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2023年6月 4日 (日)

短気は損気

いくらなんでもひどすぎるよな。
ロシアの次の目標がモルドバだと、NHK国際報道の油井秀樹さんがいっていた。
ロシアがモルドバを目標にしたことはいちどもない。
モルドバだけじゃない。
ウクライナ以外の国にロシアが侵攻を企てたことは、プーチンになってからはただの一度もない。
あるという人がいたら、いつ、どこでそんなことがあったのか教えてほしいや。

モルドバの大統領はマイア・サンドゥさんというオンナの人だけど、ロシアのウクライナ侵攻を見て、つぎはウチの番かもとおびえちゃってるみたいだ。
ロシアはかってのロシア帝国を復活させようとしてるんですよと、アメリカか英国によけいな告げ口をされたんだろう。
ど、どうすればいいのとうろたえると、NATOに加盟すればいいんですよと、このさい告げ口も戦略のうちだからね。
プーチンはそんな姑息なことはやりたがらないけど。

経済担当の大臣が、うちはロシアのガスがないと困るんですがと口をはさんでも、そ、そんなこといって、侵攻してきたロシア兵に、あたしがレイプされたらどうすんのよと、マイアさんはヒステリックに叫ぶ。
平和なときなら、モルドバやフィンランドは、うちは男女共同参画社会を実践していますと他国に自慢できるけど、戦時内閣になると、こういうノーテンキな国に女のリーダーはダメだな。
やっぱり普段から国際社会の荒波に揉まれてないと、サッチャーさんみたいな女傑は現れんよ。

NHKが偏向放送局であることはもう確実だけど、いったいそこまでデタラメをいうのはなぜなのか。
なりふりかまわず必死でウクライナをフォローしてやらないと、もう勝ち目がないことがわかってんだよね。

ウクライナはゲリラ戦に活路を見出したようだ。
ゲリラ戦というのはコストパフォーマンスのいい戦術で、相手の油断していそうなところを狙って、一撃必殺をかましたあと、さっと逃げる。
大兵力は必要ないので北朝鮮がよくやっているし、ベトナムやアフガンでアメリカが敗北したのもこの戦法が効果を発揮したからといっていい。

同じ手をアメリカはウクライナに伝授したのだろう。
ウクライナに味方をする国々は遠巻きにして、ちくちくとロシアにいやがらせをする。
これは効きそうだ。
そのうち短気をおこしたプーチンが、ウクライナの首都めがけて進撃すれば、西側の思う壺。
今度こそ航空機でも核兵器でも存分に援助して、ロシアを叩きのめせるわけだ。

プーチンよ、短気をおこすんじゃないぞ。
実質的にクリミア半島の支配権を確立していればいいわけだから、相手が動かなかったら、こちらもそのまま居座っていればいい。
そのうち短気をおこしたゼレンスキーさんが反転大攻勢をかければ、存分に叩きのめして再起不能にしてやればよい。
でもスラブ人というのは短気なのが多いみたいなんで、はたしてどっちが先に耐えきれなくなるか心配だ。

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