはワグネルのモスクワ行進のとき、どこでなにをしてたのかな。
西側は報じないけど、おそらくそのあいだにも前線では、膨大な数のウクライナ兵士が死傷していたはずだ。
わたしは一昨日、NHKの「沖縄戦・発掘された米軍音声記録」という番組を観た。
米軍は制空権、制海権を確保し、そして圧倒的な物量を注ぎ込んだのに、沖縄を攻略するのに5カ月もかかった。
これは強固な防衛陣地を落とすのが、いかにむずかしいかを証明している。
ウクライナは沖縄のように最後の一兵まで戦うつもりなのだろうか。
敗戦の経験もある日本は、なぜウクライナに戦争をやめるよういってやらないのか。
沖縄が無意味な戦いであったことは、その後の歴史が証明している。
日本は西側先進国の一員で、しかもヨーロッパから遠く、ウクライナ戦争で直接の利害はほとんどない。
だから和平を提案するのに絶好のポジションにいるにも関わらず、まったくそんなことをする気配がない。
それはなぜか、というのが冒頭にかかげた画像だ。
遠藤誉さんという中国研究者のサイトから見つけたものだけど、日本の首相の性格をみごとにあらわしているではないか。
ロシア国民はみんなワグネルの戦闘員に、ワグネル、ワグネルと声をかけ、プリゴジンさんもロックスターなみの人気で、顔がほころんでしまう。
これをもって西側メディアはプーチンに対抗する勢力ともてはやすけど、国民は彼らがバフムトでウクライナ軍をこてんこてんにした立役者だということを知っている。
しかも反乱だ、クーデターだと騒がれて、心配をかけていたにもかかわらず、軍をまとめて撤退するという。
ロシア国民が感謝し、喝采を叫ぶのも当然じゃないか。
そういうことを考えられない日本人が、あああ、多すぎるんだよな。
勝っているならもう支援は要らないかというと、ゼレンスキーさんの主張はいつも通り、もっと支援してくれ、もっともっとと。
金儲けが目的のSNSは、もっとチャンネル登録をお願いします、もっともっとだって。
プリゴジンさんが行方不明だそうだ。
ホントかよとよく観たら、彼がよく使っていたSNSの通信が、それもたった1日、停まっているからだそうだ。
こういうことがあると、たちまちロシアが暗殺したという報道があふれる。
わたしの考えでは、状況的にありえないな。
かりにベラルーシで暗殺でもされたら、好意をみせてくれた盟友のルカシェンコを裏切ることになり、待ってましたとデタラメな西側メディアの餌食になるだけだ。
だいたいクーデターだ、裏切りだと大げさにいうのは西側だけで、プリゴジンさんが暗殺されるほどプーチンにひどいことをしただろうか。
彼らはロシアのためにという愛国心でつながった戦友なのだ。
ワグネルについてはまだ使い道もあるはずだし、暗殺したいのはロシアの非道ぶりを宣伝したいウクライナのほうだろう。
ヘタするとアメリカにミサイルをぶっ放されて、またノルドストリームやダム破壊みたいに、ロシアがやったと反ロ宣伝に使われるかも知れないから、隠密裡に行動しているだけかも知れない。
じつは引っ越しで忙しくて、コメント書いているヒマがなかったといいながら、そのうちどこかからひょっこり出てくるんじゃないかね。
やらせじゃないかというわたしの陰謀説ははずれたかも知れないけど、おおかたのSNSに影響されないように、じっと今回の事件を注視しているところ。
夜のNHKニュースを観たら、撤退するワグネルの戦闘員が、戦車のまえで大勢の市民と記念写真を撮っている映像があった。
お祭り騒ぎがあると、すぐにスマホで撮りたがる日本人みたいで、ワグネルがモスクワまで押しかけて、本気で戦争をする気があったのか疑わしい。
なんとかロシア国内でトラブルが起きてほしい西側は、反乱だ、クーデターだと騒ぐけど、プリコジンさんの発言を冷静に読み解けば
「ロシア人の血が流れることの責任を自覚し、部隊を拠点に戻すことにした」
彼もロシアの愛国者であることがわかる。
つまりもっと暴れたいのに、民間の軍事会社に活躍されたくない正規軍が、武器をくれないと、そのへんがこじれたのではないか。
プリゴジンさんは南部軍管区司令部などを掌握したというけど、映像で見ると、そこで司令官たちとコーヒーを飲んでいた。
なにかぼやいている雰囲気もあるから、プーチンに直訴しようと思ったのではないか。
断固たる処置をとるという一方で、プーチンは裏でいろいろ工作していた。
これまでにウクライナ戦争で大きな功績をあげたワグネルを処分するに忍びない。
といって、国軍にどうどうと反旗をひるがえすワグネルを放っておくわけにもいかない
そこで日ごろから付き合いのあるベラルーシの、ルカシェンコに頼んでワグネルを引き取ってもらう。
これで双方の顔が立つのだから、みごとな手腕というべきだ。
これで収まってはおもしろくないのが西側だ。
多くのSNSが、プーチンは弱みをさらけ出した、ロシアは問題をかかえたままだなどと、まだぐちゃぐちゃいってるけど、ロシア人さえ心配していたことを、まったく血を見ることなく収束させて、これがメンツをつぶしたことになるのか。
大山鳴動して鼠一匹、プーチンの国内人気は、上がりこそすれ、下がることはないだろう。
ところで肝心の戦況のほうはどうなった。
これほどの反撃のチャンスに、ウクライナ軍がなにもしないということは、ロシア軍が優勢だというあきらかな証拠じゃないのか。
なにかしたくても、こてんこてんにされて手も足も出ないのだろう。
ショイグ国防相がワグネルに、正規軍に登録しろと迫ったのは、もはやワグネルがいなくてもウクライナに勝てるという、自信のあらわれじゃないかね。
わたしのいってることは想像にすぎないけど、全体のなりゆきを集約すれば、符牒はほとんど合うぞ。
添付した写真はフェイスブックから届いたもので、ロシア人の Kris Makeichという女の子。
6月3日にインドネシアのバリ島にいたらしい。
これでもロシア国内が不穏だ、不景気だという人が、まだいるか。
その手があったかとSNSのアオリスト(煽る人)たちもがっかりしているだろうけど、プリゴジンさんはベラルーシに引き取られることで一件落着。
もともと差し違えぐらい覚悟をしなけりゃ実現不可能のクーデターだし、プリゴジンさんがモスクワに向かったのはただの陳情目的だったのだろう。
すべてを大過なくまとめたプーチンの実力も確かだし、すなおにいうことを聞いたプリゴジンさんも、やはりロシアの愛国者のひとり。
やらせじゃねえかというわたしの疑念は、まだ晴れないぞ。
ウクライナはどうした。
反転大攻勢をするならいい機会だったのに、ダメージが大きすぎて身動きもできないんじゃないか。
橋を爆破して、これでクリミア半島への補給路を断ち切ったと嬉しがっていたけど、橋はひとつじゃないし、橋の爆破はもっと以前にもあったのに、すぐに修復されて、べつにロシアが補給に困った話も聞かない。
いまのウクライナは北朝鮮のように、相手の油断しているところ、防備の手薄なところを狙って、ゲリラ攻撃でかろうじて存在感をアピールしているだけだ。
ショイグ国防大臣やゲラシモフ参謀総長を悪くいうアオリストも多かったけど、きっちりウクライナを抑え込んでいるなら、むしろ有能な司令官ではないか。
公平客観的な見方というのはこういうことなんだよ。
日本の公共放送は、なんでもかんでも自分たちに有利なように解釈するのが得意だ。
バイデンさんとインドのモディさんの会談を
「関係強化優先の姿勢、鮮明に」
「両国の関係は、史上もっとも強固で、活力に満ちている」
「いかにインドを重視しているかは、国賓として迎えたことからもあきらか」だって。
そんなことを本気で信じる人がどれだけいるのか。
これこそ、いまのアメリカがグローバルサウスを取り込まなければ、にっちもさっちもいかないことの証明じゃないか。
きれいな酒井美帆ちゃんがいうことだから信じたいけど、彼女はいわせられているのだろうと、こころやさしいわたしも勝手に解釈してしまいますワ。
米国にいる特派員も半信半疑。
バイデンさんの言い分が、やがて中国に対するとき、ダブルスタンダードとして跳ね返ってくるんじゃないかと心配していた。
こんな調子でほんとうにグローバルサウスを取り込めるだろうか。
うーん、わからないな。
というのは、ワグネルの造反だけど、プーチンが出てきて、テレビで国家に対する裏切り行為だと非難したという。
なんでわざわざNHKが喜びそうなことをテレビで放映するんだろう。
いわれているようにロシアが残忍非道な独裁国家なら、秘密裡に処理することも可能じゃないか。
たとえばプリゴジンさんがロシア領内にいるとき、さっさとミサイル一発かまして粛清してしまうとか。
いくら強力といっても民間の軍事会社で、兵力も数万のワグネルが、総兵力37万で、しかも戦車や飛行機も備えたロシア正規軍に勝てるわけがない。
雇用条件も正規軍のほうがいいだろうし、兵隊やくざといわれているワグネルに、正規軍からそんなに寝返る兵士がいるとも思えない。
どうも、なにもかもロシアのやらせみたいな気がするな。
よく注意してみると、ワグネルはまだ本気なのか冗談なのかわからない。
NHKはほんのちょいだけで、すぐに映像を切り替えていたけど、プリゴジンさんはロシアの南部軍管区で司令官と談笑していた。
おまえ、もうすこし真面目にやらなくちゃいかんじゃないか。
いや、オレって、ゼレンスキーみたいに元役者じゃないもん。
このあとモスクワを目指すそうだけど、大統領に会ってお茶(ロシアンティー)でも飲もうってのかね。
バカいってんじゃない、そんなことをしてなんの得になるという人がいるかも知れない。
それがわたしにも謎だけど、たとえば反転大攻勢のウクライナ軍をぼこぼこにしすぎて、同情した西側がまた新たに強力な兵器を供与するのを防ぐため、ロシアの内紛をでっち上げ、目をそらすつもりとか。
そういえばウクライナの大攻勢はどうなったのか。
この機会をのがさず反転攻勢の続きをすればいいのに、ぶつくさいうだけで、動く様子がない、というより動きようがないのだろう。
これじゃ勝ちすぎだ。西側の国民はかんたんにだませる連中ばかりだから、たまにはこっちも芝居をしておけと。
プーチンならこのくらいの謀略を使ってもおかしくないし、芝居とすればNHKはもののみごとに引っかかっているではないか。
昨夜は追加の報道があって、ワグネルが移動中のボロネジ州で、燃料タンクが爆発したそうだ。
でもけが人は出ていないそうだ。
ワグネルの車列にロシア軍ヘリが発砲したという報道もあったけど、デマを拡散させている英国の情報だしねえ。
考えれば考えるほどわからなくなるよ。
このワグネルの動きについてはもうすこしようすを見たほうがよさそう。
土日は海外からのニュースが少ない日。
昨夜はNHKのニュース9でウクライナの戦況報告があるかと思ったら、そんなものひとつもなし。
戦闘ではウクライナ有利を印象づける材料がなくなってしまったらしい。
それでも国際報道ではウクライナの最高裁判事の汚職を、たぶん苦渋の決断だと思うけど、取り上げていたから、ちっとは公平という観点に気がついたのかね。
それともウクライナは汚職国家だ、汚職国家だと絶叫するわたしのブログに気を使ったのか(んなことはないだろうけど)。
今日のネットニュースには、「公明との関係修復をはかる自民党」という記事があった。
自民党も揺れているらしい。
ウクライナ戦争を利用して、軍事費増大や軍事大国化をもくろみ、うざったい公明党を切ってしまえと考えたものの、それがここんところ裏目に出て、岸田クンの人気がいまひとつ。
これで選挙をしたら負けそうというんで、あわててまた公明党に擦り寄ろうというんだろう。
べつに公明党が好きなわけじゃないけど、日本人も中露をやっつけろという人ばかりじゃない、仲良くしようよという人が多いと知ってホッとしています。
タイタニック見学ツアーの潜水艇事故について、けっきょく水圧でつぶれたということらしい。
亡くなった人たちには気のドクだけど、これならあっという間だから、空気がなくなって徐々に死ぬよりはマシだったんじゃないか。
それにしても潜水艇の破裂音以外に、海底から何度か音がしたというのはなんだったのだろう。
もと海上自衛官でソナー班だったわたしの意見を書いてみる。
ソナーというのはこちらから音波を出して、その反響音から目標を見つけるものだ。
