わたしの時代
唐十郎さんが亡くなったって。
といわれても、わたしにはまるで縁のなかった人である。
わたしの青春はもろに唐十郎の状況劇場、寺山修司の天井桟敷などとかぶさっていて、紅テントだけなら新宿の花園神社で見たこともあるからもったいないことをしたものだ。
ただ当時のわたしは映画ばかりに凝っていて、演劇にはあまり興味がなかった。
唐十郎さんについては、わたしの時代が日本ルネッサンスであったことを証明する人というか。
わたしの人生はさまざまな機縁が衝突する不思議な時代だったんだよねえ。
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