ロシアと北朝鮮
北朝鮮といえばだれでも知っている残虐な独裁国家だ。
国民の大半を飢餓に追いやり、正恩クンの後継問題をめぐっては、肉親でさえ機関銃で抹殺する国だ。
NHKはいまこんな国とロシアを結びつけようと必死だ。
まだなにも決まったわけじゃないのに、プーチンが正恩クンと会う、会談をすると針小棒大に騒ぎまくっている。
しかしいっとくけど、プーチンは正恩クンみたいなタイプの指導者が大っキライだ。
あるていどの独裁がなければやっていけない多民族国家を束ねて、それでも精一杯の民主主義も失わず、プーチンはロシア国民を豊かにするために、つな渡りの政治をしてきた。
そういうプーチンが、親父の地盤を継いだだけ、国と国民のために汗をかこうともしない独裁者を好きになるわけがないし、それでも彼がキライな正恩クンと会うのは理由がある。
ウクライナ戦争での西側の言い分が、ウチらは団結しているけど、ロシアは孤立しているというもの。
全世界的にみれば決してそんなことはないんだけど、こんな無理やり世界を二極化しようという試みに対して、プーチンは対抗勢力をまとめ、西側に目にものを見せてやる必要があった。
というのがロシアと北の接近の理由で、それ以上のことはないだろう。
世界(とNHK)が注目しているなかで、北に武器支援なんか要請すれば、世界(とNHK)が大喜びをするのがわかりきっている。
プーチンは隣国のベラルーシからさえ武器や兵士の現物支援は受けず、ロシアだけで戦争をすることにこだわっているのだ。
ロシアが北朝鮮にミサイルや核兵器の技術を提供するというのも杞憂だね。
プーチンは正恩クンの異常さをよく理解しているから、そんなやつに核兵器技術なんぞを教えたら、かえってロシアの周辺が混乱することを知っている。
4年まえの露朝首脳会談のときは、プーチンに刀をプレゼントするという正恩クンに、ロシアでは刀をもらうというのは不吉なことになっている。
だからこれはお金を払って買ったことにしようと、1枚のコインを渡すという冗談みたいなセレモニーをしただけだった。
だいたい金もないのにやたらにミサイルをぶっ放している北朝鮮に、他人を支援するほど余裕があんのか。
共同軍事作戦なんかやったら、たださえ少ない砲弾の無駄遣いじゃないかね。
北がロシアに支援するとしたらCG技術だな。
なにしろあそこはミサイル発射や潜水艦など、捏造映像を作ることだけは上手い。
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