特派員たち
前項の続きみたいになるけど、上海協力機構の会議が開かれているカザフスタンから、NHKの特派員がふたり(中国とロシア担当)が報告していたけど、洞察力、つまり一を見て十を知るという能力がないのにはあきれた。
中国の立場について、ロシアに支援はしているものの、経済が不調なときだから、欧米との経済関係も無視できず、むずかしい立場にあるという。
さあ、またみなさんに自分の頭で考えてもらおう。
アメリカがぶっつぶしたい本命は中国なのだ。
放っておけば自国が戦争の矢面に立たなければならなくなる。
そういうときに欧米の制裁を受けて、海外の資本から総スカンされることを心配するバカがいるか。
ロシアに対する経済支援だけでも、もはや欧米との円満な交易は不可能だろうから、中国はとっくに肝っ玉を据えているはずだ。
ここはなんとしてもロシアの応援をして、自国の盾になってもらうしかないと。
だいたい中国が不景気で困っているという見方そのものがおかしい。
上海ではあいかわらず若者たちが街に繰り出しているし、フランス南部〜上海まで直行便が就航して中国人がフランスに押し寄せているところだし、つい先日も中国は月の裏側まで探査機を飛ばしたし、欧米が撤退したおかげで、EVだけではないあらゆる商品のロシアでの販売が好調だ。
今回の上海協力機構のメンバー国のほとんどが、日本がダメなら中国の品物でもいいやという国ばかりなんだよ。
それだけの購買人口がいるのに、中国が困っているというのはどこから出てきたハナシなのかね。
こういう現実には目もくれず、中国はむずかしい立場であると報告するんだから、特派員の須田クンと辻クンはそろいもそろって洞察力に欠けるというんだ。
もちろん彼らは上からそういえと指示されている哀れなサラリーマン特派員なんだろうけど、彼らがそうなんだから、今回はわたしも表面にあらわれている部分だけで、彼らを評価してみました。
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