返ってきた音が金属の物体の反響音なのか、岩や砂のようなものか、あるいはそれ以外のものかを識別するのは、できなくないけど、かなりのベテランでないとむずかしい。
かりに潜水艇が海底のなにかに引っかかって動きがとれないとしたら、相手は静止したままだ。
静止したままのものを、反響音だけで発見するのはさらにむずかしいし、タイタニックに引っかかっているとしたら、潜水艇なのか沈没船なのかも識別しなければならない。
30分おきに音が聞こえたという。
もとソナー班にいわせると、乗員が船内で音を立てている可能性はあった。
逆にいえば、通信手段が故障した場合、これ以外に、海上にいる捜索隊に自分たちが生きていることや、居場所を伝える方法はないのである。
ベテランの潜水艇乗員なら、船内の金属部分を定期的に叩いたりして、自分たちが生きているという信号を発するだろう。
しかし問題はまだあって、沈黙の世界といわれているけど、海の中というのはけっこう雑音が多いのである。
わたしが自衛隊にいたころ、ソナーの訓練で目標らしきものを捉えたことがある。
しめしめと、それをしばらく追尾していたら、そのうち目標がふたつに分裂し、両方ともどこかへ自然に消滅してしまったことがあった。
なんですか、これって先輩に尋ねたら、魚群だろうという。
音は魚群でも反響するし、クジラの鳴き声が聴こえることもあるし、どこかべつの場所を走っている船舶のエンジン音が、海流や海水温の作用でとんでもないところから聴こえることもある(わたしが自衛隊にいたのはいまから半世紀まえの話なので、現在はもっといいソナーが発明されているかどうかは知りません)。
スペースシャトル・コロンビアの事故と同じで、事故というのは忘れたころに起きる。
いつかは出るはずの犠牲者が、たまたま今回の事故の乗組員だったのかも知れない。
こういう事件が起こると、あとになってからいろいろ問題が露呈するもので、正しい船舶検査も受けてない潜水艇だったという話もある。
乗員のなかには運営会社のCEOもいたから、そんな危険な船に責任者がみずから乗るかどうか疑問だけど、私企業だというから観光用の潜水艇を遊ばせておくわけにはいかなかったのだろう。
知床の観光船事故といっしょで、金儲け主義が5人を殺したといえるかも知れない。
日本の代表的な金儲け主義者の前澤友作サンも、そのうちマリアナ海溝に潜水する予定らしいから、艇がポンコツでないかよく気をつけなされ。
事実上の「駐米大使」である台湾の「駐米台北経済文化代表」蕭美琴(ショウ・ビキン)さんという女性の発言が、物議をかもしている。
という報道がネット上にあった。
これは「現代ビジネス」に長谷川幸洋という人が投稿した記事らしいけど、長ったらしいからウクライナを安易に支持しているボンクラたちには理解できないだろう。
わたしにもどうして米国がそれほど台湾防衛に熱心なのか、理解できない部分がある。
アメリカの世論も割れているという。
米国のシンクタンクのだれそれは、共同論文で、過度な欧州への関与に疑問を投げかけたとか、米国は、もっとも強力なライバルである対中防衛に資源を集中し、弱体化したロシアに対する防衛は欧州に任せるべきだ。
などといいだした。
アメリカはロシアとの戦争を欧州にまかせ、台湾に傾注すべきだといってるらしい。
これはヘタすると、ウクライナ、台湾という2兔をいっぺんに失う原因になりかねない。
欧州だけにまかせたら、ただでさえ複雑な内部事情をかかえたEU、NATOは、ウクライナ戦争に結束できるだろうか。
これではマズイと、やはりアメリカはロシアを完全に叩いてから、中国と向き合うことにしたとする。
しかし現在の戦況では、よほど強力な支援をしなければウクライナに勝ち目はない。
ウクライナ戦争が混迷の度を深めれば深めるほど、戦争の行方を注視している台湾は、自分たちもそうした戦乱に巻き込まれるのではないかと疑問を持つだけだ。
かりに中国が台湾に軍事侵攻はしませんと約束したとする。
こうなるとアメリカは中国にケンカを売る理由を失ってしまい、もはや制裁を課すわけにもいかなくなる。
制裁がなくなれば(あったとしてもそれほど変わらないけど)中国は順調に発展を続け、近い将来アメリカを凌駕する大国になって、ロシア、BRICS、グローバルサウスをとりこむ巨大な経済圏を形成するだろう。
これ以上米国ドルに縛られるのはゴメンだということで、彼らだけで新しい基軸通貨を決めることも可能だ。
この間、ケンカ相手を失ったアメリカは、指をくわえて眺めているしかない。
はたして米国、日本、欧州がこれに対抗する経済圏を構築できるだろうか。
すぐとなりに巨大な経済圏ができれば、台湾だって無視しちゃいられないし、どっちにつくかは台湾人自身が判断することだ。
つまり中国にとって、いまは名目上の権利を失わないように、台湾はうちのものと主張しているだけで、なにがなんでもそれにこだわる必要はないのである。
こうなったら、アメリカ追従の日本はどうする。
今度は日本だけでネタを見つけて中国にケンカを売るのか。
え、どうする、どうする、どうするんだよ。
もうメチャクチャ。
中国がキューバに拠点を作っているとアメリカが怒っているそうだ。
自分たちがウクライナをNATOに取り込んで、ロシアの喉元に切先を突きつけるのはかまわないけど、中国がキューバを引き込むのはケシカランと。
ま、いつものことだから驚きませんけどね。
キューバは経済が立ち行かなくなって、資本主義のアメリカにギブアップしたことがある。
しかしアメリカからの支援はなく、状況は変わらなかった。
そこへ中国が支援を申し入れれば、キューバだって頼りにならないアメリカより中国を選ぶのは当然。
拠点を作るといっても、べつにミサイルを持ち込むわけではないし、協力関係になるのがどこが悪いのか。
昨夜のニュースでは、インドのモディさんが米国を訪問していた。
グローバルサウスを取り込みたいアメリカとしては精一杯の歓迎だ。
キューバにもこのくらい気を使えばよかったのに。
しかし狡猾なモディさんは、自分の立ち位置をしっかり理解していて、ここぞとばかりアメリカからむしろうという算段。
もらえるものはもらうけど、けっしてアメリカの肩は持たない。
エライ!
まず西側のボスであるアメリカの二枚舌をこらしめてやって。
だんだんゼレンスキーさんの発言も弱気になってきたな。
反転大攻勢は時間がかかる、ハリウッド映画のようにはいかないとのこと。
正直でいいけど、ロシアの防衛ラインが突破できないことを、自ら認めたようなものだ。
こういう報道があると、日本のSNSもいっせいに右へならえをする。
自分の頭で戦況図、防衛ラインの構造をながめれば、だれにだって突破が不可能とわかるはずなのに。
ノルマンディや沖縄、硫黄島上陸作戦だって、制空権や制海権を確保したうえでの戦争だから連合軍は勝てた(それでも苦戦した)。
いまのウクライナ軍は、機関銃を備えた要塞に、いたずらに突進を繰り返すだけの、まさに日露戦争の203高地の戦いそのものだ。
日露戦争では日本軍の兵士の数が、ロシアの機関銃の弾より多かったから勝てたけど、ウクライナはそれほど兵士に余裕があるわけじゃない。
それよりなにより、こんな状況でも戦争をあおるNHKの姿勢に愕然とする。
いまこの瞬間にも、死にたくない大勢の兵士が死んでいるのだよ。
戦争の復興費は侵略した国に持たせようという英国のアイディア。
いいことじゃないか。
これからはアメリカも安易に戦争はできないな。
すこし過去にもどって、イラクやアフガンの復興費もぜんぶ持たせなくちゃ。
紛争でどちらか一方に加担せず、世界の良識と思われていたナショナル・ジオグラフィックが、西側の肩をもつ方向に舵を切ったようだ。
もっとも以前にも西側寄りの記事を書いていて、日本での翻訳・出版元である日本経済新聞社の独自記事じゃないかと、わたしに看破されたこともあるから、NG誌のファンであるわたしには、まだ信じにくい話ではある。
つまり西側の反ロ・キャンペーンはそこまで執拗ということか。
今回はロシアのスパイではないかと噂されているシロイルカが主人公。
イルカの動きなんて気球よりもあてにならんぞ。
それがロシアのスパイ?
いったい何を根拠にと思ったら、プーチン大統領の出身地サンクトペテルブルク製の、カメラ装着用ハーネスをつけていたからだそうだ。
そしてノルウェー語のクジラとプーチン大統領の名前をとって、「バルジーミル」という愛称で呼ばれているらしい。
ほかにもスパイという根拠があって、たとえばやけに人間に慣れているとか、海に落としたカメラを拾ってくれたなど。
わたしはこれを、戦争で疲弊した人々のこころを慰める楽しいジョークだと思う。
クマでもクジラでも、ロシアのスパイであることをでっち上げようというなら、ロシア製のグッズを動物の体に取り付けるだけでよい。
これではミステリーマガジン社に原稿を持ち込んでも、謎解きが安直だねとボツにされること請け合いだ。
人慣れしているというのは、どこかの水族館で訓練されていたからじゃないか。
そういえば日本の水族館にも、泡で輪っかを作って人気者のベルーガ(シロイルカ)がいたっけね。
前々項に書いた「儲かる仕組み」という話題について。
ちょっとカン違いしていたみたい。
ある人からいわれたけど、YouTubeというのはチャンネル登録だけではなく、動画の再生時間もカウントされて、それが一定数以上に増えれば、やはりそのユーチューバーの口座にお金が振り込まれるのだそうだ。
デタラメをふりまいているチャンネルのコメント欄に、けしからんといちゃもんをつけても、なんにもならないどころか、スジの通ったいちゃもんでも、かえってカウントを増やすことになりかねない。
どおりで下らないチャンネルが増えるわけだ。
じつは今、あまりにひどいチャンネルに物言いをつけていたんだけど、わたしのいちゃもんがかえって話題になって、そのチャンネルの人気を高めてしまうかも知れないと思い当たった。
悪貨は良貨を駆逐する。
世の中の不正を告発しようというのは、どうもわたしの手にあまるようだ。
やっぱり自分のブログでしこしこと不平不満を書並べているべきかもね。
結果に責任をおうのは、今の世の若者で、棺桶に片足突っ込んだわたしみたいな年寄りじゃないんだし。
バイデンさんが習近平さんを独裁者といったそうだ。
これに中国が猛反発しているそうだ。
でも中国もおとなげないね。
相手はとつぜん「女王陛下万歳」と叫ぶ認知症の老人じゃないか。
バイデンさんの頭の中には、1950年ごろの赤狩り思想が、恐怖の幼児体験として染みついていて、なにかのはずみにぽろりとこぼれ出すにちがいない。
ウクライナ戦争が始まる直前には、プーチンのことで似たようなことをいって、フランスやドイツからたしなめられていた。
これじゃ中国も本気で怒れないよな。
しかも息子が脱税していたことがバレて、払えばいいんだろ、払えばと開き直って、それでもたいした問題にならないなんて、ほんとうにアメリカという国はどうなってるんだと、これはわたしの感想。
たぶんおおかたのアメリカ人も同じ考えだろうから、バイデンさんの再選はないね。
まあ、民主でも共和でも、だれがなっても極端な変化はないだろうけど、少しでも財政負担になると、オレっちには関係ない戦争じゃねえかという雰囲気が生まれる可能性がある。
がんばれ、プーチン、わたしはロシアが勝つのを見届けるまでは元気でありたいと、今夜も1時間ばかりウォーキングをしてきた。
まだとうぶん認知症にはならんわ。
メディアはロシアが劣勢だとの大合唱だけど、疑問を持つ人はいないのだろうか。
反転大反攻も開始してから1週間以上経つのに、いまだに“集落”を占拠したとか、ウクライナが押しているといった、みみっちい話や証拠のない話ばかりで、具体的にどこを奪還したという報道はない。
メディアを観ていると、つい、まだウクライナにも勝機がありそうに思ってしまう人が多いかも知れない。
しかしふつうに考えても、制空権のない軍隊が3重の防衛ラインを突破するのは困難で、これは防衛研究所や退役したもと自衛官にもわかっているはずだ。
なんで彼らはデタラメをいうのか。
疑問を持つというのはこういうことである。
勝っているなら不用のはずのF-16待ちがウクライナだ。
そんなら要らんだろうと、西側が供与をやめたらどうなる?
