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2024年4月30日 (火)

純ちゃん

時々ネットで小泉純一郎もと首相をけなす意見にぶつかる。
まるでオレだけにはわかっていたという調子で、小泉の政策は失敗だった、郵政民営化なんてよけいなことをしやがってと、エラそうな意見をぶっている。
ほとんどが結果が見えてからの後出し意見で、オレならこうしたという代案も出さない卑怯者の意見だ。
わたしは変人同盟の小泉もと首相を尊敬しているから、あえてまたプーチンのときみたいに世間に反論させてもらうんだけどね。

郵政省だって末端の郵便局に勤める職員にはまじめな者もいただろう。
過疎地帯にある郵便局の役割も重要性もよくわかっているけど、しかし中央では既得権益にあぐらをかき、赤字たれ流して平然としている幹部もいただろう。
わたしは若いころ郵便局でアルバイトをして、その労働組合のヤクザのような実態をまざまざと見たことがある。
こんな無駄な役所を放置しておくわけにはいかない。
もと首相がやったことは、とにかくなにか変化を与えて、状況を改善しようということではないか。
何もしなければ、既得権はそのままで、日本の赤字体質もそのままだ。

もと首相に文句をいう人は、自分ならこうしたという代案を出してみろ。
すべてがうまくいくなら政治なんて楽なものだし、あとから欠点を拾い出して文句をいうなら誰にでもできる。
必要なのは他人と異なる視点と実行力であって、政治の世界でもこういう、いわゆる変人は必要なんだよ。
役人の書いた原稿を読むしかないいまの政治家より、もと首相のいたころのほうが、政治家もよっぽど火花を散らしていたじゃないか。

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