中国の旅/おまけ
蘇州のおまけだ。
この娘に見覚えはあるかな。
蘇州のまえにひとりで上海へ行ったとき、2人のポン引き氏にひっかかって、かわいい上海娘に紹介されたことがあるけど、今度蘇州に出かけるまえに仲間たちにその話をしたら、上海娘のW嬢が、その娘が働いていた店の名前をおぼえているかという。
わたしは記録魔だからおぼえていた。
W嬢は上海に着くとその店に電話して、かわいい上海娘がまだ同じ店にいることを確認した。
というわけで、わたしはまたこの娘とデイトをすることができたのである。
とはいうものの、こんなことでニヤけていたんでは、この先の紀行記も読んでもらえるかどうかわからないから、写真だけお見せしてそれ以上のことは書かない。
なんだ、それからどうした、彼女と寝たのか、ヤッたのかという人がいるだろうけど、これは恋愛小説じゃないのである。
わたしは2013年になると、目標をロシアに変えて、モスクワやサンクトペテルブルクを立て続けに訪問することになる。
おまえの目的地は中国だとかロシアだとか、いま問題になっているところばかりだなという人がいるかも知れないけど、わたしはもともと先進国よりも、多少は遅れている(とされる)国のほうに興味があるのだからやむを得ない。
わたしの旅はまだまだ続くし、登場する女性も多いから、乞うご期待。
ここで合理主義者で、無神論者で、カルト宗教ギライのわたしらしからぬことを書く。
モスクワでわたしを案内してくれたのは、かほり君という日露ハーフの美少女だったけど、彼女を見たとき、わたしは上海のかわいい娘が、衣装を変えてまたわたしのまえに現れたかと思った。
ショートヘアとロングの違いはあったけど、両方ともスリムではかなげな印象といい、雰囲気がよく似ていたのだ。
人生とは同じ役者が、設定を変えて何度もあらわれる舞台のようなもの。
そんな哲学的結論を導きだして、蘇州の旅を終えることにする。
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