2023年7月
2023年7月31日 (月)
戦況を読む
土日は海外からの報道が少ないので、ようわからんけど、ウクライナはどうなってるのか。
こういうときにはNHKの報道を観る。
ん?
おまえはいつもNHKはデタラメばかりだといってるではないか。
そうなんだけどね。
しかし日本の公共放送には変に正直なところがあって、ウクライナが劣勢だと、ネタ不足でめっきり扱いが減る。
だからウクライナのニュースが少ない日は、ウクライナが負けてるといっていい。
ほかにもいろいろ推察できることは多い。
戦線が停滞しているといったら、ロシアが優勢ということで、一進一退の攻防といったら、ウクライナが押されていて、防衛線を突破するのに苦労しているといったら、ウクライナはボロ負けということになる。
とにかくあらゆる点でウクライナに甘い点をつけるに決まっているのだから、観る方もそれをあらかじめ承知していれば、おおかたの戦況はわかるものなのだよ。
昨日の兵頭慎治サンの意見は、もやもやとした憶測だけだったから、まあまあ正解といっていいだろう。
ワグネルについても言っておこう。
ベラルーシに追放されたはずのプリコジンさんが、ロシア国内で健在であり、自由に行動しているらしい。
ベラルーシのワグネルも、今度は隣国のポーランドをおびやかしているそうだ。
なにがなんだか日本人にはわからないけど、ポーランドもウクライナ戦争で漁夫の利をねらっているという報道があるから、ワグネルの不可解な行動は、ベラルーシをNATOの侵略から守るためのものだともいえる。
ご存知のとおり、といってもアンチロシアにとってはぜんぜんご存知じゃないけど、ロシアはウクライナ以外の国に侵攻を企てたことは一度もない。
さっそくポーランドのモラウィエツキ首相が異常な取り越し苦労をしていたけど、ワグネルのほうからポーランドに侵攻というのも考えにくいし、NATOを後ろ盾にしてポーランドが、ベラルーシかウクライナに侵攻する可能性もないだろう。
このへんはかたちだけの微妙な政治的かけひきだな。
NHKの報道によると、ワグネルはアフリカで利権を維持するために乱暴狼藉を働いているという。
しかしアフリカ人だって馬鹿じゃないし、それはアフリカ人をなめすぎた見方だ。
ワグネルは金にしてもダイヤにしても、ちゃんと対価を払っているし、支援している相手がならず者同士だとしても、お互いを対等な仲間として扱っている。
これに比べれば、植民地時代の欧米のアフリカ政策は、相手を家畜同然に見下し、やらずぶったくりの残酷なものだった。
ロシアの場合、遅れてアフリカに進出したせいもあるけど、アフリカ人がロシア人を好きなのはちゃんと理由があるのだよ。
2023年7月30日 (日)
美女
暑い!
どこか涼しいところはないかと考え、デパートなんかどうだろうと考えたけど、あそこは買い物をするあてのない人間にはいささか居ずらいところだ。
そうか、図書館があるなと思いついた。
ここで調べものをし、ナショナルジオグラフィックの見逃した号でも読み、タブレットでブログの更新でもしていれば、まるっきりわが家にいるのと変わらないではないか。
でもすぐあきらめた。
図書館じゃ横になれないもんな。
いまベッドの上に寝転がって、仰向けで文章を書いているワタシ。
フェイスブックにきれいな外国の女の人から、友達になりたいですとメール。
そんな調子のいい話があるか。
どうせ数千人の友達のひとりに加えるつもりだろうと、その手の話には乗らないことにしてるんだけど、見ると彼女の友達というのは30人ぐらいしかいないではないか。
おお、これならひょっとするとと、イヤらしい気持ちを起こして返信しておいたけど、さらによく見たら彼女の勤務先はFacebookになっていた。
最近しつようにフェイスブックからお誘いが来る。
わたしが虚業じゃないかと揶揄したとおり、ザッカーバーグ君も会員不足で悩んで、ついに社員まで動員してわたしの勧誘を始めたようだ。
そんな価値のある人間じゃないんだけどねえ、わたしって。
なにかほかに魂胆があるのかしら。
またオカルト
戦争に突き進むというのはこういう状態なんだろうね。
ものごとを単純化する政治家、デタラメで人々をあおる公共放送、金儲けのためにデタラメをふりまくSNS、それを簡単に信じてしまうボンクラの群れ。
デタラメの大海に浮かんでいるようで、いちいちあげつらうにも数が多すぎ、もはや個人の力の限界を超えてるよ。
ぼんやりニュースを観ていたら、ロシアに誘拐されたとかいうウクライナ人の女の子が2人、ひどい目に遭いました、食事はまずく、宿舎はお粗末、ロシア人の子供のいじめにあってと、言いたい放題。
戦火から守るために一時的に避難させたこと、親があらわれたらさっさと帰してくれたなんてことはまるで触れず、徹底的に被害者を演じていた。
ICC(国際刑事裁判所)に所属する日本のおばさんまで、司法は公正で厳格なものですと、え、どこが公正なのといいたくなってしまうワ。
世界はなるようにしかならない。
先に死ぬわたしが怒り狂っても仕方がない。
いや、わたしが先に死ぬからこそ、残された若者たちは地獄へ一直線なんじゃないかと、どうしてもオカルトになってしまう。
2023年7月29日 (土)
今日のNHK
今日はむずかしいパズルだ。
これが解ける人がいるかな。
NHKの国際報道を観たら、サンクトペテルブルクのロシア・アフリカ首脳会議で、議長国コモロのアザリ議長が、軍事侵攻を続けるロシアに対して、平和的解決を求めると発言したそうだ。
もちろん平和的に解決できるならプーチンも、こんなに犠牲者を積み上げるだけの戦争なんかさっさと終わらせたい。
しかし戦争には相手がいることだからねえ。
ロシアがやめたいと思っても、ゼレンスキーさんはあいかわらず一片の土地も渡さないと強情だ。
ロシアだってこれまではらった犠牲を思えば、手ぶらで引き上げるわけにはいかないし、これがパズルだとしたら解くのはむずかしい。
この報道が戦争を引き延ばすことに加担しているNHKのニュースだということを忘れちゃ困る。
アフリカ諸国の発言は、平和を求めるという常識的なものだけど、NHKはそれの必要な部分だけを切り取って、悪意で偏向させた報道をしているのだろう。
この戦争はとっくにカタがついているんだよ。
ただ、なにがなんでもウクライナを負けさせたくないアメリカが、つぎからつぎへと供与する兵器をエスカレートさせるから、いつになっても終わらないだけで。
あきれかえったことに、日本のメディアはいまだにウクライナが勝ってるという報道ばかりだ。
こんな国は日本だけも知れない。
いまじゃアメリカだって、もういいかげんにしろよという意見が出てきているのに。
ロシア、ウクライナの近々の戦況だけではなく、バイデンさんや欧州のようすも冷静に観察してほしいね。
そういえばワグネルのプリコジンさんも無事どころか、すこやかでいるらしい。
わたしのブログの7月10日の記事を読んでくれる?
一方でケンカを売りながら、なぜか中国にすり寄ったり、ぜんぜんスタンスの定まらない米国が、台湾にまで軍事支援に乗り出したそうだ。
米国のネオコンはまだまだ儲けるつもりとみえる。
いい傾向だ。
台湾の国民もウクライナの戦況をじっと眺めているから、こんなご時世にアメリカ(とNHK)にかつがれて、悲惨な戦争をしたいと考える人間はいないだろう。
来年の台湾総統選挙では中国寄りの国民党が勝利するに違いない。
説明に偽りあり
南部でウクライナ軍の反転攻勢が始まったそうだ。
それだけならもう何度聞いたかわからんけど、今日のネットニュースには「『竜の歯』に迫るウクライナ軍車両、初の映像」という説明つき。
えらいねえ、感心したねえと、その映像をチェックしてみた。
ほかにもあるのかも知れないけど、わたしが観たのはCNNが配信したやつ。
草原のようなところを1台の車両が突進している。
竜の歯に迫るとあるくせに、あきらかにそれより外側の塹壕よりさらに外側。
これでは説明に偽りありだけど、しかも塹壕にはまったのか、車は壕で一回転して、あとはどうなったのか、映像はそこで途切れていた。
なんだ、なんだ、これは。
かわいそうに、車に乗っていた兵士たちがすみやかに降伏して、無事で捕虜になったことを祈るばかりだ。
2023年7月28日 (金)
北の軍事パレード
ニュースを観ていたら、北朝鮮の無人機が出てきた。
それもアメリカに張り合ったのか、ものすごくでっかいやつ。
そんなものを飛ばしたら、すぐレーダーで捕捉されて撃墜されるだろう。
ほかに核魚雷も出てきたけど、なんでもかんでもでっかければいいというみせかけ国家。
正恩クンのとなりに座ったショイグ国防相も、おもてには出さないけど、アホか、こいつはという顔。
ロシアと北朝鮮の複雑な関係を物語るニュースだった。ホント。
いろいろ難しい
昨日のNHK国際報道では、まだカンボジアの選挙についてぐだぐだいっていた。
選挙は公平なものではなかった、首相の後継者にフン・セン首相の息子が決まっているのはケシカランといいたいらしいけど、肝心のカンボジア国民はおおむね現在の政権を支持しているようだ。
現地取材でキャスターの由井秀樹サンは、むきになってフンセン首相の息子のフン・マネットさんに食ってかかり、あっさりとかわされていた。
フン・マネットさんのほうがよっぽど大人である。
フン・セン首相は大虐殺を引き起こしたわけでもなく、政権をにぎってからは、ミャンマーのように軍部を後ろ盾にすることもなく、平和的に国を発展させてきた。
東南アジアの傾向をながめると、他人に権力をにぎらせた場合、そちらがまじめな政治をするとは限らないから、気心の知れた息子にあとを継がせるというのは、ゼッタイに悪いとはいえない。
だいたい政治家の世襲というのは、日本でもそこいら中でやってることではないか。
これは、つまり、中国と仲がいいというのが気にいらないという難癖にすぎず、ヘタに難癖をつけると自分に返ってくるブーメラン効果の好例だ。
似たような例はほかにもある。
ロシアによるウクライナ産農産物の輸出協定失効について。
これをケシカランというのはたんに政治的な問題にすぎず、ウクライナには黒海ではなく、ポーランドやハンガリーを経由する別の輸出ルートがある。
問題はこの先で、それらの国を経由すると、ウクライナの穀物は安いというので、欧州の相場師が途中でほとんどを買い占めてしまう。
これでは経由地の農作物が売れなくなり、ポーランドやハンガリーの農民にはたまらないから、東欧の一部の国が別ルートに反対しているという理由はこれである。
東欧諸国にはロシアに反感をもつ国が多いけど、こればかりはEUに協力できないのである。
今朝の国際報道によると、制裁を受けているロシアにも、自国の農産物をアフリカや中東へ輸出する迂回ルートがあり、今年は豊作だというので、アフリカや中東の貧困国へ無償で提供するという。
これではますますグローバルサウスはロシアに取り込まれてしまう。
それが気に入らんというので、ウクライナが別ルートを使うと、EU内に前述の摩擦が生じる。
難癖をつけるのはなかなか大変なのである。
サンクトペテルブルクではロシア・アフリカ首脳会議が開かれた。
参加国が前回の半分くらいだったそうだ。
NHKは大喜びだけど、いよいよインド・スタイルが広まってきたとは考えないのだろうか。
旗幟を鮮明にせず、どちらにもいい顔をして実利を得るというやり方で、肝心なのは参加しなかった国々が、重要な決断を要する会談のとき、西側に都合のいい態度を示してくれるかどうかなのだ。
