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2024年1月25日 (木)

また闇のなか?

ロシアで軍用機が撃墜され、輸送されていたウクライナの捕虜65人が死んだという報道があり、さっそくSNSに、ロシアの謀略に決まっているという映像が上がっていた。
じっさいには積んでいたのはロシア軍の武器で、大統領選をひかえて人気の失墜を恐れるプーチンが、ウクライナの捕虜だなんて言い出したんだろうという。
だいたい普段あまり自分たちのことを報道しないロシアが、今回はやけに迅速に発表したというのがおかしいなどと、その理由を並べていた。
そういわれると否定もできないけど、この説明そのものが、べつの解釈もできるものを、自分たちの都合のいい説明をしただけという疑念があるものだった。
けっきょくプリゴジンさんのときと一緒で、将来当事者のだれかが曝露しないかぎり、真相は闇のなかというものじゃないかと思えた。

ところが今日のNHK国際報道で、もうすこし具体的なことがわかってきた。
問題は捕虜交換がじっさいに予定されていたかどうかだ。
予定されていたのなら、戦争中でミサイルが飛び交う戦場で、航空機が、命令か過失かはわからないけど、撃墜されることはおおいにあり得る。

報道によると、捕虜交換はじっさいに予定されていたそうである。
これでは戦況の悪化で、指揮系統にも乱れの出ているウクライナ軍が、自国の飛行機以外はみんな撃ち落とせなんてむちゃな命令を出していて、それが今回の撃墜につながった可能性もある。
NHKの報道を観ているとそう考えたくなってしまう。
キャスターの望月麻美ちゃんが泣きそうな顔をして、ウライナの評判をおとしめようとするロシアの陰謀だなどと言い出すし、そもそもの原因は、ロシアがウクライナに侵攻したせいだ、それがなければ捕虜たちも死ぬことはなかったなんて、話をぜんぜん関係ない方向にそらそうとするし。

結果を整理しておくと、ロシアの軍用機が撃墜された原因は、ウクライナ側のミサイルによるゲリラ攻撃であり、自国の捕虜をまきぞえにしたとはいいにくいから、ウクライナは撃墜への明言を避けているのだろう。
望月麻美ちゃんのいう通りだ。
ゼレンスキーさんがさっさと戦争をやめていれば、捕虜たちが死ぬことはなかったのだ。

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