デタラメと願望
『ロシア軍死傷者数、2月最多か 英国防省、1日983人と分析』
『ロシア軍の死傷者の総数は35万5千人を超えたと推定した』とも。
これは昨日のネットニュースの見出し。
ソースはと見たら、あ、また英国だよ。
“2月最多か”、“と推定した”というのは、どちらも憶測記事で、それもこちらがそうあってほしいという願望記事で、確定記事ではない。
負けがこんで追い込まれたほうは、どんなデタラメでもいってかまわないらしい。
YouTubeには『ウクライナ軍、東部の2集落を開放』という映像があった。
これもソースを見たら英国で、都市や町ではなく、集落だというところがミソ。
人が住まなくなった周辺の村を占領して、勝った勝ったと大喜びしている映像は以前にもあったよな。
ウクライナ軍の常套手段だけど、あまり喜んでばかりいると、勝っているならおめでたいことだ、これ以上の支援は必要ないなといわれてしまうぞ。
まだある。
『死傷者数の増加が止まらないロシア、従軍可能年齢の引き上げを画策』
これは英国防省のレポート。
『ロシアの黒海艦隊がウクライナの無人艇を警戒か?』
ニューズウィーク日本版の記事。
『ロシア軍機15機を撃墜』
これはゼレンスキーさん自身の声明。
これらが事実であるという証拠はなく、デタラメという傍証はある。
死傷者の正確な数は戦争が終わればあきらかになるだろうけど、いったいウクライナ側の死傷者はいくらなのだ。
それだけ被害を被ったら、ロシアは予備役まで動員しないとおっつかないと思えるのに、そうはなっていないし、ウクライナでは女まで強制徴用だ。
もうおちょくるほうも疲れたよ。
どうして英国の報道はデタラメが突出しているのか。
英国もアメリカ同様にこれは他人の戦争で、当事者同士を摩耗させることに主眼があるからさ。
さっさと戦争をやめられて平和がもどっては、台湾有事に備えようという日本にも差し障りがある。
悪の枢軸はこの3国で決まりだ。
おまけ
昨日のNHK国際報道では、ロシアへの経済制裁がぜんぜん効果がないということについて解説。
中国やインドを迂回して、EUまでロシアの原油を輸入しているからだというんだけど、そうなることはちょっとした国際通なら容易に予想はできた。
これを禁止させようとすれば、いまでさえエネルギーの高騰で悩んでいるEUは、自分で自分の首を絞めるだけ。
将来はG7などの取り決めで、原油価格がロシアの想定以下に抑えられれば、制裁の効果も上がるというんだけど、肝心の取り決めがいつになるかサッパリだという。
あいかわらずアホらしい願望ばかり。
| 固定リンク | 0
« 病院 | トップページ | 中国の旅/黄河のほとり »
コメント