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2023年11月19日 (日)

昨日のNHK

昨日の国際報道はひどかった。
いつか持ち出すんじゃないかと、わたしは(現代の)中国が、新疆やチベットで少数民族を抑圧していない証拠を集めてきたけど、昨日のNHKはもろにそれと衝突するデタラメが満載。
多すぎてとても全部に反論できないんだけど、よくいわれる問題をひとつ取り上げておこう。

新疆でもチベットでもかならず出てくるのが、中国は少数民族の子供を集めて思想教育をしているというもの。
そうだろうか。
冷静に考えたことはないのだろうか。
新疆もチベットも交通の不便な広い範囲に住人は散らばっている。
ほうっておけば教育に興味のない住人も多い土地柄だし、こういう子供たちに均等な教育をほどこすには、寮で生活をさせるのがいちばん効率的だとは考えないのだろうか。

これは中国が少数民族の子供たちの教育にも熱心であることの証明だ。
日本もかってはそのくらい熱心だったけど、いまでは公共放送までが子供たちにデタラメを吹き込むようになった。
これでは中国に勝てっこない。
え、聞いてるかい、由井秀樹(国際報道のキャスター)サン。
え、いったいどこを見てるんだ、NHKのチベット担当サン。
え、恥ずかしいでしょ、酒井美帆ちゃん。
あ、美帆ちゃんは余計だけど。

わたしの過去ログも参考にしてくれ。

2021年8月29日の記事
2021年8月31日の記事
2022年8月5日の記事

夜になってちょっと気になるニュースが出てきた。
ウクライナで世論調査をしてみたら、去年の5月に比べて、ゼレンスキーさんと政府への信頼度が下がっているというもの。
これまでならNHKのこういうニュースはあっさり終わるはずが、昨夜はかなり詳しかった。

信頼度失墜の原因として、ゼレンスキーさんとザルジニー総司令官の発言の食い違いなど、実例がいくつか挙げられていた。
原因はまだあって、じつはこっちのほうが重要なんだけど、世論調査の結果によると、政府への信頼度がほとんど半分以下に落ち込んでいる。
もともと深刻な汚職をかかえたのがウクライナ政府で、国民はそんな政府に嫌気がさしているんだそうだ。
そんなことは戦争が始まってからずうっとわたしが指摘してきたことじゃないか。
戦争の開始時からそういう報道をしていれば、日本人のウクライナ戦争の見方も変わっていたかも知れないのに。

これに対してニュースでは、ロシアにつけこまれないように注意すべきだなんて負け惜しみをいってたけど、まだNHKはウクライナに勝ち目があると思っているのか。
だいたい、イヤイヤながらでも日本の公共放送がこうした内容を報道せざるを得なくなった時点で、ゼレンスキーさんの進退は極まったのかも知れない。

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