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2024年6月14日 (金)

なりふり構わず

もうなりもふりも構わないという今回のG7。
落ち目のトップばかりが雁首そろえて、ウクライナ支援を継続することで歩調を合わせたって。
仲良しクラブでまとめたアイディアが、制裁によるロシア資産の利子を没収して、ウクライナ支援に充てるということ。
法的に問題アリじゃないのという仲間の意見もものかわ、ほかに方法がないもんだから、強引にこれで話をまとめた。
プーチンは今日の時点では対抗策をとってないけど、とられたら困るというG7のメンバーもあるようだ。

だいたいなんでそこにゼレンスキーさんがいるの?
もはやウクライナ戦争でウクライナは名前を貸しているだけ、戦争は完全にG7とロシアの戦いに移行している。
メンツがからんで止めるにやめられないのがいまのG7だ。
こんな状況を、戦争開始時にいったいだれが予想しただろう。
岸田クンなんかやらんでもいいのに、ウクライナの難民を引き受けましょうと安請け合いした。
日本にウクライナ美人が増えてくれるなら異論はないけど、オレがオレがという粗忽な態度が許せないね。
いま自民党の支持率が最低というのも、自民党が悪いんじゃない、なにも考えずに、アメリカにしがみついていさえすれば間違いないという、見通しのあまい総理の姿勢のせいだろう。

『中露蜜月はなぜ堅固なのか? プーチンは習近平にスパイ極秘情報を渡していた』
なんてネットニュースの見出しを見たけど、スパイ情報なんてどうせ証拠がないんだろう。
それよりアメリカが中国のEVに100%の関税という記事を見れば、米国が中国に難癖をつけたがっていることはアホにもわかる。
ロシアが片づけば、つぎは中国ということもアホにでもわかる。
中国はロシアに代理戦争を戦ってもらっているようなもので、蜜月が堅固になるのは当然じゃないか。

同じウソでももっと上手につけないものか。
わたしがバイデンさんなら、中国をおおいに持ち上げ、もちろんEVは無関税で輸入し、ウクライナ戦争の決着がつくまで相手を油断させておいて、ロシアを片づけてからおもむろに中国と対峙する。
この程度の脳みそもないのか、アメリカ大統領には。
ないわけじゃあるまい。
これが民主主義国家の悲しいところで、つねに国民の顔をうかがわなければならない。
国内のいろんな勢力にまんべんなく色目を使わなければならない。
相手をおだてて油断させるなんて悠長なことはいってられないのだ。
とにかくここんところの西側は、なりもふりも構わないというわたしの見立てはおかしいかね。

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