嬉しがってばかりいるのも大変である。
親の身勝手
わたしの母親はむかしの少女マンガに出てきたようなコンプレックスの持ち主で、幼いころに離婚して母を捨てた祖母のことを終生恨んでいた。
わたしは彼女の恨み節をいくつも聞いたけど、そのなかには祖母に会いたくて、徒歩で1時間ほどかかるその実家まで、ひとりで通った話も含まれる。
幼い少女が田舎道をとぼとぼと歩いているようすを想像すると胸がいたむけど、祖母はべつの男性と結婚して、すでに実家にはいなかったそうだ。
いまどき親が離婚したくらいで悩んでいたら、子供も生きちゃいられないだろう。
でも、たとえば卓球の愛ちゃんの、子供を引き取って、別れた相手に会わせないなんてゴタゴタを聞くと、考えてしまう。
それって親の身勝手じゃないのか。
子供が親に会いたくなった場合、どちらの親とも自由に会えるようにできないものか。
そのうち子供も成長して、ひとりで台湾までくらい行けるようになるだろうし、あくまで子供の自由意志で、双方の家で好きなだけ暮らせればいいじゃないか。
と思うのは、子供のいないわたしの偏屈な考えなのかな。
2023年7月27日 (木)
不運の外相
むかし見たテレビのCMにこんなものがあった。
サラリーマンらしきおじさんが出てきて、小指を立て、「わたしはこれで会社を辞めました」という。
つまり女でしくじったということで、よくわからないけど、中国の秦剛外相がとつぜんいなくなったのはそういう理由らしい。
そういわれると、秦剛サンは若手で将来を嘱望されていて、いかにも女にモテそうだ。
しかし男と女のスキャンダルはどんな国にもある。
日本でも宇野宗佑という人が、なったばかりの首相の座を棒にふったことがあるし、イタリアには少女買春をして、それでも人間だから、男だから、そういうこともあるだろうって、平気で居座った首相もいた。
権謀術策のうずまく中国では、だれかにチクられたということもあるけど、秦剛外相にハニートラップを仕掛けた香港美女というのが、アメリカの息のかかった人間だったとすれば、習近平さんといえども、彼を守ることは不可能だっただろう。
秦剛外相は現代の中国に生まれたのが不幸だった。
毛沢東以前の中国なら強引に揉み消してもらえただろうし、文句をいう国民は機関銃でなぎ倒してお終いだ。
しかし新中国になってからの中国共産党は、こういうことを放置しておいて、民意を失ったら政権がもたないということをよく心得ているから、幹部といえども容赦はされないのである。
こんなふうに政府がつねに国民の目を気にしているというのは、民主主義の基本原則で、中国の政治家もモラルを破れば更迭されるところまで、先進国に近づいたということになる。
むしろアメリカのほうが後進国なみだ。
保守だリベラルだとは名目だけ、ようするにどっちが企業の献金という、金脈を手に入れるかというのがアメリカの政治なんだよ。
ネオコンや石油、製薬、銃器製造企業にすれば、どっちが勝っても献金先が変わるだけ、たまには政権が変わってくれたほうがカモフラージュになっていい。
国民の目なんかハナっから気にしてはいないのだ。
昨夜のニュース9では、とうとうウクライナは女子サッカーよりもあとまわしになってしまった。
優勝したわけでもなく、格下のコスタリカが相手なのに、なんでなでしこがウクライナより大きなニュースになるのかい。
2023年7月26日 (水)
NHKの事情
NHKの国際報道は3つある。
ひとつは由井秀樹サンと酒井美帆ちゃんと若い男性アナの出てくるやつ、もうひとつは別府正一郎サンと高橋彩ちゃんの出るやつ、もうひとつが中川栞ちゃんと望月麻美ちゃんの女性コンビでやっているものだ。
わたしがこのブログで国際報道といったら、メンドくさいから分別しないだけで、これらがごちゃ混ぜになっている。
いずれもウクライナ関連では、偏向の度合いは通常ニュースのなかの国際報道よりすさまじく、突っ込みどころが多くて、ブログのネタに不自由しないものばかりだ。
ウクライナ寄りであることはどれも共通しているけど、昨日は望月麻美ちゃんが泣きを入れていた。
『そもそもロシアがウクライナへの軍事侵攻をしなければ、こんな報復の連鎖はあり得なかった』
『この軍事侵攻を始めたのはだれなのか、わたしたちはつねにそこに立ち返る必要がある』という。
わたしには、これはいよいよ追いつめられた側の、悲鳴にしか聞こえない。
そこに立ち返るの“そこ”とは、つねにNHKが自分の都合のいい箇所で切り取った、戦争開始時の一点でしかない。
ロシアが侵攻に踏み切った理由はなぜか。
豊臣秀頼が大阪城から打って出たのはなぜなのかという、戦争の原点にまで立ち返らなければフェアといえないのだ。
いいかげんにしろと怒鳴りつけたいけど、民放の番組はもっとひどいだろうと、観る気がせんのよね。
わたしはNHKしか観ない人間なので、海外のニュースネタは以上の番組から得るところが大きいんだけど、ずっと観ているとおもしろいことに気がつくこともある。
以前、高橋彩ちゃんといっしょに出ていた小林雄クンが、ある日ぽっくりいなくなった。
どうしたのかと思っていたら、南アフリカでごたごたがあったとき、その報告に出てきた。
あれはきっと彩ちゃんのお尻に手を出して、局の幹部の逆鱗に触れ、地の果ての支局に飛ばされたに違いない(想像ですけどね)。
よりによって南アフリカとは。
2023年7月25日 (火)
〇〇研究所
「フランスのシンクタンク『国際関係研究所』が、ロシアがウクライナに侵攻して以降、ロシアから国外に移住した人の数が100万人に上るとの報告書を発表した」
これはネットニュースにあったものだけど、オドロキ桃の木サンショの木。
おどろいたというのは、ロシアではそれだけの人間が国外に移住できるのかというコト。
ウクライナなんか青年男子は(金持ちのぼんぼんでないかぎり)ひとり残らず国外移住が禁止だ。
そして死ぬ確率がひじょうに高いのがわかっていながら、戦場に引っ張り出されるのだ。
アメリカの戦争研究所、日本の防衛研究所、そしてフランスの国際関係研究所と、研究所とつくところにロクなものがない。
こういうものは政府の出先機関だから、いってることをまともに受け取るべきではない。
どうやらこの報道を引用した毎日新聞は、わたしのブログを読んでないようだけど、ああ、朝日、毎日、赤旗のひとつぐらい、ロシアの肩を持つ新聞はないものか。
本来なら反日であるはずのこういう新聞まで、ウクライナの味方をするから、国民は簡単に騙されてしまうのだ。
オデッサでは世界遺産の大聖堂が、ロシアからミサイル攻撃を受けて、破壊されたという。
例によってNHKはこればかり強調するけど、プーチンだってそんな貴重なものを破壊したいわけじゃないよ。
フツーなら降伏して当然のウクライナが、最後の一兵までと粘るから、ロシアとしては攻撃がエスカレートしないわけにいかないのだ。
太平洋戦争で、どうしても降伏しない日本に手を焼いて、アメリカは東京大空襲をしたし、最後は原爆でふたつの都市を焦土にせざるを得なかった。
わたしはウクライナの若者の気の毒な運命について、過去に何度かこのブログに書いている。
どうしてマスコミは戦争を終わらせようとしないのだろう。
もうすでに、感謝されこそすれ、恨まれることはないはずなのに。
2023年7月24日 (月)
アジアの事情
カンボジアの選挙が与党の圧勝で終わった。
目下、グローバルサウスを目の仇の日本は、カンボジアが中国と仲がいいというだけでこれにケチをつけていた。
日本は復興の最大の支援国だとか、PKO(平和維持活動)に参加して文民警察官が死んでるんだぞと、もう30年もまえの事件を引っ張り出して恩をきせていたけど、いつまでアジアの盟主のつもりでいるんだ。
現政権が強権的だとか、権力の世襲がケシカランといっても、そんなことはよその国の問題で、日本には関係ないじゃないか。
北朝鮮やミャンマーのような残忍な独裁国家ならわかるけど、カンボジアは今回のように、いちおうは自由な選挙もしている民主主義国だ。
国民はフン・セン政治に満足しており、選挙に不正があってもなくても与党の勝利は動かなかった。
だいたいアジアではゆいいつ、米国にはっきりくっきり追従して、カンボジアもその一員であるグローバルサウスを敵にまわしたのが日本だ。
同じ支援でも、中国はこまかい注文をつけずに金を出すらしいから、気のドクだけど日本の支援なんか忘れられる一方だろう。
国際関係というのは実利が勝負で、義理だ人情だなどという浪花節的考えは通用しないのだよ。
国際報道では(中国寄りの)国民党が勝利というニュースがあったから、それみろ、アメリカはどうするつもりなんだよと思ったら、これはスペインの選挙だった。
でも台湾で同じことか起きたら、西側にとって、あるいは有事を引き起こしたい日本の一部勢力にとって、悪夢でしかないだろうね。
台湾の総選挙は来年だ。
それまでアメリカのネオコンはせっせとウクライナに兵器を売っておきなされ。
つぎに台湾がひかえているといっても、中国人(台湾人)は自分の損得に敏感なところがあるから、平和的な統一を目指す中国のほうが、ウクライナと同じような殺し合いをさせられるよりマシだと考えて、扇動に乗らない可能性もある。
平和的な統一ならアメリカの兵器なんぞ必要ないわけだ。
となると、米国のネオコンが確実に兵器を売って売って売りまくれるのは、ウクライナが最後かも知れない。
どうせオレたちはこの国から、あげられるだけの利益をあげてしまえばいいんだから、あとのことは知ったことではないというのがネオコンだ。
最後の商機にやっきにならざるを得ないよな。
BRICSとほかの途上国が結束してしまえば、いくらアメリカの兵器が強力といっても、いまの欧州には景気のいい国があまりないので、買い手は日本ぐらいになってしまう。
その日本にはやっかいな平和憲法があって、兵器につぎこめる税金は限られているから、ネオコンはしきりに台湾有事をあおって、日本の憲法そのものを変えさせようとする。
早く岸田クンが交代して、つぎの総理がその手にのらない人になることを祈るばかりだ。
これだけ
カンブリア紀の生物爆発を思わせるここ数日のブログのアクセス数。
まあ、減るより増えるほうがいいに決まっているから、原因を追求するのはやめておこう。
でも、ひょっとするとと思うのは、他人のSNSで、どう考えても無責任・デタラメな情報があったから、コメントでいちゃもんをつけ、文句があるならわたしのブログを読んでみろと、アドレスを紹介しておいたせいかも知れない。
おかげでいきなりアクセスが増え、じっさいには3桁どころか4桁、5桁に迫る勢いになったので、さすがにココログも無視できなくなったのかも知れないね。
なにしろ女の子がパンツをチラ見させるだけで、すぐアクセスが万の単位に行く時代だ。
わたしのブログが真実を追求する人々への、こころの支えになってくれれば幸せだ。
今日はこれだけ。
日曜日なのでNHKのニュースも貧弱だし、ウクライナ戦争はもう決着が着いたみたいだし。
2023年7月23日 (日)
カンボジアの場合
むかし読んだ本のなかに“アジア型の政商”という言葉が出てきた。
どういう意味かというと、アジアの政治家にはロクなのがいないということである。
日本のように徳川幕府のころから、一種の民主主義が根づいていた国とちがって、民主の概念も知らない国民ばかりだったからやむを得ないけど、とにかく出てくる政治家がみんな王朝制度の名残りをひきずって、政治というのは人々を搾取し、自分が好きなだけ儲けることだと思っている輩ばかり。
