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2024年7月24日 (水)

じっさいには

YouTubeでよく顔を見る高橋洋一サンと、もと自衛官という山下裕貴という人の対談を観た。
トランプさんの狙撃事件についてということだけど、これでわかったのは、洋一サンは小銃のことにまったく詳しくないということ。
山下さんのほうはもと自衛官だっただけに、小銃やその射撃にも詳しく、彼の見立てはわたしと同じようなものだった。

小銃による狙撃というと、ゴルゴ13の影響などで、かならずスコープがついていると思う人がいるらしいけど、トランプさんの狙撃ではそんなものはついてなかった。
犯人は小銃についている照星と照門だけで、肉眼でトランプさんを狙ったことになる。
これでも140メートルの距離なら、ちょっと腕のいい狙撃手なら当てることは不可能ではない。
しかし連射は不可能だと山下さんもいっていた。
銃というのは発射すると反動で跳ね上がってしまい、連射で2発目以降は的をしぼれるものではない。
もと自衛官のわたしも200メートル離れた的への訓練射撃は何度もやったけど、この場合は単発射撃で、しかも2発目を撃つまでに間があるから、動かない標的にあらためて狙いをつけることができた。
今回のようにトランプさんがとっさに床に伏せてしまったら、2発目以降はもはやメクラ撃ちといっしょだ。
暗殺が目的の狙撃では、あくまで最初の1発で、つまり1発必中で殺せるかどうかが勝負なのである。

ミステリー仕立てにするには、どうやって一般人の中から、トランプさん狙撃を請け負う人間を見つけ出したのかということだけど、なんせアメリカのことだから、日ごろから世間に不満を持つヤケッパチ人間をファイルしてあったのかも知れない。
わたしも若いころから女にモテないというひがみ特性を備えていたから、そういうファイルに綴じ込まれていた可能性もあるな。
洋一サンと山下さんの対談をみても、そんなのありかよって、ますます疑念が深まっただけ、そしてわたしも解説者が勤まるなって、ますますうぬぼれが強まっただけだわサ。
なんでNHKはこういう在野の知識人をほうっておくのかね。

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