ブリンケン回顧録
トランプさんの閣僚だったボルトンさんの回顧録を読んだことがあって、なかなかおもしろかった。
政治の裏話を、その政治の当事者が、まだ料理が冷めないうちに語るのだから、わたしの知りたいことも多々あって、おもしろくないわけがない。
今度わたしが読みたいのはブリンケンさんの回顧録だね。
ウクライナ戦争が終わり、バイデンさんが失職すれば、その右腕だった彼もいつか回顧録を書くことになるだろう。
国務長官という職責から、在任中はバイデンさんに楯突くわけにはいかなかったけど、辞めたあとなら、これまでの積もり積もった不満をぶちまけることができる。
ウクライナ戦争では彼はまったくわたしの反対の立場だったけど、イスラエルの問題ではなんとかネタニヤフさんを翻意させようと、目の下にクマまで作って走りまわった。
さんざんブリンケンさんを揶揄してきたわたしでさえ、憔悴しきった彼の顔を見て、いくらか同情しようって気になってしまったくらいだ。
あるときはウクライナとバイデンさんの間に、またあるときはイスラエルとバイデンさんの間に挟まれて、その苦労は並大抵のことじゃなかったはずだから、回顧録はきっとおもしろいに違いない。
彼がいかにバイデンさんの下で苦労したか、ぜひ本人の口から聞いてみたいものである。
残念なのは本が発売されるまで、わたしが生きていられるかってことだな。
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