政治を商売とこころえているから政商というのである。
さて、昨日のNHKの国際報道にカンボジアという国が出てきた。
いい機会だから聞くけど、カンボジア、タイ、ミャンマーの三つの国のなかで、いちばんまともな国はどれだろう(民主主義を基準として)。
こういうことに普段から興味を持たない人が、ウクライナ戦争でも大国ロシアが小国ウクライナに侵攻したと、短絡的に考えるのだ。
ミャンマーは問題外だという人がいるかも知れない。
この国は軍隊が政治の実権をにぎり、国民を暴力で弾圧して、政商ぶりを遺憾なく発揮していることはご存知の通り。
タイはどうか。
この国は日本と同じく立憲君主制の国で、先代のプミポン国王は日本の皇室と同じように国民から敬愛され、必要なときには指導力も発揮していた。
だからマシな国のように思えるけど、現在のワチラロンコン国王については、わたしは他国の王室をけなして、入国禁止なんて処置をとられたくないからいわないけど、あなたが自分で勉強してみてほしい。
ここも軍部が自己の保身のために王室を利用して、民主主義をねじ曲げていることで、政商ぶりを発揮しているといっていい。
カンボジアについては、わたしの世代では、ベトナム戦争が終わったあと、ポル・ポトによる国民への壮絶なジェノサイドが行われたことで知られている。
しかし、それはすでに歴史の範疇に入ることで、現在のフン・セン首相の政治はそれほどひどいものとは思えない。
軍部の力も王室の権威(じつは王室もまだ存在するらしい)も借りずに順調に発展してきたことで、他のふたつの国とは見方が異なるのだ。
昨日のNHKでは、キャスターの由井秀樹さんがじきじきにカンボジアに乗り込んで、現地から報告していた。
わたしからすると、とくに問題のないカンボジアだけど、選挙で対抗政党の力をそぐべく、いろいろ工作をしているというのが、NHKの民主主義基準から外れるらしい。
しかしいまの時期、グローバルサウスをなんとかひっかきまわしたいNHKがやることだから、なんかウラがあるんだろうと邪推してしまう。
ここからはまたわたしのヘソ曲がりだけど、民主主義というのは対抗勢力があって、公平な選挙が行われさえすればいいのだろうか。
フン・セン首相にいわせれば、自分たちが苦労して国を発展させてきたのに、他の政党に替われば、そちらが“アジア型の政商”ぶりを発揮しないという保証はない。
ちょっと長い政権が続くと、そろそろ取っ替えたほうがいいんじゃないかという単純な国民も多いし、民主的な選挙が、じつはただの権力争いである場合も多いのだ。
カンボジアには有名なアンコールワットがある。
この世界的観光地が現政権のもとで、自由に旅行できるというのは、わたしみたいな旅好きには嬉しいことだ。
民主主義にもいろいろあるもので、その国が順調に発展し、国民も満足しているなら、一党独裁であっても他国がわざわざ口を出すことだろうか。
NHKの欺瞞に飽き飽きしているわたしは、ついそう思ってしまう。
2023年7月22日 (土)
うわあの続き
今日のネットニュースに、プーチンが南アフリカで開かれるBRICSの会合にちょくせつ参加しないことが取り上げられていた。
ざまあみろ、ICCの判決が効いたなと、アメリカ(日本の読売新聞も)は大喜びだ。
しかしそんなことが負け惜しみにすぎないことは、ちょっと事情通ならだれでも知っている。
ロシアから南アまでは遠い。
飛行機で移動すればミサイルで撃墜される恐れがある。
まさかそんなことはと思う人がいるかも知れないけど、アメリカがやってウクライナのせいにすれば、戦争当時国同士の問題だから、ブーゲンビルで山本五十六大将が撃墜されたと同じだと言い張ることも可能である。
そうでなくても南アは与党と野党がこの問題で揉めているのだ。
そんなところへわざわざ出向いて相手国に迷惑をかけなくても、現在はオンライン参加という方法がある。
過去にはバイデンさんもG7にオンライン参加かと騒がれたこともあるし、狙われるような大物とはいえない岸田クンもやっているではないか。
そしてBRICSとしては、いよいよ基軸通貨をドルからほかのものに変えようという動きが鮮明になってきた。
これもアメリカの身から出たサビだ。
ドルが基軸通貨であることをいいことに、これまで自国の都合で金利を上下させ、好き勝手に他国を操ってきた。
途上国が景気回復のためにいくら努力をしても、米国が金利を引き上げると、標的にされた国の通貨が下落して、努力が一瞬で吹き飛んでしまう。
アメリカはこんなシステムの上にあぐらをかいてきたのだ。
ホントはそんなムズカシイことより、わたしのブログの驚異的なアクセス数について書きたかったんだよね。
なんかタガがはずれちゃったみたいで、今日もこのままいくと、前日を超えるんじゃないかという勢い。
スポンサーでも募集しようかしら。
うわあ
うわあ、なんだ、なんだ!
というのは昨日のこのブログのアクセス数。
ここんところなんとか2桁をキープするのがやっとだったのに、昨日はいきなり跳ね上がって、最終的には665まで行った。
昨日の記事がとくべつ変わっているわけでもないし、なんだ、どうした、地震でも来たか。
そうだよな。
日本ではめずらしい強力なロシア擁護派のわたしのブログを読んでいる人が、たったの40人か50人だなんて、しかもわたしの知り合いや親戚をのぞけば、さらにその半分だなんて。
これはココログのほうで勝手に数字を調整しているんだろうと思っていた。
理由は以前に書いたけど、ココログそのものが日本の一般大衆と同じウクライナ擁護派なので、わたしのブログが人気になるのが気にくわないのだ。
しかし上手の手から水がもれる、下手な小細工ザルで汲む水のごとし。
昨日はたまたま数字の調整係りが夏風邪でも引いて、仕事を休み、引き継ぎがうまくいかなかったに違いない。
つまり、これがわたしのブログの実力だよ。
今日からまた2桁にもどるかも知れないけど、これからはつねに数字の最後にゼロをひとつかふたつ加えておくれでないか。
それとも、あるいは、ウクライナ戦争でも米国の欺瞞への内部告発が続いているから、ココログもようやく心機一転、正しい道を歩み始めたのかも知れない。
2023年7月21日 (金)
昨日のNHK
昨夜のNHK国際報道に(またしても)東京大学先端技術研究センターの小泉悠サンが出てきた。
彼は
“ロシア軍に関するさまざまな情報を収集し、軍の公式発表からは見えてこない戦場の現実に迫ってきました”
というのが最初のうたい文句。
衛星写真からロシア軍の航空戦力を偵察し、さらにOSINTと呼ばれる日本独自のさまざまな情報源を活用して、定点観測をしているんだそうだ。
べつにエラくない。
戦車が何台破壊された、兵士が何人死んだということを、ウクライナ側の損害を無視したまま分析したってなんの意味がある。
いちばんの問題は分析をする人間が、偏見を持たず、公平な観点からやっているかどうかだ。
最初からアンチロシアの人間が分析すれば、結果はおのずからあきらかだし、小泉悠サンといえばNHKその他のマスコミで、ロシア攻撃の最右翼の論客のひとりだ。
しかもわたしのような素人が見てもおかしいという意見を、ときどき吐いている人ではないか。
アメリカの汚点や内部告発がぼろぼろ出てきている昨今だ。
こまかい戦況分析もいいけど、大局から見た判断も必要ではないか。
いまだにウクライナに勝つ目があるなどといってるから、わたしは小泉サンを信用しないのである。
いや、小泉サン本人はもっと公平な見方をしているのに、NHKが勝手に切り取って編集しているかもしれないけど、NHKで公開されている以上、彼も責任は免れないのである。
この報道にはいまでもロシアに住む、ユーリーさんという、年配の反戦ロック歌手も出てきた。
彼は最近もロシア政府に抗議する歌を発表したという。
素晴らしいことじゃないか。
逆説的にいえば、彼の存在こそ、ロシアが国内に反戦運動家もかかえた、アメリカとそれほど変わらない、民主主義の国であることの証明なのだ。
だれもなにもいえない国になったら、それは民主主義国とはいえないのに、ここでもNHKは我田引水してしまうのである。
2023年7月20日 (木)
無知なる若夫婦
ちょっとまえにこのブログで紹介したロシア人の若い娘、ロシア人が視聴者からの質問にちょくせつ答えるやつだけど、その彼女が今度は「オリガルヒについて教えて下さい」という質問に答えていた。
そんなもの、自分で調べりゃわかるだろうと思ったけれど、いやいや、ロシアの若者がどう答えるかに興味があったので、拝聴してみた。
彼女はいう。
オリガルヒ(新興財閥)というのはロシア語で、オリガルフの複数形であると、ここではいちおうロシア語であるということだけを頭に入れといて。
オリガルヒというのは、ロシアが資本主義に移行したとき出来た、10から20ぐらいの財閥のことで、企業を経営するだけではなく、政治に影響を与える金持ちのことでと、まあそのへんはわたしも知っていた。
つまり米国にもいて、ほんの少数で米国の富の大半を独占している特権階級と同じものじゃないか。
ただ、ロシア語だからロシア語圏でしか通用しないだけで。
同じ特権階級でもマイクロソフトのビル・ゲイツや、アマゾンの創始者であるジェフ・べゾスのように、その仕事が万人の利益になるものならいいけど、化石燃料を独占したりして、その利益で政治家を買収し、国家を我がもの顔で動かすようでは、ギャングと変わらず人々を不幸にするだけだ。
何度もいうけど、ちょうどいまのウクライナがそういう国である。
ロシアでは金持ち = 性格がわるいというイメージがあって、オリガルヒの子供たちは外国で生活している場合が多いから、わたしは会ったことがないと、この娘はいう。
そこまで知っているならどうしてプーチンの功績に気がつかないのかねえ。
ロシアはあと少しでオリガルヒに食いものにされ、アメリカ並みの格差社会になるところだったんだよ。
おそらく問題は、この娘と結婚した日本人の若者の無知にあるような気がする。
彼がプーチンの偉大さを知っていれば、女房ももうすこし別な見方をするだろうから。
2023年7月19日 (水)
身勝手
ロシアがウクライナ産の穀物輸出合意に待ったをかけている。
食糧事情まで外交の道具にする、ロシアはアフリカなどの貧しい国々を苦しめるつもりなのかと、NHKアナの別府正一郎サンなどはお怒りだ。
しかしウクライナの穀物は輸出させろ、ロシアは制裁中だから輸出させないというんじゃ不公平だよな。
輸出を許可すればウクライナはその安全航路を利用して、武器の輸入をしたり、クリミア半島へのゲリラ攻撃をする。
さらに輸出した穀物だって、国内のインフレを抑えるために、欧州でみんな買い占めてしまうという。
そして穀物相場で西側の投機家たちが、上がった下がったと一喜一憂しているわけだ。
ふざけた話ではないか。
ロシアは味方をしてくれるグローバルサウスの国々を苦しめたくないから、できるだけ輸出を許可したい。
逆に西側にとっては、ロシアの味方をするアフリカ諸国なんてどうなってもかまわない。
ロシアにポイントを稼がせるくらいなら、自分の国も不景気で困っている最中だから、買い占めて穀物がアフリカに行き渡らないようにし、それをロシアのせいにすれば一石二鳥だ。
じつに陰湿なやり方だけど、貧しい途上国を苦しめたくないロシアは、イランやトルコを経由して、自国の穀物を輸出する裏技を使っているらしい。