ウクライナ軍は永遠にロシアの防衛ラインの外側をうろちょろしているだけで、そのあいだにも確実に戦力は消耗していく。
ウクライナにとって幸いなことに、プーチンは防衛ラインの外側にまで侵略する気はないようだけど、クリミア半島とそこに至る回廊だけはロシアの生命線だ。
それだけ譲れば戦争はやめるというのがロシアの精一杯の和平条件だ。
しかし、あいかわらずゼレンスキーさんと西側の一部は、ひとかけらの土地もダメと譲らない。
いったいこの戦争はどこまで行くのだろう。
軍拡競争といっしょで、こっちが強力な兵器を持ち出せば、相手もさらに強力なものを持ち出す。
とどのつまりは第三次世界大戦だ。核戦争だ。
ロシアの恫喝に聞こえるかも知れないけど、ねちねちと戦争を長引かせて、そういわざるを得ないようにロシアを追いこんでいるのは西側である。
いまこそ太平洋戦争のさいの日本をふりかえって、現実を冷静に見ようよ。
どちらかが敗者になるのはやむを得ないことだし、戦争が終わってホッとしたのも日本ではないか。
ウクライナが勝つということは、またウクライナ国民は悪らつなオリガルヒ(新興成金)に支配された、破綻国家にもどるということでもあるんだよ。
このあいだにも露ウ両国の若い兵士が死んでいく。
SNSでいかにもウクライナに勝機があるようなことをいって、戦争を引き延ばすことに加担している連中は、兵士たちの血で金儲けをしているわけだ。
口先だけで金儲けとなると、武器商人よりタチが悪いではないか。
これは日本の公共放送も同じなので、NHKのファンのわたしとしては、どうにもやるせない気分。
あいかわらずロシアを中傷するSNSが多い。
いまはロシアをけなすのが流行りで、これさえやっておけば儲かるというので、ネコも杓子も参入する。
放送局がやっているものはまだしも、個人名義のそれはほとんど商売でやっているといっていい。
どうやって儲けるのか、いまどき知らない人はいないと思うけど、青少年のなかにはホントに知らない人がいるみたいだ。
たとえばYouTube、読者がこれはおもしろいと、チャンネル登録をするだけで、そのユーチューバーの銀行口座にお金が振り込まれるは仕組みだ。
ここで肝心なのが、登録ボタンを押したからといって、読者はべつに損をするわけではないってこと。
だからおもしろいチャンネルを見つけて、ボタンを押しまくっているノーテンパーもいるんじゃないか。
チャンネルがまじめなもので、お金をかけて作られているもの、たとえばこのブログで紹介したジョン・ドーブ君や、李子柒のようなチャンネルならまだマシだけど、最近は、もう、とにかく儲かればいいという粗製濫造の、中身も大衆に迎合したデタラメなものが多すぎる。
だからみなさんにいうんだけど、世間にどんな意見があるのか知るために、チャンネルをのぞいてみるのはいい。
しかしボタンを押してくれとか、お賽銭をお願いしますなんて文言が出てきたら、詐欺電話だと思って、けっしてその手に乗らないことだ。
儲からないとわかれば、金儲けが目的のチャンネルは自動的に衰退するものだからである。
え、わたし?
いま Maria Bonitaちゃんのチャンネルに、登録ボタンを押そうかどうか迷っているところ。
ロシアがダム決壊の国連調査団の調査を妨害しているという。
ホントかウソか知らないけど、はっきりわかっているのは国連も西側の仲良しグループのひとつで、調査をしてもしなくても結果は最初からみえているということ。
ダム破壊はロシアに決定という報道も見たけど、ソースは米国のニューヨークタイムズだった。
「NYT日本版」はよく読むけど、ウクライナ以外の話題でも米国寄りの姿勢が目立つし、これまで積み上げてきた西側のデタラメなプロパガンダを見れば、信用はできない。
今日のニュースには、伝統と格式のあるチャイコフスキー・コンクールを、世界コンクール連盟から除名しているという記事があった。
音楽だけじゃない。
オリンピックでもF1レースでも、国際と名のつくものからことごとくロシアは排除されている。
ウクライナ戦争は、ロシアにはロシアの立場があるという戦争で、テロリストが一方的に相手を攻撃するような戦争ではない。
これを見ただけで、なにがなんでもウクライナを負けさせたくないという西側のおもわくもわかるというものだ。
ゼレンスキーさんにいわせると、戦況はウクライナが押しているということである。
そうか、そうか。
それならこれ以上の支援は必要ないな。
F-16なんかなくても勝てるんだな。
ウクライナが負けそうだから、西側はレオパルト2、劣化ウラン弾、戦闘機と、つぎからつぎへと兵器をエスカレートさせてきたんじゃないのか。
わたしがロシアの味方をするのは、あまりにも偏向した報道があふれているから、べつの見方もあることを証明したいだけだ。
ロシアが勝ちさえすればいいと思っているわけじゃないし、これ以上ウクライナの若者を挽肉機にかけたくないのだよ。
わたしがウクライナの若者なら、戦争を忌避する方法もなく、無慈悲に戦場に引っ張り出されることになったら、いったいどうすればいいのだ。
愛国心?
ふざけるな!
生きていたいよ、というのが本音だわさ。
デタラメな報道で戦争を長引かせるNHKは、ウクライナの若者の生き血を吸い続ける悪魔といっしょだ。
どうして部外者の日本が戦争をあおらなければいけないのか。
酒井美帆ちゃんや高橋彩ちゃんのような美女まで魔女に見えてしまうわい。
ブリンケンさんの中国訪問。
NHKの報道を観ていると、もっともらしいことをいいながら、アメリカ寄りの内容ばかりなのに閉口する。
閉口しながら、同時にこんなおもしろい番組もない。
文章ではわからない、じっさいの人間心理まで垣間見られてしまうから。
わたしの観たところ、ブリンケンさんは大学の新入生みたいで、中国の要人は彼を子供扱いする教師のような感じだった。
夜のニュース9には、習近平さんがビル・ゲイツと会ったときの映像も出てきたけど、めずらしく近平さんがなにか質問をしたりして和気あいあい。
ブリンケンさんとの会談ではこうはいかなかっただろうね。
認知症のバイデンさんより、ゲイツが大統領選に出馬すればいいのに。
せめて新しい大統領の下で、外交担当を引き継げばいいのに。
いまどき赤狩り思想の病的なアメリカ大統領より、ゲイツのほうがずっとまともに見えるので。
ブリンケンさんと中国要人の会談は平行線だったようだけど、わたしがいまだに疑問に思っているのは、ウクライナ戦争が始まるまえから、中国がなにか文句をいわれるようなことをひとつでもしたかということ。
わからんのはわたしだけかい。
だれでもいいから、知ってる人がいたらコメント欄に書いてくれんかね。
習近平さんがブリンケンさんに会ったそうだ。
さすがは礼節を知るお国。
ケンカを売る張本人でもむげにしないというところに、大人の風格を感じてしまう。
いや、米中首脳会談の布石かも。
バイデンさんの認知症がどのくらい進んでいるのか、進捗状況を近平さん本人の目で確認したいという・・・・
大丈夫かねえ。
アメリカ大統領が首脳会談の席で、女王陛下万歳とか、大日本帝国バンザイなんて叫んだら、米国は世界にどう説明すればいいんだ。
昨日は日曜日でニュースの少ない日だけど、注目すべきことがふたつ。
プーチンがアフリカからの使節団をまえに、和平についてロシアの立場を説明したことと、もうひとつはブリンケンさんの中国訪問。
プーチンの和平条件はただひとつ、クリミア半島とそこへ通じる陸の回廊を確保すればそれでOK。
ウクライナ全土を占領するとか、ゼレンスキー体制の崩壊を求めているわけじゃない。
世間には、プーチンはかってのロシア帝国を夢見ているなどという人もいるけど、彼はウクライナ以外にただのひとつも他国への軍事侵攻はしていない。
ロシアが現在の占領地を死守するつもりは、半年以上固定されている戦況図を見ればわかるはず。
そもそもロシアにしてみれば、要衝のクリミア半島は、仲のよかったころのウクライナを信頼して預けていたのだという認識がある。
ウクライナが寝返ったとなると、ノシをつけてNATOに渡すようなものだ。
だから返せというのが戦争の発端であり、これをウクライナが呑めば戦争は終わる(もっともその後のゼレンスキーさんは、チャウシェスクやカダフィと同じ運命かも知れないけど)。
ゼレンスキーさんのほうは、あいかわらずひとかけらの土地もダメ、ロシアが撤退しろといって、取り付く島もない。
もともとロシアが占領している東部地区はロシア人が多いところだ。
これ以上の犠牲を積み上げるくらいなら、持ってけ、ドロボーってくれてやったほうがいいと思うんだけどね。
ややこしい内戦に揉まれているアフリカ諸国にしてみれば、ゼレンスキーさんはわかりやすい駄々っ子にしか見えまい。
ブリンケンさんのほうはなにをしに中国へ行ったのだろう。
あんまりロシアの味方をするなよと恫喝に行ったのなら、習近平さんとの会談は無理だな。
中国が台湾周辺などで軍事活動を活発化させているのがケシカランというらしいけど、台湾は中国のすぐそばなのに、アメリカは太平洋をはさんでやたら遠い。
警戒だけなら人工衛星でもできるのに、空母や戦闘機がなんでわざわざそんな遠方まで出張するんだよ。
しかもケンカをふっかけるのが目的だから、これで意図しない衝突に発展するのを防ぎたいって、悪い冗談だ。
ブリンケンさんの直前に中国を訪問したビル・ゲイツは、ちゃんと近平さんと会ってきた。
ケンカを売りにきたのなら、主席は会いませんといって、民間の使節であるゲイツと差をつける。
こういうことになると、中国のほうが一枚上手。
昨日のニュースでは米中対談の内容はわからない。
米国にいるバイデンさんは、ブリンケンの訪中で、対立を緩和できますかと聞かれ、そう思うと答えていた。
今回は女王陛下万歳とは叫ばなかったようだ。
もはやSNSというのはデタラメのフェスティバルと化した感があるな。
わたしが指摘するのはYouTubeに関してだけど、とにかく目を引きさえすればいいという、デタラメなタイトルやサムネイルがあふれている。
先日はF1でレッドブルの契約ドライバーに、日本の角田裕毅選手が選ばれるんじゃないかという憶測記事を見た。
現在チーム内で揉めている(なんで揉めているか知らないけど)ペレス選手のあとがまになるんじゃないかという。
日本人が日本のドライバーをひいきしたいのはわかるけど、レッドブルは優勝を狙えるチームで、トップドライバーでも契約したいという選手はひきも切らないはず。
角田選手は、いっちゃ悪いけど、せいぜい10位前後を定位置にしているドライバーで、去年からめざましく進歩したともいえない。
F1でホンダは2チーム体制をとっており、2番手チームのドライバーに、ひとりは日本人を選ぶというのが暗黙の了解事項になっている。
これは強力なエンジンを提供するホンダの、日本人ファンへの気配りだろう。
残念ながら角田選手はそういう事情で選ばれた選手で、ホンダが2026年から新体制でF1に参戦して、レッドブルが2番手チームにでもなればわからないけど、現時点ではレッドブル移籍はないというのがわたしの予想。
こんな感じの、日本人にはちと気になる映像で視聴者を集めようというチャンネルが多いのだ。
そんなものを観るほうが悪いといわれてしまいそう。
そりゃそうだ、
だから、わたしはけっして「いいね」ボタンを押したり、チャンネル登録はしないことにしている。
わたしが登録したことによって、そういうチャンネルにお金がどばどばかと思うと、くやしくてくやしくて・・・・
しかしウクライナ戦争については、わたしは尊敬すべきプーチンが、世界中から叩かれているかぎり、これからもいちいち反論しようとは思っとるのだよ。
1円にもならんけどね、アーン。
ところでバイデンさんの認知症が暴発したらしいじゃないか。
これじゃ民主党の大統領候補はケネディJrで決まりだね。
だからといってウクライナの戦況に急激な変化があるとも思わないけど、少なくても泥沼にはまりこんだバイデンさんの轍は踏まないんじゃないか。
前項の続き。
アフリカ諸国から「アフリカ平和ミッション」という使節団がウクライナのへ訪問中に、ロシアがキエフをミサイル攻撃をしたって話。
ミサイルは全部撃墜したというんじゃ証拠もなにも残らない。
おまけにすぐあとにウクライナのクレバ外相が出てきて
ロシアはアフリカ代表団が訪問しているときに、この数週間で最大の攻撃を行った。
だからケシカランと発言する。
もう絵に描いたようなわかりやすいプロパガンダ。
もともとロシア寄りのアフリカ代表団がそんなもの信用すると思ってんのか。
彼らはこのあとサンクトペテルブルクでプーチンに会う。
いや、ゼレンスキーが頑固で話にもなにもなりませんやと、会談はおおいに盛り上がるにちがいない。
ところで西側ではChatGPTが話題だ。
ココログの読者のなかにもすでにこれを使っている人がいるんじゃないか。
ひとつわたしのブログにいちゃもんをつける文章を、ChatGPTに頼んでコメント欄に書き込んでもらえないだろうか。
ココログにこんな生意気いうやつがいるので、反論を原稿用紙2枚でお願いしますって。
わたしもどんないちゃもんになるのか興味があるし、AIのいちゃもんに対して、またわたしが反論するなんて試みはどうだろう。
アフリカ諸国から和平使節団が来ているキエフに、ロシアが「大規模なミサイル攻撃」だって。
またデタラメに決まっている。
アフリカ諸国といったら、ロシアに味方するグローバルサウスの国が多いところだ。
自分の味方が訪問中の国にミサイルを撃つやつがいるか。
しかも12発のミサイルをウクライナ軍は全弾撃墜だって。
ウクライナごときに100%の確率で撃ち落とせるなら、まじめな科学立国の日本は200%落とせる。
