コツ
イスラエルは空爆をやめない。
自分たちが強者になれば立場もコロリと変わる。
これがかってはホロコーストに遭い、世界の同情をかった国のやり方である。
とにかく自分たちに敵対する者を根絶やしにするまで、安心できないというのだろう。
今回の爆撃で死んだ者の怒りが、やがて何倍にもなって返ってくることなど考えようともしない。
さすがにアメリカでさえやりすぎだと、またブリンケンさんを派遣して止めようとしたが、この戦争の最大の着目点は、イスラエルにしてもウクライナにしても、もうアメリカのいうことを聞かなくなっていることだろう。
これまでなら、もう支援をしないぞと恫喝すれば、たいていの国がいうことを聞いた。
それがいまではアメリカでさえ足もとを見られる時代だ。
アメリカの凋落と、世界の混沌は始まっているんだよ。
時代の変化を読み取れないのは日本(の外務省)で、上川おばさんはイスラエルに行って、あいかわらず原稿を間違えないようにひたすら読むだけ。
いったいこのおばさんに政治家としてなにか信念があるのかね。
もうすこし感情をおもてに出して発言できないもんか。
任命責任者はフィリピン訪問だそうだ。
フィリピンの大統領のほうが、まだしも国際情勢をわかっている。
いまは先進国とそれ以外の国の対立を、両天秤にかけるのが途上国ではブームだ。
いただけるものはどちらからもいただきます、ええ、フィリピンと中国の仲を裂きたいそちらの事情もよくわかってますって、誰にでもにこやかに対応するのがそのコツだ。
嬉しがっているのは日本の宰相(と外務省)くらいのものさ。
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