ロシアがウクライナの穀物輸出を停止したのは、そういう裏技があったからなんだね。
ゼレンスキーさんはロシアの謀略だと吠えてるけど、西側先進国だけでロシアを包囲するには無理があると、いいかげん理解しないか。
この戦争はもう完全に勝負がついた。
ウクライナにできることはゲリラ攻撃で、ロシアが油断していそうなところをひっかきまわすくらい。
それでもウクライナが劣勢であることは日本ではぜんぜん報じられないから、わたしが代わって拡散しておこう。
日本の岸田クンはまた、なんのために行ったのかわからない海外遊説だ。
2023年7月18日 (火)
一服の清涼剤
ネットを徘徊していたら、原貫太という若者のYouTubeチャンネルを見つけた。
この若者はフリーランス国際協力師という、まじめなのかふざけているのかわからない肩書きを持っていたので、SNSのデタラメ報道に絶望を感じているわたしは、たいした期待もせずに観てみたのである。
ただ、わたしが観た映像は、「アフリカ人は中国嫌い?」という、肝心なところにクエスチョンマークがついていたので、その点がちと気になった。
内容をひとことでいうと、デタラメの氾濫するSNSのなかでは、きわめてまじめなものだった。
いや、なにもわたしが欧米の価値観至上主義に反発しているからいうわけじゃない。
つまりものごとを公平に考えよう、客観的に見ようという、簡単そうで最近の若者が忘れていることを、再確認させてくれるものだったからだ。
詳しい内容は自分で観て考えてもらうことにして、なにかというとチャンネル登録をお願いしますという拝金主義のチャンネルの中では、ひさびさの清涼剤に出会ったような気分。
貫太クンのすぐとなりに上念司クンや、小泉悠、高橋杉雄サンなどのチャンネルのサムネイルが並んでいると、冗談がキツいなあと思ってしまう。
2023年7月17日 (月)
ロシア人の若い娘
YouTubeを観ていたら、ロシア人の若い娘に質問するという映像があった。
視聴者から質問をつのって、それに答えるというのは、生身のロシア人の考えを知るのに悪くないアイディアだ。
この娘は日本の若者と結婚しているらしく、最初のうちはロシアの文化や、ロシアの若者の好みなど、わりあいまともな質問が多かったけど、そのうちロシア人はなぜプーチンをほったらかしにしてきたのという質問が出てきた。
彼女は、プーチンは選挙で不正をたくさんしてきたからと答える。
これでカチンと来た。
不正をしてきたのは日本人もみんな知っていると自信たっぷりだけど、彼女はその証拠はぜんぜん挙げないまま、答えを続ける。
選挙まえはプーチンの支持率が70%ぐらいあったけど、そんなはずはないと、これも証拠はあかさず、彼女の憶測だけで答える。
戦争が始まってからは年寄りたちの支持が上がっている。
しかし若者はSNSなどで情報を得ているから、そんなことはないと思うと、ここでも彼女の憶測だ。
わたしは思うんだけど、中国でも大半の若者は歴史を知らず、ちょっといい時代が続くと、それがむかしから当たり前だったと考えてしまう。
過去を知ってる年寄りたちはどうしたっていまとむかしを比較するから、現在が過去よりよければ指導者を支持するだろう。
これなら支持率が70%でも不思議じゃない。
この娘はほかの質問ではなかなか賢そうな解答をしてるのに、質問をした人間や、彼女の亭主という日本人が、やっぱりおおかたの日本人と同じで、西側のプロパガンダにだまされている人なのだろう。
考えてみてほしい。
プーチンがいなかったら、ロシアは現在のウクライナのような、オリガルヒに食いものにされたワイロ漬けの国になっていたことは間違いがない。
かってのロシア圏の国のなかで、ロシアだけがグローバル国家として、まともに成長できたのはどうしてか。
早い話が、わたしが2週間もロシアを自由に旅できたのはなぜなのか。
ロシアにはプーチンがいたからだと思わないか。
誤解を解くためにも、わたしのブログは止めるわけにはいかんよ。
童貞と処女が
暑いねえ。
地球温暖化の影響かも知れないけど、それを考えられる人なら、核戦争のことを考えたらどうだ。
あれも暑そう、いや、熱そう。
ウクライナ戦争がこじれて、いまや核戦争の目前だという映像を観た。
プーチンは冷静だからいいようなものの、追いつめられたゼレンスキーさんが核兵器を持っていたら、ヤケで使わないという保証はない。
ウクライナが使えばロシアも使うだろう。
いい機会だってことで、NATOも使う。
ほんとはそこまでしたくなかった米国のネオコンたちも、だまって見ているわけにいかない。
かくして第三次世界大戦は、核を積んだICBMの応酬だってことで、最悪の事態を迎えるわけだ。
今日も暑いけど、核爆発は体の皮膚が垂れ下がるくらい熱いぞ(広島の原爆資料館で写真を見た)。
ああ、それを思うと、まだ童貞・処女の青少年が不憫で不憫で。
え、わたし?
もう人生はおまけしか残ってないから、べつに思うことアリマセン。
中国関連
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に、ついに英国まで加盟したそうだ。
ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアのどこかに英国の植民地が残っていたのかねえ。
それよりもっと太平洋に近い中国は、入れてやらないと日本が阻止のかまえ。
エラくなったもんだね、日本も。
TPPって経済協定で、軍事ブロックじゃないんだから、仲間が多いほうが便利なはずだけど、ウクライナ戦争のうらみを太平洋で晴らそうというつもりらしい。
こんな公私混同ぶりを見せられると、負けたほうがヤケクソで、嫌がらせをしているとしか思えないわい。
話が変わるけど、洗濯機が壊れた。
仕方がないから、今日の日曜日に近所の家電店で、ハイアールの新しい製品を申し込んできました。
ハイアールってたしか中国製だよね。
いまの時期に中国製というのは、なにか下心があったわけでも、偶然でもありません。
ただ店内に陳列してあったものでよければ、2万5千円という値段が気にいって。
安物買いのゼニ失いという言葉があるけど、こちとらあと何年生きられるかわからない年金暮らしの年寄りだから、いいの!
2023年7月16日 (日)
暗殺指令
ある人のブログを読んでいたら、南アフリカで開催されるBRICSの首脳会議にプーチンが行くかどうか不明だという。
ICCから指名手配されているからではなく、暗殺の可能性があるからだそうだ。
そういわれてみると、以前日本の岸田クンがウクライナを訪問するのに、暗殺されないよう過剰警戒をして、だれが日本の首相を暗殺するのかいとわたしに笑われていたけど、プーチンの場合とはまったく事情が異なる。
日本の首相には代わりがいくらでもいるけど、プーチンは世界にひとりしかいない。
プーチンが暗殺されたら、たったひとりでオリガルヒと対決し、ロシアをグローバル大国に変革させ、国軍とワグネルを巧妙に使い分けて、ウクライナ戦争でも最初から信念をもって遂行した彼に変わり得る人間はいないのだ。
だから彼がロシアを離れたとき飛行機を撃墜でもすれば、ウクライナ戦争はゼレンスキーさんや米国のネオコンが望む方向に劇的に変わるだろう。
もはやにっちもさっちもいかなくなったウクライナ側が、どんな卑劣な方法を使っても暗殺したい人間なんだよ、プーチンは。
儲けがあれば
なんだ、なんだ。
ウクライナはどうなったかと昨夜のニュース(NHKの)に注目していたけど、サタデーウォッチ9にもひとつも出てこなかった。
目下のNHKとしては、これ異常事態ね。
ゼレンスキーさん、とうとう日本のNHKにさえ見放されたのか。
夜7時のニュースにかろうじて、制裁破りということで、カザフスタンや近郊の国々の話題が出ていた。
制裁もなんのその、カザフとロシアの国境には、迂回して物資を運ぶ大型コンテナが数珠つなぎだそうだ。
どおりでロシアのスーパーにコカコーラやペプシが並ぶわけだ。
それだけじゃない。
これはロシアに制裁なんかぜんぜん効いてなく、あの国の購買意欲もすこしも衰えてないということになるんだよ。
アメリカはなにかというと制裁をふりまわすけど、北朝鮮の正恩クンだって日本のレクサスSUVに乗っているというじゃない。
落ち目のアメリカが旗をふったって、追従するのはクソまじめな日本くらいだ。
制裁破りをするやつが悪いとはいえない。
これは資本主義が悪いのだ。
ちゃんとお金を払って買ってくれる相手がいれば、売って儲けようという人間もいるだろう。
つまりどんな手を使っても、金儲けをしたやつが勝ちという風潮があるかぎり、国家間の取り決めなんてなんの役にも立ちやしない。
SNSを見よ。
デタラメをぶん撒いてチャンネル登録を増やし、金儲けをしようという輩ばかりじゃないか。
シーモア・ハーシュさんの新しい内部告発によると、アメリカではバイデン政権がヘルタースケルターの状態らしい。
なにも知らないのはおおかたの日本人だけで、これはNHK(およびすべてのマスコミ)の責任。
正義と民主主義を愛するウブな若者にこんなことをいうには忍びないけど、現実を知らせるのもわたしみたいなじいさんの責務だ。
韓国の尹大統領がウクライナを電撃訪問という件。
そのまえに日本の茂木幹事長もポーランドで一席ぶっていたけど、こういうのは復興特需を狙っているんだからね。
もはやみなさんの視線は戦後にあり、どの国も復興事業で儲けようと虎視眈々としているわけで、まさにハゲタカだな。
これで戦争が終わるならなんだっていいけど。
2023年7月15日 (土)
欺瞞のNHK
以前このブログで「マクナマラの誤謬」という、NHKの番組について書いたことがある。
ケネディ大統領のとき、そしてベトナム戦争のころ、米国の国防省長官を務めたロバート・マクナマラについてのドキュメントだったけど、結果的にNHKとはおもわく違いの内容になっているところがおもしろかった。
この番組のなかに、ベトナム戦争の欺瞞を告発したダニエル・エルズバーグという米国人ジャーナリストが出てきた。
彼はベトナムへの軍用機のなかでマクナマラにインタビューして、その率直な返事から、アメリカの敗戦を予想する。
ところが国にもどると、国民のまえではマクナマラは平然と、まだ戦争は負けてないと言い張るのである。
政治家の裏とおもてを見たエルズバーグは、ベトナム戦争の欺瞞を告発する決心をし、これが戦争終結に大きな役割を果たした。
いまのウクライナ戦争はどうだろう。
じっさいには負けていても、米国の政治家、軍人たちはけっしてそんなことはいわない(日本のNHKもいわない)。
現実と語り部では本音が異なることがあるのだ。
そういえば中国を訪問したブリンケン国務長官やイエレン財務長官は、中国にいるときは態度が借りてきたネコみたいだったし、昨日のネットニュースに、「ロシア指導部でワグネル反乱以降、そうとうな摩擦と混乱」というものがあった。
ソースはロイターで米軍トップの発言らしいけど、これも上記の好例で、軍人がでっち上げた捏造のような気さえする。
ウクライナ戦争の現実をいちばん知らないのが日本人かも知れない。
国連の場でさえ、米国の内部告発映像が公開されていて、本来ならそうとう大きなニュースであるはずなのに、日本国内では自分から探しにいかないかぎり、そういうものが公けにされることがまずない。