これじゃ北朝鮮がしょっちゅう騒いでいるのはなんなのだ。
いつもJアラートなんか鳴らしてないで、たまには本気で北のミサイルを迎撃してみたらどうなのか。
他国が打ち上げたミサイルを勝手に撃ち落とすのって、国際法違反になるのか、あるいは建造物破壊で賠償を請求されるのか。
そんな迷惑なものを日本の近海に打ち上げるほうが悪いんだから、相手には文句をいう権利はないんじゃないの。
北が打ち上げる。
日本が200%の確率で落っことす。
また打ち上げる。
また落っことす。
そんなことが3、4回続けば、相手も日本の実力を知ってあきらめるだろう。
ミサイルが役に立たないとわかれば、もう北朝鮮には国体を維持するすべがない。
そのうち易姓革命が起こって、とりあえず北の災いは取り除けるんじゃないかね。
昨夜はNHKもサジを投げたのか、夜のニュースにウクライナの戦況報告がなかったから、つまらない報道からつまらない妄想をふくらませてみました。
昨日の早朝のNHK国際報道に、中国で日本のアニメが大人気というニュースがあった。
夜のニュースでは、中国で回転寿司の「くら寿司」がオープンして大盛況だという。
中国はなんの偏見も持たずに、日本のアニメや回転寿司を受け入れているではないか。
それに比べると日本の狭量なことよというのはおまけで、どうも見ているとアメリカに追従して、あっちへふらふら、こっちへふらふら迷走しているようにしか見えない。
今回もブリンケンさんが中国へ会談に行くと聞いて、それじゃウチもちっと中国のご機嫌をとっておかなくちゃと、いつも難クセばかりつけている姿勢を見直しているみたい。
こんな主体性のない国ってあるか。
カナダがAIIBから抜けるというニュースがあったから、なんだそれって調べてみたら、「アジアインフラ銀行」というものだそうだ。
つまりもてる国がもたない国にむしられるシステムのひとつらしいけど、ここでもG7のなかでは、アメリカと日本だけがゴネて加盟してなかったらしい。
ゴネるというより、とにかくアメリカ様に追従しとけってところなんだね。
安倍クンがいなくなってから、主体性のないところは先進国でも飛び抜けていて、韓国の政治家が、日本さえ叩いておけば安泰というのとどこが違うのか。
首相は役人の書いた文書を読むだけでいいけど、役人だって首相の気持ちが定まらないと文書の書きようがないじゃん。
日本よ、いつからこんな国になったのかい。
自衛官が射撃訓練所で教官や同僚を射殺したという事件。
キューブリックの「フルメタル・ジャケット」のなかに似たようなシーンがあったな。
映画になるくらいだから、アメリカの軍隊では、ああいうことはよくあるのかも知れないし、日本もようやく米国なみになってきたということか。
わたしも自衛隊にいたことがあるから、体験談を話し、最後にこういうことが2度と起こらないアイディアを披露しよう。
最後まで読むべし。
自衛官には年に何度かの実弾射撃が義務づけられている。
わたしが在任していたのはもう半世紀もまえのことだけど、だいたいの手順はいまでも変わってないだろう。
新兵たちは、今日は実弾射撃の訓練だってことで、トラックに積み込まれて訓練場に向かう。
実弾を撃った経験のあるやつなんてまずいないから、ああ、おれもついにコンバットかと、みんな胸がドキドキだ。
わたしのころは米軍払い下げのM1ライフルというやつで、これはけっこうよく当たる銃だったけど、なにしろ肉食のアメリカ人用だから重いのに苦労した。
訓練中にヘマをすると、ささげ銃(ササゲヅツ)のかっこうをしたまま、兵舎のまわりのグランドを一周してこいなんていわれる。
こういうときに教官に密かな殺意が芽生えるんだけど、わたしらの時代にはそれは殺人だということをみんな理解していたから、なんとか無事にすんだ。
訓練場につくと、腹ばいになって銃と弾丸を渡される。
銃のかまえ方、装填の手順などを教わって、まず最初に銃の照準合わせのための射撃を、3発ぐらいだったかな、やらされる。
つぎにカートリッジになった8発の弾丸を装填し、目標をねらって撃つ。
いまはどうだか知らないけど、だいたいこんなもので、このときに近くに殺したい人間がいれば、殺す機会はいくらでもあった。
とくに昨今のようにすぐ切れる若者が多いと、ふだんの訓練ではなにが原因になって教官を殺したいと思う人間が出てこないともかぎらない、
わたしの経験でも、体育の教官に全員のまえで平手打ちをされ、ののしられた新兵もいた。
ああいう教官が射撃場にいっしょにいたら、命がいくつあっても足りないんじゃないか。
だから2度と今回のような事件を起こさせたくなかったら、ふだんの訓練をする教官と、射撃の訓練をする教官はべつの人間にしておくことだ。
人を撃つのは台湾有事に引っ張り出されて、どこかの軍隊と対峙するときまで待ちなされ。
風呂に入りながら、たまたま部屋にころがっていた百田尚樹さんの「今こそ韓国に謝ろう」という本を読んでいた。
この本はユーモアや皮肉といったスパイスを利かせた嫌韓本のひとつで、以前このブログにも書いたことがあるから、もういちど触れはしないけど、一方的に相手をけなすわけてはなく、韓国の立場も吟味したまあ公平といっていい本だ。
これを読んでいるうちふと思った。
百田さんといったら、テレビや雑誌にやたらに登場する論客のひとりである。
この人はウクライナ戦争についてどう考えているのだろう。
YouTubeにはもとジャーナリストだとか、もとウクライナ大使だとかいう著名人が出てきて、世論に迎合したようなことをいい、お金を稼いでいる例がたくさんある。
百田さんあたりになれば、その名前だけで、ユーチューバーとしてたっぷり稼げるのではないか。
そう思って調べてみたら、たしかに自分のチャンネルは持っていたけど、しかし意外に思うほどウクライナ関連のものは多くないようである。
彼のチャンネルは国内政治関係が多く、LGBT法案はケシカラン、橋下徹の高校時代の教論や同級生の証言とか、稲田朋美は腐ってる、メス猿・望月衣塑子を檻に入れろなんて、半分ふざけたような話題が多い。
内容をユーモアで解説しようということで、これはそれなりおもしろいけど、ウクライナに関しては、ちょっとまえにプーチンが寝込みをドローンに襲われて、顔面蒼白になったなんてものがあったぐらい。
それも戦争の是非にはふれず、ただドローンによるモスクワ襲撃を茶化しただけのように感じられた。
百田さんといえば右翼である。
わたしはこのブログに、余計なことをいわないプーチンの男らしさは、どっちかというと右翼から好まれるタイプに思えると書いたことがあるけど、百田さんが他のユーチューバーのように声高にロシアを非難しないのは、彼もプーチンに一定の理解を示す人なのかも知れない。
そういわれれば、「今こそ韓国に」という本の公平感とユーモア感覚は、彼のYouTubeチャンネルに通じるものがある。
しかしいまは著名人がうっかりロシアの肩を持つと、日本中の無知蒙昧の徒から集中攻撃をくらうときだ。
だからこれ以上書いて彼を困った立場に追い込みたくない。
それで彼もプーチンの応援をする、隠れた著名人のひとりだろうと勝手に解釈して、この項を終えることにする。
“高精度弾薬や無人機が不足している”
これがプーチンの発言だそうだ。
わたしが何度も何度もいってきたように、またロシア側の事情だけだ。
それじゃあウクライナにはこういうものが有り余っているというのかね。
自分たちに都合のいい情報ばかりをひろって嬉しがってないで、どうして結果を見ないのか。
不足しているというロシア軍に、ウクライナ軍はぼこぼこにされているではないか。
証拠?
ロシア側では捕獲したレオパルト2やブラッドレー歩兵車両の映像を公開し、ウクライナ側では口先だけでウチは負けてないと主張したそうだ。
どっちが信じられるん?
草ぼうぼうの空き家を奪還したなんて自画自賛しているようじゃ、反転大攻勢なんてありようがないのにね。
強がりばかりいっているゼレンスキーさんを、なんで無条件で信じてしまう人が多いのだろう。
ウクライナ戦争の停戦方法についてはいくつかアイディアが出てきたようだ。
いちばん可能性があるのが、朝鮮半島のように、現在の状態で国を分断して固定してしまうこと。
これならゼレンスキーさんも、ロシアの野望をくじいて国土の完全征服は免れたと言い張れるし、プーチンにしてみれば最初からクリミア半島と、そこへ通じる回廊の確保が目的だから、こちらも異存はないわけだ。
どっちも勝った勝ったというだろうけど、これで平和がもどるならいわせておけばいい。
プーチンは早く戦争を終わらせて、またウクライナとの蜜月関係を築きたいところだ。
アメリカのおかげで前途は多難だけど、ロシア人とウクライナ人がなんの障害もなく、交際や結婚(やダブル不倫)さえできるような関係だ。
不倫でひさしぶりに思い出したけど、広末涼子さんて、あいかわらず本能のおもむくままの人なのね。
今日のネットニュースに、「プーチン、盟友の死に」なんて記事があった。
プーチンの盟友というと誰だんべさと注目したら、イタリアのベルルスコーニさんだそうだ。
へえ、あの二人が盟友か。
ベルルスコーニさんは名うてのヒヒ親父で、少女買春の常連で、18歳の女の子とナニしたことがあるとか(羨ましい)、それでも政治家が勤まっちゃうイタリアも羨ましい。
プーチンの盟友にふさわしいといったら、ドイツのメルケルさんや、日本の安倍クンがすぐに浮かぶけど、ベルルスコーニさんと謹厳実直なプーチンとはなかなか結びつかないんだけどね。
しかもイタリアでの葬儀に参加したらICCに逮捕されるぞと揶揄する調子。
いったいどこのマスコミだい、こんなデタラメ書いたのはと思ったら、FNNプライムオンラインだった。
ここはフジテレビ系だからさもありなん。
フジサンケイ・グループといったら、朝日や毎日に対抗する右翼系マスコミの雄じゃねえか。
戦争に負けているからって・・・・こういうのを“うさ晴らし記事”というんだよ。
最近のわたしは記事の内容より、まずソースから眺めるのだ。
「補給ルートを自ら断つ、ロシアの意図不明な『巨大ダム破壊』の謎」という記事もあった。
これはニューズウィークだけど、ダム破壊の犯人をウクライナにすれば、意図不明でも謎でもなくなるのに。
YouTubeを観ていると、ロシアをけなす放送局や新聞社系の映像はまだ多いけど、個人名義の映像はがっくり減ったような気がする。
反転大攻勢のもよう眺めなのかもしれない。
それでも西側の、米国、英国、もちろんウクライナからの情報を頼りにして、反転攻勢が始まったとしつこくプロパガンダに精を出している、個人名義のチャンネルもあることはある。
そういう人って自分の頭で考えることがないのだろうか。
わたしは以前NHKで、ロシアの防衛ラインを、模型を使ってまで解説しているニュース番組を観たことがある。
塹壕、地雷原、竜の歯と呼ばれるコンクリートの障害物で構成された3重の防衛ラインが、えんえん数百キロに渡って構築されているのだ。
いったい制空権もないまま、これをどうやって突破するのか。
わたしは自分の頭で一生懸命考えてみたけど、どうしても方法を思いつかなかった。
ウクライナ軍が防衛線を突破したという報道もいくつか出てきたけど、いずれも詳しい戦闘内容には触れず、7つの集落を奪還したという程度のもの。
だいたいこの“集落”というのはナンダ。
街や都市ならともかく、これは防衛線の外側の、空き家になっていた村や町を占領して喜んでいるだけじゃないのか。
ウクライナ軍が奪還したという家屋をじっとにらんでみたけど、家のまわりは草ぼうぼう、だいぶ以前から廃屋になっているようで、人の生活の臭いがしない。
発信元は英国国防省や米国のシンクタンクだから、どうせまたデタラメなプロパガンダだろう。
こういうプロパガンダを無条件で信じるメディアは依然として多い。
レオパルト2に翼でもついているならともかく、いったい防衛線を突破するのにどんな戦法を使ったのか、それがわたしのいちばん知りたいことなのだ。
わたしの想像では、まだウクライナ軍はいちばん外側の防衛線も突破できずにいて、まわりをちょろちょろしながら、頑張ってますよという広告映像をでっち上げたり、新たな支援を待っているのだろう。
ココログのなかでわたしが問題視しているAさんのブログでは、さらなる兵器の供与に踏み込まないバイデンさんは恐露病だなどといいだした。
無限の軍事供与がどんな結果を生むか想像もできない人のようだ。
バイデンさんはいまどきめずらしい赤狩りイデオロギーに染まった大統領で、それでもぎりぎりの理性を保って、核戦争への誘惑を抑えているのだ。
Aさんはわたしと同じような年齢らしいけど、彼にも家族や子供がいないのだろうか。
無責任きわまりないけど、これがココログの「人気ブログランキング」に、常連で顔を出しているのである。
「愛国心」というのは不思議なものである。
大統領や首相や最高指導者が極悪人でも、この言葉をふりかざすだけで、国民がひとつにまとまってしまうことがある。
たとえばいまの北朝鮮、トップが国民をかえりみない非道な正恩クンであるのに、軍隊は米国相手に結束している(ように見える)。
第二次世界大戦のときのドイツはさておいて(戦争前半までドイツ人はヒトラーの人間性を見抜けなかった)、ロシアにはスターリンという残忍な指導者がいた。
彼が国民をやたらに粛清したのは戦争が始まるまえからだ。
にもかかわらず、大戦が始まると、国民はドイツと戦うために彼のもとに結束した。
それはスターリンに脅かされていたせいで、反抗なんかできなかったのだという人がいるかも知れないけど、しかし膨大な戦死者を出すくらいなら、銃を持ってもういちど革命を起こそうという気にならなかったのだろうか。
