ただいま迷走中
こういうとき笑うのは不謹慎である。
ということはわかっているけど、あ、いや、イランではなく、アメリカのバイデンさんのことなんだけど、ここんところ迷走が激しいね。
ICC(国際刑事裁判所)がネタニヤフさんを指名手配するといったら、ケシカラン、ICCに制裁だと言い出した。
危険だからと子供たちを安全なところに避難させたプーチンが指名手配されたときはなにもいわず、じっさいにおとなも子供もいっしょくたに虐殺するネタニヤフさんが指名手配されると怒るなんて、これはいくらなんでもダブルスタンダードだと、あのNHKまでが言っている。
しかも、いまだにアメリカの制裁は効果があると信じてるんだから、おかしくないという人がいたら、その人の頭もおかしいよ。
ハマスがイスラエルを急襲したとき、バイデンさんはネタニヤフさんと一緒になってハマスを非難した。
アメリカはイスラエルを支持するとはこのころの発言。
その後イスラエルのパレスチナ人虐殺がひどいと、米国の国内世論が沸騰すると、イスラエルにラファ攻撃は控えるようにと忠告。
お、アメリカもけっこうまともじゃんと、NHKは大喜びで、それをしつこく報道し、じっさいには虐殺の片棒をかついだ。
ネタニヤフさんは聞く耳を持たず、虐殺を継続する。
お父さんが死んじゃったーと叫ぶ血まみれの子供の声を聞いて、こころを動かされないほうがおかしい。
大学生たちのストが相次ぐと、これでは大統領選挙に影響が出そうというので、バイデンさんはイスラエルに弾丸は送らないと言い出した。
といっておきながら、ICCが乗り出すと、またイスラエル擁護だ。
これはダブスタだと、馬鹿でも、NHKでもわかる。
選挙民と献金をしてくれる企業の顔を、つねにうかがいながら判断しなければならない民主主義国の、そういうアメリカの欠点がこれだ。
日本人の赤根トモコおばさんはどう出るか。
ハマスの幹部も同時に指名手配して、ICCが西側寄りの組織だということを証明してるのに、アメリカを怒らせてしまった。
もうアメリカもバイデンさんも日本もNHKも、そしてICCまでみんな迷走中。
ヘタな喜劇よりよっぽどおもちろい。
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