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2024年5月 9日 (木)

欺瞞がいっぱい

今日もニュースの裏側を推察し、世間の欺瞞をあばこう。
アメリカがイスラエルへの弾薬供与を一時停止だって。
ふうん、アメリカもイスラエルのやり方に眉をひそめてんだねえと思う人は、世間に珍しくない凡人。
またバイデンさんの選挙目当ての対応のひとつだろうと思う人は、ものごとの裏まで推察できる鋭い人だ。
弾薬供与をを恒久的に止めるってのならわかるけど、一時停止だからね、アメリカの大統領選挙が終わるまでの。
NHKだってわかってんだろうけど、ここはしらばっくれて、アメリカもイスラエルの方針に反対してると、世間をだまくらかすために片棒をかつぐのだ。

ゼレンスキーさんの暗殺を謀ったというんで、ウクライナが国家安全保障局の隊長ふたりを逮捕したそうだ。
眉につばをつけて見る必要があるな。
ロシアが本気でゼレンスキーさんを暗殺する気ならとっくにやってるんじゃないか。
まえにオデッサ視察中のゼレンスキーさんのすぐ近くにミサイルが落ちたことがあるけど、微妙な位置でけが人も出なかった。
わたしゃあれをロシアの示威行動じゃないかと思ってんだけどね。
プーチンが死ねばロシアは困る、しかしゼレンスキーさんを殺しても日本の岸田クンを殺ったていどの効果しかないし、ロシアにとっては逆効果だよ。
つまりこれも世界から忘れられないようにとの、ウクライナのプロパガンダだろうな。

ベラルーシでは戦術核を配備した場合の訓練を始めたそうだけど、ルカシェンコ大統領も防衛のためだといっている。
いまはヘタをするとフランス、英国がウクライナに軍を派遣しようかというときだから、ベラルーシの心配は杞憂じゃない。
にもかかわらずNHKはEUに侵攻する準備だという。
これだけ戦争が長引いてプーチンも手を焼いているのに、もうひとつ戦争をかかえこみたいと考える指導者がいるか。
EUも条件は同じという人がいるかも知れないけど、EUのほうには何がなんでもウクライナを負けさせたくないという事情がある。
いま危機が迫っているのはEUによるロシア(およびベラルーシ)への侵攻のほうなのだヨ。

『アルメニア、ロシア主導の軍事同盟への資金拠出を停止 隠せぬ不信感』
こんなネット報道の見出しも見かけたけど、ソースは、いまやヘタな右翼より日本政府寄りになったデジタル朝日新聞だ。
いささかオーバーじゃないか。
アルメニアは資金の拠出を停止したかも知れないけど、たしかまだロシア主導の軍事同盟からは抜けてないんじゃなかったっけ。
アルメニアだって最近の風潮をみれば、西側とBRICSの中間に立ち、態度をあいまいにして、両方からいただけるものはいただくと考えるさ。

態度があいまいの実例をもうひとつ。
昨日のNHK国際には太平洋の島しょ国家であるフィジーやツバル、ソロモン諸島などが取り上げられていた。
どっちについても影響のない小さな島国ばかりだけど、日本とアメリカ(とNHK)の必死ぶりを見ていると、足もとを見られるんじゃないかと心配だ。
島しょ国家にとっては千載一遇のチャンス。
太平洋フォーラムの事務局長もいってたけど、島のほうじゃたくさん援助してくれるならどっちでも構わんと思ってんだろうねえ。
米中対立の最前線だなんて騒いているのはNHKだけだよ、きっと。

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