そうはならなかった。
ロシア国民は“愛国心”のもとに、一致団結してドイツと戦ったのである。
そして戦争が終わると、また多くの人々がスターリンの抑圧に苦しむことになったのだ。
もちろん当時のドイツはロシア人をユダヤ人と同列に扱ったから、ドイツに降伏したり、味方をしたりするのは論外だった。
しかし、どうだろう。
ドイツがスターリンを倒すために、ロシア人を懐柔するつもりで、英米なみの捕虜として扱ったら、ロシア人はどっちの側についただろう。
それでも多くのロシア人が、祖国を守るというスローガンに踊らされたのではないか。
“愛国心”というのは権力者にとってまことに便利なものである。
現在のウクライナはどうだ。
ロシアとの戦争が始まるまえまで、この国はオリガルヒというギャングのような連中に牛耳られた国で、国土は広大で肥沃でもあるのに、ヨーロッパでもっとも貧しい国のひとつだった。
わたしは日本に来ているウクライナ人が、自分の国はワイロばかりだ、医者も信用できないから病院には行かないといっているのをYouTubeで観たことがある。
ロシアが侵攻して戦争が始まった。
もっけの幸いと、ウクライナ人は団結して政府(オリガルヒ)に反乱を起こしただろうか。
いやいや、ここでも“愛国心”が作用して、ウクライナ国民はロシア相手に結束したのである。
たとえ戦争に勝利しても、またオリガルヒに支配された貧乏国家にもどることは承知のうえで。
どうもよくわからない。
“愛国心”というのはこういう不思議な魔力を持っているものらしい。
他人の口からこれが発せられたら要注意だし、太平洋戦争の経験から、日本人はそのことをよく知っているはずだ。
と書こうと思ったけど、歴史は一回転して、そんなことを記憶している人間も大半は死に絶えた。
日本の若者が戦争に引っ張り出されるのも歴史の必然なのかも知れない。
ゼレンスキーさんがロシアをICC(国際刑事裁判所)に告訴したそうだ。
ダムを破壊して人道危機をもたらしたからというんだけど、ロシアのほうでは(そしてわたしも)やったのはウクライナだろうといっている。
どっちがやったか決定的な証拠を出した国はひとつもない。
にもかかわらず、ゼレンスキーさんが大急ぎで告訴なんぞするようでは、自分たちの犯罪をごまかすつもりだなと思われてしまわないか。
ダムが破壊されたとき、トルコが自分たちを含めた国連で公平に調査しようと申し出たけど、その件はどうなっただろう。
ICCは、プーチンをいいかげんな誘拐罪で手配したことからもわかるように、西側寄りの組織である。
これだけ書けばたいていの鈍感にもわかるはず。
問題はダム爆破の犯人よりも、こんなバカバカしいプロパガンダを平気で垂れ流す西側(とNHK)にあるんだけどね。
ふと思ったけど、ダムの件を話すゼレンスキーさんの顔を見ていると、物乞いなどでは必死という形相の彼が、やけに自信たっぷりな顔に思えた。
ひよっとすると彼も真実を知らされてないのかも知れない。
爆破の犯人はウクライナ国内のオリガルヒが、部下に命じて勝手にやったことで、ゼレンスキーさんもウクライナ正規軍も、なにも知らずにロシアの仕業と思っているのかも知れない。
これも人間の心理に深く切り込む一例だ。
わたしはカメラのまえの本人の表情からも、その心理を読みとるのだ。
やっぱりもっと若いころから芥川賞を目指せばよかったかしら。
反転攻勢はとうぶん見込めないと書いたら、今朝のヤフーニュースに、ウクライナ軍がバフムト周辺の集落を奪還なんて記事が出ていた。
街とか都市ではなく、“集落”という書き方が気にくわない。
まえのバフムト攻防戦のときにも、たいして重要でもない、ほんの小さな村を奪還したのどうのと大騒ぎしたあげく、けっきょくウクライナ軍は敗退したことがあった。
今回もそんなものだろう。
わたしは以前NHKのニュースで、御用解説者が、ロシア防衛線の模型まで使って、攻略方法について説明するのを観たことがある。
説明もいいかげんなもので、塹壕、地雷原、コンクリートの障害物という3重の防衛線は、しろうとが考えても突破は無理としか思えなかった。
だから大攻勢をやるとかやったとかは問題じゃない。
いくら攻勢をかけても、はねかえされた、こてんこてんにされたというんじゃ、そんなものは反攻とはいえないというのである。
いま注意深く戦争の推移をながめているところだけど、現時点ではまだロシアの防衛線に穴は開いておらず、大攻勢とはいえないようだ。
だいたいわたしは日本のメディアを信じてない。
以前のバフムトの戦闘も長かった。
そのあい間にウクライナ優勢というさまざまなデタラメが飛び交った。
ウクライナが押している、ロシアはミサイルがそのうち枯渇する、ロシアは経験不足の新兵ばかりだ、レオパルトが出てくればロシアは勝てっこない、ロシアの損害はこれこれしかじか(ウクライナの損害は無視)、ワグネルは造反したあげく戦線を離脱した、ロシアで反プーチンの革命が起きるなど。
ところが戦闘が終わってみると、負けていたのはウクライナ軍のほうで、あとに残ったのはメディアの負けおしみだけだった。
なんじゃ、これは。
今回もすでにデタラメが氾濫しているようだ。
そんなものに一喜一憂しても仕方がない。
どうせ1週間もすれば結果がわかるのだから、メディアよりわたしのブログに注目したほうがいいと思う。
反転大攻勢はとうぶん見込めないだろうから、このへんでもういちど戦争を開始時分からふりかえってみよう。
どうも世間には戦争が始まってからのことしか知らず、大国ロシアが小国のウクライナをいじめているという図式でしか理解していない人が多いようだ。
そういう人はウクライナがどんな国だったのかも知らず、プーチンがどんな大統領だったのかも知らないのだろう。
いまから慌てて勉強してみようというなら、ぜんぜん知らない人よりましだ。
ぜひ勉強してみてくれたまえ。
戦争まえのウクライナはオリガルヒと呼ばれる新興成金にむしばまれた国で、豊かで広大な土地をかかえていながら、欧州でも下から数えたほうがいいくらい貧しい国だった。
ウソだと思ったら調べてみればいい。
その証拠はたくさんあるけど、とくに有名なのは、おかげで民主主義や法治の精神が加盟条件になっているEUにも、ずっと加盟できなかったことがある。
最近になってこのままでは負けるという危機感を持ったEUは、ウクライナの加盟を後押しするようになったけど、これは本末転倒というべきだ。
ウクライナを支配するオリガルヒたちの権力構造は変わっていないし、EU加盟はそういうギャング連中の逃げ道でもあるのだから。
ロシアも一歩まちがえればオリガルヒに食い物にされるところだったけど、プーチンがKGB上がりの剛腕を発揮して、国内のオリガルヒたちを叩き出した。
ロシアは彼のおかげで救われたのである。
デタラメだという人は、プーチンが政権をとるまえとあとで、どのくらいロシアが開かれた国になったか勉強してみればよい。
わたしはプーチン政権後に3回もロシアに行ってきて、あの国が日本とそれほど変わらないことを確かめてきた(その紀行記はこのブログに書いてあるから興味のある人はドーゾ)。
つまり、極端な言い方をすれば、ウクライナ戦争は、まっ正直な大統領に率いられたグローバル国家と、ギャングに支配された破綻国家の戦争といえる。
日本を始めとした先進国がウクライナの支援をするのは、純粋に自分たちの立ち位置を守りたいためで、正義感や同情ではないことも知っておいてほしい。
ウクライナがそんなにひどい国なら、国民はどうしてそんな国のために命をかけるのかという人がいるかも知れない。
それが不思議なところだけど、“愛国心”という言葉には、まちがった方向にでも人を引っ張っていく魔力があるらしい。
この点については、そのうちあらためて考えてみようと思っている。
今日はこのくらいにしておこう。
わたしは正しいことをしているのに、世界中から鬼だ、悪魔だといわれているプーチンが気のドクでならない。
ひとりでもふたりでも真実を知ってほしいから、まだまだわたしのいちゃもんは(わたしの寿命があるかぎり)続くのだ。
本日3回目の更新だ。
雨が降るとやることがないくせに、いちゃもんをつけたい報道はあいかわらず多い。
ダム破壊について、ロシアの仕業とする音声が出た。
ウクライナ保安庁が傍受したという点でもう怪しいけど、内容はこんな感じだ。
A:ウクライナ人が爆発させたと聞いたが
B:それはわたしたち(ロシア)破壊工作グループがやった
ダムで(爆発をおこし)脅かそうと思っていた
予定通りいかず もっと大きな問題になった
どう思う?
ちょっと出来すぎた内容だと思わないかい。
まるで絵に描いたようにあきらかにロシアの仕業だといっている。
NHKもさすがにおかしいと思ったらしく、通話記録の信憑性はわかっていませんなどとつけ加えていたけど、わたしはこれを聞いて、ダム破壊はますますウクライナの仕業だと確信するに至ったよ。
これも人間心理に深く切り込む一例だ。
まだ反転の大攻勢は始まらないのかと、ネットニュースやSNSに注目しているんだけど、よくわからんね。
これは日本のメディアが、ウクライナに都合のわるい報道をしないからだ。
それでもプーチンも始まったといってるし、ゼレンスキーさんも反転攻勢を認めるというニュースがあった。
プーチンのほうは事実をたんたんと述べた味も素っ気もないものだろうから、ゼレンスキーさんのほうに注目してみた。
それによると、戦闘の勝利に自信を示し、現場の指揮官も楽観的だといっていたらしい。
ホントかよとおどろいて内容をよく読んでみた。
これはキエフを訪問中の、カナダのトルドーさんとの対談で発せられた言葉だそうだ。
なんだ、そうか、あはは。
と笑うのは気が早いけど、それなら納得。
わたしのブログは人間心理に深く切り込むことで知られているのだ。
この場合のゼレンスキーさんとトルドーさんの心理を分析しながら、話の内容を読み解いてみよう。
トルドーさんは波風の立たない平和なカナダの首相だ。
ちょっと世間知らずなお坊ちゃんの傾向があって、以前なにかの会議で中国の習近平さんから、守秘義務のある首脳同士の会話をベラベラ喋らないほうがいいよと忠告されていた。
こういう人がキエフでゼレンスキーさんと対談する。
どうなんですか、最近はあまり戦況が芳しくないってハナシですがと、トルドーさんならずけずけ訊いちゃうだろう。
聞かれたゼレンスキーさんも、うん、そうなんだよね、もうちっとカナダも支援してくれないと。
とはいわないよな。
うっかりしたことをいうと、すぐにウクライナは劣勢だという噂が世界に広まってしまう。
支援さえしてもらえば、まだ勝機はあると思わせておくのがウクライナの生命線だから、ここは無理しても強がりをいうしかないのだ。
かくしてゼレンスキーさんか、北朝鮮の正恩クンかという、からいばり・こけおどし・妄想大会のつばぜり合いは続くのである。
どう、わたしの分析は。
たいてい当たっているというのが世間の評判だけど、今日のアクセス数は昼の時点でまだ10だよ。
親戚・知人に、読めって電話しなくちゃ。
以前よくいわれていたことに、ロシア軍は訓練の行き届かない未熟な兵士を使って戦争をしているというものがあった。
この場合もウクライナ側の事情はまったくいわれない。
ウクライナのほうは最初から、訓練の行き届いたベテランの兵士ばかりだというんだろうか。
最初のうちは、いちおうの大義として、ウクライナには祖国防衛戦、ロシアのほうは侵略戦ということがあったから、兵士のやる気も違っていた。
しかし戦況は逆転して、ウクライナ軍の損失はどんどん大きくなる。
必死で兵士をかき集めたって、補充されるのはイヤイヤながらひっぱられた若者ばかりだ。
ウクライナの兵士たちには、いつになっても終わらない戦争に厭戦気分が蔓延するし、逆にロシアの兵士たちには、これは西側による侵略戦争なんだということも理解されてくるだろう。
ちょっとレベルの高いロシア人なら、プーチンが失脚すれば、ロシアはまたマフィアに支配された、エリツィン時代に逆戻りだということも知っているはず。
さて、戦争の現況だ。
太平洋戦争末期の日本軍のように、いまではウクライナのベテラン兵士はみんな戦死して、司令官は若い未熟な兵士たちに、いたずらに突撃を命令するだけ。
訓練をしたくてもそんな余裕はない。
だいいち訓練をするための武器弾薬も、ゼレンスキーさんの物乞い外交を頼りにするだけなのだ。
ロシアのほうでは、ワグネル軍団が踏ん張っているあいだに、正規軍の訓練時間はかなりとれただろう(ワグネルの役割はこれがいちばん大きかったかも知れない)。
いったい訓練も十分でない兵士を戦場に送り出すゼレンスキーさんと、ちょっと冷酷だけど、ごろつき主体のワグネルに戦闘をまかせて、そのあいだに新兵に訓練をほどこすプーチンとでは、どっちが有能な指揮官といえるだろう。
そのワグネルが造反しているじゃないかという人がいるかな。
ワグネルは休暇を取っているだけで、そのうちもどってくるといっている。
大事なのは、口の悪いプリゴジンさんが、プーチンに対してはけっして文句をいわず、基本的にはロシアに忠誠を誓っている愛国者であることだ。
愛情をストレートに表現できないタイプはよくいる(わたしもそうだし、スラブ人にも多いみたい)。
ワグネルが造反したというのは、すべて西側の願望でしかないのだ。
ウクライナが窮地に追い込まれているひとつの左証として、中国やインドネシアが和平の仲介に乗り出してきたことがあげられる。
これは人道問題だ、もはや無垢の若者を死なせることはやめるべきだと、戦争の実情を知っているからこそ、彼らは乗り出してきたのではないか。
司令官として無能なゼレンスキーさんは、それでもかたくなに戦争を・・・やめたくても彼の判断だけではやめられないのかも知れないけどね。