だれがどう見ても勝ち目のない戦いであるにもかかわらず、いまだにSNSにはウクライナ優勢という文言ばかりが並ぶ。
NATO首脳会議のあと、NHKではウクライナ戦争の報道が目に見えて減ってしまった。
世界から見放され、バイデンさんと米国軍事産業の金儲けの道具にされているゼレンスキーさんが不憫じゃないか。
NHKの報道が減ると、わたしもブログのネタががっくり減るのに気がついた。
国際報道なんていちゃもんネタの宝庫だったのに、今朝のそれには“反転攻勢は前進していると見られている”とか“ロシア軍内の隔たり深刻か”などと憶測報道ばかり。
他人の上げ足とりみたいな報道は、負けがこんできた側がやるものだ。
オネガイ、油井秀樹サン、以前みたいに突っ込みどころ満載の報道をしてぇと絶叫したくなってしまう。
2023年7月14日 (金)
ユニクロの悲劇
ユニクロが最高益を上方修正だそうだ。
コロナから回復した中国の売り上げが大きいらしい。
そんなユニクロにある日、とつぜん店を閉めろと命令がくる。
中国がいうのか日本がいうのか知らないけど、せっかく売り上げが好調で、世界最大規模の国民をかかえる国で、さあこれからと思っているとき閉店命令だ。
まじめに商売をしている者にはたまらないだろう。
ジョークじゃないよ。
ウクライナ戦争が始まったとき、ユニクロはアメリカのお墨付きをちらちらさせたウクライナの大臣に恐喝されて、泣く泣くロシアの店舗を閉店せざるを得なかった。
台湾有事でまた同じことが繰り返されそうだ。
売り上げ好調ということは、少なくとも現時点では中国人は日本の製品を信頼しており、ユニクロを差別してはいない。
だから店を閉めろというのは、また相手を必要以上に警戒し、日本政府に過剰な忠誠心をしめす、NHKを筆頭としたマスコミに決まっている。
自分のやっていることもわからないこういう連中のおかげで、日本はますます商売のしにくい国になっていくのだ。
そしてまた
北朝鮮がまたミサイル。
それはいいけど、日本はなんで迎撃をしないのだ。
やっぱり他国が打ち上げたものを落っことすのは国際問題になるって遠慮してるのか。
人工衛星ではなくミサイルだと、向こうがいってるんだから、日本にとってもいい訓練になるじゃん。
いいや、やっぱりいまの時期、危機をあおって台湾有事にかこつけるのに都合がいいというんで、日本は放っておくことにしてるんだろうなあ。
そんなことを死にかけたじいさんのわたしが心配しても仕方がないや。
それよりマイナンバーカードを返納する人が多いんだってね。
わたしも返納していいのかしら。
もう2万円分のポイントもらっちゃったんだけど。
その金で下着を買ったり、ビールを飲んだりしたんだけど、返納したあとでまた気が変わってもいいんだろうか。
そしてまた2万円・・・・・
2023年7月13日 (木)
首脳会議の結果
まだわからないのかね。
ゼレンスキーさんが、NATOへ加盟するための日程が決まってないと文句をいっている。
しかし加盟したければ国内のオリガルヒ支配を一掃しなければならず、ウクライナ戦争はそもそもそういう連中の利権を守る戦いなのだから、傀儡のゼレンスキーさんには無理だろう。
アメリカは例によって、兵器を無期限に売れさえすればいいのだから、べつに日程なんぞにこだわらない。
アメリカがそういう態度では、NATOも不正国家は加盟できませんという原則に立ち返らざるを得なかったのだろう。
首脳会談ではトルコのエルドアンさんがおもしろかった。
ゼレンスキーさんのとなりに座っていたものの、ウクライナ大統領は反対となりの英国のスナク首相のほうばかり向いていて、トルコの大統領は拍手のときも目立たないようにテーブルの奥でちまちまと。
なにくわぬ顔をしていたけど、わしゃ関係ないもんねという意思がはっきり。
今朝のNHKではもう首脳会議の話題は小さい扱いだったワ。
今日はいくらか涼しい。
草むしりをしようかどうしようかと悩んでいる。
失望のNHK
便りがないのはいい報せということわざがある。
昨日は夜7時と9時のNHKニュースを観たけど、大雨や北朝鮮のミサイルや、なんとかいうタレントさんが死んだ話ばかりで、全世界が注目しているはずのNATO仲良しクラブの報道も、半分くらいは日韓問題ばかり。
ウクライナ有利で会議が決着すれば、NHK、もしくはそのへんのメディアが争って報道しないはずがないから、おそらくそんなタノシイ結果ではなかったのだろう。
いまSNSでロシアが負けているというものがあったら、全部デタラメと思うべし。
有名人のやっているものでも同じである。
たとえば有名人の古舘伊知郎サンのYouTubeチャンネルに、「ロシア、3カ月で戦車・重火器が壊滅」というものがあった。
いったい彼はなにを見て発言しているのだろう。
3カ月で壊滅したロシア軍相手に、ウクライナはもっと武器をくれ、クラスター爆弾をくれといってるわけか。
これはようするに、古舘サンも金儲けのためにチャンネルを運営しているのであって、できるだけボンクラたちの気をひきそうな、目立つタイトルをつける必要があるからだ。
デタラメかどうか、自分の頭で判別できない相手に、チャンネル登録をしてもらおうというのである。
有名人であるからといって信用するのは危険なのだ。
もっとも、そこそこ知性のある人なら、そんなことはとっくにご存知だろうけど。
それにしても昨日は暑かった。
草むしりは中止してエアコンの効いた部屋でごろごろしていたワ。
各地で大雨だ、異常気象だっていうし、これって地球温暖化の影響じゃないかね。
そういえば温暖化はどうなったのか。
戦争なんかしている場合か。
なにもロシア有利なままやめろといってるわけじゃないけど、どこの国もこれ以上露ウ両国に関わらず、もっと協力しあって、巨大な危機に向かい合わなければイケナイのではないか。
まあ、わたしってそこまで長生きできそうもないし。
死ね、死ね、死ね、ボンクラどもは。地球過熱化でフライになっちまえ。
2023年7月12日 (水)
NATO首脳会議
昨夜のNHKは、これまで反対だったトルコが、スウェーデンのNATO加盟にまえむきな姿勢を見せたというのがビッグニュース。
これでNATOがさらに拡大されて、ロシア包囲網が一段とせばまったと大喜びしている人がいるようだけど、早まっちゃいけない。
とくにトルコとロシアのあいだに問題があったわけではないのに、どうしてこの国はロシアがいやがるようなことをしたのだろうと、自分の頭で考えてみるこだ。
冷静にね。
いい機会だというので、トルコはスウェーデンに、コーランを燃やしたりするんじゃねえぞとか、クルドのゲリラをかくまうのをヤメロなどと注文をつける。
ついでにトルコも入れてくれろと、EUにも注文をつける。
なんとかロシアを痛めつける、目に見える成果を出したい西側は、これを呑むしかない。
韓国が尹錫悦大統領になると、やむを得ず相手と仲良くしようと態度を一変させた日本のように、トルコの急変ぶりは、スウェーデンがトルコの言い分をかなり呑んだということだろう。
いまは中途半端な小国でも、インドをお手本にして、西側の大国を手玉にとれる時代なのだ。
もともとプーチンがスウェーデンに侵攻しようとしたことは過去にもないし、これからもありそうにないのだから、スウェーデンは取り越し苦労でつまらぬ代償を払うことになった。
しかもトルコの持ち出した条件を呑んだからといって、これでNATO加盟が本決まりになったわけじゃない。
まだエルドアンさんはトルコの議会に諮らなければならない。
あんなイスラムを馬鹿にするようなやつらの便宜をはかることはないという声が議会の多数派なら、そういうわけですからとトルコ大統領は、話を振り出しにもどすこともできるわけだ。
もういちどいうけど、ロシアはスウェーデンに侵攻するつもりはない。
メンバーが増えたと歓迎するEUやNATOは、ウクライナ戦争のあと、こんどは増えすぎた仲間同士で揉めることになるだろう。
いまのNATOがトルコ1国のせいでギクシャクしているように。
ウクライナのNATO加盟はさらにむずかしい。
理由はこの国が民主主義国ではなく、汚職の蔓延したギャング国家だからだ。
NHKは、いま加盟させるとNATOとロシアの戦争になるからといっていたけど、ウクライナは戦争のずっとまえから申請をしているのに、上記の理由で棚ざらしになっていた。
そのくらいウクライナの腐敗は有名だったのだ。
ロシアとの戦争に負けさせたくないという理由だけで、NATOの加盟要件を曲げるべきか。
NATO首脳会議は今日までだ。
ウクライナに女神が微笑むかどうか、それは今日中にわかるはず。
関係ないけど、オールスターで大谷翔平にホームランは出なかったみたい。
失望。
2023年7月11日 (火)
クラスター爆弾
米国がクラスター爆弾を供与することに決めたそうだ。
このあたりを慎重に読み解くと、英国が、ウチはクラスター爆弾禁止条約に署名してますんで、だから供与しませんというのは、これまでの経緯からすると疑わしい。
ウチはたてまえ上送れないから、ウチの分まで送ってやってくんなさいぐらいのことをいってるんじゃないか。
この点、ドイツやスペインが供与しないというのは本心のように思える。
日本のバカ政治家はなにがなんでもアメリカに盲目的に追従だ。
クラスター爆弾をめぐって、今日から始まるNATO首脳会議が紛糾するんじゃないかと楽しみである。
ところでネット上で右翼界わいと思える人たちが大喜びしている。
クラスター爆弾さえあれば、今度こそウクライナの勝利は間違いなしというつもりらしい。
でもね、よく考えてもらえる?
以前レオパルト2を供与するときも同じようなことをいってなかったかい。
それなのにドイツの戦車が効果的に使用されて、戦況を有利に導いたなんて話は聞いたことがないねえ。
劣化ウラン弾やF16にしても、ウクライナが手に入れれば、すぐに効果的に使えるわけじゃないんだよ。
クラスター爆弾は飛行機から投下するのが一般的な使い方だ。
で、ウクライナには飛行機があるの?
あることはあるだろうけど、ロシア軍は当然ながら、クラスター爆弾を有効に使えないよう、対応策を考えてくるだろう。
上空に敵機が飛来するまえに、ミサイルや迎撃機で撃墜すればよい。
地上の大砲で撃ち込むという方法もあるらしいけど、現代の戦争で衛星監視システムを含む制空権を確保してないということは、メクラ撃ちに等しい。
そんなことはアメリカだってわかっているはずだ。
しかしアメリカは戦争に勝つことではなく、兵器を売りさえすればいいのだから、ウクライナがどうなろうと知ったことではない。
ということは、わたしではなく、国連の場で米国の内部告発映像を流したマックス・ブルメンタールさんがいってることなんだよ。
クラスター爆弾が戦況に影響を与えるとは、わたしにはとても思えないんだけどね。
それが横流しされて、兵器市場に出てくるほうが早いんじゃないの、いまのウクライナじゃ。
2023年7月10日 (月)
やらせ
やれやれ、わたしが予想したとおりじゃないか。
プリコジンさんが出てきて、プーチンと会談したそうだ。
そんなことじゃないかと思っていたよ。
戦争に勝利したあとで、大統領、プリコジンさん、ショイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長、ベラルーシからルカシェンコまでみんな官邸に集まって、ワインで乾杯ってことになるかもね。
映画「スティング」に勝るとも劣らない絶妙なトリックだな。
世相?
