和平への道
ハンガリーのオルバン首相がプーチンと会ってきた。
ハンガリーはいまEUの議長国でもあるので、勝手にロシアとウクライナの和平を仲介するのではないかと、EUやNATOは戦々恐々だ。
オルバンさんは、戦争を終わらせるのには、東部4州の割譲しかないと考えている。
これはわたしがずっとむかしからいい続けてきたことでもある。
そもそも戦争の原因が、要衝のクリミア半島をおまけにつけたまま、ウクライナをNATOに渡すわけにはいかないということだったのだ。
オルバン首相も、アメリカのトランプさんも、和平の条件はそれしかないと思っているのだろう。
しかし日本の公共放送は、ウクライナにはぜったい呑めない和平案だと決めつける。
ぜったい呑めないことだろうか。
上記の土地さえ割譲すれば、ウクライナの主権は守られ、ゼレンスキーさんがそのまま大統領を続けたってかまわない。
ようするにあとはウクライナ自身の問題だと、プーチンはそれ以上のことは要求しない。
これしかないと思う。
もちろんゼレンスキーさんは、その後のウクライナの選挙いかんで、ヘタすれば自国民から縛り首だから、彼には受け入れられないのだ。
日本にとってもこのままウクライナ戦争が終わってしまったら、台湾有事までなんとか西側の結束を守ろうという目論見に穴があく。
極右の台頭めざましい欧州では、ウクライナに金を使うくらいなら、自分の国に使えという主張が多くなってくる。
ゼッタイに和平が実現しては困るのは、ウクライナ(のゼレンスキーさん)と日本だけになった。
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