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2023年8月 1日 (火)

アンタなら?

日本の林クン(外相)がスリランカやモルディブ詣でをしていた。
なんとかしてグローバルサウスをこちら側に取り込もう、でなければ分裂させようと必死らしい。
しかし態度をあいまいにしておいて、両方から利益を得ようという、インド・スタイルが途上国に蔓延している。
それがケシカランといって、以前なら支援を打ち切るぞと脅かすこともできたけど、いまのアメリカや日本にそういうことができるだろうか。
支援を打ち切れば、喜ぶのは中国だし、グローバルサウスはますます乖離していくだけだ。

ISISのような過激なテロ国家があったころまで、まだアメリカに理解を示す国は多かった。
しかしウクライナ戦争を境にして、いまではアメリカの本質を世界が知ってしまったのだ(知らないのはあんたがボンクラだからだ)。
アメリカ大統領こそ汚職の大元締めで、息子まで利権に手を染めており、アメリカがやたらに戦争をしたがるのは、国内のネオコンたちの欲求に応えているだけだってことが。
G7はこういう無法国家の旗の下に集まった連合なのである。

ロシアが孤立化しているという人がいるけど、その実態は上記のようなことで、こんなことが続けば、西側先進国は自分で自分の首を絞めるしかない。
消費者大国のインドや中国に背を向けられたままで、ドイツやフランスがいつまで耐えられるだろうか。
政治と経済はべつにしようなんて調子のいいことをいってるけど、そんなことが通用するほど、途上国があまいだろうか。
おかげで日本の林クンは、小さな島嶼国家にまでお願いに行かなければならないのである。

たしかにいまのプーチンは困っているように見える。
しかし原因は、アメリカが支援をエスカレートさせるおかげで、いつになっても同じスラブ人同士が殺し合わなければならないせいだ。
アメリカは一兵も損なうことなく、他人の土地で兵器を売りまくり、結果的に死者を積み上げているのである。
わたしみたいな傍観者でもイライラがつのるくらいだから、人間として、良心をもった大統領として、こんな状況に耐えるプーチンはそうとうツライに違いない。
台湾有事で同じことが起きたら、アンタはどうする。
アメリカは高みの見物で、日本人、台湾人、中国人が殺し合うことになったら?

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