オランダでトランスジェンダーの女性(男性?)が、美女コンテストで1位だそうだ。
こういうのは世相を反映している場合が多い。
LGBTがこれほど話題になっていなければ、彼(彼女?)が優勝することはけっしてなかっただろう。
ちなみにわたしには2位の女性のほうがよっぽど美人に見える。
人間プーチン
ロシア軍からゲラシモフ参謀総長がはずされているそうだ。
これはロシアの反体制メディアの情報だから、確かな続報が出るまで真偽のほどを確認できないんだけど、事実だとすれば、まえからわたしが想像していたことと合致する部分もあるな。
つまりメンツにこだわるロシア正規軍と、実働に専念して戦果をあげたワグネルのあいだに確執はあったものの、プーチンとプリゴジンさんをつなぐ糸は切れてないということだ。
ワグネルが反乱(とされる騒動)を起こしたとき、ロシア大統領のプーチンとしては正規軍の味方をしないわけにはいかない。
しかし冷静に眺めればわかるけど、プリゴジンさんは最後までプーチンに対しては、面と向かった反抗的態度をとらなかった。
とったじゃないかという人がいるかも知れないけど、西側が騒ぎすぎるから惑わされているだけで、見解の相違のわたしには、ワグネルがやったことは反乱ではなく陳情にしか思えないんだよ。
正規軍の肩を持たなければならないプーチンは、プリゴジンさんとワグネルを処分していちおうのカタをつけた。
これだけで終わってしまえば、プーチンもバイデンさんやマクロンさんと変わらないフツーの指導者だ。
しかしプーチンはかってのチェチェン紛争のときに敵対した、イスラム教徒のカドイロフ首長さえ手なづけてしまった手腕の持ち主である。
プーチンに忠誠を誓うのはプリゴジンさんだけではなかったのだ。
しかもカドイロフ、プリゴジンのふたりは、ジョーシキにまみれた世間から見れば、悪漢と呼ばれても不思議じゃない人物である。
こういう人物を魅了するということは、人生の裏にも表にも精通しているということであり、いっぽうでは正々堂々とした武道家のように、だれが見ても公平でなければならない。
だからわたしは、プリゴジンさんがロシア国内に舞い戻っているとしたら、彼とプーチンはひそかに連絡を取り合っているのではないか、ゲラシモフ参謀総長が更迭されたのなら、ケンカ両成敗ということでバランスをとったのではないかと思ってしまう。
ここに書いたことは大部分が空想だけど、人間を描く作家になりたければ、プーチンのような人間から興味を失うべきではない。
日曜討論
まわりの人に、あなたはどうしてウクライナが勝ってると思うんですかと訊いたとする。
いろんな答えがあると思うけど、日本のNHKを始めとして世界中のメディアがそういってる、日本の著名人や学者でさえそう見ている人が多い。
いくらプロパガンダ戦争だといっても、それだけのメディアや人をだませるものだろうか。
という返事が多いような気がする。
そういわれると、世界の大勢にあらがうわたしの非力さをつくづく感じるけど、蟷螂の鎌であることは承知のうえで、ま、反論をしてみよう。
昨日のわたしは「反転攻勢1か月・プーチン体制は、国際社会は」というNHKの日曜討論を観たばかりなので、これを例にとって話をしよう。
この番組には4人の識者が登場していた。
メンバーのうち兵頭慎治、廣瀬陽子の2人はしょっちゅうテレビに出てくる有名なアンチロシアだから、いうことは決まっている。
他のふたりは合六強、中西寛という人で、わたしはこちらはよく知らなかったから、発言をじっくり聞いてみた。
こちらの2人もロシア非難の口ぶりだから、アンチロシアといっていい人だろう。
討論会をうたっているならアンチと擁護派を2人づつ並べるのがスジだけど、NHKがそうしないのはなぜだろう。
よけいな口出しをされて、番組が時間通りに進行しないと困るから?
この番組での兵頭サンは、わりあいまともなことをいっていた。
それでも彼らのいうことのひとつひとつに、つけようと思えばいちゃもんはいくらでもつけられる。
しかし、とてもすべてを書いているスペースがないから、わたしのいいたいことをまとめていってしまおう。
わたしのいうことが正しいとはいわないけど、彼らの言い分には
ちょっと待ってください
あなたはそういうけど、こんな考え方もできませんか
と反論することが可能だということだ。
つまり彼らの発言がいかに一方的で、偏ったものであるかということである。
肝心なのは、なんでNHKがそんなデタラメ番組を作るのかという点なんだよ。
じつは、だれでも知っていることだと思うけど、ウクライナにとって世界から忘れられる、関心を持たれなくなるのがいちばんコワイのだ。
だからNHKは必死になって話題をつくる、デタラメでもいいからウクライナが優勢であることを強調して世間の耳目を集める。
日本にいると、これが真実なのだ、ウクライナは優勢なのだと、どうしても思わされてしまう。
しかしほんとうに優勢ならそんなお節介は必要がないはずだ。
こういうとあなたはヤケになって、日本は先進国のひとつだ、おまえだって豊かさを享受してる人間のひとりなんだから、NHKのやってることに文句をいうなとわめくかも知れない。
エアコンの効いた部屋でごろごろしているわたしは、こういわれるとちょっと返答に窮するけど、ロシアの優位がゆらぐわけじゃないことだけは確か。
2023年7月 9日 (日)
夕方のNHK
さっきまで夜7時のNHKニュースを観ていたんだけどね。
マリウポリの製鉄所で捕虜になったアゾフ大隊の兵士5人が、ウクライナにもどったそうだ。
彼らは捕虜交換時の取り決めで、戦争が終わるまでトルコに滞在することという条件がついていたそうだけど、トルコはこれを反故にした。
ロシアの味方であるはずのトルコまでロシアに離反したと、NHKは大喜びだ。
でもちょっとでも脳みそのある人なら、ちがった考えもできるだろう、それも簡単に。
わたしの考えを披露しよう。
なぜトルコは捕虜の帰国を許したのだろう。
つまり戦争の行く末は見えてきた。
いまさら5人ていどの兵士を帰国させたって戦況に影響があるわけはないし、捕虜が無事に帰国したということは、そのままロシア軍が残虐な軍隊でないことを証明しているだけではないか。
それよりも和平の仲介に入る場合、あまりにロシア寄りと思われると、仲介役をすることができない。
だから公平な立場であることを証明するために、とくに反対もせずに捕虜を帰国させ、ウクライナのNATO加盟だって、じっさいにはだいぶ先の話だし、EUの支離滅裂ぶりを証明するだけなのだから支持しておけやと。
わたしの見立てがゼッタイに正しいとはいわないけど、肝心なのは、こんな30分もあればひねくりだせる理屈でも、NHKには思いつく人がいないということなんだよ。
内部告発者
NHKの報道を観ると、ウクライナが攻勢をかけていることを強調したすぐあとに、市民に犠牲が出ているとか、子供が死んだなどと、優勢と悲劇をワンセットで報じることが多い。
そんなオ涙チョーダイ報道は見飽きたというと、世間の人はわたしのことを、他人に同情しない血も涙もない人間と思うだろう。
しかしさっさと降参して犠牲者をこれ以上増やすなというわたしと、武器をエスカレートするよう扇動して、戦争を長引かせ、死者を積み上げるだけのメディアのどっちが優しいといえるのかね。
アメリカはこんどはクラスター爆弾を供与するつもりらしいけど、そんなものは死にかけたウクライナの延命策にしかなるまい。
いったいどこまで支援をエスカレートさせれば気がすむのだろう。
ずるずるだらだらしているうちに、ついにアメリカに伝統的な内部告発者があらわれたようで、国連で公開されたというマックス・ブルメンタールさんの映像を、こんどは及川幸広さんのチャンネルを通してではなく、字幕つきのもっと直接的なもので観た。
日本と違ってあちらの告発は、はっきりものをいうことではなさけ容赦がないから、ひじょうにおもしろかった。
それにしてもなぜこの時期に、バイデン政権を直撃するような映像があらわれたのだろう。
この告発映像が国連で公開されたということは、もう戦争をやめさせようというナニモノかの力が働いたせいかも知れない。
とすれば、これはたんに内部告発以上の意味を持つ。
来週のNATO首脳会議は、ひょっとすると荒れるかも知れないね。
2023年7月 8日 (土)
欺瞞のNHK
昨日から今日にかけてのニュースは、米国がウクライナにクラスター爆弾を供与するというぐらいで、とくに進展もないね。
まだプリゴジンさんについてごたごたいってるSNSもあるけど、彼はすでに過去のヒト、悪口いってうっぷんを晴らすのが精一杯、戦況にはなんの影響もない。
NHKの国際報道にウクライナのマリャル国防次官という女の人が登場して、泣きを入れていた。
ロシア軍が4万5千発の弾丸を発射するあいだに、ウクライナ軍は5千発から6千発しかないと。
だからもっともっとと、また支援のお願いだ。
そのくせ一方ではわれわれは善戦しているという。
太平洋戦争末期の日本軍と同じで、ぜったいに弱みを見せられないプロパガンダなんだけど、欧州でも最も腐敗した国といわれるウクライナを、これ以上支援する必要があるのだろうか。
NHKはまたセルヒー・プロヒーさんという(もちろんアメリカの)都合のよい歴史学者を引っ張り出した。
彼のウソをあばいてみよう(素人のわたしが)。
ロシアは戦争のまえまでウクライナを、同じ兄妹国として扱って、まったく差別していなかった。
以前のゴルバチョフ大統領夫妻は、旦那も奥さんもロシア人とウクライナ人のハーフである。
にもかかわらずこの学者は、ウクライナを、ロシアの帝国主義的野望に蹂躙された被害国であるとしか見ない。
彼はいま自説でもって日本中を行脚しているそうだけど、日本政府かNHKのあご脚付の招待だろう。
NHKのニュースはつぎの言葉で終わっていた。
「歴史を知ることこそが、不幸なできごとを繰り返させない力となる」
そのとおり、アメリカがベトナムやイラク、アフガンで行ったことをきちんと知っていれば、不幸なできごとを繰り返させない力になっていたものを。
来週はNATO首脳会議がある。
おりしも国連でアメリカの欺瞞、戦争を続けるのはバイデンさんや、そのとりまきが金儲けをするためだと暴露する映像が流れたばかり。
はたしてドイツやフランスから、あるいはNATOに加盟する31カ国の中から、もういいかげんにしようぜという声が上がるかどうか。
いいかげんにされてはメシの種を失うバイデンさんは、じきじきに乗り込んで、民主主義を守る戦いだと強調するつもりらしいから、あまり期待はできないねえ。
2023年7月 7日 (金)
儲かる仕組み
とっとっと、ウクライナ戦争でバイデンさんが儲かる仕組みを描いた動画が、国連で公開され、数百万以上のアクセスを稼いでいるそうだ。
そのへんのSNSならともかく、国連でということになると、これは驚天動地モノだね。
ウクライナ戦争の真実を知らないのは日本人だけかも知れない。
これは以前に紹介した及川幸広さんのチャンネルにあった情報なんだけど、わたしは真偽を保証しない。
リンクを張っておくから、あなたが自分の目で確かめてほしい。
不思議ふたつ
ネットを閲覧していて気になる話題がふたつ。
ひとつはウクライナが英国に続いて、欧州で2番目のTPP加盟申請だそうだ。
TPPというのは「環太平洋パートナーシップ協定」というもので、英国のときも、なんで太平洋に面してない国が加盟したがるのか不思議に思い、ま、探せばいまでもひとつぐらいイギリスの植民地があるんじゃないかと納得しておいたけど、ウクライナが太平洋に植民地を持ったことがあったっけ?
