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2024年4月14日 (日)

一に追従、二に追従

上川外相が談話で「イランのイスラエル攻撃を懸念する」と述べたそうだ。
この人のいうことはどうしようもないくらい愚劣だということはわかっているけど、そもそも他国にある公館を空爆して、居合わせた人間を殺傷するという明白な国際法違反についてはどうなのよ。
イスラエルがやったことは問題にせず、仕返しせざるを得ないように仕向けておいて、仕返しをしたほうを責める。
じつにわかりやすいアメリカの論理。
ああ、わたしたちの世代が脈々と築いてきた、公平な日本、平和な日本、世界中の美女たちから憧れられる日本は風前のともしびだ。

救いがあるとすれば、イランが自制心を保っているということ。
中国あたりからゼッタイに挑発に乗るべきではないと助言されて、イランは本格的な戦争になる一歩手前で踏み止まっているように見える。
何もしなければ国内の反発がコワイけど、ヒズボラやスーシ派を使ってイスラエルをミサイルで(申し訳ていどに)攻撃する。
撃ち込んだミサイルはほとんど撃墜され、あとはイスラエルに関連する貨物船を強襲したってことだけど、この程度ではイスラエルも米国も、本格的な戦争に持ち込みにくい。
相手にしなければアメリカは自然に落ちぶれる一方だ。
アメリカが落ちぶれて、戦争屋としての面目を失えば、イスラエルも孤立したまま世界を相手に戦争はできない。
いまにみておれとハメネイさんは考えているだろう。

フィリピンでさえ旗幟を鮮明にせず、大国をうまく利用することを知っているのに、一に追従、二に追従、三・四がなくて、五に追従。
岸田クンはアメリカでいやがるマルコスさんを仲間に引っ張りこんで、米国のポチだということをみごとに証明してきた。
韓国も台湾もじりじりと西側の仲良しグループから離脱する一方なのに、なんで日本はアメリカにゴマをすり、悪の枢軸の仲間入りをしたがるんだよ。
上川のおばさんが、あのときのアタシの立場では、原稿を読むしかなかったのよーと金切り声を上げる日を見てみたいワ。

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