あの野郎、見てきたようにウソをいうと思われてもかまわない。
それより屠殺場にひかれていく子羊のような、可哀想なウクライナの兵士の心情を察してやっとくれ。
鉄壁の防衛線に突撃を命じるのは、かっての日露戦争の203高地の戦いや、太平洋戦争での日本軍のバンザイ突撃といっしょで、ほとんどの兵士に助かる可能性はないのだよ。
ダムの爆破で世論は必要以上に加熱しているように見える。
ロシア軍はダムを破壊しただけではなく、被災地の避難住人まで攻撃しているという。
国連まで乗り出してきて、ロシアのいうことなんかハナっから信じないという姿勢だ。
難癖はつけるけど、始めから終いまで、相手の言い分には耳を貸さない。
これでいったいなにがわかるのか。
こんなときこそ冷静の踏ん張りどころだよ、冷静になろうね、冷静に。
だいたいこれまでの西側のデタラメがひどすぎた。
ロシアの兵器、ミサイルは枯渇する、ロシアは捕虜を皆殺しにする、ロシアの若者は国外脱出している、プーチンは国内で支持を失っている、ウクライナはクレーンのてっぺんにウクライナ旗を立てて、勝った勝ったと大喜び、ノルドストリームをロシアが破壊した、原発をミサイル攻撃した、偵察気球を・・・あ、これはロシアと関係ないけど、ブチャで虐殺があった、プーチンはパーキンソン病だ、ガンだ、ワグネルが寝返った、ロシアは穀物輸出の邪魔している、バフムトでロシアが苦戦している、プリゴジンさんが反旗をひるがえした・・・・
これすべてウクライナ側のウソ。
ウソでなくても、ウクライナ側の損害を無視したり、ほんの少しの実例をすべてであるかのように誇張したり、ウクライナが負けそうになるとさらに強力な兵器で後押しして、戦争をずるずるとひきのばしてきたのだ。
プーチンはゼレンスキーさんのようにべらべら喋らないけど、これまで彼がひとつでもウソをついたことがあるか。
若者たちを死に追いやったことについて、彼は母親たちに真摯に謝罪した。
わたしにはプーチンのほうが誠実で、戦争も姑息な方法を使わない正攻法でやっているように見える。
ここではウクライナのいうことがデタラメだという前提で考えてみよう。
どうやって反転大攻勢をするのか、わたしも楽しみにしてるのに、ゼレンスキーさんはやるやるといって、紙芝居屋のおやじみたいにいつまでもじらせる。
NHKなんか、そういう約束は公けにするものではありませんといいだす始末。
ほんとうはやる気がない、あったとしても勝てる自信がない、これがいまのウクライナ。
格好をつけるために散発的な戦いを仕掛けていて、案の定、こてんこてんにされているらしい。
ダムを破壊して自国の国民に被害を与える、ふつうなら考えられない作戦だけど、これはロシアと西側、とくにアメリカや英国との戦争だ。
戦況がかんばしくなく、メンツがからんでくれば、米英はなんでもするだろう。
それに比べて、占領地や原発に水を供給するダムを、ロシアが自分で破壊する可能性はどのくらいあるだろう。
一方的に押されているならヤケクソになったといえるかも知れないけど、ロシアはウクライナ全域を戦場にするつもりはなく、あくまでクリミア半島とそこへの回廊確保を主目的にしている。
その防衛をがっちり固めていて、ウクライナは攻めあぐんでいるところだ。
しかも世界中が反転大攻勢をいまかいまかと待ち望んでいる。
これでは大攻勢のできない理由を、ウクライナ、いや、米英はでっち上げないわけにはいかないではないか。
こうしたことの結果として、ダム破壊がある。
しかし洪水なんて1、2週間でひいてしまうから、1ヶ月か2カ月も経てばまたもとの木阿弥で、ふたたび戦争が始まることは確実だ。
でもロシアにすれば洪水以前にもどるだけ、ウクライナにすれば、少しでも引き延ばしたおかげで、戦闘機や新たな兵器の供与が見込めるかも知れない。
それよりなにより、ロシアはどんな無茶でもする非常識な国だということを世界に印象づけることができる(もちろん米国のネオコンにすれば、武器を売って儲ける時間が延長されたことになるのだ)。
わたしのいってることもでっち上げだって?
ひとつひとつ詳細にながめてみよう。
ウクライナがダムをぜったいに破壊するわけがないという根拠があるか。
ゼレンスキーさんが西側のいいなりでないという証拠はあるか。
水害の避難民を狙撃したのも、ウクライナ側だとわたしは思ってるんだけど、そんなことはゼッタイにないと断言できる人はいるか。
いまのウクライナは相手の油断をつくゲリラ攻撃や、自由ロシア軍を使ったテロ攻撃しか戦うすべがない。
こういう相手は手段を選ばないということに反論できる人はイマスカ。
ウクライナはマフィアのようなオリガルヒ(新興成金)にむしばまれた破綻国家で、ウクライナの敗戦はオリガルヒにとっても命取りになる。
だから彼らの私設軍隊が、ウクライナの正規軍とはべつに行動している可能性もある。
水害の避難民を狙撃したのは、なにがなんでも非道のロシアを印象づけたい彼らだということも考えられるのだ。
わたしのことを、まるで見てきたようにウソをいうと思う人がいるかも。
しかしそういうアナタだって、西側(とNHK)が垂れ流すデタラメを鵜呑みにしているだけでしょ。
AIやCGの技術はもうわたしたちの想像をはるかに超えていて、ウクライナや米国はそれをプロパガンダに総動員しているのだから、わたしだってこのくらいのことはいわせてもらうさ。
ずばっという。
いまダムの爆破も、その後の水害避難民への攻撃も、みんなゼレンスキーさんの自作自演だという文章を書いてるんだけど、この戦争はウクライナ側が劣勢だというはっきりした証拠が欲しい。
もう少しだな。
ウクライナがほんとうに反転大攻勢をできるかどうかで、そのへんもわかるはず。
いったいどうやって攻勢をかけるのか、わたしはそのへんが知りたいんだ。
朝になってニュースを観たら、ニューヨークで大気汚染公害だって。
気球でもなんでもみんな北米にただよっていくんだから、てっきり黄砂かと思ったよ。
原因は山火事だそうだけど、金にならないことには金を使いたがらない金持ちばかりだもんね、アメリカは。
それにしてもニューヨークの大気汚染度が上海より大きいというにはたまげた。
反転大攻勢はどうなったのか。
胸をときめかせて待っているわたしも、待ち人のひとりだけど、SNSやネットニュースにはぜんぜん出て来ないね。
英国や米国の報道によれば、ウクライナの反転攻勢は洪水とべつの場所で始まっているらしい。
でも結果が芳しいものではないから、日本ではメディアが報じないのか。
ウクライナ軍は洪水のせいで侵攻できないのだというと、ダム破壊はロシア陰謀説が有力だと思う人もいるかも知れない。
しかし前項で書いたとおり、ロシアが優勢か劣勢かで話はぜんぜん違ってくる。
人工衛星で相手の動きが手にとるようにわかるなら、ロシア軍はどこからでもいい、さっさと攻めて来いと思うだろう。
なにしろこっちは鉄壁の防衛ラインを用意して待ってるんだから。
攻めれば損害が甚大なものになるというんで、洪水でひと息ついているんじゃないか、ゼレンスキーさんやレズニコフさんは。
ゼレンスキーさんが洪水の被災地を視察したけど、ひたいにシワを寄せて無精ヒゲだから、自分のやった罪の重さに苦悶しているように見えてしまう(わたしの読みすぎかしら)。
結果を見さえすれば、ロシアは戦争の最終目標であるクリミア半島と、そこへの廻廊をがっちり確保している。
ゼレンスキーさんが勝った勝ったと大喜びをするのは、ロシアが戦略的に自ら退却したときか、川を数人がボートで往復して、たまたまそこにあったクレーンのてっぺんにウクライナ旗を立てたときぐらいじゃないか。
ほとんどの戦場で、ウクライナ側の損失をいう人がいないのはなぜだろう。
おとといのニュース9では、ロシアの国内事情のうち
1.ベルドゴロ州のゲリラ戦の成果
2.地元ラジオ局のハッキング
3.反体制派指導者の釈放運動
4.プリゴジンさんの発言
など、戦況に大きな影響を与えないものばかりをかき集めたような報道をしていた。
こんなものはNHKのただの願望にすぎない。
独ソ戦では最大の被害を出したにも関わらず、ロシア人は無慈悲なスターリンでさえ支持して踏ん張ったくらいだから、ロシアの大統領をおとしめようとすれば、かえってロシア国民は結束してしまう可能性のほうが高いのだ。
ロシアだけではなく、中国もグローバルサウスも、西側がやっきになればなるほど、ますます結束するだけだよ。
前項のダム爆破犯について、ネット上にもさまざまな識者の意見があふれている。
しかし見たところ、まず前提からしてわたしと違っている。
ロシアかウクライナかと考えるとき、どっちが優勢かと考えることが最初のポイントなのに、ほとんどの識者がウクライナが優勢だという前提で話を始めている。
これでは真実はわかりようがない。
わたしが最初に優劣を取り上げたのは、いまだにウクライナが優勢だと信じているボンクラたちを、覚醒させようという意図もあったんだよ。
人工衛星まで駆使した鉄壁の防衛ラインに、どうやって穴を開けるのか、そういうことを無視したまま、識者たちは無益な反転攻勢や、ちょっとでもウクライナが押した箇所があると、そこだけ針小棒大に強調するのだ。
ウワサによると、ウクライナ軍の死傷者はロシア軍の10倍にもなっているそうだ。
つまり洪水を起こさせたのは、戦車では足らず、戦闘機の供与を待つ時間稼ぎの作戦か。
それならまだ納得できる。
恥知らずの極地というか、アメリカが知らないはずはないのに、ダム爆破の犯人はロシアではないかなどととぼけたことをいう。
大勢の死者が出たはずだから、これは人道危機だともいう。
NHKももちろん、最初からその線での報道に終始していて、昨日の国際報道にはキエフ滞在の取材班という女の子の報告があったけど、現地ではだれが犯人だと思われてますかではなく、最初からロシアが犯人だという前提で日本とやりとりしていた。
ダムの破壊については、またロシアがやった、ウクライナがやったの水掛け論だ。
この戦争でこんなことはほかにもあったので、ひとつ論理的に考えてみようじゃないか。
フツーに考えれば、クリミア半島や原発を実効支配しているロシアが、わざわざそこへ水を供給しているダムを壊すはずがないというのが妥当なところ。
しかしこれでは世間の大半をしめるロシア嫌いを納得させられまい。
謎解きミステリーにたとえてみよう。
ウクライナが優勢で、反転攻勢の準備をしているところなら、ダムを破壊したのはそれを阻止しようというロシアだし、逆にロシアが優勢なら、クリミア半島も原発も実効支配しているロシアに、水の供給元であるダムを破壊する理由はひとつもない。
つまりここでも、露ウどっちが優勢なのかということが、爆破した犯人の決め手になるわけだ。
ここまでのわたしの思考に疑問点はあるかな。
反転大攻勢をひかえたウクライナ軍に、ロシア軍がおそれをなしたということは考えられるだろうか。
世間にはそう考える人が多いかも知れないけど、わたしはほんとに反攻できるのかどうか、興味を持って見守っているところなんだけどね。
以前観たNHKの報道では、御用解説者の兵頭サンさえ、攻める側は守る側の3倍の兵力が必要だといっていた。
しかも塹壕、地雷原、竜の牙と呼ばれる3重の障壁を破らなければならない。
ノルマンディや硫黄島の上陸作戦みたいだけど、そちらでは攻めるほうは制空権を完全に確保していて、空からの攻撃や自軍の援護をすることができた。
今回の場合は、いかなる名将といえども、この防壁ラインを突破するのは不可能だというのが、精神異常者でない人ならとうぜん考えるところ。
ここまでのわたしの思考に疑問点はあるかな。
それでもべつの場所、たとえばベルドゴロ州にロシア軍の目をひきつけておいて、手薄になった本丸を急襲すれば、ということは人工衛星の時代に不可能だとわたしは何度も書いた。
つまり破滅的敗北を覚悟しないかぎり、反転大攻勢などやりようがないということだ。
にもかかわらず世界がウクライナの大反攻を、いまかいまかと胸をときめかせて待っている。
こういうときあなたならどうする。
そこまでやるかと思うけど、ゼレンスキーさん(とアメリカ)がやったのが、ダムを爆破して戦場を水びたしにすること。
これなら大反攻をしたいんだけど、できませんと言い訳ができるわけだ。
ダム破壊の真相はこんなものだと思うけど、わたしの結論に疑問点はあるかな。
とにかくNHKの中露攻撃は度をこしている。
とくに国際報道がひどく、たぶんこんな硬い番組を観るやつはおらんよと、ヤケッパチになっているのだろう。
昨日は香港やモンゴルの出版人を登場させて、ゴチャゴチャ不平をいわせていたけど、いまは毛沢東の時代じゃないんだぞ。
相手を攻撃するためなら、時系列なんか無視してもいいのがNHKなのだ。
読むまえからデタラメとわかるニュース。
今日のネットニュースに「ロシア軍が原発の取水ダムを破壊」というものがあった。
これはザポリージャ原発のことをいってるらしく、じっさいにダムは破壊されたけど、この原発はロシア軍が占拠している。
この状態で原発に事故でも起きたら、困るのはどっちなのか、多くの兵士を危険にさらすのはどっちなのか。
ちょっとまえにこのブログでも書いたけど、にっちもさっちも行かなくなった側は、ダムの爆破だろうが原発のミサイル攻撃だろうが、どんな無茶でもやりかねないのだ。
しかもこういうことがあると、すぐあとにかならずゼレンスキーさんが出てきて、ロシアのテロ攻撃だと手まわしよく発言する。
プーチンがいちいち出てきてそんなことをいうか。
しかも結果を見れば、あらゆる戦場でロシアは勝ち続けている。
これだけみてもどっちがウソかとわかるじゃないか。
わからん?