海はどこでもつながってるとしても、あんな汚職大国に申請されちゃ日本も迷惑だ。
もうひとつはクリミア半島にロシア人観光客が押し寄せて、橋が渋滞しているとのこと。
戦争遂行に必要な連絡線が確保できないと、これはニューズウィークの揶揄する記事だけど、戦車の往来にさしつかえることより、いまのご時世に観光客でごった返すというほうが不思議。
ウクライナでは若者が払底して、中年男性まで街中で兵士として捕獲されているというのに、どんだけロシアは余裕があるんだよ。
NHKの国際報道
国際報道を観ていて、NHKは苦労してるんだろうなと思った。
来日中のパキスタンのブット外相に、キャスターの油井秀樹サンが質問するんだけど、パキスタンはロシアの原油を輸入し、グローバルサウスと協調関係に入るスタンスである。
これでは困る日本の公共放送は辛辣だ。
プット外相は御曹司であると、紹介するときまず失礼な言い方。
そして、この戦争の責任はロシアにあり、非難されるべきだと考えていますかといきなり直球勝負。
相手の立場を考えずにこんな質問はないやね。
まだ34歳のブット外相は、責任のなすりあいでなく、解決策を見つけるべきだとソツのない返事。
これはすぐとなりにあって、以前から仲がよくないインドのモディ首相を見習ったのだろう。
いくらNHKがしゃかりきになっても、もらえるものはもらう。
しかし先進国、とくにアメリカのいいなりにはならないという考えで、これからは途上国にこういう国がますます増えるに違いない。
もうひとつの国際報道(世界のトップニュース)は、例のザポリージャ原発で、ロシアとウクライナの言い分が食い違っている件。
原発の屋根に爆弾が仕掛けられた、ロシアは原発を利用して西側を恫喝しているというウクライナと、そんなことはしていないというロシアのガチンコ勝負。
残念ながら原発にはIEAEが常駐していて、爆弾なんて感知しないとグロッシ事務総長のお墨付き。
それでおとなしく引っ込むようなNHKではない。
キャスターの別府正一郎さんは、露ウ双方のかかわった情報戦ではないかと、あくまでロシアに片棒をかつがせる。
情報戦だとすればなぜでしょうかと高橋彩ちゃん。
「NATO首脳会議のまえにウクライナが原発で」と正一郎さんがいうから、「話題作りをしている」というふうに続くのかと思ったら、ウクライナが無責任な行動をしていると非難するためのロシアのでっち上げでしょうと、もうなにがなんでもロシアを悪者にせずにはいられない。
しかし西側寄りとされるIAEAや米国のシンクタンクでさえ、爆弾なんかないと断言しているのだから、これはさすがに無理スジだ。
夜のニュース9では、ウクライナ国防省の局長さんが出てきて、危険性は下がってきているといいだした。
自分たちで騒ぎを起こしたものの、こりゃバレそうだなと思って言い分を引っ込めたか、でなければ相手を油断させて、もういちどドローンによるテロ攻撃をするつもりかも。
NATO会議が終わるまで、ロシア軍は警戒を怠るわけにはいかない。
これだけ書いても、まだ日本にはウクライナが優勢であると考える人が多いのはなぜか。
犯罪の裁判でも身内の証言は証拠にならないのが鉄則なのに、ウクライナ戦争では、ウクライナ発の報道、ウクライナ寄りの、つまり西側の報道、あるいはロシアの反体制マスコミ、脱走ロシア兵など、ロシアの味方をするはずのない情報源が多すぎるのだ。
ウクライナが情報源の報道ではやたらに民間の被害を強調する。
いまのウクライナは太平洋戦争が終わる直前の日本のようなもので、日本も民間人の犠牲を多く出したにもかかわらず、戦後にアメリカの戦争犯罪が問われることはなかった。
子供でもわかるようなそういう点を、ぜんぜん考えない人というのは・・・・たんなる馬鹿なのだろうか。
2023年7月 6日 (木)
デタラメばかり
暑いからエアコンの効いた部屋に寝っころがって、ブログ記事を書く。
年寄りにはこれがイチバン。
あいかわらずSNS上にはロシアが負けてるという報道が多いねえ。
プーチンが反論しないのをいいことに言いたい放題だ。
でも冷静になって考えてほしいけど、ロシアが負けてる戦場ってどこかにアリマスカと質問して、答えられる人がいるかな。
今日は小泉悠サンと高橋杉雄サンが対談している映像があったから、このNHKの御用解説者ふたりがどんな詭弁を弄しているのかとのぞいてみた。
最初に出てきたのが、ずっと以前、ウクライナの少数の兵士がボートでドニプロ川を渡って、対岸のクレーンの上にウクライナ国旗をかかげてきた映像。
こんなものが反攻になるのかと、わたしに揶揄されていたやつだから、バカバカしくてそれ以上観る気にもなれなかった。
ザポリージャ原発の件もそうだよ。
ロシアは原発で働いているウクライナ技術者にも退避を勧告したそうだけど、NATO首脳会議をひかえて、なんでもいいから成果を出したいゼレンスキーさんが、カミカゼ攻撃を仕掛けてくる可能性、もしくはそんな情報があったとする。
危険だから職員の一時退避を命じたのなら、ロシア軍のやさしいこと。
え、なんでロシアが原発を攻撃しなくちゃいかんのか、説明できる人はイマスカ。
ロシア軍が置き土産として原発を爆破するんじゃないかと寝言をいってる人もいるけど、近いうちにロシア軍が撤退する理由がなんかアリマスカ。
台湾のあした
昨日のニュースに「防衛装備品の輸出をめぐり国会が紛糾」というものがあった。
侵略されている国を支援するために、日本も兵器を輸出できるようにすべきだってことらしいけど、いまの時期はウクライナが念頭にあるのだろう。
しかしいまから開発する戦闘機がウクライナ戦争に間に合うわけがない。
これはつまり、台湾有事にそなえて、台湾に兵器を輸出できるようにしておこうってことだろう。
いよいよ日本がアメリカに代わって、戦争の全責任を担うことが本決まりになったようだ。
ああ、わたしがこの歳までいちども見ることも、体験することもなかった戦争ってやつがついに目の前だ。
感慨があんなあ・・・・
なんてとぼけちゃいられんワ。
わたしはドンパチが始まるまで生きていられるかわからないから、そんなことはどうでもいいけど、気ぃつけなされ。
台湾は民主主義だのヘチマだのというより、どっちが得かと考える国民性だということは、ちょっとまえにこのブログに書いた。
彼らがおちぶれたアメリカより、これからはグローバルサウスの時代だって、いきなり方向転換をしたら、日本はせっかく開発した最新兵器を、台湾経由でそっくり中国にプレゼントすることになるんだよ。
それじゃあどうすればいいのか。
台湾を見殺しにするんだね。
香港もそうだけど、騒いでいるのは若い人たちだけで、年寄りはなにもいってないじゃないか。
中国のそういう若い人たちだって、いまや海外旅行にどしどし出かける時代で、マナーを知らないと、行った先でいやがられているくらいだ。
このていどの独裁や抑圧がガマンできないほどひどいことか。
もともと同じルーツの国民だし、いまだって国民の半分ちかくは中国寄りの国民党支持者なんだから、日本が口を出すようなことじゃない。
ウクライナみたいに犠牲者を積み上げるよりなんぼかいいさ。
2023年7月 5日 (水)
また原発危機
ゼレンスキーさんがまたザポリージャ原発について吠えているよ。
フツーに考えれば、ロシア軍が占拠している原発をロシア軍が攻撃して、自分たちを危険にさらすはずはないのにね。
そうか、ロシア軍が撤退するとき、イタチの最後っ屁で爆破するかもしれないってことか。
それならロシア軍の撤退が前提になり、そのためにはウクライナ軍が攻勢をかけてるということが前提になるんだけど、そんな兆候はあるの?
むしろいろんな兆候が、ウクライナ軍がボコボコにされ、ますます犠牲者か増えていることをあらわしているのに。
証拠?
しつこい人だな。
ヨーロッパでも最大級の原発だそうだから、守っているロシア軍もかなり多いはずで、完全撤退には時間がかかるだろう。
そんなに事故が心配なら衛星で見張っていて(アメリカから情報をもらえばいい)、原発周辺のロシア軍が大急ぎで撤退を始めたら、ウクライナも50キロ以遠まで逃げ出せばいいじゃん。
ロシア軍も自軍の兵士をすべてまきぞえにしようとは思わないだろうから、その気配が見えたらさっさと逃げればまだ間に合うど。
気をつけなければいけないのは、ウクライナにはゼレンスキーさんの権力のおよばないべつの勢力がいること。
ウクライナに巣くうオリガルヒたちは、勝つために、つまり自分たちの権益を守るためには、ウクライナ軍とべつの作戦を実行する可能性があり、味方の市民を銃撃したり、ダムを破壊するような、どんなムチャでもする可能性があるんだ。
そういうことを考える人はあまりいないみたいだね。
対抗軸
フツーに考えればいいものを、なにがなんでもロシア不利に解釈しようとする。
日本の視聴者はよっぽどオメデタイと思われているらしい。
これは西側への対抗軸とされるもうひとつのサミット、上海協力機構についてのハナシ。
なんとかこの集まりにケチをつけたいNHKにいわせると、参加国の足並みは揃ってないとのこと。
そりゃ西側以上にさまざまなおもわくを抱えた国ばかりで、たとえば今回の議長国を務めるインドと、上海機構の重要加盟国である中国は、国境紛争をかかえた国同士であるし、正式加盟をしているイランと、目下加盟を手続き中のサウジアラビアも仲が悪かった。
いま話題のベラルーシみたいに、そのうち革命が起こって、いつ体制がひっくり返ってもおかしくない国もある。
問題はそういう不協和音をかかえた国々が、西側に対抗するという一点では協力しあっていることだ。
今回の上海協力機構会議は対面形式ではなく、オンライン開催だったそうで、NHKはさっそく御用解説者を引っ張り出してケチをつける。
今夜の御用解説者は、はじめて見る防衛大学校教授の伊藤融サンで、もちろん防大教授が日本政府の意に反することをいうわけがない。
彼は失敗に終わったG7ヒロシマ・サミットを成功だったと持ち上げる。
招待されていたインドのモディ首相とゼレンスキーさんの直接対話で、インドはウクライナの立場に理解を示したといってたけど、じっさいは和平に応じようとしないゼレンスキーさんに苦言をいったのだという説がある。
証拠?
ゼレンスキーさんがそのあと、ブラジル大統領との会見をボイコットしたのはなぜだろう。
モディさんからかなりきついことをいわれ、さらにグローバルサウスのメンバーであるブラジルから、同じことをいわれるのがイヤだったのだそうだよ。
こういう感じで伊藤融サンは、現在のインドの立場を強引に解釈するのだ。
インドが米国のまえではっきりした意思表示をしないのは、両陣営から得られるものは得ようという実利政策で、バイデンさんに嫌われたくないのだろうという。
インドが反米であることはとっくにあきらかで、それでもなんとかしてグローバルサウスを分裂させたいアメリカは、先日の首脳会談でも精一杯の歓迎をした。
嫌われたくないのはアメリカのほうではないか。
そんな米国の弱みにはまったく触れず、なぜここまでグローバルサウスに嫌われるのかということも考えようとしない。
NHKはいったいどこまでウソを重ねるのだろう。
そのウソにだまされる人たちはどこまでだまされるのだろう。
2023年7月 4日 (火)
今日のニュース
土日はニュースの少ない日だからやむを得ないけど、月曜日のニュースが入ってくる今朝になってみれば、アッと驚くウクライナ軍の大攻勢・・・・
が、あればなあとは、これ日本中のアンチ・ロシアの念願。
そんなうまい話があるものか。
今朝のニュースを観たら、ウクライナ軍のミサイルが命中したらしく、ロシアの戦車が爆発して炎につつまれる映像があった。
可哀想に、あれじゃ乗員は全員即死だろう。
こういうときドイツのレオパルト2には爆発の圧力をそらす装置がついているそうで、さすがはドイツと感心したものだけど、ロシアの戦車にも同じような装置がついているみたいで、炎の中から数人のロシア兵が飛び出していた。
怪我はしたかもしれないけど、兵士の命を守るための装置はドイツだけの専売じゃなかったのだ。
昼のニュースに台湾立法院のトップが与那国島を訪問という話題があった。
いまの日本は台湾有事にそなえて、なんとか台湾をこちら側に引きつけておきたいところだから、いろいろ便宜を計る(かも知れない)。
台湾企業の誘致や、ホテルの建設、連絡便の往来などもOKということにする。
しかし台湾は機を見て敏なるところがあるから、将来やっぱりグローバルサウスのほうが得だなと思えば、大陸に寝返るかも知れない。
そのさい与那国島は、ああ、あそこはうちの土地ですからと、中国に手みやげ代わりにしたりして。
もちろん日本は怒るだろう。
でも、これってどこかで聞いたことがない?
