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2024年7月23日 (火)

互助精神

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ベランダから花壇を見下ろしたら、花のあいだから、スズメのような小鳥が飛び立っていった。
それを見てつくづく自然の助け合いの精神を思わないわけにはいかなかった。

先日ヒマワリの花や葉を食い荒らす害虫のことを書いたけど、イモムシやバッタやテントウムシダマシにしても、ヒマワリばかり食べているわけじゃない。
腹を減らした彼らは、おそらく雑草も食べているだろう。
そうやって食べまくっていると小鳥がやってきて、彼らをヒナの餌にすべく、ひょいひょいとつまんでいく。
かりにわたしが殺虫剤でも撒いて害虫を残らず駆除したらどうなるか。
今度は小鳥のヒナたちが飢える。
自然界にはそんなことは数えきれないほどあって、そのたびに絶滅寸前におちいったり、じっさいに絶滅した野生動物もいたかも知れない。
つまり人間がやるのは、あまり害虫が増えすぎた場合だけ、彼らを減らす工夫をすればいわけだ。
ヒマワリの食害は多いけど、さいわいまだまだ健全な葉はそれ以上に多い。
葉をぜんぶ食べ尽くすまえに、害虫の多くが小鳥やカマキリなど、他の動物の餌になっているに違いない。
これこそ天然界の助け合いの精神というもので、わたしみたいな素人の園芸家が、花のつき具合に一喜一憂する必要はないんだよ。
いえ、けっしてずぼらの言い訳ではアリマセン。

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