真実は
『ロシア、和平交渉を当面見送り』
おとといあたりのネットニュースの見出し。
最近ロシアが和平交渉なんかしてたっけ?
パレスチナの間違いじゃないかと確認しているうち、この件がひとり歩きしてしまっていた。
どうやら交渉が進展しないのはロシアのせいだといいたいらしい。
プーチンの主張は一貫している。
クリミア半島と、そこに通じる陸上の回廊である東部4州を割譲せよ。
和平の条件はそれだけだ。
ゼレンスキーさんの主張も一貫している。
ひとかけらの土地も渡さない、ロシアは軍をまとめて出ていけ。
これでは交渉になるはずがない。
なぜか戦争の当事者でもないNHKまでが、それはウクライナの敗北に等しいなどと騒いで、ゼッタイに認められないと言い出す。
どちらかが折れないかぎり和平の交渉はあり得ないから、ここしばらく交渉はなかったはずで、また日本のメディアの未確認情報だったのだろう。
2、3日まえにどこかで、プーチンは訓練の行き届かない若い徴集兵を前線には出さず、危険ではない国境警備などに起用しているというニュース記事を見た。
今朝のニュースでは、ウクライナ軍のゲリラ侵攻で、クルスクにいた10代後半の兵士が戦争にまきこまれたというものがあった。
これでわかった。
ウクライナ軍がやすやすと国境を越えられたのは、米軍などの手引きで、そういう新兵ばかりの、守りの手薄なところを狙ったのだろう。
そうじゃないという人がいるかな。
それならなんで緩衝地帯を、そんな見当はずれのところに設置しようというのか、説明してみてくれ。
今回の越境攻撃は、ゼレンスキーさんのいう通り、捕虜をできるだけたくさん確保して、和平交渉を有利に進めようというのだろう。
国境に配備されていた新兵こそいい迷惑だけど、交換要員として捕まったのなら、それほど心配はいらない。
ついにゼレンスキーさんまで和平のことを考えるようになったのなら、いい傾向だ。
彼らはもうすぐ解放されるに決まっている。
なんでもいいから、さっさとヤメロ、この戦争。
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