そう、ウクライナ戦争の発端となったクリミア半島の帰属問題。
ロシアだって怒るよな。
2023年7月 3日 (月)
NHKスペ
昨夜はNHKスペシャルの「ワグネル反乱、変貌するロシア軍」という番組を観た。
わたしから御用解説者のひとりと揶揄される小泉悠サンが出てきたけど、さすがに現在の戦況はウクライナが不利、しかも反転攻勢もそう簡単ではないということがわかってきたらしく、今回はだいぶトーンが下がってきた。
ワグネルが南部軍管区をやすやすと占領したことについても、プリゴジンさんが軍管区の司令官たちとなぜ談笑しているのか、意味がわからないと正直にいう。
わからなければわたしが補足するけど、ロシア軍のなかにワグネルに同情する人間はいても、本気で反乱に参加する人間はいなかったのだろう。
モスクワまで陳情に行くということを聞いて、まあ、幸運を祈るよ程度の話をしていたんじゃないかね。
逮捕されたというスロビキン大将については、いちじ総司令官に任命されたのに、3週間ぐらいで格下げになった。
だから彼にはロシア政府を恨む理由があるというけど、これはたとえていえば、最初課長に仕事をまかせたものの、やっぱりそれじゃ間に合わん、もっと上の部長を派遣しようというようなもので、恨むほどの理由になるだろうか。
たとえ恨んだとしても、南部軍管区の司令官さえ逮捕されてないのに、なんでスロビキンさんが逮捕されなくちゃいけないのだ。
ロシア軍が博物館に入っていた旧式の戦車まで前線に送る映像が出てきた。
これについても小泉サンは、守りを固めるなら旧式でも立派な戦力になると、冷静に判断していた。
司会をしていたのはあまり見たことのない鴨志田さんというデスクで、なんとか原稿通りに進行させようと必死な感じだった。
ロシアがイランから無人機を輸入するのがケシカランともいってたけど、戦争開始時分にはウクライナだって西側のドローンをひんぱんに使っていたじゃないか。
塹壕にひそむロシア兵の頭上から爆弾を落とす映像をたくさん見たけど、あれは広報用のカメラまで積み込んだ西側の無人機だったでしょ。
自分が不利になると、同じことをする相手に文句をいうのは、いかにウクライナか困窮しているかの証明だ。
番組ではほかにもぐだぐだ屁理屈を並べていたけど、欧米は団結を示すとか、西側はこれから先もずっと支援を続けるなんて負け惜しみにしか聞こえない。
今日はインドと仲が悪いはずのパキスタンまで、インドと同じグローバル・サウスに加わるというニュースもあったし、ニュース9ではもうウクライナは5番目か6番目の扱いだ。
世界が忘れてしまう、気にしなくなるというのが、ウクライナのいちばん怖れることなんだけど、どうする、どううする、どうするんだよ。
バイデンさんはそのうち認知症で入院だし、フランスはウクライナどころじゃない。
米国とフランスが抜けたら、西側で逃げ遅れるのは、台湾有事で西側に味方してもらいたい日本しかいないじゃないか。
観たかい ?
前項で紹介した及川幸久さんのチャンネルを観てもらえたかな。
観てない?
そういう連中だよな、問題は。
戦争の真実や、どっちが勝ってるかなどいうことを知りたいとも思わず、プーチン嫌いで凝り固まっていて、自分にとって気持ちいいデタラメしか信じようとしないのは。
タッカー・カールソンやシーモア・ハーシュもそうだけど、ぼちぼちアメリカの伝統である反体制のジャーナリストが出てきたようだ。
ニクソン大統領を辞任に追い込んだワシントン・ポストの記者、ウィキリークスのアサンジ君や国家安全保障局のスノーデン君など、あの国では定期的に国家の不正をあばく人間が出てくる。
さすがは表現の自由が保証された民主主義国家というべきか、ふだんから隠しゴトばかりしているロクでもない国というべきか。
アサンジ君やスノーデン君には逮捕状が出ているくらいだから、どっちかということはわかるよね?
こういう勇気ある人たちが戦争を終わらせることもあるんだから、偏見を持たず、まじめに戦争の推移をながめている人なら、及川さんの(彼が引用している)情報から目をそらすべきではないね。
2023年7月 2日 (日)
反体制の伝統
アメリカのジャーナリストにタッカー・カールソンという人がいる。
わたしはもちろんこの人を知らなかった。
彼はSNSのチャンネルを持っているけど、全編英語なので、そんなものを翻訳ソフトを使ってまて翻訳しているヒマのないわたしは、これまでその存在すら知らなかったのである。
しかし彼のチャンネルを引用している日本人がおり、この人の翻訳を通して、カールソンさんのチャンネルの内容を知ることができた。
ちなみにこの日本人は及川幸久といって、なかなかユニークな経歴を持った人だけど、ここでは彼については触れない。
それではタッカー・カールソンさんの国際時評はどんなものか。
ひとことでいうと、いや、ふたことでいうと、現在の国際関係を論じて、結果的にロシアを擁護するものだった。
やろう、てめえの都合のいい意見を見つけてきやがったなという人がいるかも知れないけど、そんなことをいったらいまのSNSなんてみんなそうさ。
ロシアをけなすほとんどのSNSが、よそから自分に都合のいい報道を見つけてきて、世間のボンクラどもを煽り、チャンネル登録をさせて、金儲けをする手合いばかりじゃないか。
世間に迎合しないというだけで、及川さんのチャンネルが金儲け目的でないことがわかる。
わたしが最初に観た及川さんの、つまりカールソンさんのチャンネルは、「ウクライナ戦争のデタラメ」というものだったけど、このタイトルだけでは、どちら側からみてデタラメといってるのかわかりにくい。
それを確認するために最初から最後までじっくり拝聴してみた。
なに、せいぜい20分足らずの映像で、最近の短気な若者たちでもガマンできる範囲じゃないか。
わたしも彼のいうことを100パーセント信用するわけじゃないけど、いまの世間の大勢にさからうチャンネルであることは間違いない。
百聞は一見にしかず、これを観るだけで眼からウロコも落ちるし、世界が大きく変わるだろう。
ぐだぐだいうより観てもらったほうが早い。
及川さんのチャンネルにリンクを張っておくから、それを観てもらえるかな。
「タッカー・カールソン」ともうひとつ、「プリゴジンの反乱はプーチン体制の崩壊か?」というタイトルの映像だ。
ただしレベルはそうとうに高いから、一方的な見方でロシアをけなして喜んでいるボンクラたちには、理解するのも困難かも知れない。
わたしはこれを観て、この世界にはロシアの味方をする人もけっして少なくないことを確信した。
わたしの闘いは孤独なものじゃなかったんだよね。
疑う
今夜のNHKニュース9に防衛研究所の兵頭サンが出てきた。
ワグネルの反乱に連座したとされるスロビキン上級大将が、ワグネルは暴動をやめるべきだと発言している映像を見て、うーん、これはロシア政府にいわされている可能性がありますねという。
たしかに、あまり積極的にいってるようには見えないし、背景がまっ白の壁で、刑務所の取り調べ室でしゃべっているような雰囲気だった。
これじゃ(しょっちゅう事件をミステリー仕立てにして喜んでいる)わたしだっておかしいと思う。
大将の娘さんの発言もあって、父は通常通り勤務していますといってるらしいけど、それもいわされている可能性がある。
これではますますおかしいと、思わないほうがおかしい。
このプロパガンダ戦争においては、なにごとにつけてもまず疑ってみることが大切だ。
問題があるとすれば(あるんだよ)、いつもの兵頭サンは、ロシアをおとしめる報道にはまったく疑いを持たないことだ。
ウクライナのいうことは無理をしても信じるくせに、今夜のように、ロシアのいうことは一も二もなく疑っちゃう人なのである。
まったく便利な男だよ、兵頭サンて。
プリゴジンさんの乱をいまさらとやかくいったって、あるいは彼の悪事をあばいたとしても、それでウクライナ軍の戦況が改善されるわけではない。
今夜の報道は、戦況から目をそらすためのNHKの陰謀かも知れないのである。
陰謀だとすれば、ウクライナ軍があいかわらず防衛ラインの外側でボコボコにされているんだろうと、わたしは思ってしまう。
みなさんもちっとはNHKの報道を疑ってくんなまし。
2023年7月 1日 (土)
ジョージアという国
おとといのニュース9を観ていたら、東欧のジョージアという国が出てきた。
以前はグルジアと呼ばれていた国で、確かここ出身の関取がいたよなと調べてみたら、栃ノ心や臥牙丸がそうだった。
東欧出身の相撲取りはモンゴルとちがって、おおらかで気のいい人が多いようである。
そんなジョージアがロシアに侵攻されたことがあると聞いて、これまでプーチンはウクライナ以外の国に侵攻したことはないといっていた、わたしの主張がゆらいだ。
これも調べてみたら、たしかにジョージアは2008年にロシアに侵攻されていた。
なぜこのことを忘れていたのかというと、南オセチア、アブハジアなどという地名にあまり馴染みがなく、ウクライナのように戦争がこじれて拡大したわけではないからかも知れない。
拡大しなかったのは、ジョージアが軍事力では到底ロシアに対抗できなかったことと、赤狩りイズムに染まったバイデンさんがいなかったからではないか。
わたしがウクライナ戦争でロシアの味方をするのは、世界中があまりに一方的で、プーチンへの中傷誹謗が激しすぎるからという理由がある。
だからここでも、ジョージアへの侵攻についてロシア側の立場で考えてみよう。
相手には相手の立場がないという戦争は滅多にないのだから、いくらか強引かも知れないけど、ものごとを公平に考えるためにこういう主張も必要なのだ。
ロシアがジョージアに侵攻したのは、この国が安全保障のためNATOに加盟しようとしたのが原因で、ウクライナとまったく同じ構図だ。
周辺国がNATOに加盟するということは、ひっくり返せばロシアにとって脅威になるということである。
ロシアはジョージアのNATO加盟を阻止しようとした。
ジョージアはウクライナのような汚職国家ではなかったけど、国内問題を多くかかえて、いまだに加盟は保留扱いになっている。
プーチンもNATOとの戦争になった場合の橋頭堡になる土地、ロシア人が多く住んでいた南オセチアとアブハジア(このふたつはジョージアの一部)を占領するだけにとどめた。
大雑把な戦争のあらましはこんなものである。
じっさいには複雑な民族問題が絡んでくるけど、それはこのブログで詳細に語れるほど単純なものではない。
これをロシアによる侵略だとみるのは簡単だ。
しかしロシアからすれば、かっての同盟国(ワルシャワ条約国)がことごとくNATOに属しようとするのを見たら、まさに大阪城の豊臣秀頼の心境だろう。
ロシアの大統領であるプーチンにすれば、国民の安全を守るためにも黙って見すごせない問題だったのだ。
この先は・・・・あー、みなさんが勝手に考えればよい。
西側をあくまで擁護したければするがいい。
わたしがいいたいのは、ロシアにはロシアの言い分があるということだけである。
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