どうなった?
なんだ、なんだ。国連総会ってのはいつまでやってるんだ。
NHKの報道によると、ゼレンスキーさんやバイデンさんは、ロシアの非道ぶりを国連の場で一方的に非難したそうだから、これじゃ逆効果だよ。
途上国はみんな戦争が続くことで困ってるんだ。
それなのにあいかわらずゼッタイに許さない、妥協はしないなんていっていたら、戦争を引き延ばしているのはウクライナのほうだと思われてしまうではないか。
今日のNHKのニュースでは、国連総会でロシア非難の数が増えたのか減ったのか、具体的な数字がまるでわからんかった。
しかし欠席した国の多さをみると、そんなことはあまり意味がなさそうだ。
常任理事国のなかで、出席したのがバイデンさんだけ(おまけとして日本の首相もいたけど)というのにビックリ。
岸田クンは原稿棒読みで、なんとなく居ずらいという雰囲気があったね。
さあ、また過去のおさらいをしよう。
ロシアが侵攻してきたとき、アメリカが余計な口をはさまず、ウクライナがすぐに降伏していたらどうなっただろう。
民主主義の危機かい? 主権国家の領土侵害かい?
残虐なロシア軍のために、ウクライナ国民は虐殺やレイプされただろうか。
ドイツやフランスは、せっかく作ったノルドストリームのパイプが破壊されて、エネルギーの危機に陥っただろうか。
途上国はウクライナの穀物が手に入らなくて困っただろうか。
先進国が途上国から三行半を叩きつけられ、世界が対立と分断の時代に入っただろうか。
アメリカは地球温暖化を放り出して、バイデン親子が金儲けするのを黙許しただろうか。
それよりなにより、これほど多くの両国の若者が死んだだろうか。
思い出してほしいのは、ウクライナ戦争のまえまで、ロシアとウクライナは親戚といっていい親密な仲で、ロシアのゴルバチョフ大統領夫妻は、その両親がいずれも一方がロシア人、もう一方がウクライナ人という時代もあったくらいなんだよ。
おそらく戦争がなければ、ロシアとウクライナの蜜月は続いていて、世界はいまよりずっとマシなものだったに違いない。
戦争というのはえてして、そういうつまらない見栄から起きるものなんだ。
今回の国連総会がゼレンスキーさんに引導を渡して、戦争終結ということになるよう祈る。
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