それはアンタがはじめからこの戦争を公平・客観的に考えようとしないからだ。
だいたい人間というのは、自分の気に入らない意見はハナっから認めたくないという習性があると、これはパブロフの犬みたいに、学問的にも証明されている事実にちがいない。
NHKにはまた兵頭サン以外の識者が出てきた。
よく見たら彼も同じ防衛研究所の研究員だったから、いってることはもちろんロシアが劣勢であることを強調するだけ。
口がすべったのか、彼はおどろくような矛盾したことをいっていた。
ダムを爆破したのがロシアだとすれば、ウクライナの進軍をしばらく阻むことができるけど、せっかくの防衛ラインが使えなくなるので、ロシアにとってデメリットのほうが大きいと。
そのくせウクライナが爆破したとすると、ウーンと考えたあげくに、なんのためにやったのかわからないという。
いま自分でロシアのデメリットについて説明したばかりじゃないか。
追いつめられたウクライナ軍としては、混乱を撒き散らし、戦線を膠着させて、戦争継続を世界に訴えるだけでいいのだ。
プーチンがデタラメいってる映像が出まわっているらしいけど、防衛研究所のそこつな人も、ロシアがフェイクだというならフェイクだろうといっていた。
プーチンやプリゴジンさんが発言している映像が、音声まで含めて、まったくCGで作られた映像だとしたら、一般人にはもうなにがなんだかわからんね。
それよりは、なぜウクライナはそこまでやるかということを考えたほうが早そうだ。
1989年に起こった天安門事件を、日本のメディアはまた中国叩きに使い始めた。
当時は新思考を持った(じいさんだけど)鄧小平が改革開放政策に乗り出したころで、いくらか共産党のたがもゆるんでいたから、こんな暴動も起こり得たのである。
しかし中国では小さな暴動が拡大して、国を転覆させたという事例が数え切れないほどあるから、これを放置しておいたら、せっかくの開放政策が挫折しかねない。
ちょっと矛盾しているけど、ルールに乗った民主化を成功させるために、鄧小平には行きすぎた民主化運動を押さえつける必要があったのだ。
だいたい民主化というと、すべて自由放任主義のアメリカがお手本というのはなんなのだ。
民主主義にも国によって異なる手法があっていいとはなぜ思わない。
当時の学生たちには、民主化を要求するだけで、その後の明確な指針なんてないに等しかった。
これでは単なる暴動と変わりがない。
暴動を扇動した学生リーダーの大半が米国などに脱出し、その後中国が順調に発展すると、国にもどりたいなどと言い出して、門前払いをくらっている者もいる。
わたしが初めて中国に行ったのが1992年のことで、そのころはまだ兌換券というものがあったくらいだから、わたしは共産党中国の残滓をかろうじて眺めることができた。
わたしが初めて見たころの中国はとにかく貧しかった(写真は当時の上海)。
だからこそわたしは、初めて中国に乗り込んで、ここは中世の国かと驚いたアグネス・スメドレー(日中戦争のころの米国のジャーナリスト)と同じ体験をすることができたのである。
ところがその後の中国の発展ぶりは怒涛のごとくで、つい最近はとうとうアメリカさえおびえさせる位置にまで来た。
そんなことはない?
それじゃアメリカが必死になって中国を叩こうというのはなぜなのだ。
日本がアメリカに追従して、先端半導体を隠そうとするのはなぜなのだ。
いまの中国では、庶民でも車を買えるし、日本に買い物に押し寄せるくらい海外旅行すら楽しめるのである。
どんな国でも自国民を苦しめたり、他国民を苦しめて繁栄しているなら、そんな政治を認めることはできない。
中国はアメリカのように、他国が発展するのをジャマしたり、うらで戦争をあおって兵器を売りつけたり、自分ところだけがよければいいなどというような政策をとってない。
中国の一帯一路政策を責める人もいるけど、儲けすぎを途上国にむしられているのだと思えば、文句をいうほどのことはないではないか。
もちろんどんな国にも不満分子はいる。
しかしむかしを知らない若造ならいざ知らず、天安門事件のころでも知っていれば、政府の方針が間違っていたという中国人はほとんどいまい。
日本やアメリカだけが、それもいちじは騒ぎも収まっていたのに、いまごろになって問題視し始めたのだ。
これは韓国人が戦後だいぶ経ってから、とつぜん旭日旗で騒ぎ出したようなものだから、日本と韓国のルーツは同じだと思われても文句はいえない。
中国というとなにがなんでもキライという人種ヘイトの諸君、あるいはNHKの報道はちっとおかしいと思う人がいたら、わたしのブログにじゃんじゃんコメントしてくれたまえ。
ホント、NHKがむきになればなるほど、わたしのブログも充実してしまうよ。
あきれた、あきれた。
朝日新聞が日本政府の走狗になって、デタラメをふりまいていることはこのブログに何度か書いてきたけど、デタラメならデタラメらしく、タダで読ませればいい。
プーチン氏肝入りの国際フォーラムで、非友好国の記者を締め出したというニュースがあった。
そりゃ西側の記者はデタラメばかり書くから、締め出したくなるのもわかる。
でも、そのへんは事実だろうからガマンもしよう。
気に入らないのはこの記事のなかに別枠で、プーチンがロシア国内で支持率が高いのは、拡散されているプロパガンダのせいだといっていること。
プロパガンダは西側のほうが圧倒的に多いというのがわたしの見立てで、ま、それもわたしの個人的見解かも知れないからガマンしよう。
問題はこのあとにある「多くのロシア人が見る世界は、日本での認識と大きく異なる」との文言。
それは日本人のほうに問題があるのとちがうか。
わたしはじっさいにロシアに3回も行ったことがあって、あの国が日本と同じくらい、ひとりで街を自由にさまよえることを確かめてきた。
もちろん危険なところもあるだろうけど、そんなことをいっていたら、アメリカだって同じだ。
治安では世界に冠たる日本の方が特異すぎるのである。
日本の常識が世界に通用すると考えるこんな姿勢が報道機関のものとは。
こういうデタラメな記事だけど、途中から有料記事になってしまった。
なんだ、なんだ、こりゃ。
だれがこんなデタラメを最後まで読みたがるのか。
南京も慰安婦ももういいから、朝日新聞は報道事業をやめろ!
いくらなんでもひどすぎるよな。
ロシアの次の目標がモルドバだと、NHK国際報道の油井秀樹さんがいっていた。
ロシアがモルドバを目標にしたことはいちどもない。
モルドバだけじゃない。
ウクライナ以外の国にロシアが侵攻を企てたことは、プーチンになってからはただの一度もない。
あるという人がいたら、いつ、どこでそんなことがあったのか教えてほしいや。
モルドバの大統領はマイア・サンドゥさんというオンナの人だけど、ロシアのウクライナ侵攻を見て、つぎはウチの番かもとおびえちゃってるみたいだ。
ロシアはかってのロシア帝国を復活させようとしてるんですよと、アメリカか英国によけいな告げ口をされたんだろう。
ど、どうすればいいのとうろたえると、NATOに加盟すればいいんですよと、このさい告げ口も戦略のうちだからね。
プーチンはそんな姑息なことはやりたがらないけど。
経済担当の大臣が、うちはロシアのガスがないと困るんですがと口をはさんでも、そ、そんなこといって、侵攻してきたロシア兵に、あたしがレイプされたらどうすんのよと、マイアさんはヒステリックに叫ぶ。
平和なときなら、モルドバやフィンランドは、うちは男女共同参画社会を実践していますと他国に自慢できるけど、戦時内閣になると、こういうノーテンキな国に女のリーダーはダメだな。
やっぱり普段から国際社会の荒波に揉まれてないと、サッチャーさんみたいな女傑は現れんよ。
NHKが偏向放送局であることはもう確実だけど、いったいそこまでデタラメをいうのはなぜなのか。
なりふりかまわず必死でウクライナをフォローしてやらないと、もう勝ち目がないことがわかってんだよね。
ウクライナはゲリラ戦に活路を見出したようだ。
ゲリラ戦というのはコストパフォーマンスのいい戦術で、相手の油断していそうなところを狙って、一撃必殺をかましたあと、さっと逃げる。
大兵力は必要ないので北朝鮮がよくやっているし、ベトナムやアフガンでアメリカが敗北したのもこの戦法が効果を発揮したからといっていい。
同じ手をアメリカはウクライナに伝授したのだろう。
ウクライナに味方をする国々は遠巻きにして、ちくちくとロシアにいやがらせをする。
これは効きそうだ。
そのうち短気をおこしたプーチンが、ウクライナの首都めがけて進撃すれば、西側の思う壺。
今度こそ航空機でも核兵器でも存分に援助して、ロシアを叩きのめせるわけだ。
プーチンよ、短気をおこすんじゃないぞ。
実質的にクリミア半島の支配権を確立していればいいわけだから、相手が動かなかったら、こちらもそのまま居座っていればいい。
そのうち短気をおこしたゼレンスキーさんが反転大攻勢をかければ、存分に叩きのめして再起不能にしてやればよい。
でもスラブ人というのは短気なのが多いみたいなんで、はたしてどっちが先に耐えきれなくなるか心配だ。
まだネット上にはワグネルがいなくなったから、ロシア軍はどうなるこうなるとデタラメいってるところがあるね。
ソースを見るとイギリスで、あんた、戦争なんかしている場合じゃないでしょといいたくなる。
心配しなくてもワグネルは休暇をとってるだけだから、そのうち帰ってきます。
反転大攻勢がありそうもないので、ヒマだから今日は、先日休刊か廃刊かになった「週刊朝日」のことを書いておこう。
わたしぐらい熱心なこの週刊誌の読者は、少なくてもわたしの周囲にはいなかったね。
1975年に、たまたま旅行の途中に駅で買って、そこに司馬遼太郎の「街道をゆく」が連載されているのを読んで以来、それから作家が1996年に亡くなって連載が終了するまで、24年間ただのいちども休まずに買い続けた。
そんなもの単行本になってんだから、図書館で読めばいいだろうという人がいるかも知れないけど、わたしはとにかく次週が待ち遠しかったのだ。
朝日新聞をとやかくいう人もいるけど、わたしの人生の1/3ちかく、それも本を読むのにふさわしい多感な時期は、この紀行記にどっぷりと染まっていたわけだ。
わたしが始めて沖縄に行ったのもこの本に影響されてだし、モンゴルにめちゃくちゃあこがれたのもこの紀行記のせいで、結婚という、わたしにはとても向かないものの代わりに、旅に入れ込もうと決意したのもこの紀行記の影響だ。
よく思うんだけど、学生時代にこの紀行記に出会っていたら、中身をちゃんと理解できただろうか。
あるいは50代になって読んだら、この紀行記で人生が変わっていただろうか。
わたしが学生時代にビートルズに出会ったように、ほんとうにちょうどいい時期にこの紀行記に出会えたのは偶然なんだろうか。
そんな週刊誌がとうとう廃刊だ。
「街道」の連載が終了したあとはじょじょに週刊誌とも遠のいたから、そんなに影響があるわけじゃないけど、はたしていまの若者にSNSにあふれる情報がなにか示唆してくれるだろうか。
他人の心配なんかしてる場合じゃないけど、わたしの時代は幸福だったと思わないわけにはいかない理由がまたひとつ。
昨日は録画しておいた「映像の世紀バタフライ・エフェクト/マクナマラの誤謬」というドキュメンタリーを観た。
映像の世紀のなかでも“バタフライ・エフェクト”とつくと、ウクライナ戦争が始まってから、わざわざロシアをおとしめるためにNHKが新しく始めたシリーズだから、どうせ映像とナレーションを勝手にくっつけて、ロシアを中傷しようってんだろうと、警戒しながら観ることにした。
タイトルの「マクナマラの誤謬」というのは、数値にばかりこだわって、全体像を見失うという意味だそうだ。
この番組は分析の天才といわれ、ベトナム戦争のころ、ケネディに請われて米国国防省長官を務めたロバート・マクナマラの成功と挫折の記録だった。
冒頭の数分間を観ただけで、ああ、なるほど、ウクライナに侵攻したロシアを、ベトナムに侵攻したアメリカになぞらえようとしてるんだなと思った。
ところが意外とそんな感じはなかった。
わたしなんかむしろ、アメリカはベトナム戦争のころと変わってないなと、そっちのほうが印象に残ったくらいだ。
