« 中国の旅/再見、カシュガル | トップページ | 将来性 »

2024年8月30日 (金)

どちらが大国か

どちらが大国だろう。
靖国神社に落書きをした中国人が、中国で当局に拘束された。
犯人は最近世界のどこでも増えているインフルエンサー、つまり世間の目を引くことで登録者を増やそうというユーチューバーだったそうだ。
日本でもこのあいだの都知事選挙にいたよなあ、こういう馬鹿が。
それはともかく、中国は大国にふさわしいおとなの対応をとった。
日本を嫌うのは勝手だけど、政府はそんなことをしてくれと頼んでない。
よその国に行って、その国に迷惑をかけるやつがいるかと、見せしめのために逮捕だ。

福島の海産物の輸入禁止にしても、これは日本のほうに落ち度がある。
このあいだまで汚染水だということで陸上に保管していたものを、特別な汚染除去方法が確立されたわけでも、そういう処置がされたわけでもないのに、置く場所が満杯になったから海に戻しますでは、納得する国があるわけがない。
IAEAの保証つきだといっても、そのIAEAが西側寄りの機関であることをウクライナ戦争で露呈ずみだ。

それなのに中国が日本産海産物の輸入禁止をするのはケシカランという。
しかしこれは安全がどうのこうのというより、もはや政治問題だ。
日本の食べものの安全基準が厳しいことは中国にもわかっているはずだから、日本が対立を煽るようことをしなければ、とっくに輸入制限も解除されているのではないか。
福島の漁師さんたちの期待を裏切ってばかりいないで、日本ももう少し融和的な政策を取れないもんかね。

領空侵犯でも、中国はことを荒立てるつもりはないみたいだし、たんなるミスではないかというのは、日本のもと自衛隊の幹部もいっている。
もはや日本の国会議員のひとりにしか過ぎない二階さんが中国を訪問すれば、なんで習近平さんが会談しないのだと文句をいうのは日本の野次馬だ。
このあいだのパリオリンピックでは、中国語に堪能で、中国でもひじょうに人気のある石川佳純選手が、中国選手に中国語でインタビューしていた。
こうしたことを鑑みると、中国のほうが国をあげて反日キャンペーンをしてないことはあきらかなのに、なんで日本政府は日本の企業や一次生産者など、日本国民を困らせることばかりするのか。
やっぱし台湾有事かね。
日本の再軍備かね。
それほど戦争に持っていきたいのか。

| |

« 中国の旅/再見、カシュガル | トップページ | 将来性 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 中国の旅/再見、カシュガル | トップページ | 将来性 »