ありんくりんサン
ココログの人気ブログ投票でつねに上位にいる「農と島のありんくりん」サンが、最新の更新で長ったらしいことを書いている。
内容を要約すると、イスラエルがシリアの領事館にいたザヘデイ准将などを殺したのは、敵側の司令官がそこにいたのを暗殺しただけで、いまは戦争中なのだから非難されるいわれはない、つまり国際法違反には当たらないということのようである。
じつはわたしはありんくりんサンの天敵を自認する男で、彼もそれはとっくに知っているはずだし、たまたまわたしはちょっとまえのブログで、イスラエルのやったことを責める(西側の)世論がないのはおかしいと書いたものだから、これはわたしに対するありんくりんサンの回答なんじゃないか。
彼もわたしのブログの愛読者なのかも知れない。
なるほど、いまはイスラエルと、中東にちらばる反イスラエル勢力とは戦争状態だ。
なぜ反イスラエル勢力がちらばるかというと、もちろんイスラエルがあるべき国家を認めないからで、彼らにすれば中東のあちこちに拠点を作って戦うしかないということがある。
これはかたちこそ国家対国家でないだけで、最近の戦争としてはありふれた形態かも知れない。
つまりイスラエルとハマス、ヒズボラ、フーシ派などが戦争状態にあることは間違いがない。
アメリカがほとんど無抵抗のビンラディンを問答無用で殺したように、現代の戦争はなんでもアリだ。
国際法を順守しろというのが、いかに無意味なことかはわたしも知っている。
ただ、ありんくりんサンもそうだけど、これが立場を変えて、反イスラエル勢力が西側の軍人を殺したらどうだろう。
たちまち卑怯だ、無法だ、テロ行為だなどと、いま西側がロシアにいってるような負け惜しみの罵詈雑言が飛び交って、戦争中だから正当化されるなんて言い分が出てくるだろうか。
上記のことは仮定の話だから無視してもらってかまわないけど、たとえばハマスが急襲をしてイスラエルを攻撃したとき、ありんくりんサンはなんといったのか。
あれは民間人に対する虐殺だったといって、今度はイスラエルの倍返し、10倍返し、100倍返しの民間人虐殺でも正当化するのだろうか。
ここで付け加えておきたいけど、ハマスの攻撃は自動小銃やオートバイなどを使った奇襲攻撃で、大型兵器を使うほど余裕のある戦闘ではなかった。
ハマスとしてはできるだけ短時間のあいだに多くの人質を確保し、ウクライナ軍が出てこないうちに、さっと引き上げるという時間との勝負だったのだ。
ところが残された写真や映像を見ると、破壊の規模は戦車やミサイルを使った跡が歴然。
たぶん油断して奇襲を許したイスラエル軍が、失態をかくすために現場で敵味方の区別なしに殺しまくったというのが真実だろうと、わたしは思っているんだけどね。
先日はイランが発射したミサイルを、中東のヨルダンやサウジまで出動して防衛したと、ありんくりんサンは大喜びで書いていた。
しかしヨルダンはサファディ外相が出てきて、イスラエルに味方するつもりはないとはっきりいっている。
さらに突っ込んだ見方をすれば、バイテンさんのやり方に納得しない米国の国防総省が仕組んだミサイル攻撃だったという説もある(国防総省と国務省はむかしから仲が悪いんだよ)。
これならヨルダンやサウジが協力してもおかしくないし、わたしはそういう点を無視してばかりいる偏屈な見方を告発するために、国際法を持ち出したに過ぎない。
ありんくりんサンのいってることはカルト宗教のやり方そのものだ。
つねに自分の都合のいい発言やデータを並べて、他人を騙しているだけ。
彼がわたしのブログを読んでないというなら、だれかここにこういうブログがありますとチクってやってくれないか。
ついでに彼はわたしのコメント禁止を解除して、反対意見でも公平に聞くべきだといってもらうと助かりマス。
| 固定リンク | 0
「ネットをめぐる」カテゴリの記事
- ヤフーの欺瞞(2024.09.03)
- またありんくりんサン(2024.08.28)
- またありんくりんサン(2024.08.26)
- またありんくりんサン(2024.08.10)
- またありんくりんサン(2024.08.01)
コメント