NHKがどんなつもりでこの番組を作ったのか知らないけど、つまり人によってはアメリカを中傷しているように感じられる番組だったのである。
マクナマラは数値がモノをいう情報分析という手法でベトナム戦争に勝とうとした。
早い話が映画「ターミネーター」のなかの、コンピューターと人間の闘いのはしりだったわけだ。
ところがじっさいには数値にあらわれにくいベトナム人の愛国心だとか、米国の反戦運動を計算に入れなかったものだから、最終的に米国はベトナムから撤退を余儀なくされる。
ケネディが暗殺されてジョンソンが大統領になると、米国はトンキン湾のようなでっち上げまでして、さらにベトナムへの介入を深めることになった。
北爆の開始だ。
米軍はさらに20万人もの兵力をつぎこんだ。
マクナマラは米軍に対して、敵兵の死者数を数えるようしつように要求した。
マクナマラの思考はまさにコンピューターそのものである。
彼が“キルレシオ”という言葉を使って、米兵がひとり死ぬあいだに10人のベトナム兵を殺せば、向こうのほうが先に兵士が枯渇するはずだと平然と言い放つのをみて、これが人間のやることかと戦慄した。
ベトナムで反米感情が高まり、僧侶の焼身自殺があいつぎ、しかも南ベトナム指導者の妻がそれを揶揄するのを見て、マクナマラはしだいに戦争に懐疑的になってゆく。
彼は軍用機のなかで、ダニエル・エルズバーグというペンタゴンの職員と私的な会話をして、本音をもらした。
ダメだね、この戦争は勝てないよ。撤退するしかないな。
ところがそんな彼が国民のまえでは、我々の軍事的圧力でベトコンに大きな犠牲を与えている、米軍は期待以上に前進していると、まるで正反対のことをいう。
公けの場では本音でものを喋れない役人の悲哀と、米国大統領の権限の大きさを思い知らされたというか。
こういう風潮はいまもまったく変わっていない。
やがてベトコンがサイゴンの米国大使館を、まっ昼間に襲撃するテト攻勢が起きた。
わたしはそれをリアルタイムで知っていたし、この事件はそのままニュース映像としてアメリカにも伝わった。
サイゴン市内で射殺された無名のベトコン兵士は、たったひとりで戦争の悲惨さを世界に訴え、ベトナムを勝利に導いたことになる。
このベトコン兵士の墓がどこにあるのか知らないけど、おそらく彼も本望だったんじゃないかな。
やがてペンタゴンの機密文書が漏洩して、米国はいっきに撤退に舵を切った。
文書を持ち出したのは、マクナマラが飛行機のなかで話したエルズバーグという職員だったのである。
このころのアメリカには、政府の欺瞞に耐えきれず、それを告発しようとした勇気ある米国人もいたわけだ。
ベトナム戦争のころはまだ報道陣への制約はあまりなかった。
おかげで生の情報が本国に伝わり、反戦運動のきっかけになった。
これに懲りたアメリカは、イラク戦争のころから報道陣への自由な取材を制限するようになる。
イラク戦争の末期に起こった“死のハイウェイ”の悲劇を世界が知ったのは、すべてが終了したあとだった。
ウクライナ戦争になるともっとひどい。
報道されるのはデタラメなプロパガンダばかりで、もしもウクライナ戦争の実態が公平に米国に伝われば、戦争はもっと早く終わっていた可能性もある。
この番組をウクライナに侵攻したロシアにあてはめようとしたNHKの目論見もはずれた。
プーチンにとってウクライナ戦争は、じわじわと締めつけてくるNATOの包囲網を破ろうとした戦争であり、ロシアとウクライナの仲を裂こうとした西側に対する戦争だった。
アジアの共産化を過度に恐れたアメリカは、その後にがい経験をすることになる。
独立したベトナムは、けっしてアメリカが恐れたようなスターリン型の共産主義国家にはならず、やがて米国とも国交を結ぶのである。
ベトナム戦争が終了して20年後に、マクナマラは国交を回復したベトナムを訪ね、かって敵対関係にあったグエン・ザップ将軍と対面した。
仇同士だったふたりが、親しい友人のように語り合うのをみると、わたしにも一抹の希望が湧いてくる。
ロシアとウクライナもいつかまた、両親のそれぞれがロシア人とウクライナ人であるような、親しい関係にもどれるんじゃないかと。
ウクライナ戦争でザポリージャ原発が盾に使われるのではないかと危惧する声がある。
といっても、ロシアとウクライナのどっちが盾にするのか、まだ結論は出ていない。
ロシアが原発を占拠しているおかげで、安全が保たれているのだと、これはわたしの意見。
ウクライナが占拠していれば、いよいよにっちもさっちも行かなくなったとき、彼らは原発を盾として使うだろう。
というと、それはロシアも同じことだ。
ロシアだってにっちもさっちも行かなくなれば同じことをするだろうといわれてしまいそう。
つまり問題は、どっちがにっちもさっちも行かなくなる可能性が高いかということになる。
優勢なほうが盾にする必要はないわけだから、これはどっちが優勢かという問題なのだ。
さて、冷静に考えてみよう。
日本にいたのでは、圧倒的にウクライナのほうが優勢で、ロシアは追いつめられているという報道が多いけど、その大部分はデタラメなプロパガンダだ。
と、わたしがいっても信用しない人が多いだろう。
それでは質問するけど、ウクライナが優勢という戦場がどこかにあるかね。
戦争が開始した直後は、確かにロシアも油断してイタイ目に遭っている。
しかしじわじわと挽回をして、マリウポリの製鉄所の攻防戦あたりから現在まで、ロシアが優勢で、ウクライナは押されっぱなしではないか。
SNSには破壊されたロシア軍の戦車や、塹壕にいるロシア兵がドローンで攻撃される映像があふれているけど、そういう映像を公開するのは大半がウクライナ側で、ロシアはほとんどそんなものを公開しない。
兵力では圧倒しているばずのロシア側の損害だけって、そもそもおかしいと思わないか。
大部分はウクライナ軍が捏造した、あるいは戦争初期の古い映像だろうとは思わないのか。
ロシア軍は敗北しているわけではなく、現実にクリミア半島やザポリージャ原発は占領したままだし、マリウポリやバフムトなど、すべての激戦地で勝利している。
戦線は膠着しているように見えるけど、ロシアの目的はクリミア半島とそこに至る回廊だと思えば、それもがっちり確保していることになる。
そして枯渇する、枯渇するといわれていたミサイルで猛攻撃だ。
いまウクライナが優勢だという戦場があったら教えてほしい。
いや、まだまだウクライナ軍が反転大攻勢をかけて、ロシアがにっちもさっちも行かなくなる可能性だってあるんじゃないか。
撤退するロシア軍が原発を盾にすることもないわけじゃないだろう。
なるほど。
その反転攻勢はどうなったのか。
攻勢、攻勢というまえに、それが可能なのか、どうやって鉄壁の防御壁を越えるのかということを考えてみないかね。
NHKはNarrative(空想的な持論)やde-risking(中国への経済的依存度を減らす)に続いて、Shaping Operations(形成作戦)という言葉を使ってウクライナを擁護し始めたけど、これは反転攻勢を形成するための下準備だそうだ。
ようするにまともに戦っては勝てないから、これからはゲリラ攻撃に徹しますと、みずから宣言したようなものだ。
英語圏の人間なら英語が使われるSNSの情報などを、じかに視聴することも可能だから、世界中でウクライナが優勢だと信じているのは日本人だけかも知れない。
こうやって冷静にどちらが優勢かと考えてみると、ザポリージャ原発をロシアが占領しているのは、世界にとって幸運なことだったとしか思えない。
にっちもさっちも行かなくなったウクライナが、これを盾にする可能性は十分あったのだ。
もうあきらめたらどうなのか。
いや、ウクライナに対していってるわけじゃない。
NHKに対して、ずるずる戦争を引き延ばすのをあきらめたらどうだということだ。
西側の支援がなければあっという間に戦争は終わるのだ。
NHKのニュースを観ていたら・・・・そんなもの観ない?
観てみろ、ヘタなバラエティ番組よりずっとおもしろいから。
昨日のニュースでは熊本でおこった若い女性の殺人事件が取り上げられていた。
遺体は布でぐるぐる巻きにされていたそうだ。
人間の遺体をぐるぐる巻きにするのは手間がかかりそうで、ひょっとすると犯人は複数だったのか、なんのためにぐるぐる巻きにしたのか、あるはいどこか他の場所に運ぼうと思っていたのではないかと、識者という人が出てきていろいろ考察をする。
ま、考察するのはケッコウだけど
なんだ、なんだ、なんだ、なんだ、なんだ。
ウクライナ戦争でもこのくらい考察はできんのか。
ウクライナ戦争ではいろんな可能性があるにもかかわらず、とにかくひたすらロシアが劣勢だ、そのうちロシアはああなるこうなると、一方からの単純な視点ばかりじゃないか。
だからわたしみたいな素人評論家にもバカにされるのだ。
スーダンではせっかく盛り上がった和平協議が中断しているという。
どうせアメリカがまた足をひっぱって邪魔をしてるんだろう。
こういう途上国の内戦では、大国がそれぞれのおもわくで和平の邪魔をすることはよくあるけど、スーダンの場合はこのまま和平が実現すると、仲介に労を取った中国のポイントになってしまう。
だから邪魔をするのはアメリカ以外にあり得ない。
簡単な道理だけど、そんなことは露とも信じないバカばかりで、それはNHKの偏向報道によるところが大きいのだ。
けっ
今日もNHKのニュースから余計なことを考えてみました。
あー、腹が立ちます、怒りを感じます。
もうなりふり構わず、中国をおとしめようという米国(と協力するNHK)の姿勢。
NHKの国際報道を観ていたら、フェンタニルという薬物で死亡するアメリカ人が増えているという報道があった。
そりゃあの国は自由の国だものな、どんな薬物をやろうが本人の勝手。
ところがその薬を作ってアメリカに輸出しているのは中国なんだそうだ。
メキシコや中南米の国ではなく、中国なんだそうだ。
しかしアヘン戦争の経験から、中国は薬物犯罪に関しては世界でもっともきびしい国のひとつで、売っても買っても(作っても)捕まれば問答無用で死刑だ。
それでも金になることなら、自分の首でも賭けるワルはどこにでもいるだろう。
ケシカランのはそうやって中国に責任を押しつけるくせに、薬物を消費する大国のアメリカには触れず、まるで悪いのは中国だみたいなことをいうことだ。
そういう報道をするNHKだ。
いったいこういうおかしな偏向はなんで生じたのか。
中国に文句をいうまえに、薬物中毒者の数はアメリカのほうがずっと多いことを考えなければならない。
それなのに自分たちが中国にケンカをふっかけていることは棚に上げて、問題を解決するには中国の協力が不可欠だなんていう。
なにをやろうとてめえ勝手という自由主義をうたうなら、薬物は自分の国で責任を持って取り締まらなければならない。
現に中国のすぐとなりの日本はそうしている。
もうなにがなんでも悪いのは中国ということにして、前途有望な青少年を、台湾有事にかこつけて戦場に送る算段なのだ。
気ぃつけなされ、日本の若い者は。
世間は、いや、地球はヒトがわるいよな。
いまは全世界が固唾を呑んで、ウクライナの反転攻勢をいまやおそしと待っている状態。
どうやって攻勢をかけるのか知らないけど、やるなら早くやってくれないと先の短いわたしも困る(わたしのヒトのわるいのはもって生まれた性分だ)。
ウクライナは、本心ではやりたくないのに、アメリカや英国からなにをモタモタしてるんだとせっつかれれば、兵器をさんざん供給してもらった手前、なにかやらないわけにはいかないだろう。
ゼレンスキーさんは西側から追いつめられているのかも知れない。
日本(とNHK)はあいかわらず和平提案を歓迎するというのは口ばかりで、まだ勝てる可能性があると無責任な戦争引き延ばし論ばかりだ。
マスコミもSNSも、こんな美味しいネタが簡単に終わっちゃ困ると思っているんじゃないか。
いまゼレンスキーさんを世界中が、胸をときめかせて眺めているとしたら、こんな残酷な景色もないね。
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